
Nikon D7200とNikon D500を徹底比較!画質・AF・動画・価格差から“後悔しない選び方”を整理【2026年版】


Nikon D7200とNikon D500は、どちらもニコンDXフォーマットを採用したFマウントのデジタル一眼レフです。D7200は2015年3月19日、D500は2016年4月28日に発売されました。2026年9月現在はいずれもニコン公式で「旧製品」に分類され、国内での取り扱いも終了しているため、購入先は中古市場が中心です。D7200は2416万画素のセンサーに加え、SDカードのデュアルスロットや内蔵フラッシュを備えています。対してD500は2088万画素ながら、153点AF、最高約10コマ/秒の連写、連写データを一時保存する大容量バッファ、4K UHD動画などを搭載したモデルです。そこでこの記事では、画素数だけでなく、AF、連写、RAWの連続撮影可能枚数、動画、重量、記録メディアまで比較します。風景や旅行を中心に撮るのか、スポーツや野鳥を撮る機会が多いのかを基準に、自分の撮影スタイルに合う機種を見ていきましょう。
この記事のサマリー

D7200は2416万画素、D500は2088万画素です。風景や建築の撮影後にトリミングすることが多いなら、元画像の画素数が多いD7200を選ぶ理由になります。

AFポイント数と最高連写速度はD500が上回り、153点AFと最高約10コマ/秒に対応します。そのため、スポーツや野鳥、航空機など連続して動く被写体を撮る人はD500を比較の中心にするとよいでしょう。

RAWの連続撮影可能枚数は、DX・14bitロスレス圧縮RAWでD7200が18コマ、D500が200コマです。長めの連写を多用する場合は、この差を確認しておきましょう。

また、動画はD7200がフルHDまでなのに対し、D500は4K UHD 30pに対応しています。ただし、D7200のフルHD 60p/50pは1.3×撮像範囲時のみ設定可能です。

さらに、D7200はD500より約95g軽く、SDカード2枚と内蔵フラッシュを使用できます。中古で購入する際は価格だけで決めず、シャッター回数の目安や液晶、AF、カードスロット、バッテリーの状態も確認しましょう。
Nikon D7200とNikon D500はどちらを選ぶべきか

Nikon D7200とD500を選ぶときは、まず普段撮る被写体を基準にすると整理しやすくなります。風景や建築、静物、旅行写真が中心で、画素数やボディの軽さを重視するならD7200が候補です。さらに、2つのスロットをSDカードで統一できるため、手持ちのメディアをそのまま使いたい人にも選びやすいでしょう。
スポーツや野鳥、航空機など動く被写体を追う機会が多いなら、D500を中心に検討してください。153点AFや高速連写、大容量バッファを備えているほか、4K UHD動画とチルト式タッチモニターにも対応しています。
選ぶ順番としては、「何を撮るか」を決めたうえで、連写を使う頻度、動画撮影の有無、重量、記録メディアを確認すると比較しやすくなります。各項目の詳しい違いは、以下のスペックと撮影機能で見ていきましょう。
Nikon D7200とNikon D500の主要スペック比較

ここからは、センサーやAF、連写、動画、サイズなどの詳細な仕様を比較します。用途だけでは決めきれない場合は、普段使う撮影機能を中心に確認しましょう。
項目 | ||
|---|---|---|
発売日 | 2015年3月19日 | 2016年4月28日 |
有効画素数 | 2416万画素 | 2088万画素 |
撮像素子 | DXフォーマットCMOS | DXフォーマットCMOS |
画像処理エンジン | EXPEED 4 | EXPEED 5 |
常用ISO | 100〜25600 | 100〜51200 |
AFポイント | 51点(クロスタイプ15点) | 153点(クロスタイプ99点、選択可能55点) |
f/8対応測距点 | 1点 | 15点(選択可能9点) |
AF検出範囲 | -3〜+19EV | -4〜+20EV |
最高連写 | 約6コマ/秒(DX・JPEG/12bit RAW) | 約10コマ/秒 |
DX・14bitロスレス圧縮RAW連続撮影可能枚数 | 18コマ※1 | 200コマ※2 |
動画 | フルHD 60p/50p※3 | 4K UHD 30p、フルHD 60p |
記録メディア | SD×2(UHS-I) | CFexpress Type B/XQD×1+SD×1(UHS-II)※4 |
背面モニター | 3.2型 約122.9万ドット・固定式 | 3.2型 約236万ドット・チルト式・タッチ対応 |
内蔵フラッシュ | あり | なし |
外形寸法 | 約135.5×106.5×76mm | 約147×115×81mm |
重量 | 約765g(バッテリー・カード含む) | 約860g(バッテリー・カード含む) |
価格 | 販売終了 | 販売終了 |
※価格は、2026年9月15日時点の公式通販サイトでの販売状況です。両機ともニコン公式では国内での取り扱いを終了しています。
※1 D7200は、DX撮像範囲・14bitロスレス圧縮RAW・ISO 100などニコン所定の条件で18コマです。1.3×撮像範囲では29コマとなります。
※2 D500は、DX撮像範囲・14bitロスレス圧縮RAW・ISO 100などニコン所定の条件で200コマです。使用するカードや撮影条件によって連続撮影可能枚数は変化します。
※3 D7200の1920×1080 60p/50pは、1.3×撮像範囲時のみ設定できます。
※4 D500でCFexpress Type Bカードを使用するには、ファームウェアC:Ver.1.30以降が必要です。
画質の比較:2416万画素のD7200と2088万画素のD500

Via: Photography Blog 作例 (D7200)

Via: Photography Life 作例(D500)
D7200とD500の画質を比べるときは、画素数とISO感度を分けて考えると整理しやすいです。D7200は記録できる画素数が多く、D500は常用ISOの設定範囲が広くなっています。ここでは、トリミング時に残る画素数と高感度撮影の2点から見ていきましょう。
D7200はトリミング後の画素数を残しやすい
D7200は有効2416万画素で、DX撮像範囲の画像サイズLは6000×4000ピクセルです。風景の一部分を切り出したり、遠くの建築物や被写体を撮影後にトリミングしたりする場合は、D500より多くの画素を残せます。
D500は有効2088万画素で、画像サイズLは5568×3712ピクセルとなります。D7200との差は約328万画素ありますが、通常のWeb閲覧や一般的なサイズのプリントで、必ず大きな違いとして表れるとは限りません。
ただし、野鳥や遠景などを撮影後に大きく切り出すことが多い人は、元画像に残る画素数も比較しておきたいポイントです。なお、写真の解像感は画素数だけでは決まらず、使用するレンズや絞り、ピント位置、手ブレ、被写体との距離などにも左右されます。
高感度はISO上限だけで判断しない
D7200の常用ISOは100〜25600です。ISO 25600より上の増感設定も用意されていますが、ISO 51200相当とISO 102400相当ではモノクローム画像のみ記録できます。
D500では常用ISO 100〜51200に対応し、さらにHi 5まで増感可能です。設定できるISO感度の範囲はD500のほうが広いものの、ISO上限の数字だけで高感度画質の差を判断するのは適切ではありません。
DPReviewのD500レビューでは、RAWの高感度比較について、ISO 6400付近ではD500とD7200が同程度、ISO 25600ではD500がわずかに上回ると評価されています。
そのため、暗い場所で撮るという理由だけでD500に決めるのではなく、普段どの程度のISO感度を使用するかも考えて比較してください。スポーツや野鳥など暗い場所で動く被写体を撮る場合は、高感度画質に加えてAFや連写も別の項目として確認しましょう。
AF性能の比較:D7200は51点、D500は153点

Via: Photography Blog 作例 (D7200)

Via: Photography Life 作例(D500)
ファインダー撮影時のAFは、測距点の数や種類、検出範囲に違いがあります。D7200が51点、D500が153点というポイント数に加え、クロスタイプやf/8対応測距点も比較したい項目です。
AFポイント数と検出範囲を比較
AF性能を比べるときは、フォーカスポイントの総数だけでなく、選択できるポイント数やクロスタイプ、f/8対応測距点、AF検出範囲も確認することが大切です。D7200とD500の主なAF仕様を表で比較します。
項目 | Nikon D7200 | Nikon D500 |
|---|---|---|
AFポイント | 51点 | 153点 |
選択可能ポイント | 51点または11点 | 55点または15点 |
クロスタイプ | 15点 | 99点(選択可能35点) |
f/8対応 | 1点 | 15点(選択可能9点) |
AF検出範囲 | -3〜+19EV | -4〜+20EV |
クロスタイプとは、縦方向と横方向の両方のコントラストを検出できるAFセンサーです。D7200は中央を含む15点に採用され、中央1点がf/8にも対応します。
D500はクロスタイプとf/8対応測距点が多く、選べる測距位置もD7200より増えます。超望遠撮影や動体撮影で中央以外にピント位置を置きたい場合は、この違いも確認しておきましょう。
動体撮影ではAFポイントの配置範囲も違う
D7200でもスポーツや野鳥の撮影は可能です。ただし、D500より測距点の配置範囲が狭いため、被写体を画面の端寄りに置くと、希望する位置にAFポイントがない場合があります。
D500は153点のフォーカスポイントを使うAFシステムを搭載し、D7200より広い範囲で被写体を捉えられる構成です。飛んでいる鳥や走る選手など、画面内を大きく移動する被写体では、構図を変えながら追尾するときの選択肢が増えます。
また、3D-トラッキングやダイナミックAFでは複数のフォーカスポイントを利用して被写体を追います。動体撮影ではポイント数だけでなく、使用できるAFエリアモードも選択基準にするとよいでしょう。
テレコンバーター使用時はf/8対応測距点を確認
テレコンバーターを装着すると、組み合わせるレンズによって実効開放F値がf/8相当になることがあります。この場合は使用できる測距点が限られるため、超望遠撮影ではf/8対応の位置も確認しておきたい項目です。
D7200では中央1点がf/8に対応しています。そのため、実効開放F値がf/8相当になる組み合わせでは、中央の測距点を中心にピントを合わせる構成です。
D500では15点がf/8に対応し、そのうち9点を撮影者が選択可能です。中央以外にも測距点を設定できるため、テレコンバーターを使う野鳥やスポーツ撮影では構図を組みやすいでしょう。
連写・バッファの比較:RAWで長く連写するなら差が大きい
D7200とD500では、最高連写速度だけでなく、RAWで撮り続けられる枚数にも差があります。D7200はRAWのビット数や撮像範囲によって連写速度が変わるため、普段使う設定に合わせた比較が必要です。さらに、連続撮影可能枚数はメモリーカードやISO感度などでも変化するので、同じ条件で見ていきましょう。
D7200は14bit RAWで連写速度が変わる
同じCH(高速連続撮影)でも、D7200は撮像範囲とRAWのビット数によって速度が変化します。具体的な違いは以下の通りです。
条件 | ||
|---|---|---|
DX・JPEG/12bit RAW | 約6コマ/秒 | 約10コマ/秒 |
DX・14bit RAW | 約5コマ/秒 | 約10コマ/秒 |
1.3×・JPEG/12bit RAW | 約7コマ/秒 | 約10コマ/秒 |
1.3×・14bit RAW | 約6コマ/秒 | 約10コマ/秒 |
D7200は14bit RAWを選ぶと、JPEGや12bit RAWより連写速度が下がります。また、1.3×撮像範囲に切り替えることで速度が変化する点も覚えておきたいところです。
D500の高速連続撮影は約10コマ/秒となります。14bit RAWを使ってスポーツや野鳥を撮る場合は、1秒間に記録できる枚数を含めて比較するとよいでしょう。
14bitロスレス圧縮RAWはD7200が18コマ、D500が200コマ
連写では速度だけでなく、シャッターボタンを押し続けたときに何コマ記録できるかも重要です。ここでは条件をそろえるため、14bitロスレス圧縮RAWで比較します。
ロスレス圧縮RAWとは、画像情報を失わずにファイル容量を抑えるRAW形式です。
撮像範囲・記録形式 | ||
|---|---|---|
DX・14bitロスレス圧縮RAW | 18コマ※1 | 200コマ※2 |
1.3×・14bitロスレス圧縮RAW | 29コマ※1 | 200コマ※2 |
※1 D7200はSanDisk製16GB SDHC UHS-Iカード、ISO 100などニコン所定の条件での値です。
※2 D500はLexar Professional 2933× XQD 2.0カード、ISO 100などニコン所定の条件での値です。使用するカードや撮影条件によって連続撮影可能枚数は変化します。
D7200は1.3×撮像範囲にすると、連続撮影可能枚数が29コマです。ただし、スポーツの一連のプレーや鳥の飛翔など、長めにシャッターを切り続ける用途ではD500との枚数差が大きくなります。
D500は上記の公式測定条件で、DX・1.3×のどちらも200コマです。数秒にわたる動きを連続して記録することが多い人は、最高連写速度と合わせて確認してください。
記録メディアはD7200がSD×2、D500はCFexpress Type B/XQD+SD
D7200はUHS-I対応のSDカードスロットを2基搭載しています。順次記録や同時記録のほか、RAWとJPEGを別々のカードへ振り分けることも可能です。2スロットともSDカードなので、使用するカードの種類を統一できます。
D500はCFexpress Type B/XQD用スロットと、UHS-II対応SDカードスロットを1基ずつ備える構成です。UHS-IIはUHS-Iより高速なデータ転送に対応するSDカード規格で、使用するカードの種類もD7200とは異なります。
なお、D500がCFexpress Type Bカードに対応したのはファームウェアC:Ver.1.30以降です。中古で購入したD500にCFexpress Type Bを使用する場合は、ファームウェアバージョンを確認しましょう。
動画機能の比較:D7200はフルHD、D500は4K UHD

Via: Photography Blog 作例 (D7200)

Via: Photography Life 作例(D500)
動画では、最大記録解像度だけでなく、選択できるフレームレートや背面モニターの構造にも違いがあります。D7200のフルHD 60p/50pには撮像範囲の条件があるため、解像度だけで判断せず記録設定まで確認することが必要です。まずは主な動画仕様を比較しましょう。
D7200のフルHD 60pは1.3×撮像範囲時のみ
記録解像度とフレームレートの違いは以下の通りです。
項目 | ||
|---|---|---|
最大動画解像度 | 1920×1080 | 3840×2160(4K UHD) |
フルHD 60p/50p | 1.3×撮像範囲時のみ | 対応 |
フルHD 30p/25p/24p | 対応 | 対応 |
4K UHD | 非対応 | 30p/25p/24p |
背面モニター | 固定式・非タッチ | チルト式・タッチ対応 |
D7200は1920×1080の30p/25p/24pに対応しています。60p/50pも選択できますが、この2つを設定できるのは1.3×撮像範囲時のみです。
D500では4K UHDの30p/25p/24pに加え、フルHD 60p/50p/30p/25p/24pを選べます。ただし4K UHDではDX静止画撮影時より写る範囲が狭くなるため、広角撮影では画角にも注意が必要です。
DPReviewのD500レビューでは、4K撮影時は通常のDX範囲からさらに約1.5倍クロップされ、35mm判換算では約2.25倍相当の画角になると説明されています。室内や風景を広く写したい場合は、使用するレンズの焦点距離も確認しておきましょう。
背面モニターはD7200が固定式、D500がチルト式
D7200は3.2型・約122.9万ドットの固定式モニターです。地面に近いローアングルや、カメラを頭上に構えるハイアングルでは、画面を正面から見にくい場合があります。
D500は3.2型・約236万ドットのチルト式モニターを搭載し、タッチ操作にも対応しています。ローアングルではモニターを上向き、高い位置から撮るときは下向きに動かせるため、カメラの位置を変えても画面を確認しやすい構造です。
さらに、ライブビューではタッチ操作を利用できます。動画で背面モニターを使う機会が多い場合は、固定式かチルト式かも比較してください。
HDMIや音声端子は両機に搭載、USB規格は異なる
D7200はHDMIミニ端子(Type C)、外部マイク入力、ヘッドホン出力を搭載しています。外部マイクで音声を収録したり、ヘッドホンで録音状態を確認したりでき、USBはHi-Speed USBです。
D500もHDMI端子(Type C)、外部マイク入力、ヘッドホン出力を備えているため、動画撮影に使う主な入出力端子はD7200と共通です。ただし、USBはSuperSpeed USB(USB 3.0 Micro-B)となります。
動画の記録解像度やモニターには差がありますが、外部マイクやヘッドホンを使った収録には両機とも対応しています。USB経由でデータをPCへ移す場合は、接続規格も確認しておきましょう。
携帯性・操作性の比較:D7200は約95g軽い

D7200とD500は同じDXフォーマットの一眼レフですが、ボディサイズや重量、内蔵フラッシュ、ファインダーの仕様が異なります。持ち歩く時間が長いならサイズと重量、撮影時の使い方まで含めるならフラッシュやファインダーも確認したいポイントです。
サイズと重量はD7200のほうが小さく軽い
携帯性に直接関係する外形寸法と重量を比較します。望遠レンズを使う場合は、ボディだけでなくレンズを含めた機材全体の重さも考えておきましょう。
項目 | ||
|---|---|---|
外形寸法 | 約135.5×106.5×76mm | 約147×115×81mm |
重量 | 約765g※1 | 約860g※2 |
本体のみ | 約675g | 約760g |
※1 バッテリーおよびSDメモリーカードを含み、ボディーキャップを除いた重量です。
※2 バッテリーおよびXQDカードを含み、ボディーキャップを除いた重量です。
D7200は幅・高さ・奥行きのすべてでD500より小さく、カードとバッテリーを含む重量も約95g軽くなっています。旅行や街歩きなどで長時間持ち歩くなら、ボディの大きさと重量を抑えたい人に選びやすいでしょう。
D500はカードとバッテリーを含めて約860g、本体のみでは約760gです。ただし、500mmクラスなどの望遠レンズを装着する場合はレンズ側の重量も大きいため、野鳥や航空機では機材全体の重さも確認してください。
内蔵フラッシュはD7200のみ搭載
D7200には、ISO 100・20℃でガイドナンバー約12の内蔵フラッシュがあります。近距離の人物を撮るときなど、補助光が必要になった場合は外付けフラッシュを用意せず、本体だけで発光可能です。
D500には内蔵フラッシュがありません。フラッシュ撮影を行う場合は、別売のスピードライトなどが必要です。
旅行先や日常撮影で簡易的にフラッシュを使いたいならD7200、普段から外付けスピードライトを使用するなら、この違いの優先度は低くなるでしょう。
ファインダー倍率はD7200が約0.94倍、D500が約1.0倍
D7200の光学ファインダーは、DX撮像範囲で上下左右約100%の視野率を確保し、倍率は約0.94倍です。ファインダーで確認した範囲と実際に記録される範囲がほぼ一致するため、画面の端まで構図を確認できます。
D500もDX撮像範囲では上下左右約100%の視野率を備え、倍率は約1.0倍です。同じ条件で比べると、D7200よりファインダー像をやや大きく確認できます。
ただし、見やすさは倍率だけでなく、アイポイントや眼鏡の使用状況によっても変わります。中古店などで実機を試せる場合は、目の位置やファインダー像も確認してみてください。
用途別に比較|風景・動体・動画・旅行ならどちらを選ぶ?


ここまで確認した画質、AF、連写、動画、重量などを撮影ジャンル別に整理します。このセクションではスペックを再度詳しく説明するのではなく、どの撮影スタイルで各機種を選びやすいかを見ていきましょう。
メイン用途 | おすすめ | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
風景・建築・静物 | トリミング後も画素数を残しやすく、D500より軽い | |
スポーツ・野鳥・航空機 | AF範囲が広く、RAWの長い連写にも対応 | |
暗い会場で動く被写体を撮る | 暗所AFと高速連写を組み合わせられる | |
4K動画 | 4K UHDとチルト式タッチモニターを使用できる | |
旅行・日常撮影 | 約95g軽く、SDカード2枚と内蔵フラッシュを使える | |
RAWで長く連写する | DX・14bitロスレス圧縮RAWで200コマに対応 |
複数のジャンルを撮るなら使用頻度で決める
風景や旅行写真に加えて、ときどきスポーツや野鳥も撮る場合は、どの撮影で性能不足を感じやすいかを基準にすると選びやすくなります。
静止した被写体を撮る時間が長く、強めのトリミングや持ち歩きやすさを優先するならD7200が候補です。反対に、動く被写体を追う機会が多く、RAWで連写を続けることが多いならD500を検討するとよいでしょう。
動画については、フルHDで足りるならD7200も選択肢に入ります。4K UHDで記録したい場合や、ローアングル・ハイアングルで背面モニターを見ながら撮ることが多い場合は、D500の4K UHDとチルト式タッチモニターが判断材料になります。
D7200とD500を買い替えるなら何が変わる?
買い替えでは、すでに紹介したスペックをもう一度比べるより、現在の撮影で感じている不便が解消できるかを考えるほうが判断しやすいでしょう。D7200からD500へ変更する場合と、D500からD7200へ変更する場合に分けて整理します。
D7200からD500なら動体撮影や動画を増やしたい人向け
D7200でスポーツや野鳥を撮っていて、高速連写を維持できる枚数が少ない、被写体をAFエリア内に収めにくいと感じる場合は、D500への変更を検討する理由になります。RAWで長く連写する撮影や、動く被写体を画面内で追い続ける撮り方では、両機の違いを感じやすいでしょう。
また、4K UHD動画を撮りたい場合や、ローアングル・ハイアングルで背面モニターを見ながら撮影したい場合もD500が候補です。
ただし、D500へ変更するとボディは重くなり、内蔵フラッシュもなくなります。風景や旅行写真が中心で、現在のAFや連写に不満がない場合は、買い替える目的を整理してから選んでください。
D500からD7200なら軽さやSDカードでの運用を重視する人向け
D500の高速連写や4K UHDをほとんど使わなくなり、風景、建築、静物、旅行写真が中心になった場合はD7200も候補になります。ボディを軽くできるほか、2つのスロットをSDカードで統一でき、内蔵フラッシュも使用可能です。
特にCFexpress Type BやXQDを使わず、手持ちのSDカードだけで運用したい人には分かりやすい変更となります。
ただし、スポーツや野鳥などを再び頻繁に撮る場合は、AF、連写、RAWの連続撮影可能枚数がD500とは異なります。現在D500でよく使っている機能を確認してから変更を検討してください。
Nikon D7200とNikon D500の比較まとめ
Nikon D7200は有効2416万画素のDXセンサーを搭載し、SDカードのデュアルスロットや内蔵フラッシュを備えた一眼レフです。D500より約95g軽いため、風景や建築、静物、旅行写真を中心に撮り、画素数や持ち歩きやすさを重視する人に向いているでしょう。対してNikon D500は、有効2088万画素のDXセンサーに153点AF、最高約10コマ/秒の連写、DX・14bitロスレス圧縮RAWで200コマの連続撮影、4K UHD動画を組み合わせています。スポーツや野鳥、航空機など動く被写体を継続して撮るなら、AFや連写性能が主な選択理由です。また、D500はD7200より常用ISOの設定範囲が広いものの、ISO上限だけで高感度画質を判断するのは適切ではありません。暗い場所で動く被写体を撮る場合は、高感度画質に加えてAF検出範囲や連写性能も比較してください。2026年9月現在、D7200とD500はいずれもニコン公式では旧製品です。そのため中古で購入する際は、価格だけで決めず、シャッター回数の目安やAF、液晶、カードスロット、バッテリーの状態を確認したうえで、自分の撮影スタイルに合うボディを選ぶとよいでしょう。
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