Nikon D7200のレビュー比較まとめ デュアルSDと高画素が強みの一眼レフ

Nikon D7200のレビュー比較まとめ デュアルSDと高画素が強みの一眼レフ

D7200 ボディ
D7200 ボディ
¥45,440
出品中の商品(2)
バランスのよい描写と操作性で、初めての本格機にも次の一台にも応えるボディ。堅実なAF、見通しのよいファインダー、指が迷わないダイヤル配置で、テンポよくシャッターが切れます。発色は落ち着きがあり、透明感のある階調。逆光でも雰囲気を損なわず、空気感ごと収めやすい印象。撮影の基礎を積み上げたい人にぴったりです。カスタマイズしやすい操作系で、よく使う設定にすばやくアクセス。撮影後の仕上げでも色が暴れにくく、落ち着いたトーンにまとまります。
D7500 ボディ
D7500 ボディ
¥71,440
出品中の商品(33)
軽快な操作感と頼れるAFで、動きのある被写体にも日常のスナップにも対応するボディ。見通しのよいファインダーと直感的なダイヤル配置により、構図決めからシャッターまでの流れがスムーズ。発色は素直で、ボケは自然。逆光でも階調が粘り、雰囲気を崩さずまとめられる印象です。機動力と作品性を両立させたい人に。ホールド感がよく、レンズを替えてもバランスが取りやすい。編集でも色の転びが少なく、清潔感のある画にまとまります。
D500 ボディ
D500 ボディ
¥92,130
出品中の商品(16)
躍動感ある被写体に強い機動派。立ち上がりが早く、狙った瞬間に迷いなく切れます。緻密でキレのある描写と豊かな階調が魅力で、野外のスポーツや生き物の瞬間で力を発揮。落ち着いた色乗りは風景やポートレートにも好相性。確かなホールド感と直感的な操作、見やすいファインダーで集中したシャッターワークが可能です。持ち出したくなる安心感。 逆光でも粘るハイライト表現で白飛びを抑えつつ透明感を確保。カスタム設定は直感的で、撮影スタイルへ素早く最適化できます。構えたときの安定感が高く、狙った構図を迷わず決められるのも魅力です。
EOS 80D ボディ
EOS 80D ボディ
¥57,940
出品中の商品(13)
ファインダー中心の撮影が心地よい、オールラウンダーなボディ。堅実なAFと直観的なダイヤル配置で、風景、ポートレート、屋内イベントまで幅広く対応します。発色は清潔感があり、階調は粘り強い印象。EF-Sレンズで軽快に、明るい単焦点で表現を深めるなど、ステップアップの余地も十分。気持ちよくシャッターを重ねられる安定感があります。見通しのよいファインダーでフレーミングが決めやすく、背面モニターでの確認も快適。オートでの発色も素直で、後編集の余地も残しつつ仕上がります。日々の相棒にしたい一台。持ち出しやすさも魅力。
D7100 ボディ
D7100 ボディ
出品待ち
緻密な描写と扱いやすい操作系を備えたスタンダード機。堅実なAFと見やすいファインダーで、風景からポートレート、日常スナップまで幅広く対応します。発色は落ち着きがあり、階調も粘り強いので、光を丁寧に拾いたい撮影に向きます。グリップは安定感があり、指が迷わないボタン配置。自分のレンズで表現を磨き、作品づくりを着実に深めたい人におすすめです。作品の意図に合わせて色やコントラストを整えやすく、成長を感じられる一台。

Nikon D7200は、APS-CサイズのニコンDXフォーマットを採用した中上級者向けの一眼レフです。約2,420万画素のローパスフィルターレスセンサー、51点AF、デュアルSDカードスロットを備え、静止画撮影に必要な画質・AF性能・記録の信頼性をバランスよくまとめています。一方で、4K動画には対応しておらず、ボディ内手ブレ補正や可動式モニターも搭載していません。この記事では、複数メディアの実機レビューなどをもとに、画質、AF、連写、操作性、動画性能を撮影シーン別に解説します。さらに、後継機や他社のAPS-C機との違いも比較し、D7200がどのような人に向いているのかを紹介します。

みんカメ編集部
筆者
みんカメ編集部
みんなのカメラ編集部によるカメラに関する最新情報・レビューなどを毎日配信しています!ためになるプロのテクニックもご紹介。

この記事のサマリー

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約2,420万画素のローパスフィルターレスセンサー、-3EV対応AF、デュアルSDカードを備えた静止画重視の一眼レフ

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RAW現像で明部・暗部を調整しやすく、風景や夜景、イベント撮影で画質と記録の信頼性を重視する人向き

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最高約6コマ/秒の連写に対応し、D7100よりバッファ容量が増えたことで連続撮影枚数も改善

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4K動画、可動式モニター、タッチ操作には非対応。動画やライブビュー撮影を重視する場合は注意が必要

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高画素とバックアップ記録ならD7200、連写と4K動画ならD7500、ライブビュー撮影ならEOS 80Dが比較候補

目次

Nikon D7200のレビュー要点

D7200のレビュー要点

via:PetaPixel

NikonのD7200は、約2,420万画素のローパスフィルターレスDXセンサー、51点AF、デュアルSDカードスロットを備えた、静止画重視の中上級一眼レフです。RAW現像で明るさや階調を調整しやすく、2枚のSDカードへ同時記録できるため、画質とデータ保存の信頼性を重視する人に向いています。

一方、4K動画、可動式モニター、タッチ操作には対応していません。そのため、連写性能や4K動画を優先する場合はD7500、動画撮影時のAF追従や操作性を重視する場合はEOS 80Dや現行ミラーレスも比較対象になります。

おすすめな人

D7200は、RAW現像で明るさや階調を調整しながら、写真を細かく仕上げたい人に向いています。例えば、夕景で空の白飛びを抑えながら建物の暗部を明るくする場合や、森林の木漏れ日のように明暗差が大きい場面では、RAWデータに残された階調を生かしやすい点が強みです。

また、野鳥やモータースポーツ、運動会など、動く被写体を連続して撮影したい人にも適しています。連写速度は最高約6コマ/秒ですが、D7100よりバッファ容量が改善されているため、連写中に撮影が止まりにくくなっています。さらに、デュアルSDカードスロットを利用して同時記録を設定できるため、発表会やイベント撮影など、撮り直しが難しい場面でデータ消失のリスクを抑えたい人にも向いています。

不向きな人

D7200は、動画撮影を主目的とする人にはやや不向きです。4K動画に対応しておらず、ライブビュー撮影時のAFも、現行ミラーレスのように被写体へ滑らかに追従する方式ではありません。また、ボディ内手ブレ補正を搭載していないため、手持ち動画ではVR対応レンズ(レンズ内手ブレ補正)やジンバルなどの補助機材が必要です。フルHD動画は撮影できますが、動画撮影時のAF性能や操作性を重視する場合は、D7500やミラーレスカメラの方が適しています。

また、背面モニターが固定式のため、ローアングルで花を撮影する場合や、子どもの目線に合わせて撮影する場合、低い位置に設置した三脚で星景写真の構図を確認する場合には不便です。光学ファインダーを中心に撮影する人には大きな問題になりにくいものの、ライブビュー撮影を多用する人は、可動式モニターを搭載した機種を選ぶ方が撮影しやすいでしょう。

要素別レビュー早見表

D7200は、静止画の画質、AF性能、デュアルSDカードによる記録の信頼性に強みがあります。一方で、4K動画、可動式モニター、タッチ操作には対応していません。そのため、静止画を中心に撮影する人には適していますが、動画撮影やライブビュー操作の快適さを重視する人には不向きです。

要素

評価まとめ

静止画画質(RAW耐性)

RAWデータのダイナミックレンジが広く、逆光風景や室内撮影で暗部を明るく補正しやすい

解像感

約2,420万画素のローパスフィルターレスセンサーを採用。風景や建築物などの細かな部分を描写しやすい

AF(暗所)

位相差AFは-3EVまで対応。夕方や薄暗い屋内でもピントを合わせやすい

連写・バッファ

最高約6コマ/秒。D7100よりバッファ容量が増え、連続撮影できる枚数が改善

動画

フルHD動画に対応。ただし4K非対応で、ライブビューAFの追従性能も現行ミラーレスより低い

操作性

前後2つのコマンドダイヤルと専用ボタンを搭載。ファインダーをのぞいたまま撮影設定を変更しやすい

ファインダー

視野率約100%の光学ファインダーを搭載。表示遅延がなく、動く被写体を追いやすい

記録の信頼性

SDカードスロットを2基搭載。同時記録、順次記録、RAW・JPEGの振り分けに対応

携帯性

バッテリーとSDカードを含めて約765g。軽量ではないが、深いグリップにより望遠レンズ装着時も保持しやすい

Nikon D7200の基本情報

D7200は、2015年に発売されたニコンDXフォーマットの中上級一眼レフで、D7100の後継機にあたります。約2,420万画素のローパスフィルターレスセンサー、51点AF、デュアルSDカードスロット、Wi-Fi・NFCを搭載し、画質やAF性能だけでなく、操作性と記録の信頼性も重視したモデルです。

なお、現在は生産を終了しており、新品の通常販売はほとんど見られないため、中古品が主な購入候補となります。4K動画や可動式モニターには対応していませんが、RAW現像の自由度、光学ファインダーを使った撮影、2枚のSDカードへの同時記録を重視する人にとっては、現在でも検討しやすい一眼レフといえます。

後継機種との比較(D7500)

後継機のNikon D7500は、最高約8コマ/秒の連写、より大きなバッファ容量、4K UHD動画への対応など、動体撮影と動画性能を強化したモデルです。一方、D7200は最高約6コマ/秒、フルHD動画までの対応ですが、約2,420万画素のセンサーとデュアルSDカードスロットを備えています。D7500の有効画素数は約2,088万画素で、SDカードスロットは1基です。

屋外スポーツや野鳥などで連写速度と連続撮影枚数を優先する場合や、4K動画を撮影したい場合はD7500が適しています。一方、風景や夜景で細部を残したい場合や、2枚のSDカードへ同時記録してデータ消失のリスクを抑えたい場合はD7200が適しています。

ただし、画素数だけで画質の優劣は決まりません。D7500はD500と同系統のセンサーと画像処理エンジンを採用しているため、高感度撮影や連写性能を含めた総合的な動体撮影性能ではD7200を上回ります。

主なスペック要点

項目

センサー

DXフォーマット CMOS、有効約24.2MP(ローパスレス)

ISO

常用ISO 100-25,600、拡張はモノクロでISO 51,200/102,400相当

AF

51点AF(15点クロスタイプ)、検出範囲 -3〜+19EV

連写

12ビットRAW時:DXで約6コマ/秒、1.3倍クロップで約7コマ/秒

14ビットRAW:DXで約5コマ/秒、1.3倍クロップで約6コマ/秒

動画

最大フルHD 1080/60p(※1.3倍クロップ時)

手ブレ補正

ボディ内手ブレ補正なし(VRレンズで対応)

EVF

非搭載(光学ファインダー)

モニター

3.2型 約122.9万ドット 固定式

メディア

SDカード×2(UHS-I)

通信

Wi-Fi・NFC内蔵

バッテリー

EN-EL15、撮影可能枚数は約1,110枚(CIPA規格準拠)

D7200のデザインと操作性のレビュー

D7200のデザインと操作性のレビュー

via:Photography Blog

Nikon D7200は、前後2つのコマンドダイヤルと複数の専用ボタンを備えており、撮影設定を直接変更しやすい構成です。シャッタースピードや絞り、ISO感度、AFエリアモードなどを、メニューを何度も開かずに調整できます。

また、光学ファインダーをのぞいたまま設定を変更しやすいため、野鳥やスポーツなど、被写体を追いながら撮影する場面でも操作を続けやすい設計です。タッチ操作や新しいミラーレス機のような画面中心の操作には対応していませんが、ボタンとダイヤルを使って静止画を撮影する人には扱いやすい操作系です。

握りやすさとボタン配置:ファインダー撮影中も設定を変更しやすい

D7200は深さのあるグリップを備えており、望遠ズームレンズを装着した場合も右手でボディを保持しやすい形状です。また、前後2つのコマンドダイヤルと専用ボタンを組み合わせることで、ファインダーをのぞいたまま露出やAFに関する設定を変更できます。

野鳥やスポーツの撮影では、被写体を追いながら、シャッタースピードや露出補正、AFエリアモードを変更する場面があります。そういったときも主要な設定をメニュー画面から探す必要が少ないため、撮影を中断せずに操作しやすくなっています。

What Digital Cameraは、D7200について、D7100から基本的なボタン配置とボディデザインが大きく変わっていないと説明しています。そのため、D7000シリーズを使用してきた人は、従来に近い操作方法で使い始めやすいでしょう。一方、主な更新点としては、画像処理エンジンのEXPEED 4やWi-Fi・NFCの搭載などが挙げられています。

固定式モニター:ローアングルやライブビュー撮影には不向き

D7200の背面モニターは固定式のため、ローアングルやハイアングルでの撮影には向いていません。低い位置の花を撮影する場合や、三脚を低く設置して星景写真の構図を確認する場合は、画面を見るために姿勢を低くする必要があります。

また、モニターはタッチ操作に対応していないため、画面上の被写体をタッチしてAF位置を指定することはできません。ライブビュー撮影を多用する人は、可動式モニターとタッチ操作に対応したD7500やミラーレスカメラの方が扱いやすいでしょう。

Nikon D7200の画質レビュー

D7200の画質レビュー

via:PetaPixel(作例)

D7200は、静止画の画質とRAW現像の自由度に強みがあるカメラです。約2,420万画素のローパスフィルターレスDXセンサーを採用しており、風景や建築物などの細かな部分を描写しやすい点が特徴です。

また、RAWデータには明部から暗部までの階調が残りやすいため、明暗差の大きい場面でも、撮影後に露出や暗部を調整しやすくなっています。JPEG撮影にも対応していますが、D7200の画質を生かすなら、RAWで撮影して現像時に明るさや色を調整する使い方が適しています。

RAWのダイナミックレンジが広く、逆光や室内撮影に対応しやすい

DPReviewはD7200について、APS-C機として高い画質を備え、JPEG画質が良好で、RAWのダイナミックレンジも広いと評価しています。ダイナミックレンジとは、白飛びせずに記録できる明るい部分から、黒つぶれせずに残せる暗い部分までの範囲です。

例えば、逆光の風景で空の明るさを優先して撮影した場合でも、RAW現像によって暗い前景を明るく補正しやすくなります。また、窓から強い光が入る室内や、複数の照明が混在するイベント会場など、明暗差の大きい場面でも階調を調整しやすい点が特徴です。

ただし、暗部を大幅に明るくするとノイズが増えるため、すべての写真を補正できるわけではありません。それでも、撮影時の露出がわずかにずれた場合に調整できる範囲が広く、RAW現像を前提とする風景や室内撮影に適しています。

約2,420万画素のローパスフィルターレスセンサーで細部を描写しやすい

D7200は、約2,420万画素のローパスフィルターレスセンサーを採用しています。ローパスフィルターとは、細かな模様を撮影した際に発生するモアレや偽色を抑える一方、解像感にも影響する部品です。D7200はこのフィルターの効果を省くことで、風景の木々や建築物の模様など、細かな部分を鮮明に描写しやすくしています。

一方で、規則的な布地や細かな格子模様などを撮影すると、条件によってはモアレや偽色が発生する可能性があります。また、実際の解像感は装着するレンズの性能やピント精度にも左右されるため、センサーだけで画質が決まるわけではありません。

TechRadarは、DxOMarkのテスト結果をもとに、D7200が当時のAPS-C機として高いセンサー性能を示したと紹介しています。また、DxOMarkの測定結果として、ダイナミックレンジは14.6EVと紹介されています。これは解像感とは別の指標で、逆光など明暗差の大きい場面でも、明部と暗部の階調を広く記録できることを示します。

Nikon D7200のAF性能と連写のレビュー

D7200は、51点の位相差AFと複数のAFエリアモードを搭載しており、被写体の動きや大きさに合わせて測距点を選びながら撮影する一眼レフです。現行ミラーレスのような高度な人物・動物認識AFは備えていないため、撮影者がシングルポイントAF、ダイナミックAF、3Dトラッキングなどを使い分ける必要があります。

一方、ファインダー撮影時のAFは-3EVまで対応しており、夕方や薄暗い屋内でもピントを合わせやすい点が特徴です。また、D7100よりバッファ容量が増えたことで、連写を続けられる枚数も改善されています。最高約6コマ/秒の連写速度は現行機ほど高速ではありませんが、野鳥、スポーツ、走る子どもなどの撮影にも対応できます。

-3EV対応のAF:夕方や薄暗い室内でもピントを合わせやすい

D7200のファインダー撮影時のAF検出範囲は、-3~+19EVです。-3EVは、夕暮れ時や照明の少ない室内など、肉眼でも暗く感じる環境の目安です。そのため、夕方の公園や体育館、薄暗い林の中などでも、明るい環境にしか対応しないAFよりピントを合わせやすくなっています。

ただし、暗所でのAF性能は、被写体の明暗差、使用するレンズの明るさ、選択した測距点などによって変わります。暗い場所で常に素早く合焦するわけではないため、被写体の輪郭や明暗差がある部分に測距点を合わせることも重要です。

動きの少ない被写体ではシングルポイントAF、動く被写体ではダイナミックAFや3Dトラッキングを選ぶなど、被写体に応じてAFエリアモードを使い分けると追従させやすくなります。現行ミラーレスの被写体認識AFのようにカメラへ任せる方式ではなく、撮影者が測距点やAFエリアモードを選択して性能を引き出すカメラです。

最高約6コマ/秒の連写と、D7100から改善されたバッファ容量

D7200の連写速度は、DXフォーマット時で最高約6コマ/秒です。現行の動体撮影向けカメラと比べると高速ではありませんが、D7100よりバッファ容量が増えたことで、連続撮影できる枚数が改善されています。

Imaging Resourceは、D7200の主な改良点としてバッファ容量の増加を挙げており、D7100と比べて1回の連写で撮影できる枚数が約2~3倍に増えたと説明しています。連写速度自体はD7100と同じですが、書き込み待ちで撮影が止まるまでの時間が長くなったため、運動会のゴール前や、鳥が飛び立つ前後を連続して記録しやすくなっています。

また、1.3倍クロップ時は、JPEGまたは12ビットRAWで最高約7コマ/秒の連写が可能です。1.3倍クロップは、センサー中央部のみを使用して記録範囲を狭くする機能で、遠くの被写体を画面内で大きく捉えやすくなります。ただし、レンズの焦点距離や遠近感が変わるわけではなく、記録画素数も減少します。

Nikon D7200の動画性能のレビュー

D7200は、フルHD動画の撮影に対応した一眼レフです。1.3倍クロップ時には1920×1080/60pで記録できるほか、コントラストを抑えて編集時に明るさや色を調整しやすくするフラットピクチャーコントロール、白飛びしている部分を確認できるハイライト表示、タイムラプス(微速度撮影)などを備えています。

一方、4K動画には対応しておらず、ライブビュー撮影時のAFも現行ミラーレスほど滑らかに被写体へ追従しません。そのため、固定した構図でフルHD動画を撮影する用途や、ピントを手動で調整する撮影には対応できますが、動く人物をAFで追い続ける撮影や、4Kでの記録を重視する人には不向きです。

フルHD動画に対応し、外部マイクも使用可能

D7200は、旅行先の記録や発表会などをフルHDで撮影する用途に対応しています。1920×1080/60p・50pで撮影できるのは1.3倍クロップ時に限られますが、60pで記録した映像を30pの動画として編集すれば、再生速度を落とした表現にも利用できます。

また、外部マイク端子とヘッドホン端子を備えているため、内蔵マイクより音質を重視した収録や、録音中の音声確認も可能です。Photography Blogは、D7200の動画機能としてフルHD/60p、フラットピクチャーコントロール、外部マイクとヘッドホンへの対応などを挙げています。

ただし、ライブビュー撮影時のAF追従は現行ミラーレスほど滑らかではありません。そのため、三脚を使った固定撮影や、あらかじめピント位置を決められる場面には適していますが、動き回る人物をAFで追い続ける撮影には不向きです。写真を中心に撮影し、必要に応じてフルHD動画も残したい人に適した構成です。

4K・手ブレ補正には対応していない

D7200は4K動画に対応していないため、4Kでの納品や、撮影後に画面の一部を切り出して構図を調整する編集には向いていません。また、Log撮影(明部と暗部の情報を広く残し、編集時に色や階調を調整する記録方式)にも対応していないため、本格的なカラーグレーディングを前提とする撮影には不向きです。

ライブビュー撮影時のAFはコントラストAFを使用するため、被写体が前後に移動するとピントが合うまでに時間がかかったり、合焦位置が前後したりする場合があります。そのため、動く人物をAFで追い続ける撮影では、現行ミラーレスの方が適しています。

さらに、D7200はボディ内手ブレ補正を搭載していません。手持ち動画を撮影する場合は、VR対応レンズ(レンズ内手ブレ補正)や三脚、ジンバルなどを使用する必要があります。D7200は静止画を中心に使い、動画は固定撮影やピント位置をあらかじめ決められる場面に限定する方が適しています。

D7200のファインダーとモニターのレビュー

D7200のファインダーとモニターのレビュー

via:Photography Blog

Nikon D7200は、視野率約100%の光学ファインダーと、3.2型・約122.9万ドットの背面モニターを搭載しています。ここでは、動体撮影や長時間撮影における光学ファインダーの利点と、固定式モニターの注意点を解説します。

光学ファインダー:動体撮影と長時間撮影に適している

D7200の光学ファインダーは表示遅延がなく、野鳥やスポーツなど動く被写体を追いながら撮影しやすい点が特徴です。また、背面モニターを常時使用しないため、ライブビュー撮影よりバッテリー消費を抑えやすく、長時間の撮影にも適しています。

一方、背面モニターは固定式です。ローアングルでの撮影や、低い位置に設置した三脚で構図を確認する場合は、画面を見やすい角度へ動かせません。そのため、光学ファインダーを中心に撮影する人には適していますが、ライブビュー撮影や動画撮影を多用する人は、可動式モニターを搭載した機種の方が扱いやすいでしょう。

Nikon D7200の記録メディアとバッテリーのレビュー

D7200はSDカードスロットを2基搭載しています。また、撮影可能枚数は約1,110枚です。以下では、デュアルSDカードの記録方法と、長時間撮影におけるバッテリー性能を解説します。

デュアルSDカード:バックアップ記録や振り分け記録に対応

D7200はSDカードスロットを2基搭載しており、撮影目的に応じて記録方法を選択できます。2枚のカードへ同じデータを保存するバックアップ記録、1枚目の容量がなくなった後に2枚目へ切り替える順次記録、RAWとJPEGを別々のカードへ保存する振り分け記録に対応しています。

バックアップ記録を設定すれば、片方のSDカードに不具合が発生した場合でも、もう一方のカードに同じ撮影データを残せます。そのため、結婚式や発表会、イベントなど、撮り直しが難しい場面で、データ消失のリスクを抑えられます。

なお、後継機のD7500はSDカードスロットが1基のため、カメラ内で同時にバックアップ記録することはできません。連写性能や4K動画ではD7500が優れていますが、撮影時のデータ保護を優先する場合はD7200の方が適しています。

バッテリー性能:長時間の撮影に対応しやすい

D7200はEN-EL15バッテリーを採用し、撮影可能枚数は約1,110枚となっています。光学ファインダーを中心に撮影する一眼レフは、背面モニターを常時使用するカメラより消費電力を抑えやすく、長時間の撮影に適しています。

ただし、実際の撮影可能枚数は、背面モニターでの画像確認、ライブビュー撮影、Wi-Fiの使用、気温などによって変わります。それでも、運動会や旅行、野鳥撮影など、途中で充電しにくい場面では、バッテリー交換の回数を減らしやすくなっています。

Nikon D7200の通信機能(Wi-Fi・NFC)のレビュー

D7200はWi-FiとNFCを内蔵しており、対応するスマートフォンへの画像転送やリモート撮影が可能です。一方、Bluetoothによる常時接続やバックグラウンドでの自動転送には対応していません。

スマートフォンへの画像転送:少数のJPEGを共有する用途に適している

D7200は、内蔵Wi-Fiを利用して、撮影した画像をスマートフォンへ転送できます。旅行先で撮影した写真を家族へ送る場合や、SNSへ投稿する画像を数枚選んで共有する場合に利用しやすい機能です。

一方、RAWデータをスマートフォンへそのまま転送して編集する用途には向いていません。スマートフォンとの連携は、撮影した画像をJPEGとして取り込み、必要な枚数を確認・共有する使い方に適しています。RAWはJPEGよりデータ容量が大きく、スマートフォンでの確認や共有にも時間がかかりやすいためです。

PetaPixelは、D7100からの主な変更点として、低照度性能とバッテリー性能の向上、Wi-Fi・NFCの内蔵を挙げています。Wi-Fiを利用すると、対応するスマートフォンからカメラを操作したり、撮影した写真を転送して共有したりできます。

リモート撮影とタイムラプス:三脚撮影で活用しやすい

D7200は、スマートフォンを使ったリモート撮影やインターバル撮影、タイムラプス(微速度撮影)に対応しています。リモート撮影は、夜景や星景を三脚で撮影する際にカメラへ直接触れずにシャッターを切りたい場合や、集合写真に撮影者も加わる場合に利用できます。

また、インターバル撮影では一定間隔で静止画を記録できるため、雲の動きや日の出、星空の変化などを連続して撮影できます。タイムラプスは、長時間の変化を短い動画として記録したい場合に適した機能です。

一方、スマートフォンとの接続方法やアプリの操作性は、現行機のBluetooth常時接続や自動転送ほど簡単ではありません。そのため、D7200の通信機能は日常的な自動連携よりも、必要な場面で画像転送やリモート撮影を行う用途に適しています。

Nikon D7200と競合機の比較

D7200と競合機の比較

via:PetaPixel(D7200/作例)

Nikon D7200は、約2,420万画素のローパスフィルターレスセンサーとデュアルSDカードスロットを備えており、静止画の解像感とバックアップ記録を重視する人に適しています。一方で、後継機のNikon D7500は、最高約8コマ/秒の連写と4K動画に対応しており、動体撮影と動画性能ではD7200を上回ります。

また、Nikon D500は、より高性能なAFと最高約10コマ/秒の連写を備えており、野鳥やスポーツを中心に撮影する人に適した上位機です。Canon EOS 80Dは、バリアングル式モニターとデュアルピクセルCMOS AFを搭載しており、ライブビュー撮影やフルHD動画のAF操作ではD7200より扱いやすいモデルです。

ここでは、それぞれのより詳しい特徴を紹介します。

機種

立ち位置

Nikon D7200

約2,420万画素のセンサーとデュアルSDカードを搭載。静止画の解像感とバックアップ記録を重視する人向け

Nikon D7500

最高約8コマ/秒の連写と4K動画に対応。動体撮影と動画性能を重視する人向け

Nikon D500

高性能AFと最高約10コマ/秒の連写を搭載したDX上位機。野鳥やスポーツを中心に撮影する人向け

Canon EOS 80D

バリアングル式モニターとデュアルピクセルCMOS AFを搭載。ライブビュー撮影やフルHD動画を重視する人向け

Nikon D7500との違い:連写・4K動画か、デュアルSDカード・高画素か

Nikon D7500は、最高約8コマ/秒の連写と、より大きなバッファ容量を備えています。DPReviewもD7500について、連写速度と連続撮影枚数がD7200から改善された点を評価しています。そのため、野鳥やスポーツなど、動く被写体を長く連写したい場合はD7500の方が適しています。また、D7500は4K UHD動画に対応しているため、動画性能でもD7200を上回ります。

一方、D7200は約2,420万画素のセンサーとデュアルSDカードスロットを搭載しています。D7500の有効画素数は約2,088万画素で、SDカードスロットは1基です。そのため、静止画の細部を残したい場合や、2枚のカードへ同時記録してデータ消失のリスクを抑えたい場合はD7200が適しています。

連写速度、連続撮影枚数、4K動画を優先するならD7500、画素数とバックアップ記録を優先するならD7200を選ぶと判断しやすいでしょう。

Nikon D500との違い:AF・連写性能を最優先するならD500

D500は、153点AFと最高約10コマ/秒の連写を備えたDXフォーマットの上位モデルです。AF性能や被写体追従性能はD7200を上回り、野鳥や航空機、モータースポーツなど、高速で動く被写体の撮影に適しています。また、大容量バッファを備えているため、連続撮影を長く続けやすい点が特徴です。

一方、D7200は約2,420万画素のセンサーとデュアルSDカードスロットを搭載しています。D500は、XQDカードとSDカードのデュアルスロットを搭載し、ファームウェア更新後はCFexpress Type Bカードにも対応します。動体撮影やAF性能を最優先するならD500、価格を抑えながら風景やイベント撮影など静止画を中心に楽しみたい場合はD7200が適しています。

Canon EOS 80Dとの違い:ライブビュー撮影と動画性能を重視するならEOS 80D

Canon EOS 80Dは、デュアルピクセルCMOS AFとバリアングル式タッチモニターを搭載しており、ライブビュー撮影やフルHD動画でのAF性能に優れています。人物が前後に動く場面でも滑らかにピントを合わせやすく、動画撮影や液晶モニターを使った撮影ではD7200より扱いやすいモデルです。

一方、D7200は約2,420万画素のローパスフィルターレスセンサーとデュアルSDカードスロットを搭載しており、RAW現像の自由度やバックアップ記録を重視する人に適しています。ライブビュー撮影や動画を優先するならEOS 80D、光学ファインダーを使った静止画撮影やデータの安全性を重視するならD7200が適しています。

Nikon D7200のレビュー比較まとめ

Nikon D7200は、約2,420万画素のローパスフィルターレスDXセンサー、-3EVまで対応する51点AF、デュアルSDカードスロットを備えた、静止画重視の一眼レフです。風景や夜景では細部を描写しやすく、RAW現像で明部や暗部を調整しやすい点が特徴です。また、野鳥やイベント撮影では、ファインダーAFとバックアップ記録を活用できます。

一方、4K動画、可動式モニター、タッチ操作、ボディ内手ブレ補正には対応していません。そのため、動画撮影やライブビュー撮影を重視する場合は、4K動画と可動式モニターを備えたD7500や、動画AFに優れたミラーレスカメラの方が適しています。

光学ファインダーを使った静止画撮影、RAW現像、2枚のSDカードへの同時記録を重視する人には、D7200が選択肢になります。購入時は中古品が中心となるため、シャッター回数、AFやカードスロットの動作、バッテリーの劣化、付属品の有無を確認しましょう。


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D7200 ボディ
D7200 ボディ
¥45,440
出品中の商品(2)
バランスのよい描写と操作性で、初めての本格機にも次の一台にも応えるボディ。堅実なAF、見通しのよいファインダー、指が迷わないダイヤル配置で、テンポよくシャッターが切れます。発色は落ち着きがあり、透明感のある階調。逆光でも雰囲気を損なわず、空気感ごと収めやすい印象。撮影の基礎を積み上げたい人にぴったりです。カスタマイズしやすい操作系で、よく使う設定にすばやくアクセス。撮影後の仕上げでも色が暴れにくく、落ち着いたトーンにまとまります。
D7500 ボディ
D7500 ボディ
¥71,440
出品中の商品(33)
軽快な操作感と頼れるAFで、動きのある被写体にも日常のスナップにも対応するボディ。見通しのよいファインダーと直感的なダイヤル配置により、構図決めからシャッターまでの流れがスムーズ。発色は素直で、ボケは自然。逆光でも階調が粘り、雰囲気を崩さずまとめられる印象です。機動力と作品性を両立させたい人に。ホールド感がよく、レンズを替えてもバランスが取りやすい。編集でも色の転びが少なく、清潔感のある画にまとまります。
D500 ボディ
D500 ボディ
¥92,130
出品中の商品(16)
躍動感ある被写体に強い機動派。立ち上がりが早く、狙った瞬間に迷いなく切れます。緻密でキレのある描写と豊かな階調が魅力で、野外のスポーツや生き物の瞬間で力を発揮。落ち着いた色乗りは風景やポートレートにも好相性。確かなホールド感と直感的な操作、見やすいファインダーで集中したシャッターワークが可能です。持ち出したくなる安心感。 逆光でも粘るハイライト表現で白飛びを抑えつつ透明感を確保。カスタム設定は直感的で、撮影スタイルへ素早く最適化できます。構えたときの安定感が高く、狙った構図を迷わず決められるのも魅力です。
EOS 80D ボディ
EOS 80D ボディ
¥57,940
出品中の商品(13)
ファインダー中心の撮影が心地よい、オールラウンダーなボディ。堅実なAFと直観的なダイヤル配置で、風景、ポートレート、屋内イベントまで幅広く対応します。発色は清潔感があり、階調は粘り強い印象。EF-Sレンズで軽快に、明るい単焦点で表現を深めるなど、ステップアップの余地も十分。気持ちよくシャッターを重ねられる安定感があります。見通しのよいファインダーでフレーミングが決めやすく、背面モニターでの確認も快適。オートでの発色も素直で、後編集の余地も残しつつ仕上がります。日々の相棒にしたい一台。持ち出しやすさも魅力。
D7100 ボディ
D7100 ボディ
出品待ち
緻密な描写と扱いやすい操作系を備えたスタンダード機。堅実なAFと見やすいファインダーで、風景からポートレート、日常スナップまで幅広く対応します。発色は落ち着きがあり、階調も粘り強いので、光を丁寧に拾いたい撮影に向きます。グリップは安定感があり、指が迷わないボタン配置。自分のレンズで表現を磨き、作品づくりを着実に深めたい人におすすめです。作品の意図に合わせて色やコントラストを整えやすく、成長を感じられる一台。
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