
【2026年版】Canon RF 35mm F1.8 マクロ IS STMのレビュー比較まとめ|画質・近接性能・競合レンズを解説





Canon RF 35mm F1.8 マクロ IS STMは、35mmの画角に開放F1.8の明るさ、最大0.5倍の近接撮影、光学式手ブレ補正を組み合わせた単焦点レンズです。街歩きや旅行、花や小物の撮影など、日常のさまざまな場面で使えます。一方で、等倍マクロではないこと、防塵・防滴に配慮した設計ではないこと、動画にオートフォーカス(AF)の駆動音が入り込む場合があることは注意点です。海外メディアの実機レビューをもとに、画質や操作性、撮影ジャンルごとの向き不向き、競合レンズとの違いを紹介します。
この記事のサマリー

35mm・F1.8・最大0.5倍の近接性能・光学式手ブレ補正を約305gの小型レンズにまとめており、街歩きから花や小物の撮影まで幅広く使えます

最短撮影距離は0.17mですが、最大撮影倍率は等倍ではなく0.5倍です。近接撮影で被写体に落ちるレンズの影や、雨・砂塵への対策にも注意が必要です

解像力や自然なボケを評価するレビューがある一方、開放時の細部の描写には評価の差があります。周辺減光や歪曲、色にじみは被写体に応じて確認しましょう

手ブレ補正は暗所の静物や近接撮影を支えますが、動く子どもなどの被写体ブレは防げません。動画電子ISを併用する場合は、撮影範囲が狭くなる点にも留意してください

予算と軽さならRF 50mm F1.8 STM、人物や撮影距離を重視するならRF 85mm F2 マクロ IS STMが比較候補です。同じ35mmの上位モデル、RF 35mm F1.4 L VCMとの違いも解説します
Canon RF 35mm F1.8 マクロ IS STMのレビュー要点

(Via:Digital Camera World)
Canon RF 35mm F1.8 マクロ IS STMは街並みを撮った後で花や雑貨へ近づき、レンズを交換せずに大きく写せる点が特徴です。本文の画角や用途はフルサイズ機への装着を基準としており、APS-C機では35mm判換算約56mm相当の画角になります。
おすすめな人
街歩きの風景も、旅先で見つけた小物も、一本で撮りたい人に向いています。フルサイズでの35mmは、主役だけでなく周囲の様子も適度に入れられる画角です。人物を撮る場合も、表情に加えて服装や撮影場所を一緒に残せます。
最短0.17mまで近づけるため、散歩中に花の模様を撮ったり、カフェで器の質感を写したりする使い方にも便利です。暗い場所で動かない被写体を撮るなら、F1.8の明るさと光学式手ブレ補正を活用できます。
不向きな人
小さな昆虫や極小の部品を画面いっぱいに写すには、最大0.5倍では倍率が足りない場合があります。より大きく写すことが目的なら、等倍以上のマクロレンズが候補です。また、最短距離付近ではレンズ先端が被写体に近くなり、照明を当てにくくなります。
雨や砂塵の多い環境で頻繁に撮影する人には、あまり向いていません。Digital Camera Worldのレビューでも、防塵・防滴仕様ではない点に触れています。水滴や砂塵がかかる場所では、カメラとレンズをカバーで覆うなど、機材を保護する配慮が必要です。
人物の顔を大きく写す撮影が中心なら、50〜85mm前後も比較候補です。35mmで顔へ近づきすぎると、鼻などカメラに近い部分が強調されることがあります。顔の形を自然に見せたい場合は、撮影距離を確保できる焦点距離を選びましょう。
要素別レビュー早見表
要素 | 評価まとめ |
|---|---|
解像力 | 開放から細部を写せるものの、やや柔らかい描写を指摘するレビューもあります。絞ると画面全体のシャープさがそろいやすい傾向です。 |
ボケ描写 | なめらかなボケが好評です。近距離では背景を大きくぼかせますが、明暗差の大きな部分では色にじみが出る場合があります。 |
近接性能 | 最大0.5倍で、花や小物のアップに対応します。最短距離付近でレンズの影が落ちないか確認が必要です。 |
手ブレ補正 | 最大5段分の光学式手ブレ補正と、近接撮影に対応するハイブリッドISを搭載しています。 |
AF・動画 | 日常の静止画では扱いやすい一方、駆動音があります。内蔵マイクで音声を収録する撮影には注意が必要です。 |
逆光耐性 | 強い光が入ると、白っぽいかぶりや光の写り込みが生じる場合があります。光源の位置を見ながら構図を調整しましょう。 |
周辺減光・歪曲 | 開放付近では画面の隅が暗くなりやすく、直線のゆがみも残ります。必要に応じてレンズ補正を利用できます。 |
携帯性 | 約305g、全長約62.8mmの小型設計です。持ち歩く荷物を増やしたくない人にも適しています。 |
耐候性 | 防塵・防滴に配慮した設計ではありません。悪天候下での使用を前提にしない選び方が必要です。 |
Canon RF 35mm F1.8 マクロ IS STMの基本情報

RF 35mm F1.8 マクロ IS STMは、2018年11月に発売されたフルサイズ対応のRFマウントレンズです。ボディー内手ブレ補正がないカメラでも、レンズ側の補正を利用できます。
主なスペック
最短撮影距離の0.17mは、レンズ先端ではなくカメラのセンサー面から被写体までの距離です。主な仕様と価格は以下のとおりです。
項目 | 内容 |
|---|---|
メーカー・製品名 | Canon RF 35mm F1.8 マクロ IS STM |
対応マウント | キヤノンRFマウント |
対応センサーサイズ | フルサイズ。APS-C機にも装着可能 |
焦点距離 | 35mm。キヤノンAPS-C機では35mm判換算約56mm相当 |
開放F値/最小F値 | F1.8/F22 |
レンズ構成 | 9群11枚 |
絞り羽根 | 9枚・円形絞り |
最短撮影距離 | 0.17m |
最大撮影倍率 | 0.5倍 |
手ブレ補正 | 光学式IS、最大5段分。ハイブリッドIS対応 |
フィルター径 | 52mm |
最大径×長さ | 約φ74.4×62.8mm |
質量 | 約305g |
発売時期 | 2018年11月 |
キヤノンオンラインショップ掲載価格 | 88,000円(税込・2026年10月9日時点) |
みんなのカメラ 商品ページ |
新しい35mmモデルとの違い
同じRFマウントの35mmには、2024年7月発売のRF 35mm F1.4 L VCMもあります。F1.4の明るさや写真・動画でのフォーカス性能を重視した上位モデルで、RF 35mm F1.8 マクロ IS STMをそのまま置き換える後継機ではありません。
RF 35mm F1.4 L VCMは約555g、最大撮影倍率0.18倍で、レンズ内の光学式手ブレ補正は非搭載です。明るさを優先するならF1.4 L VCM、軽さや0.5倍の近接性能、光学式手ブレ補正を求めるならF1.8 マクロという違いがあります。
Canon RF 35mm F1.8 マクロ IS STMのデザインと操作性
RF 35mm F1.8 マクロ IS STMは、携帯性と操作のしやすさを両立したレンズです。フォーカスリングとは別にコントロールリングがあり、ピント合わせと露出設定を分けて操作できます。
約305gで持ち歩きやすいサイズ
質量は約305g、全長は約62.8mmです。散歩や旅行で荷物を抑えたい人に向いており、カメラに付けたまま持ち歩きやすいサイズにまとまっています。
ただし、DPReviewでも紹介されているように、近距離にピントを合わせると鏡筒が前方へ伸びる構造です。最短距離付近では、レンズ先端が被写体や周囲の物に触れないよう注意してください。
コントロールリングとスイッチ類、耐候性の注意点
Digital Camera Worldでは、レンズ前方のコントロールリングで絞りやシャッタースピードを調整できる点を紹介しています。ファインダーから目を離さずに設定を変えたいときに便利です。側面にはAF/MFと手ブレ補正のスイッチもあり、撮影内容に応じて切り替えられます。
一方、同レビューの仕様表には、防塵・防滴仕様ではないことも記載されています。雨や水滴がかかる場所では、機材を濡らさない配慮が必要です。雨や砂塵のある環境での撮影が多い場合は、ボディーとレンズの両方について耐候性を確認しましょう。
Canon RF 35mm F1.8 マクロ IS STMの画質評価(解像・ボケ・収差)

(Via:DPReview)
F1.8を生かして背景をぼかす撮影から、絞って細部を鮮明に写す撮影まで楽しめます。DPReviewでは、自然なボケと絞ったときのシャープさを評価する一方、開放付近の描写の柔らかさや、条件によって生じる色にじみを指摘しています。
開放の明るさと、絞ったときのシャープさを使い分ける
Digital Camera Worldは、開放からのシャープさとなめらかなボケを評価しています。一方、DPReviewは、開放ではやや柔らかさがあり、絞ると鮮明になると説明しています。
人物や花の背景をぼかしたい場面ではF1.8が選択肢です。風景や建物の細部まで写すなら、少し絞り、画面の隅の描写も確認するとよいでしょう。背景のボケ方は撮影距離でも変わるため、35mmでも被写体へ近づき、背景を遠ざければ大きなボケを作れます。
周辺減光・歪曲・色にじみは被写体に合わせて補正する
開放付近では、画面の隅が暗くなる周辺減光が目立ちやすい点にも注意が必要です。空や白い壁など、明るさが均一な被写体で気づきやすい現象です。人物を中央に置いた写真ではそのまま残す選択もありますが、画面全体を均一な明るさにしたい場合は補正を利用しましょう。
また、建物や家具の直線がわずかに曲がって写る歪曲も残ります。TechRadarでも、周辺減光と歪曲が指摘されています。建築や商品撮影では、対応するカメラ内補正や現像ソフトのレンズ補正を使うとよいでしょう。
明暗差の大きな輪郭やボケ部分には、紫や緑の色にじみが出ることもあります。これらをすべて簡単に消せるとは限らないため、気になるときは絞りや背景、光の向きも見直すことが大切です。
Canon RF 35mm F1.8 マクロ IS STMのマクロ性能(0.5倍の実用度)
最大撮影倍率0.5倍は、被写体がセンサー上に実物の半分の大きさで写る倍率です。一般にハーフマクロと呼ばれ、等倍撮影には届きませんが、日常の小物や花を大きく写せます。
小物・花や、周囲を含めた料理撮影に使いやすい
花びらの模様やアクセサリー、器の表面などをアップで写せます。風景撮影の途中で小さな被写体を見つけても、別のマクロレンズへ交換せずに撮れる点が便利です。細部まで広くピントを合わせたい場合は、開放にこだわらず絞りを調整しましょう。
料理撮影では、皿だけでなくテーブルや店内の様子も含めたい場面に向いています。反対に、料理へ近づいて大きく写すと、手前と奥の大きさの差が強調されやすくなります。料理や器の形を自然に見せたい撮影では、距離を取って写せる50〜100mm前後も候補です。
ワーキングディスタンスが短いため、影の位置に注意
ワーキングディスタンスは、レンズ先端から被写体までの距離です。最短撮影距離0.17mはセンサー面から測るため、最短距離付近ではレンズ先端が被写体にかなり近づきます。カメラやレンズで光を遮り、被写体に影を落とさないよう注意しましょう。
窓際なら光が横から当たる位置を選ぶなど、撮影する向きを変えると影を避けられる場合があります。CameraLabsでも、マクロ撮影を重視するなら、被写体との距離を基準にレンズを選ぶことをすすめています。近づくと逃げる昆虫や、照明を置く空間が必要な小物の撮影では、被写体から距離を取れる中望遠マクロも比較候補です。
Canon RF 35mm F1.8 マクロ IS STMの手ブレ補正(ハイブリッドIS・動画)
F1.8の明るさと光学式手ブレ補正は、それぞれ役割が異なります。明るいレンズは速いシャッタースピードを確保する助けとなり、手ブレ補正は撮影者の揺れによる画像のブレを抑える機能です。暗所では、被写体が動いているかどうかに合わせて撮り方を変えましょう。
暗所の静物撮影ではISO感度を抑えやすい
夜の建物や室内の小物など、動かない被写体ではシャッタースピードを遅くし、ISO感度を抑えて撮れる場合があります。光学式手ブレ補正は、こうした手持ち撮影を支える機能です。ただし、構え方や撮影距離によって結果が変わるため、撮影後は拡大表示でブレを確認しましょう。
動く子どもやペットの被写体ブレは、手ブレ補正では防げません。暗い室内でも動きを止めて写したい場合は、ISO感度を上げて必要なシャッタースピードを確保することが優先です。画質だけを気にして速度を落とすと、顔や手足がぶれてしまいます。
近接撮影と動画では、補正の仕組みが異なる
ハイブリッドISは、カメラの向きが変わる角度ブレに加え、上下左右へ平行に動くシフトブレを補正します。シフトブレは近接撮影ほど影響が大きくなるため、手持ちのクローズアップに適した仕組みです。ただし、カメラが前後に動いて撮影距離が変わることで生じるピントずれまで補正するわけではありません。
ボディー内手ブレ補正(IBIS)を備えた対応機では、レンズ側ISとの協調制御も利用できます。本レンズでの対応条件は、レンズのファームウェアがVer.2.0.2以上であることです。
動画では、対応するカメラの動画電子ISとレンズの光学式ISを組み合わせる、コンビネーションISを利用できます。動画電子ISは画像の一部を切り出して揺れを抑えるため、使用時には撮影範囲が狭くなる点に注意が必要です。手持ち映像の安定化を助けますが、歩行時などの大きな揺れを完全に取り除けるわけではありません。
Canon RF 35mm F1.8 マクロ IS STMのAF性能(静止画・動画と駆動音)

(Via:TechRadar)
AFには、ピント位置を制御するステッピングモーター(STM)を採用しています。TechRadarでは、静止画撮影時のAF速度を評価する一方、駆動音が聞こえる点にも触れています。日常の撮影では扱いやすいものの、静かな場所での使用や動画の音声収録には注意が必要です。
静止画では扱いやすいが、近距離と遠景の切り替えには注意
同レビューによると、静止画では特に、近距離から遠景まで大きくピントを動かす際に作動音が目立ちます。花や小物のアップから遠くの被写体へ切り替えるなど、ピント位置を大きく変える撮影では気をつけたい点です。静かな場所で使う場合は、撮影前に音の大きさを確かめておきましょう。
子どもやペットを撮るときは、カメラ側のAF設定にも目を向けましょう。動く被写体にピントを合わせ続ける設定を選ぶだけでなく、被写体ブレを防ぐシャッタースピードの確保も大切です。撮影後は画像を拡大し、ピントの位置と被写体のブレをそれぞれ確認してください。
動画では駆動音とピントの移動を確認する
Digital Camera Worldでは、動画撮影時の滑らかなピント移動を評価しています。ただし、AFは比較的静かでも、完全な無音ではないという評価です。静かな室内では内蔵マイクに駆動音が入り込む場合があるため、会話や商品紹介を収録する前に試し撮りをしておきましょう。
対策としては、外部マイクをカメラやレンズから離して設置する方法があります。カメラと被写体の距離が変わらない撮影なら、ピントを合わせた後にマニュアルフォーカス(MF)へ切り替えるのも一案です。その場合は自動でピントが追従しなくなるため、カメラや被写体の位置を変えた際は、ピントを合わせ直してください。
Canon RF 35mm F1.8 マクロ IS STMの撮影ジャンル別レビュー(スナップ・旅行・人物)
スナップでは周囲を含めて写し、人物撮影では主役と背景のバランスを調整しやすい画角です。一方、狭い室内の全景や、遠くの被写体を大きく写す撮影では、別のレンズも必要です。
スナップと旅行:街並みと身近な被写体を一本で撮る
街角の建物を背景に家族を写したり、店の外観から看板の細部へ撮影対象を変えたりする使い方に向いています。CameraLabsも、ストリートや風景、周囲を含めた人物撮影などに対応する汎用性を評価しています。散歩や旅行で、レンズ交換の回数を減らしたい人に合う組み合わせです。
ただし、ズームレンズのように焦点距離を変えることはできません。道幅が狭く後ろへ下がれない場所では、建物全体が入らないこともあります。室内の広さや雄大な景色を主に撮る旅行なら、より広い範囲を写せるレンズも検討するとよいでしょう。
人物:背景を含めた写真に向き、顔アップでは距離が重要
カフェで過ごす家族や、部屋で遊ぶ子どもなど、人物とその場の様子を一緒に残す撮影に向いています。半身や全身を入れ、背景とのバランスを見ながら構図を決めると使いやすい画角です。F1.8を使えば、背景をぼかしながら表情へ視線を集める撮り方もできます。
一方、顔を大きく写すために近づくと、鼻や輪郭の遠近感が強く出ることがあります。自然な顔の形を優先するなら、少し離れて撮り、必要な範囲を後で切り出す方法も選択肢です。ただし、トリミングでは画像の画素数が減るため、大きくプリントする予定がある場合は切り出しすぎに注意しましょう。
Canon RF 35mm F1.8 マクロ IS STMと競合レンズの比較

(Via:Digital Camera World)
比較する際は、価格だけでなく、被写体までの距離や手ブレ補正の有無も重要です。軽さを優先するRF 50mm F1.8 STM、距離を取って人物や小物を撮れるRF 85mm F2 マクロ IS STM、手持ちのEFレンズを活用できるEF 35mm F2 IS USMでは、選ぶ理由が異なります。
項目 | Canon RF 35mm F1.8 マクロ IS STM | Canon RF 50mm F1.8 STM | Canon RF 85mm F2 マクロ IS STM | Canon EF 35mm F2 IS USM |
|---|---|---|---|---|
主な用途 | スナップと近接撮影を一本で楽しむ | 軽さと購入費用を抑えて単焦点を使う | 人物とクローズアップを重視する | 所有するEFレンズをRF機でも使う |
開放F値 | F1.8 | F1.8 | F2 | F2 |
最短撮影距離 | 0.17m | 0.30m | 0.35m | 0.24m |
最大撮影倍率 | 0.5倍 | 0.25倍 | 0.5倍 | 0.24倍 |
レンズ内手ブレ補正 | あり | なし | あり | あり |
質量 | 約305g | 約160g | 約500g | 約335g・アダプター別 |
RF機への装着 | 直接装着 | 直接装着 | 直接装着 | マウントアダプターが必要 |
みんなのカメラ 商品ページ |
Canon RF 50mm F1.8 STM:予算と軽さを優先する人向け
RF 50mm F1.8 STMは約160gで、RF 35mm F1.8 マクロ IS STMより軽く、購入費用も抑えやすいレンズです。キヤノンオンラインショップの2026年10月時点の掲載価格は32,780円(税込)で、10月21日までの期間限定セール価格となっています。フルサイズ機では、人物や身近な被写体を適度に大きく写す使い方に向いています。
最短撮影距離は0.30m、最大撮影倍率は0.25倍で、RF 35mmほど大きく写せる近接性能はありません。また、レンズ内手ブレ補正は非搭載です。ボディー内手ブレ補正がないカメラで暗所の静物を撮るなら、光学式手ブレ補正を備えたRF 35mmが便利です。ただし、動く子どもを止めて写すには、どちらも十分なシャッタースピードが必要になります。
詳しくは以下の記事で紹介しています。
Canon RF 50mm F1.8 STMのレビュー比較まとめ はじめての単焦点に最適
Canon RF 85mm F2 マクロ IS STM:人物や小物を離れて撮りたい人向け
RF 85mm F2 マクロ IS STMは、最大0.5倍の近接撮影と光学式手ブレ補正を備えた中望遠レンズです。最短撮影距離は0.35mで、RF 35mmより被写体との距離を取りながら撮影できます。小物の周囲に照明を置いたり、料理だけを大きく写したりしたい場合にも比較したい一本です。
人物の顔を同じ大きさで写す場合も、35mmより離れて撮れるため、近づきすぎによる遠近感の強調を避けやすくなります。一方、約500gと重くなり、狭い室内では後ろへ下がる余裕が必要です。人物のアップと近接撮影が中心なら85mm、周囲の風景も残したいなら35mmが選びやすいでしょう。
詳しくは以下の記事で紹介しています。
Canon EF 35mm F2 IS USM:手持ちのEFレンズを活用する選択
EF 35mm F2 IS USMをすでに持っているなら、マウントアダプター EF-EOS Rを介して使う方法があります。開放F2、最大撮影倍率0.24倍、約335gで、AFには超音波モーターのリングUSMを採用したレンズです。レンズ内手ブレ補正も備えており、最大0.24倍の近接性能で十分なら、使い続ける選択肢になるでしょう。
新たに35mmを購入する場合は、アダプターが不要で、最大0.5倍で撮影できるRF 35mm F1.8 マクロ IS STMのほうが荷物をまとめやすいでしょう。なお、USM搭載という理由だけで、動画に駆動音が入らないとは限りません。動画の静かさを目的に選ぶ場合は、使用するカメラとマイクを組み合わせた収録音を確認することが大切です。
Canon RF 35mm F1.8 マクロ IS STMのレビューまとめ
Canon RF 35mm F1.8 マクロ IS STMは、街歩きのスナップから花や小物のアップまで、一本で撮りたい人に向いた単焦点レンズです。開放F1.8の明るさ、最大0.5倍の近接性能、光学式手ブレ補正を約305gにまとめており、日常的に持ち歩きやすい一本に仕上がっています。
注意したいのは、防塵・防滴に配慮した設計ではないことと、近接時のレンズ先端から被写体までの距離、動画のAF音です。予算と軽さならRF 50mm F1.8 STM、人物や小物を離れて撮るならRF 85mm F2 マクロ IS STM、同じ35mmで明るさを重視するならRF 35mm F1.4 L VCMも比較できます。よく撮る被写体、必要な撮影距離、持ち歩ける重さを基準に選びましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
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