
Canon EOS R7の最新ファームウェアVer.1.8.0|更新内容・変更履歴・アップデート方法





2026年9月現在、Canon EOS R7の最新ファームウェアはVer.1.8.0です。2026年3月17日に公開され、RF-S7.8mm F4 STM DUAL使用時の表示設定改善や、同レンズ使用時に新たに選択できるアスペクト比[3:2][1:1]の追加、特定条件で発生するErr70の修正などが行われました。さらに、過去の更新ではセキュリティ機能の向上や対応機材に関する変更も実施されています。この記事では、Ver.1.8.0の変更内容から過去の更新履歴、現在のバージョン確認方法、カード経由でのアップデート手順と注意点まで解説します。
この記事のサマリー

EOS R7の最新ファームウェアは、2026年9月現在Ver.1.8.0です

Ver.1.8.0では、RF-S7.8mm F4 STM DUAL使用時の表示設定改善や、同レンズ使用時に新たに選択できるアスペクト比[3:2][1:1]の追加、Err70の修正などが行われました

Ver.1.7.1ではセキュリティ機能の向上とオンラインアップデート対応、Ver.1.6.0以前ではレンズ・バッテリー・ストロボへの対応や不具合修正などが行われています

現在のファームウェアバージョンはEOS R7本体のMENUから確認でき、最新版と比較できます

カード経由で更新する際は、カードの初期化やFIRファイルの保存場所、バッテリー残量など事前準備が必要です
Canon EOS R7の最新ファームウェアの内容

EOS R7の最新ファームウェアVer.1.8.0で追加・修正された内容と、カード経由の更新に使用するFIRファイルを分けて紹介します。
Ver.1.8.0(2026年3月17日公開)で追加・修正された項目
Ver.1.8.0では、RF-S7.8mm F4 STM DUAL使用時の表示設定が改善され、同レンズ使用時に新たに選択できるアスペクト比として[3:2]と[1:1]が追加されました。
また、Bluetooth通信中にほかのBluetooth機器から干渉を受けた際、Err70が発生することがある現象も修正されています。さらに、「高速連続撮影+」で撮影を繰り返したとき、ごくまれにErr70が発生する不具合にも対応。このほか、カメラの動作安定性も向上しています。
Ver.1.8.0のファームウェアファイル
キヤノンでは、Ver.1.8.0のファームウェアをWindows用とmacOS用に配布しています。ダウンロードしたファイルを展開すると、更新に使用する「EOSR7180.FIR」が含まれており、ファイルサイズは72,819,808 bytesです。
カード経由でアップデートする際は、このFIRファイルを使用します。カードへの保存場所やカメラ側の操作については、後述する「Canon EOS R7のファームウェアのアップデート方法」を参照してください。
Canon EOS R7のファームウェア変更履歴
EOS R7では発売後、対応レンズやアクセサリーの追加をはじめ、ネットワーク機能の変更や不具合修正など、複数のアップデートが行われてきました。また、Ver.1.8.0には過去のファームウェアで追加・修正された内容も含まれています。現在使用しているバージョンから何が変わったのか確認したい場合は、以下の表を参考にしてください。
バージョン | 公開日 | 主な変更点 |
|---|---|---|
1.8.0 | 2026年3月17日 | RF-S7.8mm F4 STM DUAL使用時の表示設定改善、同レンズ使用時に新たに選択できるアスペクト比[3:2][1:1]追加、Bluetooth干渉時のErr70修正、高速連続撮影+で発生することがあるErr70の修正、動作安定性向上 |
1.7.1 | 2025年7月17日 | 電源ON時のパスワード設定などセキュリティ機能を向上、カメラ単体でのインターネット経由アップデートに対応、特定のボタン操作で操作を受け付けなくなる現象、EFレンズ装着時の特定操作で手ブレ補正が動作しなくなることがある現象を修正 |
1.6.0 | 2024年9月26日 | LP-E6Pを機能制限なく使用できるよう変更、WPA2/WPA3を個別に選択可能に変更、EDSDK/CCAPIの対応機能追加。スピードライト EL-5/EL-10装着時の表示不具合、高輝度側・階調優先を有効にして高速連続撮影+を行った際に特定のISO感度でピントが合わなくなることがある現象を修正 |
1.5.0 | 2024年6月6日 | RF-S3.9mm F3.5 STM DUAL FISHEYE対応、EDSDK/CCAPIの対応機能追加、カメラ起動時の遅延やErr70/Err20など複数の不具合を修正 |
1.4.0 | 2023年12月5日 | RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STM対応、軽微な不具合修正 |
1.3.1 | 2023年5月31日 | [タッチ制御]を[敏感]に設定した際のタッチ操作制御の安定性を向上 |
1.3.0 | 2023年3月2日 | スピードライト EL-5に対応、RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM対応、軽微な不具合修正。なお、EL-5のAF補助光の自動調光機能には非対応 |
1.2.0 | 2022年11月22日 | クラウドRAW現像でピクチャースタイルの「ユーザー設定」を選択可能に変更、小さい被写体の撮影時にごくまれに発生するErr70を修正、軽微な不具合修正 |
1.1.0 | 2022年7月22日 | クラウドRAW現像に対応 |
Canon EOS R7の現在のファームウェアバージョン確認方法

アップデートを始める前に、EOS R7へ現在インストールされているファームウェアのバージョンを確認しておきましょう。
まずMENUを開き、[機能設定]内の[ファームウェア Ver.X.X.X]を選択します。画面に表示された「Ver.1.x.x」が、現在インストールされているファームウェアのバージョンです。
表示された番号を控えておくと、前項の変更履歴と照らし合わせやすくなります。たとえばVer.1.6.0の場合、Ver.1.7.1とVer.1.8.0で追加・修正された内容はまだ含まれていません。
Canon EOS R7のファームウェアは更新した方がいい?
アップデートの必要性は、現在インストールされているバージョンによって異なります。ここでは、Ver.1.8.0を使用している場合と、それ以前のバージョンを使用している場合に分けて確認します。
Ver.1.8.0なら再度アップデートする必要はない
キヤノンは、すでにVer.1.8.0がインストールされているEOS R7について、ファームウェアを変更する必要はないと案内しています。現在のバージョンがVer.1.8.0なら、カードの準備やファームウェアの再インストールは不要です。
Ver.1.7.1以前なら追加・修正された内容を確認する
Ver.1.7.1を使用している場合は、Ver.1.8.0で追加された内容を確認してください。RF-S7.8mm F4 STM DUAL使用時の表示設定が改善され、同レンズ使用時に新たに選択できるアスペクト比として[3:2][1:1]が追加されています。また、Bluetooth通信中や高速連続撮影+使用時に発生することがあるErr70も修正されました。
Ver.1.6.0以前の場合は、Ver.1.7.1で追加されたセキュリティ機能や、カメラ単体でのインターネット経由アップデートも対象です。さらに古いバージョンでは、LP-E6Pや対応レンズ、スピードライトに関する変更も含まれるため、現在のバージョン以降の履歴を順に確認してください。
Canon EOS R7のファームウェアのアップデート方法

EOS R7をカード経由で更新する場合は、ファームウェアをパソコンへダウンロードし、解凍したFIRファイルをメモリーカードに保存してカメラから実行します。キヤノンの実際のアップデート手順に沿って、必要なものと作業の流れを確認しておきましょう。
ファームウェア更新に必要なもの
- Canon EOS R7本体
- フル充電した専用バッテリーパック、または専用ACアダプターキット
- EOS R7に対応したメモリーカード
- インターネットに接続できるパソコン
- カードリーダー、またはパソコンのカードスロット
- ダウンロードしたファームウェアファイル
更新用カードはEOS R7本体で初期化するため、保存されている写真や動画などは消去されます。そのため、必要なデータが残っている場合は、作業前にパソコンなどへ保存してください。
カード経由で更新する手順
更新手順は以下の通りです。
手順 | やること |
|---|---|
1. カードを準備 | カード内の必要なデータを保存したあと、EOS R7本体で更新用カードを初期化する |
2. ファイルを入手 | EOS R7用のVer.1.8.0ファームウェアをパソコンへダウンロードする |
3. ファイルを解凍 | ダウンロードしたファイルを解凍し、EOSR7180.FIRを取り出す |
4. カードへコピー | EOSR7180.FIRをカード直下(ルートディレクトリ)、つまりDCIMフォルダと同じ階層へコピーする。DCIMフォルダ内など別の場所へ保存すると、メニューにファームウェアの項目が表示されない |
5. カメラを準備 | レンズやストロボなどのアクセサリーを外し、更新用カード1枚だけを挿入する。続いて電源を入れ、撮影モードをPに設定する。オートなど一部の撮影モードではアップデート画面が表示されない場合がある |
6. 更新を実行 | MENUの[機能設定]から[ファームウェア Ver.X.X.X]を選択し、EOSR7180.FIRを指定して画面の指示に沿って更新する |
7. 更新後に確認 | アップデート完了後、[ファームウェア Ver.X.X.X]を開き、Ver.1.8.0に更新されているか確認する |
更新中の重要な注意事項
キヤノンは、更新時の重要な注意事項として、アップデート中に避ける操作や電源の扱いを案内しています。作業を始める前に、次の内容を確認しておきましょう。
- バッテリーをフル充電した状態でアップデートを始める
- アップデート中はカメラの電源を切らない
- カードスロットカバーを開けない
- ボタン、ダイヤル、スイッチなどを操作しない
ファームウェアの変更中に電源が切れると、カメラの電源が入らなくなり、撮影できなくなる可能性があります。また、専用ACアダプターキットを使用する場合も、アップデート中の停電には注意が必要です。
もしアップデート中にエラーが発生した場合は、キヤノンでは電池を抜いて作業を中断し、バッテリー残量やカード内のファームウェアを確認したうえで再度操作するよう案内しています。正常に終了しない場合は、修理受付窓口への相談が必要です。
Ver.1.7.1以降ではカメラ単体でのオンライン更新にも対応
Ver.1.7.1では、EOS R7本体をインターネットに接続し、ファームウェアを直接ダウンロードしてアップデートできるようになりました。カメラ単体で更新する場合は、画面に表示される案内に沿って操作してください。
Canon EOS R7のファームウェア更新内容・変更履歴まとめ
2026年9月現在、EOS R7の最新ファームウェアはVer.1.8.0です。2026年3月17日に公開され、RF-S7.8mm F4 STM DUAL使用時の表示設定改善や、同レンズ使用時に新たに選択できるアスペクト比[3:2][1:1]の追加、Bluetooth通信や高速連続撮影+に関連するErr70の修正などが行われました。また、カード経由でアップデートする際は、現在のバージョンを確認したうえで、更新用カードの初期化やFIRファイルの保存場所、バッテリー残量などを確認してから作業します。さらに、Ver.1.8.0には過去のファームウェアで追加・修正された内容も含まれています。古いバージョンを使用している場合は、変更履歴を確認し、使用中のレンズやバッテリー、ストロボなどに関係する更新がないか確認してください。
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