
【2026年版】Nikon D500とD850を比較|AF・連写・画質・動画・重さ・価格の違いと選び方


Nikon D500とD850は、どちらもニコンFマウントを採用するデジタル一眼レフです。D500はDXフォーマットと最高約10コマ/秒の連写を備え、野鳥やスポーツなどの動体撮影を想定しています。対してD850は、FXフォーマットと有効4575万画素を採用し、風景やポートレートを高解像で残したい人に向くモデルです。両機には対応するFマウントレンズを装着できるものの、AFエリアのカバー範囲、連写性能、4K動画の撮影範囲、RAWデータの容量は同じではありません。この記事では、撮影目的、データ管理、携帯性を軸に、2台の選び方を解説します。
この記事のサマリー

D500はDXフォーマット、有効2088万画素、最高約10コマ/秒を備え、公式試験条件では14ビット・ロスレス圧縮RAWを最大200コマまで連続撮影できる構成です。

D850はFXフォーマット、有効4575万画素、常用ISO 64-25600に対応し、連写速度はボディー単体で最高約7コマ/秒、指定の別売品と撮影条件では最高約9コマ/秒となります。

両機とも153点AFを採用していますが、D500はDXの撮像範囲に対してAFポイントが広い範囲をカバーし、D850では中央寄りに配置されます。

D850はDX撮像範囲で1946万画素を記録でき、4K UHDではFXベースとDXベースを選択可能です。D500の4K UHDは、DX静止画より撮影範囲が狭くなります。

バッテリーとXQDカードを含む質量はD500が約860g、D850が約1005gで、2026年8月3日時点ではD500が旧製品、D850の公式通販価格は343,200円(税込)です。
Nikon D500とD850はどちらを選ぶべきか

連写を続けながら画面内を大きく移動する被写体を追うならNikon D500、FXの広い撮像範囲と高画素を活用するならNikon D850が候補です。
D500は、野鳥の飛翔やスポーツの連続動作など、撮影の切れ目を作りにくい場面に向きます。AFポイントがDX画面の広い範囲をカバーするため、被写体が中央から外れる撮影にも合わせやすい構成です。
続いてD850は、風景、建築、ポートレート、商品撮影など、細部の記録や大判出力を重視する用途に適したモデルです。FXの画角を使えるほか、必要に応じてDX撮像範囲へ切り替えられるため、1台で複数の撮り方を選べます。
Nikon D500とD850の主要スペック比較


Via: Digital Camera World(D850)
Nikon D500とD850の基本的な違いを把握するには、撮像範囲、連写性能、動画、質量を同じ条件で並べると理解しやすくなります。まずは主要仕様を一覧で確認し、各項目の詳細は後続のセクションで見ていきましょう。
項目 | D500 | D850 |
|---|---|---|
レンズマウント | ニコンFマウント | ニコンFマウント |
撮像範囲 | DXフォーマット | FXフォーマット |
センサー | 23.5×15.7mm CMOS | 35.9×23.9mm 裏面照射型CMOS |
有効画素数 | 2088万画素 | 4575万画素 |
常用ISO感度 | ISO 100-51200 | ISO 64-25600 |
ファインダー撮影時のAF | 153点(選択可能55点) | 153点(選択可能55点) |
高速連続撮影 | 最高約10コマ/秒 | ボディー単体で最高約7コマ/秒。指定の別売品と撮影条件で最高約9コマ/秒 |
14ビット・ロスレス圧縮RAWの連続撮影 | DX・Lサイズで最大200コマ | 最高約7コマ/秒時は、FX・Lサイズで最大51コマ、DX・Lサイズで最大200コマ。MB-D18とEN-EL18cを使用する最高約9コマ/秒時は、FX・Lサイズで最大29コマ、DX・Lサイズで最大45コマ |
4K UHD | 3840×2160、30p/25p/24p。DX静止画より狭い撮影範囲 | 3840×2160、30p/25p/24p。FXベース(フルフレーム)またはDXベース |
画像モニター | 3.2型、約236万ドット、チルト式、タッチパネル | 3.2型、約236万ドット、チルト式、タッチパネル |
記録メディア | CFexpress Type BまたはXQD×1、SD(UHS-II)×1 | CFexpress Type BまたはXQD×1、SD(UHS-II)×1 |
CIPA基準の撮影可能コマ数 | 約1240コマ | 約1840コマ |
寸法 | 約147×115×81mm | 約146×124×78.5mm |
質量 | 約860g(バッテリーとXQDカードを含む、ボディーキャップを除く) | 約1005g(バッテリーとXQDカードを含む、ボディーキャップを除く) |
価格 | 公式通販価格の掲載なし(旧製品) | 343,200円(税込) |
※価格は、2026年8月3日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
※D500は旧製品のため、公式通販価格は掲載されていません。
※D850の最高約9コマ/秒を使用するには、MB-D18、EN-EL18b・EN-EL18c・EN-EL18dのいずれか、BL-5が必要です。AF-C、SまたはMモード、1/250秒以上、その他が初期設定という条件での値です。
※連続撮影可能コマ数はニコンの試験条件による値で、使用するカード、ISO感度、画質設定、撮影条件によって変わります。
※CFexpress Type Bカードを使用するには、対応ファームウェアへの更新が必要です。
同じ153点AFでも画面内のカバー範囲は異なる

Via: Digital Camera World 作例(D500)

Via: Digital Camera World 作例(D850)
Nikon D500とD850は、どちらもマルチCAM 20Kオートフォーカスセンサーモジュールを採用しています。フォーカスポイントは153点、選択可能なポイントは55点、クロスタイプセンサーは99点で、AFの基本仕様は共通です。ただし、撮像範囲が異なるため、ファインダー内でAFポイントがカバーする範囲には差があります。
まず、DXフォーマットのD500は、フォーカスポイントが画面の左右まで広がって見える構成です。そのため、小鳥や選手が中央から外れた場面でも、被写体にフォーカスポイントを重ねやすくなります。
対して、FXフォーマットのD850は撮影画面が広く、フォーカスポイントはD500より中央寄りです。画面の端に被写体を配置する場合は、中央付近でピントを合わせてから構図を調整する撮り方が必要になることもあります。
AFポイントの数が同じでも、画面内でカバーする範囲まで同じとは限りません。動く被写体を画面の端まで追う撮影が多い人は、ポイント数だけでなく、ファインダー内での配置も確認しましょう。
連写性能の比較|D500は14ビットRAWを長く連写できる

Via: Photography Life 作例(D500)

連写性能を比べる際は、1秒間の撮影枚数だけでなく、RAWで何コマまで続けて記録できるかも確認が必要です。D500とD850では、最高連写速度に加え、14ビットRAWの連続撮影可能コマ数にも差があります。
D500は最高約10コマ/秒・14ビットRAWで最大200コマ
Nikon D500は、最高約10コマ/秒の高速連続撮影に対応しています。さらに、公式試験条件では、DX・Lサイズの14ビット・ロスレス圧縮RAWを最大200コマまで連続撮影可能です。
そのため、鳥の飛び立ちや競技中の一連の動作など、シャッターを切り続けたい場面に向いています。ただし、実際の連続撮影可能コマ数は、使用するカード、ISO感度、画質設定などによって変わる点に注意してください。
D850は最高約7コマ/秒時に14ビットRAWで最大51コマ
Nikon D850は、ボディー単体で最高約7コマ/秒に対応します。この条件では、FX・Lサイズの14ビット・ロスレス圧縮RAWを最大51コマまで連続撮影可能です。
また、FX・Lサイズで12ビット・ロスレス圧縮RAWを選ぶと、最大170コマまで記録できます。ただし、14ビットより記録される階調情報量が少なくなるため、連続撮影可能コマ数と記録形式のどちらを優先するか検討が必要です。
指定の別売品を使って最高約9コマ/秒にすると、連写速度は上がるものの、連続撮影可能コマ数は少なくなります。MB-D18とEN-EL18cを使用した公式試験条件では、FX・Lサイズの14ビット・ロスレス圧縮RAWが最大29コマ、12ビット・ロスレス圧縮RAWが最大54コマです。
したがって、D850では連写速度だけでなく、一度に続けて撮りたいコマ数も考慮してください。マルチパワーバッテリーパックや対応バッテリーを追加すると、機材の質量と購入費も増えます。
画質と画角の比較|2088万画素のDXと4575万画素のFX

Via: Photography Life 作例(D500)

Nikon D500とD850は、画素数と撮像範囲の組み合わせが異なる2台です。D500は2088万画素のDXフォーマット、D850は4575万画素のFXフォーマットを採用しており、記録できる細部、トリミングできる範囲、レンズ装着時の画角に差が生じます。
D500は2088万画素でA3程度のプリントにも対応
D500の有効画素数は2088万画素で、最大記録サイズは5568×3712ピクセルです。300dpiで出力した場合は約471×314mmとなり、A3サイズの420×297mmを上回ります。
ウェブ掲載やSNSへの投稿に加え、A3程度のプリントにも対応できる画素数です。
D850は4575万画素で細部を残しやすい
続いてD850は、有効4575万画素を備え、FX・Lサイズでは8256×5504ピクセルを記録できます。遠景の木々、建築物の装飾、衣服の繊維、商品の表面などを細かく残したい撮影に向く仕様です。
画像の一部を切り出しても画素数を確保しやすく、大判プリントや掲載媒体に合わせたトリミングにも対応可能です。ただし、画像を拡大すると、手ブレや被写体ブレ、わずかなピント位置のずれも目立ちます。
D850の解像度を大判出力へ生かす場合は、使用するレンズの描写性能を確認したうえで、撮影姿勢、シャッター速度、ピント位置を調整してください。
D850のDX撮像範囲は1946万画素
D500は、DXフォーマットで2088万画素を記録します。対してD850は、撮像範囲をDXへ切り替えると5408×3600ピクセル、1946万画素となり、両機の差は約142万画素です。
同じ焦点距離のレンズを同じ位置から使った場合、D500とD850のDX撮像範囲では、被写体に割り当てられる画素数が近くなります。ただし、変わるのは画角であり、レンズの焦点距離、遠近感、望遠圧縮が変化するわけではありません。
D850のFX画像を後からDX相当の範囲まで切り出した場合も、カメラ内でDX撮像範囲を選んだときと同じ画素寸法です。撮影時に構図を限定したいならDX撮像範囲、後から構図を調整したいならFXで広く記録する方法を選べます。
広角の画角と背景のボケにも違いがある
D500に24mmレンズを装着すると、35mm判換算で約36mm相当の画角になります。室内、建築、広い風景を撮る場合は、DX対応の10-20mmや10-24mmなど、焦点距離の短い広角ズームが候補です。
対して、D850ではFX対応の24mmレンズを24mm相当の画角で使用できます。すでにFX用の広角レンズを所有している場合は、本来の撮影範囲をそのまま利用可能です。
背景のボケ方にも、撮像範囲による違いがあります。同じ撮影位置と構図にそろえた場合、D850はD500より長い焦点距離を使うため、同じF値でも背景を大きくぼかしやすい構成です。さらに、ピントが合って見える前後の範囲である被写界深度は、D850のほうが浅くなる傾向があります。
ただし、背景のボケは焦点距離だけで決まりません。F値、撮影距離、被写体と背景の間隔も関係するため、使用するレンズと撮影場所を含めて考えましょう。
常用ISO感度の比較|上限の数字だけでは画質を判断できない


Via: Digital Camera World(D850)
Nikon D500の常用ISO感度はISO 100-51200、D850はISO 64-25600です。上限の数値はD500のほうが高いものの、それだけで高感度撮影時のノイズが少ないとは判断できません。
高感度画質を比べる際は、同じ構図になるよう画角をそろえ、シャッター速度、F値、ISO感度、表示サイズを統一します。RAW現像ではノイズ低減とシャープ処理も同じ条件にすると、暗部のノイズや細部の残り方を見比べやすくなるでしょう。
続いてD850はISO 64から設定できるため、低感度を使う風景、建築、商品撮影で露出の選択肢が広がります。同じ明るさと絞り値であれば、ISO 100より約2/3段遅いシャッター速度を選べる点も特徴です。
ただし、暗い場所で動く被写体を撮影する場合は、ノイズだけで機種を選べません。必要なシャッター速度、使用するレンズの開放F値、AF性能も含めて検討しましょう。
動画性能の比較|4Kの撮影範囲・手ブレ補正・AFを確認

Nikon D500とD850は、どちらも4K UHDの30p、25p、24pに対応する機種です。ただし、4K撮影時に使用するセンサー範囲は異なります。加えて、動画用の手ブレ補正やAF、背面モニターにも共通の制約があるため、静止画とは分けて仕様を確認しておきましょう。
D500の4KはDX静止画より撮影範囲が狭い
Nikon D500の4K UHDは、DX静止画より狭い中央部分を3840×2160ピクセルで記録する方式です。同じレンズでも静止画より画角が狭くなるため、室内、建築、風景を広く収めるには、より短い焦点距離が必要になります。
写真と4K動画を切り替えながら撮る場合は、動画モードに変更したあとで構図を確認しておきましょう。
D850はFXベースとDXベースの4Kを選べる
続いてNikon D850は、FXベースの4K UHDとDXベースの4K UHDから撮影範囲を選択可能です。FXベースでは、広角レンズや魚眼レンズの広い画角を保てるため、室内や風景を広く収める動画撮影に向いています。
対してDXベースは、FXベースより狭い範囲を記録する方式です。遠くにいる人物、動物、乗り物などを画面内で大きく捉えたい場合に適しています。
手ブレ補正・動画AF・背面モニターの仕様は共通
D500とD850は、どちらも静止画用のボディー内手ブレ補正を搭載していません。さらに、動画用の電子手ブレ補正は4K UHDでは使用できず、フルHDまたはHDで使う機能です。
また、ファインダー撮影で使う153点の位相差AFとは異なり、動画撮影とライブビュー撮影ではコントラストAFを使用します。動く人物や乗り物をAFで追う場合は、ピント移動の速さとAF駆動音を実機で確認してください。
背面モニターは両機ともチルト式で、ローアングルとハイアングルの撮影に対応します。ただし、自分側へは向けられない構造です。自分の姿を確認しながら撮影する場合は、外部モニターやバリアングル式モニターを備えた別機種も検討対象になります。
携帯性と操作性の比較|ボディーの質量差は約145g


Nikon D500とD850の携帯性は、ボディーだけでなく、装着するレンズやアクセサリーを含めて比較する必要があります。バッテリーとXQDカードを含む質量はD500が約860g、D850が約1005gで、差は約145gです。寸法はD500が約147×115×81mm、D850が約146×124×78.5mmとなり、D850は高さが約9mm上回ります。
この質量差は、長時間の手持ち撮影や山歩き、2台持ちなどで負担につながる場合があります。ただし、大型の望遠レンズを装着するとレンズの重さが占める割合も増えるため、実際に使用する組み合わせで比べてください。
ファインダー倍率はD500が約1.0倍、D850が約0.75倍です。ただし、DXとFXでは測定基準となる撮像範囲が異なるため、数値だけで見え方を比べることはできません。D850はニコンFXフォーマット一眼レフで最大となる約0.75倍のファインダーを採用し、大きな像で構図を確認できます。
操作系は両機とも上面表示パネル、AF-ONボタン、サブセレクターを備えた近い構成です。縦位置撮影用のマルチパワーバッテリーパックは、D500がMB-D17、D850がMB-D18に対応します。
記録メディアとデータ容量の比較

Via: Digital Camera World(D500)

Via: Digital Camera World(D850)
Nikon D500とD850は、CFexpress Type BまたはXQDカード用スロットと、UHS-II対応SDカードスロットを各1基備えています。順次記録、バックアップ記録、RAWとJPEGの分割記録、カード間コピーに対応するダブルスロットです。CFexpress Type Bを使うには、D500はC:Ver.1.30以降、D850はC:Ver.1.20以降のファームウェアが必要になります。
14ビット・ロスレス圧縮RAWのLサイズは、D500が1枚約25.0MB、D850のFXが約51.6MBです。D850をDX撮像範囲へ切り替えた場合は約23.9MBとなり、D500のRAWに近い容量まで小さくなります。
続いてD850にはRAWのMサイズとSサイズもありますが、どちらも12ビット・ロスレス圧縮に固定されます。14ビットRAWで記録する場合はLサイズを選ぶ必要があるため、画素数だけでなく、ビット数とファイル容量も確認してください。
連写を多用する人は、カード容量や書き込み速度に加え、カードリーダー、PC、保存用ストレージまで含めて準備しましょう。とくにD850のFX・Lサイズは、同じ撮影枚数でもD500より多くの保存領域を使用します。また、中古品を購入する際は、ファームウェアのバージョンと使用予定カードの動作確認情報も確認しておきましょう。
バッテリーの比較|CIPA基準ではD850が約600コマ多い
CIPA基準の撮影可能コマ数は、D500が約1240コマ、D850が約1840コマで、公表値には約600コマの差があります。
ただし、画像モニターでの確認、ライブビュー、動画撮影、無線通信、低温環境などによって、実際の撮影可能コマ数は変わります。遠征や長時間の撮影では、公表値だけで予備バッテリーの本数を決めず、普段の撮影での消費量も踏まえて用意してください。
D500とD850は、どちらもEN-EL15系バッテリーを使用します。中古品に付属するバッテリーは劣化している場合があるため、カメラの劣化度表示に加え、満充電から実際に撮影できるコマ数も確認しましょう。
手持ちのFマウントレンズで選択が変わる


Via: Digital Camera World(D850)
Nikon D500とD850は同じニコンFマウントですが、DXレンズとFXレンズでは使用できる撮像範囲が異なります。すでに所有しているレンズの種類を確認すると、ボディー変更後の追加費用も把握しやすくなるでしょう。
まず、D500には、使用条件を満たすDXレンズとFXレンズを装着できます。撮像範囲はDXが基本となるため、FXレンズを使用した場合も、35mm判換算では焦点距離の約1.5倍相当の画角です。
続いてD850は、「DX自動切り換え」を「する」に設定した状態でDXレンズを装着すると、撮像範囲がDXの24×16mmへ切り替わります。FX全域で撮影するには、FX対応レンズが必要です。
そのため、DXレンズを複数所有している人がD850へ移行する場合は、広角ズームや標準ズームをFX対応レンズへ変更する費用も考えてください。すでにFXレンズをそろえているなら両機で流用できるため、DXの画角を使うD500とFX全域を使えるD850のどちらが撮影目的に合うかで選べます。なお、古いFマウントレンズはAFや露出モードに制限がある場合もあるので、レンズごとの対応状況を確認しましょう。
価格と入手性の比較|D500は旧製品、D850は公式通販で購入可能
Nikon D500とD850では、主な購入先と購入後の保証条件が異なります。ここでは、D500を中古で選ぶときの確認項目と、D850の公式通販価格・サポート内容を見ていきましょう。
D500は中古品の状態と保証内容を確認
Nikon D500は、ニコン公式サイトで旧製品として掲載されており、現在の公式通販価格はありません。そのため、中古販売店で在庫を探すのが中心です。
中古品を選ぶ際は、外装だけでなく、シャッター回数、センサー、ファインダー、カードスロット、端子、背面モニターの状態を確認してください。加えて、バッテリー、充電器、ボディーキャップなどの付属品と、販売店の保証期間も比較しましょう。
D850は343,200円(税込)で3年安心サポートに対応
続いてNikon D850は、2026年8月3日時点でニコンダイレクトから343,200円(税込)で購入できます。販売内容はボディーのみとなり、レンズと記録メディアは別売です。
また、無料の「3年安心サポート<スタンダード>」が用意されています。1年間のメーカー保証に加え、その後の2年間もニコンダイレクトがメーカー保証の内容を引き継ぐサービスです。
購入条件を比べると、D500は個体ごとに価格、状態、付属品、保証期間が異なります。D850は公式通販の新品価格と3年間の保証内容が示されているため、購入費と保証期間を合わせて見比べてください。
用途別に見るD500とD850の選び方


Nikon D500とD850は、撮影ジャンルだけでなく、必要な連写時間、写真の出力サイズ、使用するレンズ、撮影後のデータ量によって選択が変わります。以下の表は、用途ごとの基本候補と、別の機種を検討したい条件をまとめたものです。
撮影用途 | 基本候補 | 選ぶ理由 | 別の機種を検討する条件 |
|---|---|---|---|
飛翔する野鳥 | D500 | DX画面に対するAFポイントのカバー範囲が広く、公式試験条件では14ビット・ロスレス圧縮RAWを最大200コマまで連続撮影できる | 長い連写よりも高解像での記録や大型プリントを優先する場合はD850 |
屋外スポーツ・モータースポーツ | D500 | 追加アクセサリーなしで最高約10コマ/秒を使用でき、ボディーもD850より約145g軽い | 競技中の写真に加え、集合写真や会場全景を高画素で残す場合はD850 |
鉄道・航空機 | D500 | DXの画角で被写体を画面内に大きく収めやすく、画面内を移動する被写体もAFで追いやすい | 広い風景の中に車両や機体を配置し、大型プリントまで行う場合はD850 |
風景・建築 | D850 | FX対応広角レンズの画角を使え、有効4575万画素とISO 64で細部を記録できる | DX用広角レンズを所有し、手持ちのレンズをそのまま使いたい場合はD500 |
ポートレート | D850 | 同じ撮影位置・構図・F値にそろえた場合、D500より長い焦点距離を使うため、背景を大きくぼかしやすい | 撮影枚数が多く、保存容量や現像時間を抑えたい場合はD500 |
商品・静物 | D850 | 商品表面の細かな模様を記録しやすく、掲載媒体に合わせたトリミングにも対応できる | 撮影点数が多く、ウェブ掲載など小さな出力が中心の場合はD500 |
旅行 | D500/D850 | 望遠撮影と連写を重視するならD500、広角撮影とフルフレーム4Kを使うならD850 | レンズ、予備バッテリー、記録メディアを含む装備全体の質量で選ぶ |
※連写速度、連続撮影可能コマ数、画素数、ISO感度はニコン公式情報を基準にしています。撮影条件やレンズ構成によって適する機種は変わるため、表は用途別の基本候補としてご覧ください。
Nikon D500とD850の比較まとめ
Nikon D500は、DXフォーマット、有効2088万画素、153点AF、最高約10コマ/秒を備えた一眼レフです。14ビット・ロスレス圧縮RAWを長く連写できるため、野鳥、スポーツ、鉄道など、動く被写体を追い続ける撮影に向いています。対してNikon D850は、FXフォーマット、有効4575万画素、ISO 64、FXベースの4K UHDに対応する高画素モデルで、風景、建築、ポートレート、商品撮影、大判出力などが主な用途です。望遠撮影では、D500の約1.5倍相当の画角だけで判断せず、D850がDX撮像範囲でも1946万画素を記録できる点を踏まえて比較してください。連写速度とAFポイントのカバー範囲を重視するならD500、FXの広い撮像範囲と高画素を生かしたいならD850が候補となります。さらに、手持ちのFマウントレンズ、保存容量、装備全体の質量も選択に関わる要素です。2026年8月3日時点ではD850を公式通販で新品購入できる一方、旧製品のD500は中古品を中心に、個体の状態、付属品、保証内容を確認して選びましょう。
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