
35mmレンズおすすめ4選!35mm換算の考え方や50mm・40mmとの違いも解説




35mmレンズは、人物と背景を一緒に写しやすく、日常のスナップから旅行まで幅広い撮影に使えるレンズです。50mmより広い範囲を写せる一方、24mmなどの広角レンズほど遠近感が強調されにくいため、初めての単焦点レンズとしても人気があります。ただし、同じ35mmレンズでも、フルサイズとAPS-Cでは写る範囲が変わります。35mm判換算の考え方を知らずに購入すると、思っていたより画角が狭く、室内や旅行先で使いにくいと感じるかもしれません。この記事では、35mmレンズの特徴や35mm判換算の考え方、35mm・40mm・50mmの違いを解説します。さらに、Sony・Canon・Nikonの35mm単焦点レンズと、35mmから始まるTamronのズームレンズを比較し、撮影スタイルに合ったレンズの選び方を紹介します。
この記事のサマリー

35mmレンズは、人物だけでなく周囲の風景も画面に収めやすく、街歩きや旅行、家族写真などに使いやすい焦点距離です。被写体との距離を変えることで、背景を広く写した写真から人物中心の写真まで撮影できます

APS-Cカメラに35mmレンズを装着すると、35mm判換算で約52.5〜56mm相当の画角になります。フルサイズの35mmと同じ画角を求める場合は、APS-C用の約22〜23mmのレンズが目安です

35mm・40mm・50mmでは、写る範囲や被写体との距離が異なります。背景も含めて撮りたいなら35mm、人物を中心に撮りたいなら50mm、その中間の画角を求めるなら40mm前後がおすすめです

35mmレンズを選ぶときは、開放F値や手ブレ補正に加え、最短撮影距離と最大撮影倍率も確認しましょう。花や雑貨など、小さな被写体をよく撮る人には、近接撮影に強いレンズが便利です

今回はSony FE 35mm F1.8、Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM、Nikon NIKKOR Z 35mm f/1.8 S、Tamron 35-150mm F/2-2.8を紹介します。それぞれ対応マウントや重量、撮影できる範囲が異なるため、自分のカメラと用途に合わせて選びましょう
35mmレンズとは?焦点距離と画角、35mm換算の考え方

35mmレンズとは、焦点距離が35mmのレンズのことです。フルサイズカメラでは広角レンズに分類されることが多く、人物と一緒に街並みや室内の様子を写したい場合に適しています。
焦点距離はレンズに記載されている「◯mm」という数字で、一般的には数字が小さいほど広い範囲が写り、大きいほど写る範囲が狭くなります。
たとえば24mmは広い風景や建物を撮りやすく、50mmは人物や身近な物を中心に写しやすい焦点距離です。その間にある35mmは、背景を取り入れながら主役も見せたい撮影に向いています。
ここで覚えておきたいのが「35mm判換算」です。35mm判換算とは、センサーサイズが異なるカメラで写る範囲を比較するために、フルサイズカメラの焦点距離に置き換えて表す方法を指します。
同じ35mmレンズでも、センサーサイズの小さいAPS-Cカメラに装着すると、フルサイズより写る範囲が狭くなります。ただし、レンズ自体の焦点距離が変わるわけではありません。
35mm判換算は「実際の焦点距離×クロップ係数」で求められます。クロップ係数はセンサーサイズによって異なり、ソニー・ニコン・富士フイルムのAPS-Cでは約1.5倍、キヤノンのAPS-Cでは約1.6倍です。
センサーサイズ | 35mmレンズ装着時の換算画角 | 35mm相当の画角に必要な焦点距離 |
|---|---|---|
フルサイズ | 35mm相当 | 35mm |
APS-C(ソニー・ニコン・富士フイルム) | 約52.5mm相当 | 約23mm |
APS-C(キヤノン) | 約56mm相当 | 約22mm |
たとえば、ソニーのAPS-Cカメラに35mmレンズを装着すると、35mm判換算で約52.5mm相当の画角になります。フルサイズの35mmよりも狭い範囲が写るため、人物や身近な被写体を中心に撮りたい場合に使いやすいでしょう。
逆に、APS-Cでフルサイズの35mmと同じ画角を求める場合は、約22〜23mmのレンズを選びます。
旅行先の建物や室内の集合写真を撮りたい人は、センサーサイズと換算画角を必ず確認しましょう。35mmという数字だけで選ぶと、想像していたよりも狭く感じる場合があります。
35mmレンズの選び方:換算画角・明るさ・近接性能を確認
35mm前後のレンズは種類が多く、同じ焦点距離でも開放F値や手ブレ補正、被写体に近づける距離などが異なります。購入前に確認したいのは、対応マウントと換算画角、暗い場所での撮りやすさ、近接撮影の性能です。普段よく撮る被写体を考えながら、それぞれの違いを確認していきましょう。
選び方1. 対応マウントと35mm判換算の画角を確認する
交換レンズは、カメラとレンズの接続部分である「マウント」が一致していなければ、基本的にそのまま装着できません。ソニーEマウント、キヤノンRFマウント、ニコンZマウントなど、メーカーや機種によって対応するレンズが異なります。まずは使用しているカメラのマウントを確認しましょう。
次に、35mm判換算の画角を考えます。フルサイズの35mmは人物と街並みを一緒に写しやすく、旅先の風景や日常のスナップに適しています。一方、APS-Cでは50mm前後の標準画角になるため、人物の表情や身近な物を中心に撮る用途で使いやすくなります。
普段使っているズームレンズがあれば、焦点距離を35mmや50mmに合わせて撮影してみるのもおすすめです。実際に写る範囲を比較すると、自分に必要な画角を判断しやすくなります。
選び方2. F値と手ブレ補正は夜間や室内での撮影を考える
開放F値は、レンズが取り込める光の量に関わる数値です。F1.8のように数字が小さいレンズは、F2.8やF4のレンズより多くの光を取り込めます。そのため、同じ撮影条件ならシャッタースピードを速くしやすく、暗い室内や夕方の撮影でも使いやすいのが特徴です。
また、F値を小さくするとピントが合って見える範囲が狭くなり、背景をぼかした写真も撮影しやすくなります。ただし、ボケの大きさは焦点距離や撮影距離、被写体と背景の距離によっても変化します。
手ブレ補正にはレンズ内補正とボディ内補正があり、対応状況は製品によって異なります。静止画ではシャッタースピードが遅い場面で手ブレを軽減できますが、動いている人物などの被写体ブレは防げません。
動画の歩き撮りでは、電子手ブレ補正などカメラ側の機能も関係します。夜間や室内、動画の撮影が多い人は、レンズとカメラ本体の両方を確認しておくとよいでしょう。
選び方3. 最短撮影距離と最大撮影倍率で近接性能を比較する
35mmレンズは人物や風景だけでなく、花や雑貨など身近な被写体の撮影にも使えます。ただし、どこまで近づいて撮れるかはレンズによって異なります。確認したいのは、最短撮影距離と最大撮影倍率です。
最短撮影距離は、カメラのセンサー位置から被写体までの距離を表します。最大撮影倍率は、被写体をセンサー上にどれくらい大きく写せるかを示す数値です。たとえば最大撮影倍率0.5倍のレンズなら、被写体を実物の半分の大きさでセンサー上に写せます。アクセサリーの細かな部分や花びらの質感などを撮影する際に便利です。
一方、料理撮影では被写体に近づけることだけが重要ではありません。35mmで近距離から撮影すると遠近感が強調されるため、料理そのものを自然な形で写したい場合は、35mm判換算で50〜100mm前後のレンズも候補になります。
35mm・50mm・40mmの違い:撮影距離と背景の入り方を比較
35mm・40mm・50mmは、いずれも日常の撮影に使いやすい焦点距離ですが、写る範囲が異なります。また、被写体を同じ大きさで写す場合は、焦点距離によって必要な撮影距離も変わります。
フルサイズで比較すると、35mmは背景を広く取り入れやすく、50mmは被写体を中心に構図を作りやすい画角です。40mmはその中間にあたり、35mmでは広すぎると感じる場合や、50mmでは狭く感じる場合に選択肢になります。
焦点距離 | 写る範囲の特徴 | 向いている撮影 |
|---|---|---|
35mm | 背景を広めに取り入れやすい | 街歩き、旅行、環境ポートレート |
40mm | 35mmと50mmの中間 | 日常スナップ、人物、家族写真 |
50mm | 被写体を中心に構図を作りやすい | ポートレート、小物、料理 |
※フルサイズカメラで使用した場合の比較です。
35mmと50mmでは、同じ被写体を写すときの距離が変わる
35mmと50mmの大きな違いは画角です。同じ位置から人物を撮影すると、35mmのほうが広い範囲を写せるため、周囲の建物や風景も画面に収められます。たとえば旅行先で人物と観光地の建物を一緒に撮りたいなら、35mmが便利です。背景に何があるのかが分かりやすく、訪れた場所の様子も写真に残せます。
一方、50mmは35mmより写る範囲が狭く、人物を大きく写したり、背景にある余計なものを画面から外したりしやすい焦点距離です。ただし、狭い室内では被写体との距離を十分に取れず、全身や複数人を収めにくい場合があります。
また、同じ大きさで人物を写すには、35mmのほうが50mmより被写体に近づく必要があります。顔を近距離から撮影すると鼻など手前の部分が大きく見えやすいため、自然な顔の形を重視する場合は撮影距離にも注意しましょう。
背景のボケ方はF値だけでなく撮影距離でも変わる
背景をぼかした写真を撮りたい場合は、焦点距離とF値の両方を確認しましょう。同じF1.8・同じ撮影距離で比べると、50mmのほうが背景を大きくぼかしやすい傾向があります。
ただし、被写体を同じ大きさで写すために撮影距離を変えると、ボケの差も変化します。焦点距離だけでボケの大きさが決まるわけではありません。35mmは周囲の風景も写しやすいため、家族が過ごす部屋の様子や、旅先の街並みを背景にした人物写真に向いています。
一方、人物を中心に見せたいポートレートでは50mmが使いやすい場合があります。背景をさらに大きくぼかしたい場合は、85mm前後の中望遠レンズも比較するとよいでしょう。
同じ被写体でも焦点距離や撮影距離によって写真の印象は変わります。ズームレンズを持っている場合は、35mmと50mmで撮り比べてみると違いを理解しやすくなります。
40mm前後は35mmと50mmの中間で、日常のスナップに使いやすい
40mm前後は、35mmより写る範囲が少し狭く、50mmより広い焦点距離です。人物と背景の両方を取り入れたい日常のスナップや家族写真で使いやすい画角といえます。35mmでは背景に余計なものが入りやすく、50mmでは被写体から離れる必要がある場合に、40mmが使いやすいこともあります。
たとえばソニーEマウントにはFE 40mm F2.5 G、ニコンZマウントにはNIKKOR Z 40mm f/2があります。どちらも比較的コンパクトな単焦点レンズで、持ち歩きやすさを重視する人に向いています。
なお、40mmもAPS-Cカメラに装着すると写る範囲が狭くなります。ソニーやニコンのAPS-Cでは約60mm相当の画角になるため、フルサイズと同じ感覚で使えるわけではありません。35mm・40mm・50mmのどれを選ぶか迷った場合は、よく撮る被写体と撮影する場所を基準に比較してみましょう。
Sony・Canon・Nikon・Tamronの35mm前後レンズ比較早見表
ここでは、35mm単焦点レンズ3本と、35mmから150mmまでをカバーするズームレンズ1本を比較します。今回紹介するレンズは対応マウントが異なるため、購入前に自分のカメラに装着できるか確認してください。
製品名 | 対応マウント | 特徴・おすすめポイント |
|---|---|---|
Sony FE 35mm F1.8(SEL35F18F) | ソニーE | 約280gと軽量。最短撮影距離0.22mでスナップや小物の撮影に使いやすい |
Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM | キヤノンRF | 最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロとレンズ内手ブレ補正を搭載 |
Nikon NIKKOR Z 35mm f/1.8 S | ニコンZ | 解像性能や逆光耐性を重視したS-Lineの35mm単焦点 |
Tamron 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD(A058) | ソニーE・ニコンZ | 35〜150mmをカバーする明るいズーム。人物やイベント撮影に向く |
Sony FE 35mm F1.8は軽さと近接性能を重視する人、Canon RF35mm F1.8は花や雑貨などを大きく写したい人に向いています。画面周辺までの描写を重視するなら、Nikon NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sも候補になるでしょう。
一方、Tamron 35-150mmは単焦点ではありませんが、35mmの画角から望遠まで1本で撮影したい人に適しています。ただし、重量は約1.2kgあるため、気軽に持ち歩く35mm単焦点とは用途が異なります。
Sony FE 35mm F1.8(SEL35F18F)軽量で近接撮影にも使いやすい35mm単焦点

Sony FE 35mm F1.8は、ソニーEマウント用のフルサイズ対応単焦点レンズです。重量は約280gと軽く、カメラに装着したまま長時間持ち歩きやすいため、旅行や街歩きで使う35mmレンズを探している人に向いています。
開放F1.8の明るさに加え、最短撮影距離0.22m、最大撮影倍率0.24倍の近接性能を備えているのも特徴です。人物や風景だけでなく、花や雑貨などの小さな被写体にも近づいて撮影できます。
最短撮影距離0.22mで花や雑貨などの小物も撮りやすい
FE 35mm F1.8は、街歩きのスナップだけでなく、被写体に近づいた撮影にも対応しています。最短撮影距離は0.22m、最大撮影倍率は0.24倍で、花や雑貨、子どもの手元などを比較的大きく写せます。35mmは50mmより広い範囲を写せるため、小物を中心にしながら周囲の様子も残した写真を撮影できます。
たとえば旅先で見つけた雑貨を背景の街並みと一緒に写したり、子どもが遊んでいる様子を周囲の風景も含めて撮影したりする使い方に向いています。開放F1.8の明るさがあるため、室内や夕方など光が少ない場所でもシャッタースピードを速くしやすいのが特徴です。被写体に近づけば背景をぼかした写真も楽しめます。
ただし、料理を大きく写す場合は、35mm特有の遠近感が気になることもあります。料理そのものを自然に見せたいなら、35mm判換算50〜100mm前後のレンズも候補にするとよいでしょう。
APS-C装着時は52.5mm相当の標準画角になる
FE 35mm F1.8をフルサイズのαシリーズに装着すると、35mmの広角寄りの画角で撮影できます。一方、APS-Cのαシリーズでは35mm判換算で約52.5mm相当となり、標準レンズに近い写る範囲になります。人物の表情や身近な物を中心に撮る場合は使いやすいものの、室内で複数人を写す際には狭く感じられるかもしれません。
レンズ内手ブレ補正は搭載されていないため、使用するカメラにボディ内手ブレ補正があるかも確認しましょう。特にα6400など、ボディ内手ブレ補正のない機種では、暗い場所でのシャッタースピードに注意が必要です。約280gと軽量なので、長時間の街歩きや旅行でも持ち歩きやすく、初めての35mm単焦点としても選びやすい製品です。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | FE 35mm F1.8(SEL35F18F) |
発売日 | 2019年8月30日 |
対応マウント | ソニーEマウント |
対応センサーサイズ | フルサイズ・APS-C |
焦点距離・開放F値 | 35mm F1.8 |
35mm判換算 | フルサイズ:35mm相当 / APS-C:約52.5mm相当 |
手ブレ補正 | なし(レンズ内) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.22m / 0.24倍 |
フィルター径 | 55mm |
重量 | 約280g |
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Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM マクロ撮影と手ブレ補正に対応した35mm単焦点

Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STMは、キヤノンRFマウント用のフルサイズ対応単焦点レンズです。35mmの使いやすい画角に、最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロと光学式手ブレ補正を組み合わせています。
最短撮影距離は0.17mで、花やアクセサリー、雑貨などの小さな被写体にも近づいて撮影できます。重量は約305gと比較的軽く、日常のスナップから旅行まで幅広く使えるレンズです。
最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロで細部まで大きく写せる
RF35mm F1.8 MACRO IS STMの特徴は、最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロ撮影に対応していることです。一般的な35mm単焦点より被写体を大きく写せるため、花びらやアクセサリーの装飾、雑貨の細かな部分などを撮影したい人に向いています。等倍マクロレンズのように、被写体を実物と同じ大きさでセンサー上に写すことはできませんが、身近な物を大きく撮りたい場合には便利な性能です。
また、35mmの画角を活かして、被写体だけでなく背景も含めた写真を撮影できます。旅先で見つけた小物を街並みと一緒に写したり、花を周囲の風景と組み合わせたりする撮り方も楽しめるでしょう。ただし、近接撮影ではピントが合って見える範囲が狭くなります。花や小物の全体をはっきり写したい場合は、少し絞って撮影するなどの調整が必要です。
光学式手ブレ補正を搭載し、室内や夕方の撮影にも対応
RF35mm F1.8 MACRO IS STMには、光学式手ブレ補正が搭載されています。EOS R使用時には、CIPA規格に準拠した測定でシャッタースピード換算5段分の補正効果が示されています。
光が少ない室内や夕方の風景など、シャッタースピードが遅くなりやすい場面で手ブレを軽減できます。また、近接撮影時の手ブレに対応したハイブリッドISも搭載しており、小さな被写体を手持ちで撮影するときにも役立ちます。
ただし、手ブレ補正の効果は使用するカメラや撮影条件によって異なります。動いている人物やペットなどを撮る場合は、シャッタースピードを十分に速くすることも大切です。F1.8の明るさも備えているため、背景をぼかした人物撮影にも使用できます。スナップと近接撮影の両方を楽しみたいキヤノンRFユーザーに適したレンズです。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | RF35mm F1.8 MACRO IS STM |
発売日 | 2018年11月 |
対応マウント | キヤノンRFマウント |
対応センサーサイズ | フルサイズ・APS-C |
焦点距離・開放F値 | 35mm F1.8 |
35mm判換算 | フルサイズ:35mm相当 / APS-C:約56mm相当 |
手ブレ補正 | あり(光学式IS、EOS R使用時5段分) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.17m / 0.5倍 |
フィルター径 | 52mm |
重量 | 約305g |
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Nikon NIKKOR Z 35mm f/1.8 S 解像性能と逆光耐性を重視した35mm単焦点

Nikon NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sは、ニコンZマウント用のフルサイズ対応単焦点レンズです。高い解像性能と逆光耐性を重視したS-Lineの製品で、風景や街並み、人物などを細部まで撮影したい人に向いています。
開放F1.8からの描写性能に加え、ナノクリスタルコートを採用していることも特徴です。強い光が画面に入る場面で発生しやすいフレアやゴーストを抑える設計となっています。
重量は約370gで、今回紹介する35mm単焦点3本の中では最も重い製品です。画質を重視しながら日常のスナップにも使用できる35mmを探している人には、候補になるでしょう。
ナノクリスタルコートでフレアやゴーストを抑える
NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sは、ナノクリスタルコートを採用しています。これはレンズ内部での光の反射を抑える技術で、逆光撮影時に発生するフレアやゴーストの軽減を目的としています。
35mmは街並みや風景を広く写せるため、太陽光や街灯などの強い光源が画面に入ることも少なくありません。逆光の人物撮影や夜の街並みなど、光源を含む構図で撮影するときに注目したい性能です。
また、9枚羽根の円形絞りを採用しており、絞り込んだ際もボケの輪郭が円形に近くなりやすい設計です。背景に街灯やイルミネーションがある人物撮影でも活用できます。ただし、フレアやゴーストの発生、ボケの形は撮影条件によって変わるため、実際の作例も確認して選ぶとよいでしょう。
画面周辺の描写も重視したい風景・スナップ撮影向け
35mmは人物だけでなく周囲の建物や風景も写しやすいため、画面の端まで細部を残したい場面があります。
NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sは、画面周辺までの解像性能に配慮した設計で、街並みや建築物、風景などの撮影にも適しています。人物を中央から外して背景を見せる構図でも、周囲の描写を重視した写真を撮れるでしょう。
最短撮影距離は0.25m、最大撮影倍率は0.19倍です。専用のマクロレンズほど大きくは写せませんが、花や雑貨などの身近な被写体にも近づいて撮影できます。レンズ内手ブレ補正は搭載されていないため、暗い場所で使用する場合は、ボディ内手ブレ補正の有無も確認しておきましょう。
なお、ニコンZマウントにはNIKKOR Z 35mm f/1.4やNIKKOR Z 35mm f/1.2 Sもあります。ボケの大きさを優先するのか、解像性能や重量とのバランスを重視するのかによって適した製品は異なります。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | NIKKOR Z 35mm f/1.8 S |
発売日 | 2018年9月28日 |
対応マウント | ニコンZマウント |
対応センサーサイズ | フルサイズ(FX)・APS-C(DX) |
焦点距離・開放F値 | 35mm F1.8 |
35mm判換算 | FX:35mm相当 / DX:約52.5mm相当 |
手ブレ補正 | なし(レンズ内) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.25m / 0.19倍 |
フィルター径 | 62mm |
重量 | 約370g |
みんなのカメラ 商品ページ |
NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sの近接性能や使い方については、
Tamron 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD(A058)35mmから望遠まで対応する大口径ズーム

Tamron 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD(Model A058)は、35mmから150mmまでを1本でカバーするフルサイズ対応のズームレンズです。開放F値は広角端でF2、望遠端でF2.8となっており、人物やイベント、旅行など幅広い撮影に対応できます。
35mm単焦点とは異なり、撮影位置を大きく変えずに画角を調整できることが特徴です。35mmで周囲の様子を写したあと、望遠側に切り替えて人物の表情を大きく撮影するなど、撮影シーンに合わせて使い分けられます。
ソニーEマウント用とニコンZマウント用があるため、購入時は対応マウントを確認しましょう。
35〜150mmのズームで人物やイベント撮影に対応
このレンズは35mmから150mmまでの焦点距離をカバーしており、広めの画角と望遠の両方を使えることが特徴です。35mm側では人物と周囲の様子を一緒に撮影し、望遠側では離れた位置から人物の表情や動きを大きく写せます。
たとえば発表会やイベントなど、撮影位置を自由に移動できない場面では、ズーム操作で構図を変えられることが便利です。レンズ交換の回数を減らせるため、撮影中に被写体から目を離す時間も短くできます。
また、開放F2-2.8と明るいズームレンズなので、背景をぼかしたポートレート撮影にも使用できます。35mmでは周囲の雰囲気を残した人物写真を、85mmや150mmでは人物を中心にした写真を撮影するなど、1本で異なる構図を楽しめるでしょう。
ただし、広角端が35mmなので、大きな建物の全体や広い室内を写したい場合には、24mmや28mm始まりのズームレンズのほうが適していることもあります。旅行で広い風景を撮影する機会が多い人は、必要な広角側の焦点距離も考えて選びましょう。
約1.2kgの重量と82mmのフィルター径に注意
Tamron 35-150mm F/2-2.8の重量は、ソニーEマウント用が約1,165g、ニコンZマウント用が約1,190gです。今回紹介する35mm単焦点3本と比べるとかなり重く、持ち歩きやすさよりも撮影できる焦点距離の広さを重視した製品といえます。
長時間の街歩きや旅行で使用する場合は、カメラ本体を含めた総重量も確認しておきましょう。レンズ自体が大きいため、バッグへの収納や持ち運び方も考える必要があります。
また、フィルター径は82mmです。55mmや62mmなどのフィルターを使用している場合、そのまま取り付けることはできません。保護フィルターやPLフィルターを使う人は、対応サイズを確認してください。
レンズ内手ブレ補正は搭載されていないため、暗い場所で手持ち撮影を行う場合は、ボディ内手ブレ補正の有無やシャッタースピードに注意が必要です。35mm単焦点の軽さとは異なる特徴を持つレンズですが、人物やイベントなどで複数の焦点距離を使いたい人には便利な選択肢です。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD(Model A058) |
発売日 | ソニーE用:2021年10月28日 / ニコンZ用:2023年9月21日 |
対応マウント | ソニーEマウント・ニコンZマウント |
対応センサーサイズ | フルサイズ・APS-C |
焦点距離・開放F値 | 35〜150mm F2-2.8 |
35mm判換算 | フルサイズ:35〜150mm相当 / APS-C:約52.5〜225mm相当 |
手ブレ補正 | なし(レンズ内) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.33m・1:5.7(広角端) / 0.85m・1:5.9(望遠端) |
フィルター径 | 82mm |
重量 | 約1,165g(ソニーE用) / 約1,190g(ニコンZ用) |
みんなのカメラ 商品ページ | 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD ソニーE用 / 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD ニコンZ用 |
35mmレンズの比較・選び方ガイド:撮影シーン別のおすすめ
35mm前後のレンズは、撮影する被写体によって重視したい性能が異なります。ここでは、今回紹介した4本について、撮影シーンごとの特徴を整理しました。
主な用途 | 向いているレンズ | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
街歩きスナップ・日常の記録 | Sony FE 35mm F1.8 | 約280gと軽量で、0.22mまで近づいて撮影できる |
旅行やイベントでレンズ交換を減らしたい | Tamron 35-150mm F/2-2.8 | 35〜150mmのズームで、人物や遠くの被写体にも対応 |
花・雑貨・小物を大きく撮りたい | Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM | 0.5倍のハーフマクロ撮影と光学式手ブレ補正に対応 |
風景や街並みを細部まで撮影したい | Nikon NIKKOR Z 35mm f/1.8 S | 解像性能や逆光耐性に配慮したS-Lineレンズ |
※使用できるレンズはカメラのマウントによって異なります。
日常のスナップが中心なら、カメラに装着したまま持ち歩ける軽さを重視するとよいでしょう。花や雑貨など小さな被写体を撮ることが多い場合は、最短撮影距離だけでなく最大撮影倍率も確認しておきたいポイントです。
一方、撮影場所を自由に移動できないイベントや発表会では、焦点距離を変えられるズームレンズが便利です。ただし、Tamron 35-150mmは約1.2kgあるため、旅行などで長時間持ち歩く場合は重さも考慮する必要があります。
35mmと50mmで迷ったときは、背景をどの程度写したいかを考えてみましょう。人物と一緒に周囲の風景を残したいなら35mm、背景に写るものを減らして人物を中心に撮りたいなら50mmが候補になります。
また、APS-Cカメラで35mm相当の画角を求める場合は、35mmレンズではなく約22〜23mmのレンズも比較してみてください。単純にレンズの焦点距離だけを見て選ぶより、自分のカメラで実際に写る範囲を確認することが大切です。
35mmでは広すぎて50mmでは狭いと感じる場合は、40mm前後のレンズも選択肢になります。普段使っているズームレンズで焦点距離を変えながら撮影すると、自分に合った画角を見つけやすくなるでしょう。
35mmレンズについてよくある質問
35mmレンズを選ぶ際は、初心者でも使いやすいのか、50mmとの違いは何かなど、気になることも多いでしょう。ここでは、35mmレンズの使いやすさやポートレート撮影との相性、50mmレンズとの選び分けについて、よくある質問に回答します。
35mmレンズは初心者にもおすすめですか?
35mmレンズは人物と背景を一緒に写しやすく、街歩きや旅行、家族写真など幅広い撮影に使えるため、初心者にもおすすめです。
ただし、単焦点レンズはズームできないため、被写体との距離を自分で調整する必要があります。購入前にズームレンズの35mm付近で撮影してみると、使いやすい画角か判断しやすくなります。
35mmレンズでポートレートは撮れますか?
35mmレンズでもポートレートは撮影できます。特に人物と背景を一緒に写す環境ポートレートに向いており、旅行先や街中での人物撮影にも便利です。
ただし、人物の顔に近づきすぎると遠近感が強調されることがあります。顔の形を自然に写したい場合は撮影距離を取り、50mmや85mm前後のレンズも検討するとよいでしょう。
35mmレンズと50mmレンズはどちらが使いやすいですか?
背景も含めて撮影したいなら35mm、人物や小物を中心に撮りたいなら50mmが使いやすい場合があります。
35mmは室内や旅行先で周囲の様子を写しやすい一方、50mmは背景にある余計なものを画面から外しやすい焦点距離です。どちらが適しているかは撮影場所や被写体によって変わるため、普段よく撮る写真を基準に選びましょう。
35mmレンズおすすめのまとめ
35mmレンズは、人物と背景を一緒に写しやすく、日常のスナップや旅行、風景、環境ポートレートなど幅広い撮影に使える焦点距離です。50mmより広い範囲を写せるため、撮影した場所の様子も写真に残したい人に向いています。
一方、APS-Cカメラでは35mm判換算で約52.5〜56mm相当となり、フルサイズよりも狭い範囲が写ります。購入前には使用するカメラのセンサーサイズと対応マウントを確認し、必要な画角に合うレンズを選びましょう。
今回紹介したSony FE 35mm F1.8は軽さと近接性能、Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STMはハーフマクロと手ブレ補正が特徴です。Nikon NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sは解像性能や逆光耐性を重視する人に向いており、Tamron 35-150mm F/2-2.8はレンズ交換を減らしたい撮影で便利です。
35mm・40mm・50mmでは写る範囲や撮影距離が異なります。普段よく撮る被写体や持ち歩く時間を考え、自分の撮影スタイルに合ったレンズを選んでみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
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