
FUJIFILM X-T5のファームウェア最新版|更新内容・変更履歴・アップデート方法





FUJIFILM X-T5の最新ファームウェアは、2025年7月26日公開のVer.4.31です(2026年10月現在)。この記事では、最新バージョンの更新内容とVer.4.00以降の主な変更履歴を整理し、現在のバージョンを確認する方法やアップデート手順、更新前に知っておきたい注意点まで紹介します。
この記事のサマリー

Ver.4.31の更新内容は、軽微な不具合の修正です。

Ver.4.30では、スマートフォンとの接続手順や一部メニューが変更されました。

現在のバージョンは、SDカードを入れてDISP/BACKボタンを押しながら起動すると確認できます。

更新方法は、SDカードを使う方法とFUJIFILM XAppを利用する方法の2通りです。

ただし、更新中は電源を切ったりカメラを操作したりせず、更新後は以前のバージョンへ戻せない点にも注意してください。
FUJIFILM X-T5の最新ファームウェアとスマートフォン連携の変更点

X-T5の最新ファームウェアであるVer.4.31では、軽微な不具合が修正されました。
ただし、Ver.4.21以前から更新する場合は、Ver.4.30のワイヤレス通信のセキュリティ強化に伴う変更も含まれます。
iOS版「FUJIFILM Camera Remote」は、Ver.4.30以降のX-T5と接続できません。iPhoneやiPadで連携機能を使う場合は、FUJIFILM XAppへ切り替えてください。現在のXAppには、iOS 14.0以降またはiPadOS 14.0以降が必要です。
また、Android版Camera Remoteでは、Bluetooth Ver.4.1以下の端末とのペアリングができなくなります。カメラの更新後も接続するには、利用するXAppやCamera Remoteも最新版へ更新しておきましょう。
このほか、撮影設定・動画設定・再生メニューなどの「ワイヤレス通信」と、instax SHARE SP-1/2/3への直接プリント機能が削除されました。instax SHAREでプリントを続けるには、画像をスマートフォンに転送し、プリンター専用アプリから印刷する方法があります。Camera Remoteやinstax SHAREを使っている場合は、アップデート前に現在の利用環境を確認しておきましょう。
FUJIFILM X-T5のファームウェア変更履歴
Ver.4.00以降の主な変更を、新しい順にまとめました。
バージョン | 公開日 | 主な変更 |
|---|---|---|
Ver.4.31 | 2025年7月26日 | 軽微な不具合を修正 |
Ver.4.30 | 2025年7月22日 | ワイヤレス通信のセキュリティを強化。スマートフォンとの接続手順や一部メニューを変更 |
Ver.4.21 | 2025年3月6日 | USB機器との接続時に正常に動作しない場合がある不具合を修正 |
Ver.4.20 | 2025年2月27日 | XF16-55mmF2.8 R LM WR IIを使う動画撮影で、絞り操作に伴う明るさの変化を滑らかに調整。フォーカスリングの回転角度設定を追加し、SDカード使用時や連写中などの不具合を修正 |
Ver.4.10 | 2024年12月19日 | AF(オートフォーカス)の制御を一部変更 |
Ver.4.00 | 2024年6月27日 | フィルムシミュレーション「REALA ACE」を追加。瞳検出AFや特定条件で動作が停止する不具合などを修正 |
Ver.4.20の絞り操作に関する変更は、上記レンズを装着し、動画・マニュアル(M)モード・ISO感度固定で撮影するときが対象です。対象となる設定を確認しておきましょう。
また、フォーカスリングの角度設定は、ピントを最短撮影距離から無限遠まで移動させるために必要な回転角度を指定する機能です。「リニア」設定時に利用でき、XF・XCシリーズの単焦点・ズームレンズに対応しています。ただし、距離指標付きのXF14mmF2.8 R、XF23mmF1.4 R、XF16mmF1.4 R WRは対象外です。
SDカードに関する修正では、特定のカードで電源が入らない症状や、撮影後に「記録できませんでした」と表示される症状に対応しました。連写中の動作停止については、CH(高速連写)・電子先幕シャッター・フリッカー低減「全コマ」を組み合わせたときの症状が修正対象となります。
FUJIFILM X-T5の現在のファームウェアバージョン確認方法
まず、X-T5の現在のファームウェアバージョンを確認しましょう。
- X-T5の電源を切り、SDカードを挿入する。
- DISP/BACKボタンを押したまま電源を入れる。
- 画面の「ボディ」欄に表示されたバージョンを確認する。
- 確認が終わったら電源を切る。
SDカードが入っていない場合は、バージョン情報を表示できません。また、交換レンズなどのバージョンも調べる場合は、対象のアクセサリーを装着してから操作してください。
FUJIFILM X-T5のファームウェアは更新した方がいい?
FUJIFILMは、カメラとレンズを最新のファームウェアで使用するよう案内しています。ただし、X-T5がすでにVer.4.31なら、再インストールは不要です。
古いバージョンからも最新版へ直接更新でき、途中の版を順番に入れる必要はありません。更新する日は、撮影予定の直前を避け、更新後に試写や画像転送を確認できる日を選びましょう。
FUJIFILM X-T5のファームウェアのアップデート方法

X-T5のファームウェアは、SDカード経由またはFUJIFILM XApp経由で更新できます。
ファームウェア更新に必要なもの
どちらの方法でも、X-T5、満充電のバッテリー、SDカードが必要です。SDカード方式では、ファイルを保存するパソコンと、カードリーダーまたはパソコンのSDカードスロットも用意してください。
XApp方式では、最新版のアプリをインストールした対応スマートフォンまたはタブレットを用意し、X-T5とペアリングしておきます。パソコンやカードリーダーは不要です。
SDカードを使ってカメラ側で更新する
SDカードを使う実際のアップデート手順を、以下の表にまとめました。
手順 | 操作 |
|---|---|
手順1.現在のバージョンを確認 | 「現在のファームウェアバージョン確認方法」の手順でバージョンを確認する。Ver.4.31なら更新は不要 |
手順2.SDカードを準備 | 残したい画像や動画をパソコンへコピーしてから、カメラでSDカードをフォーマットする。カード内のデータはすべて消去される |
手順3.ファームウェアをダウンロード | 公式配布ページからFUJIFILM X-T5用のファームウェアファイル「FWUP0030.DAT」をダウンロードする |
手順4.ファイルをSDカードへコピー | ファイルをSDカードの最上位の階層へコピーする。DCIMなどのフォルダー内には入れない |
手順5.カメラの更新画面を表示 | カメラの電源を切ってSDカードを挿入し、DISP/BACKボタンを押したまま電源を入れる |
手順6.アップデートを開始 | MENU/OKボタンを押し、更新対象の「ボディ」を選択。画面の案内に従って更新を開始する |
手順7.更新後のバージョンを確認 | 更新完了後に電源を切り、再びDISP/BACKボタンを押しながら起動してVer.4.31になったことを確かめる |
手順8.SDカードを再フォーマット | 更新に使用したSDカードをカメラでフォーマットしてから、撮影に使用する |
なお、ファイル名に「(1)」などが付いていると、カメラは更新ファイルとして認識できません。その場合は枝番号を取り除き、正規の「FWUP0030.DAT」に戻してください。
また、Ver.3.01以降では、セットアップメニューの「基本設定」→「ファームウエアアップデート」からも更新できます。
FUJIFILM XAppで更新する
XAppの自動転送は、X-T5のVer.3.01以降で利用できる機能です。これより古いバージョンでは自動転送を使わず、上記のSDカード方式で更新してください。
カメラと最新版のXAppをWi-Fi接続すると、更新ファイルがカメラ内のSDカードへ自動転送されます。転送完了後の確認画面で「開始」→「今すぐ実行」→「実行」の順に選び、画面の案内に沿って進めてください。
すぐに更新しない場合は、「後日再通知」で3日後の再通知を選べます。更新完了の画面が出たら電源を切り、現在のバージョンを再確認しましょう。
ファームウェア更新時の注意点
更新中に電源が切れると、カメラが正常に動作しなくなるおそれがあります。更新時の重要な注意事項として、次の点を守ってください。
- 更新完了の画面が表示されるまで、電源を切ったりボタンやダイヤルを操作したりしない。
- 進行状況は背面の液晶モニターで見る。更新中はEVF(電子ビューファインダー)に画面が表示されない。
- 更新前のバージョンには戻せないため、利用する機能の変更点を作業前に把握しておく。
なお、「バージョンアップエラー」と表示された場合は、更新が正常に終了していません。富士フイルムのサービス窓口へ相談してください。
FUJIFILM X-T5のファームウェア更新内容・変更履歴まとめ
FUJIFILM X-T5の最新ファームウェアはVer.4.31で、2025年7月26日に公開されています(2026年10月現在)。主な変更内容は軽微な不具合の修正です。また、Ver.4.21以前から最新版へ更新する場合は、Ver.4.30で変更されたスマートフォンとの接続方法や一部設定にも注意が必要となります。Camera RemoteやXAppを利用している人は、対応する端末やアプリの条件を事前に確認してください。現在のバージョンは、メモリーカードを入れた状態でDISP/BACKボタンを押しながら電源を入れると確かめられます。なお、アップデート時は十分に充電したバッテリーを使用し、作業が完了するまで電源を切ったりカメラを操作したりしないようにしましょう。
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