
Canon EOS R8の最新ファームウェア|更新内容・変更履歴・アップデート方法
Canon EOS R8のファームウェアを更新する前に、公開されている変更内容と、現在カメラに入っているバージョンを確認しておくことが大切です。この記事では、変更履歴、バージョンの確認方法、更新を検討する際の目安、SDメモリーカードを使ったアップデート手順と注意事項まで順番に解説します。
この記事のサマリー

EOS R8の最新ファームウェアはVersion 1.6.0です(26年9月現在)。キヤノン日本では2026年5月14日に公開されました。

Version 1.6.0では、動作安定性の向上に加え、スマートフォンとのUSB接続時にカメラが認識されないことがある現象も修正されています。

過去のファームウェアで追加された機能や不具合修正もVersion 1.6.0に含まれるため、旧バージョンを順番にインストールする必要はありません。

現在のバージョンはEOS R8本体のメニューから確認でき、Ver.1.6.0なら追加の更新は不要です。

カード経由でアップデートする場合は、ファームウェアファイルをカード直下へ保存し、撮影モードをPに設定してから更新を進めます。
Canon EOS R8の最新ファームウェアの内容

EOS R8の最新ファームウェアはVersion 1.6.0です(26年9月現在)。キヤノン日本では2026年5月14日に公開されました。
Version 1.6.0の変更内容は2点です。まず、カメラの動作安定性が向上しました。さらに、スマートフォンとUSB接続した際に、カメラが認識されないことがある現象も修正されています。
Canon EOS R8のファームウェア変更履歴
Version 1.6.0には、それ以前のファームウェアで追加された機能や不具合修正も含まれています。そのため、たとえばVersion 1.3.0を使用している場合でも、Version 1.4.0、1.5.0を個別にインストールしてからVersion 1.6.0へ更新する必要はありません。
主な変更内容は、キヤノン公式のファームウェア変更履歴をもとに新しい順に整理しています。
バージョン | 公開日 | 主な変更 |
|---|---|---|
Version 1.6.0 | 2026年5月14日 | 動作安定性を向上。スマートフォンとのUSB接続時に、カメラが認識されないことがある現象を修正。 |
Version 1.5.0 | 2025年7月17日 | 起動時にパスワードを要求できるセキュリティ機能を追加。カメラ単体でインターネットからファームウェアをダウンロードして更新する機能や、ストロボ使用時の露出シミュレーションにも対応。Bluetooth通信中や「高速連続撮影+」使用時のErr 70、タッチ操作、EFレンズ装着時の手ブレ補正、HDMI出力などに関する不具合を修正。 |
Version 1.4.0 | 2024年9月26日 | ネットワーク接続時にWPA2/WPA3を個別に選択できるよう変更。外部アプリやシステムとの連携に使う開発者向け機能のEDSDK/CCAPIを拡張。高周波フリッカーレス撮影、OVFビューアシスト、電子シャッターでの連続撮影を組み合わせた際にErr 70が発生することがある現象を修正。 |
Version 1.3.0 | 2024年6月6日 | [ストロボカスタム機能設定]に[FEM](FEメモリー)、[ボタンカスタマイズ]に[ON/ETTL→M]を追加。カメラの起動に時間がかかる現象のほか、Err 70や画像が正常に表示されず操作を受け付けなくなる現象などを修正。 |
Version 1.2.0 | — | RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STMに対応。軽微な不具合を修正。 |
Version 1.1.0 | — | 外部アプリやシステムとの連携に使う開発者向けのソフトウェア開発支援キット、EDSDK/CCAPIの対応機能を追加。軽微な不具合を修正。 |
※Version 1.2.0とVersion 1.1.0は、キヤノン日本の現行変更履歴に公開日が掲載されていないため「—」としています。
Canon EOS R8の現在のファームウェアバージョン確認方法

現在のファームウェアバージョンは、EOS R8本体のメニューから確認できます。まずカメラの電源を入れ、撮影モードをPに設定してからMENUボタンを押してください。
続いて[機能設定5]を開き、[ファームウェア]に表示されているバージョン番号を確認します。
「Ver.1.6.0」と表示されていれば、26年9月現在の最新バージョンです。これより前の番号が表示された場合は、前述の変更履歴を確認し、次のセクションで更新するか判断しましょう。
Canon EOS R8のファームウェアは更新した方がいい?
現在Ver.1.6.0を使用している場合、追加の更新は不要です。Ver.1.5.0以前なら変更履歴で、現在使っているバージョンより後の不具合修正やセキュリティ機能の変更を確認しましょう。
修正対象の症状がある場合や、追加された機能を使いたい場合は、アップデートを検討してください。ただし、ファームウェアの更新中は撮影できません。そのため、撮影予定の直前は避け、更新後のバージョン確認や撮影・接続の動作確認まで行える時間を確保して作業を進めましょう。
Canon EOS R8のファームウェアのアップデート方法

EOS R8は、SDメモリーカード経由のほか、スマートフォンアプリのCamera Connectやパソコン用ソフトのEOS Utilityを使った更新にも対応しています。ここで紹介するのは、パソコンでファイルをダウンロードし、SDメモリーカードを使って更新する方法です。
ファームウェア更新に必要なもの
カード経由でアップデートする場合は、次の機材をそろえておきましょう。
- EOS R8本体
- フル充電した専用バッテリーパック、または専用ACアダプターキット
- EOS R8で使用できるSDメモリーカード
- インターネットに接続できるパソコン
- 市販のカードリーダー、またはパソコンのカードスロット
まず必要な写真や動画をパソコンなどへ保存し、SDメモリーカードをEOS R8で初期化してください。初期化すると、カード内のデータは消去されます。あわせて、レンズやストロボなどのアクセサリーを取り外しておきましょう。
EOS R8をカード経由でアップデートする手順
実際のアップデート手順は、パソコンでのファイル準備と、カメラでの更新操作に分かれています。ダウンロードから完了後の確認までの流れは、次の通りです。
手順 | やること |
|---|---|
1. ファイルを入手 | 使用するパソコンのOSに合ったVersion 1.6.0のファームウェアをダウンロードする |
2. ファイルを展開 | WindowsではZIPファイルを展開し、macOSではDMGファイルを開いて「EOSR8160.FIR」を確認する |
3. カードへコピー | 「EOSR8160.FIR」を、初期化したSDメモリーカードの直下(カードを開いた最初の階層)へコピーする。DCIMなどのフォルダ内には入れない |
4. カードをカメラへ戻す | カメラの電源がOFFの状態でカードを入れ、電源を入れて撮影モードをPに設定する |
5. アップデートを開始 | MENUから[機能設定5]の[ファームウェア]を選択し、画面の案内に従って更新する |
6. 更新後の表示を確認 | 更新完了後は画面の指示に従って操作し、[ファームウェア]の表示がVer.1.6.0へ更新されていることを確認しましょう |
なお、更新用のカードへコピーするのは対象のFIRファイルのみで、ZIPファイルやPDFの手順書は入れません。
ファームウェア更新時の重要な注意事項
更新中は、電源を切ったり、カードスロットカバーを開けたり、ボタン・ダイヤル・スイッチを操作したりしないでください。これらは更新時の重要な注意事項として案内されており、書き換え中に電源が切れると、カメラが起動しなくなるおそれがあります。また、専用ACアダプターキットを使う場合も、停電による電源断に注意が必要です。
ただし、画面に更新エラーが表示された場合は、公式のエラー時の対処手順に従い、電池を外して作業を中断してください。バッテリーの充電状態とカード内のファームウェアファイルを確認し、問題がなければ再試行、それでも完了しない場合は修理受付窓口へ相談する手順です。進行が遅いという理由だけで、更新途中に電池を抜かないようにしましょう。
また、Version 1.4.0以前から更新する場合は、Version 1.5.0で追加された初回パスワード設定が必要です。設定画面が表示されたら、案内に従って6桁の数字を登録してください。初回設定後は、起動時のパスワード入力を省略する設定も選べます。
なお、パスワードの入力待ち画面では、入力するまでUSB・Wi-Fi・Bluetooth接続を利用できません。更新後にスマートフォンなどと接続する際は、パスワード入力画面が残っていないかも確認しましょう。
Canon EOS R8のファームウェア更新内容・変更履歴まとめ
Canon EOS R8の最新ファームウェアはVersion 1.6.0です(26年9月現在)。キヤノン日本では2026年5月14日に公開され、動作安定性が向上したほか、スマートフォンとのUSB接続時にカメラが認識されないことがある現象も修正されました。現在のバージョンは、撮影モードをPに設定し、[機能設定5]の[ファームウェア]から確認できます。Ver.1.6.0であれば追加の更新は不要ですが、それ以前のバージョンを使用している場合は、変更履歴を確認したうえでアップデートするか判断してください。なお、Version 1.4.0以前からの更新では、初回パスワード設定も必要です。更新中は電源を切ったりカードスロットカバーを開けたりせず、作業が完了したらVer.1.6.0になっていることを確認しましょう。
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