
【2026年版】Sony ZVシリーズ6機種を徹底比較!VLOGCAMはどれを選ぶ?違いと選び方






SonyのVLOGCAM ZVシリーズは、レンズ一体型のZV-1F/ZV-1/ZV-1 II、APS-Cのレンズ交換式ZV-E10/ZV-E10 II、フルサイズのZV-E1という6機種が中心です。同じVLOGCAMでも、レンズの焦点距離やセンサーサイズ、手ブレ補正、4K動画の仕様、携帯性には違いがあります。とくに、自撮りでは広角側の画角、商品レビューではズームやレンズ選び、歩き撮りでは手ブレ補正の方式が重要です。そこでこの記事では、6機種を同じ項目で比較し、撮影スタイルに合わせた選び方を分かりやすく整理します。なお、ZV-1は生産完了モデルで、ソニーストアでの販売も終了済みです(2026年9月現在)。この記事では、流通在庫や中古品を検討している人向けの比較対象として扱います。
この記事のサマリー

自撮りを重視するなら、ZV-1 IIの18mm相当、ZV-1Fの20mm相当、ZV-1の24mm相当という広角側の違いを確認しましょう

レンズ交換なしでコンパクトに使うならZV-1F/ZV-1/ZV-1 II、撮影内容に合わせてレンズを選ぶならZV-E10/ZV-E10 II/ZV-E1が候補です

画質面では、1.0型の3機種、APS-CのZV-E10シリーズ、フルサイズのZV-E1でセンサーサイズが異なります

動画性能では、ZV-E10 IIとZV-E1が4K60pに対応し、無料のアップグレードライセンスを適用すると4K120pも利用できます

手ブレ補正は機種ごとに方式が異なり、6機種の中で5軸ボディ内手ブレ補正を搭載するのはZV-E1です
Sony ZVシリーズはどれを選ぶべき?まず撮影スタイルから考える

ZVシリーズを選ぶときは、「何を撮るか」「カメラと被写体の距離」「どこまで機材を持ち歩けるか」の3点から考えると候補を整理しやすくなります。
まずは、レンズ一体型とレンズ交換式のどちらが自分の撮影スタイルに合うかを確認しましょう。
撮影スタイル | 主な候補 | 選ぶときに見るポイント |
|---|---|---|
小さなセットで自撮りや旅行を撮りたい | 画角・ズーム範囲 | |
レンズを交換して人物や商品も撮りたい | 使用するレンズ・動画性能 | |
フルサイズで動画を撮りたい | レンズ・手ブレ補正・予算 | |
歩きながら自撮りしたい | 広角側の画角・手ブレ補正 | |
4K60p以上を使いたい | 4K120p使用時の制限 |
※ZV-1は生産完了モデルのため、現在は流通在庫や中古品が主な購入候補です。
レンズ一体型は本体とレンズをまとめて持ち歩ける
ZV-1F/ZV-1/ZV-1 IIは、レンズを交換せずに使うレンズ一体型です。交換レンズを別に持ち歩く必要がないため、旅行や日常の記録など、撮影機材を小さくまとめたい場合に選びやすくなっています。
ただし、搭載するレンズは3機種で異なります。ZV-1Fは単焦点、ZV-1とZV-1 IIはズームレンズなので、自撮りで広い範囲を写したいのか、ズームで構図を変えたいのかによって候補が変わります。
具体的な焦点距離やズーム範囲は、後述する「レンズと画角の比較」で確認しましょう。
レンズ交換式は撮影内容に合わせてレンズを選べる
ZV-E10/ZV-E10 II/ZV-E1は、Eマウントのレンズ交換式です。広角ズームなら自撮りや室内、明るい単焦点なら人物、望遠レンズなら離れた被写体というように、撮影内容に合わせてレンズを変更できます。
そのため、1台のボディで自撮りだけでなく、人物、商品、風景、望遠撮影まで用途を広げたい人はレンズ交換式を検討しやすいでしょう。
ただし、ボディ単体では撮影できません。購入するときは使用するレンズも決め、レンズを含めた価格・重量・収納サイズまで確認しておきましょう。
Sony ZVシリーズ6機種の主要スペック比較
6機種には、センサーサイズやレンズ形式、動画性能、価格などに違いがあります。まずは、機種選びで確認したい主要スペックを一覧で比較しましょう。
機種 | センサー | 有効画素数 | レンズ | 4K動画 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
1.0型 | 約2010万画素 | 20mm相当 F2 単焦点 | 最大30p | 82,500円(税込)~ | |
1.0型 | 約2010万画素 | 24-70mm相当 F1.8-2.8 | 最大30p | 生産完了・公式通販販売終了 | |
1.0型 | 静止画時 最大約2010万画素 | 18-50mm相当 F1.8-4 | 最大30p | 125,400円(税込)~ | |
APS-C | 約2420万画素 | Eマウント交換式 | 最大30p | 108,900円(税込)~ | |
APS-C | 静止画時 最大約2600万画素 | Eマウント交換式 | 最大60p/無料アップグレードで120p | 152,900円(税込)~ | |
フルサイズ | 静止画時 最大約1210万画素 | Eマウント交換式 | 最大60p/無料アップグレードで120p | 328,900円(税込)~ |
※レンズの焦点距離は35mm判換算です。
※レンズ交換式3機種の価格はボディ単体です。
※価格は、2026年9月15日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
1.0型3機種は搭載レンズの違いを確認
ZV-1F/ZV-1/ZV-1 IIを選び分けるときは、搭載レンズの違いを確認してください。
ZV-1Fは単焦点、ZV-1とZV-1 IIはズームレンズを採用しており、広角側と望遠側の範囲も異なります。具体的な焦点距離と撮影時の違いは、後述する「レンズと画角の比較」で詳しく紹介します。
レンズ交換式3機種はセンサーサイズと動画性能から選ぶ
ZV-E10/ZV-E10 II/ZV-E1はいずれもEマウントのレンズ交換式ですが、センサーサイズと動画性能が異なります。
APS-Cで4K30pまでを使うならZV-E10、4K60p以上の撮影も考えるならZV-E10 IIが候補です。フルサイズセンサーと5軸ボディ内手ブレ補正まで必要な場合は、ZV-E1も比較対象になります。
なお、ZV-E10 IIとZV-E1は無料のアップグレードライセンスによって4K120pにも対応します。撮影時の制限については、後述する「動画性能の比較」で確認してください。
画質の違い:1.0型、APS-C、フルサイズを比較
画質を比べるときは、画素数だけでなくセンサーサイズや画像処理エンジン、使用するレンズも確認する必要があります。まずは、6機種の違いを一覧で見てみましょう。
機種 | センサー | 有効画素数 | 画像処理エンジン | レンズ交換 |
|---|---|---|---|---|
1.0型 Exmor RS CMOS | 約2010万画素 | BIONZ X | 不可 | |
1.0型 Exmor RS CMOS | 約2010万画素 | BIONZ X | 不可 | |
1.0型 Exmor RS CMOS | 静止画時 最大約2010万画素 | BIONZ X | 不可 | |
APS-C Exmor CMOS | 約2420万画素 | BIONZ X | 対応 | |
APS-C 裏面照射型Exmor R CMOS | 静止画時 最大約2600万画素 | BIONZ XR | 対応 | |
フルサイズ 裏面照射型Exmor R CMOS | 静止画時 最大約1210万画素 | BIONZ XR | 対応 |
一般に、同程度の画角とF値で撮影する場合は、センサーサイズが大きいほど背景をぼかしやすくなります。ただし、暗所でのノイズや解像感、色の再現はセンサーサイズだけでは決まりません。センサーの世代や画像処理、使用するレンズまで合わせて比較しましょう。
1.0型3機種は画素数だけでは選び分けにくい
ZV-1F/ZV-1/ZV-1 IIは、いずれも1.0型Exmor RS CMOSセンサーとBIONZ Xを採用しています。有効画素数も約2010万画素なので、画素数だけを基準にすると大きな違いはありません。
ただし、実際の撮影結果には搭載レンズの明るさや焦点距離も関係します。そのため、1.0型3機種を比較するときは、画質だけでなく必要な画角やズーム範囲も合わせて確認してください。
APS-CのZV-E10シリーズはセンサーと画像処理が異なる
ZV-E10は有効約2420万画素のAPS-C Exmor CMOSセンサーとBIONZ Xを搭載しています。
これに対して、ZV-E10 IIは静止画時最大約2600万画素の裏面照射型Exmor R CMOSセンサーとBIONZ XRを採用しました。SonyはZV-E10 IIについて、階調表現や色再現、低ノイズ性能を特徴として挙げています。
どちらもEマウントのレンズ交換式なので、実際のぼけ方や暗所での撮影結果は装着するレンズによっても変化します。ボディだけでなく、使用予定のレンズも含めて比較しましょう。
ZV-E1は高感度・低ノイズを重視したフルサイズ機
ZV-E1は、静止画時最大約1210万画素の35mmフルサイズ裏面照射型Exmor R CMOSセンサーとBIONZ XRを搭載しています。
Sonyが特徴として挙げているのは、高感度・低ノイズ性能に加え、階調表現や色再現です。夜間や光量の少ない室内で動画を撮る機会が多い場合にも検討しやすい構成でしょう。
また、同程度の画角とF値で比べると、APS-Cや1.0型より背景を大きくぼかしやすくなります。実際の描写はレンズによっても変わるため、フルサイズの撮像範囲を使う場合はフルサイズ対応Eマウントレンズを組み合わせましょう。
レンズと画角の比較:自撮りでは広角側を確認

自撮りでは、腕を伸ばした状態で顔だけでなく、背景をどこまで画面に入れられるかも確認したいポイントです。特にレンズ一体型の3機種は購入後にレンズを交換できないため、焦点距離とズームの有無を比べておきましょう。
機種 | レンズ・焦点距離 | 広角側 | 望遠側 | 光学ズーム |
|---|---|---|---|---|
20mm相当 F2 単焦点 | 20mm固定 | 20mm固定 | 非対応 | |
24-70mm相当 F1.8-2.8 | 24mm | 70mm | 対応 | |
18-50mm相当 F1.8-4 | 18mm | 50mm | 対応 | |
Eマウント交換式 | 装着レンズによる | 装着レンズによる | 装着レンズによる | |
Eマウント交換式 | 装着レンズによる | 装着レンズによる | 装着レンズによる | |
Eマウント交換式 | 装着レンズによる | 装着レンズによる | 装着レンズによる |
※レンズ一体型3機種の焦点距離は35mm判換算です。
※ZV-E10/ZV-E10 IIはAPS-C、ZV-E1はフルサイズのため、同じ焦点距離のレンズでも35mm判換算の画角は異なります。
ZV-1Fは広角単焦点で自撮りしやすい
ZV-1Fは画角を光学ズームで変更できないため、構図を変えるときはカメラと被写体の距離を調整するのが基本です。その代わり、20mm相当の広角なので、自撮りでは顔と一緒に周囲の背景も入れやすくなっています。
また、最短撮影距離はレンズ先端から約5cmです。小物や料理へ近づいて撮ることもできますが、広角レンズは被写体との距離が近いほど遠近感が強く表れます。商品の形を自然に見せたい場合は、少し距離を取って構図を調整してください。
ZV-1はズーム範囲の広さが特徴
ZV-1は24-70mm相当のズームに対応しており、被写体に合わせて画角を変えられます。人物や料理、小物などを少し離れた位置から大きく写したい場合にも使いやすい構成です。
ただし、自撮りで使う広角端は24mm相当となります。狭い室内や複数人での撮影では、18mm相当のZV-1 IIや20mm相当のZV-1Fよりカメラとの距離を取りたい場面もあります。
ZV-1 IIは3機種の中で最も広角から撮影できる
ZV-1 IIは広角側が18mm相当なので、レンズ一体型3機種の中では最も広い範囲を写せます。室内での自撮りや複数人での撮影など、カメラと被写体の距離を取りにくい場面で使いやすい画角です。
ただし、望遠側は50mm相当までとなります。自撮りの広さを重視するならZV-1 II、より望遠側までズームしたいなら70mm相当まで使えるZV-1という違いを確認しておきましょう。
ZV-Eシリーズはレンズを選んで画角を変えられる
ZV-E10/ZV-E10 II/ZV-E1は、撮影内容に合わせてEマウントレンズを交換できます。自撮りなら広角ズーム、人物なら標準域の単焦点、離れた被写体には望遠レンズといった組み合わせが可能です。
ただし、ZV-E10/ZV-E10 IIはAPS-C、ZV-E1はフルサイズなので、同じ焦点距離のレンズを装着しても写る範囲は同じではありません。たとえばAPS-C機では、35mm判換算の画角はレンズ表記の焦点距離のおよそ1.5倍が目安となります。
そのため、レンズ交換式を選ぶ場合はボディだけで自撮りのしやすさを判断せず、購入予定のレンズと35mm判換算の画角まで確認しましょう。
動画性能の比較:4K30p、60p、120pの違い
ZVシリーズは、機種によって4K動画で選べる最高フレームレートが異なります。通常速度のVlogを撮るのか、動きの多い映像やスローモーション素材まで撮影したいのかによって、必要な仕様を確認しましょう。
機種 | 通常時の4K最高フレームレート | 4K120p | 4K120p使用時の主な注意点 |
|---|---|---|---|
30p | 非対応 | - | |
30p | 非対応 | - | |
30p | 非対応 | - | |
30p | 非対応 | - | |
60p | 無料アップグレードで対応 | 120fps以上ではアクティブ手ブレ補正を使用不可 | |
60p | 無料アップグレードで対応 | 約10%クロップ、アクティブ/ダイナミックアクティブ使用不可 |
ZV-1F/ZV-1/ZV-1 II/ZV-E10は4K30pまで
ZV-1F、ZV-1、ZV-1 II、ZV-E10は、4K動画を最大30pで記録できます。日常のVlogや旅行記録、商品紹介、トーク動画など、通常速度で見せる映像が中心なら候補に入れやすい4機種です。
ただし、4Kで60p撮影をしたい場合や、4K素材を使ってスローモーションを作りたい場合は対応機種が変わります。その場合は、ZV-E10 IIまたはZV-E1を比較してください。
ZV-E10 IIは4K60pに加えて4K120pへ対応
ZV-E10 IIは通常撮影で4K60pを利用でき、無料のアップグレードライセンスを適用すると4K120pにも対応します。4K120pのアップグレードライセンスは2025年12月10日から提供中です。
ただし、120fps以上の撮影では動画用のアクティブ手ブレ補正を使用できません。歩き撮りで120pを使う予定がある場合は、手ブレ補正の条件も確認してください。
ZV-E1の4K120pは約10%画角が狭くなる
ZV-E1は通常撮影で4K60pまで利用でき、無料のアップグレードライセンスを適用すると4K120pも使えます。QFHDの4K120pでは、通常時より画角が約10%狭くなる仕様です。
加えて、手ブレ補正は[スタンダード]または[切]に限定され、アクティブとダイナミックアクティブは選択できません。4K120pを使う場合は、使用するレンズの画角と撮影方法をあらかじめ確認しましょう。
手ブレ補正の比較:歩き撮りでは方式の違いを確認

ZVシリーズは、機種によって手ブレ補正の方式が異なります。特に歩きながら動画を撮る場合は、光学式・電子式・ボディ内手ブレ補正の違いを確認しておきましょう。
機種 | 主な手ブレ補正 | 動画撮影でのポイント |
|---|---|---|
電子式 | 動画用アクティブモードに対応 | |
光学式 | アクティブモードでは光学式+電子式を併用 | |
電子式 | 動画用アクティブモードに対応 | |
スタンダード時はレンズ側/アクティブ時は電子式 | ボディ内センサーシフト式手ブレ補正なし | |
スタンダード時はレンズ側/アクティブ時は電子式 | ボディ内センサーシフト式手ブレ補正なし | |
5軸ボディ内手ブレ補正 | アクティブ/ダイナミックアクティブに対応 |
※電子式のアクティブモードでは、機種によって通常時より撮影画角が狭くなります。
レンズ一体型3機種でも補正方式が異なる
ZV-1FとZV-1 IIは、動画撮影時に電子式のアクティブモードを利用できます。これに対して、ZV-1は光学式手ブレ補正を搭載し、動画のアクティブモードでは光学式と電子式を組み合わせる方式です。
そのため、同じレンズ一体型でも手ブレ補正の仕組みは同じではありません。歩き撮りをする場合は、補正方式に加えて、アクティブモード使用時の画角も確認してください。
ZV-E10シリーズはモードによって補正方式が変わる
ZV-E10/ZV-E10 IIには、ZV-E1のようなボディ内センサーシフト式手ブレ補正はありません。
動画撮影では、スタンダードモードで対応レンズ側の手ブレ補正を利用し、アクティブモードでは電子式補正を使用します。そのため、スタンダードで撮る場合は、装着するレンズに手ブレ補正機構があるかも確認しましょう。
なお、アクティブモードを中心に使う場合は、補正方式だけでなく撮影時の画角も含めて判断してください。
ZV-E1は5軸ボディ内手ブレ補正を搭載
ZV-E1は、今回比較する6機種の中で唯一、5軸ボディ内手ブレ補正を搭載しています。手ブレ補正機構を持たないEマウントレンズを装着した場合でも、ボディ側の補正を利用可能です。
さらに動画では、アクティブモードに加えてダイナミックアクティブモードも選択できます。ダイナミックアクティブでは5軸ボディ内手ブレ補正と電子式補正を組み合わせますが、通常のアクティブモードより画角が狭くなります。
そのため、歩き撮りや自撮りで使用する場合は、補正モードと使用するレンズの画角を合わせて確認しましょう。
音声の比較:外部マイクの接続方法も違う
ZVシリーズは6機種とも外部マイクを利用できます。ただし、3.5mmマイク端子のほかに、上部シューの種類やデジタル音声入力への対応状況が異なります。
機種 | 3.5mmマイク端子 | 上部シュー | デジタルオーディオインターフェース |
|---|---|---|---|
対応 | コールドシュー | 非対応 | |
対応 | マルチインターフェースシュー | 非対応 | |
対応 | マルチインターフェースシュー | 非対応 | |
対応 | マルチインターフェースシュー | 対応 | |
対応 | マルチインターフェースシュー | 対応 | |
対応 | マルチインターフェースシュー | 対応 |
※コールドシューとは、電子接点を持たず、マイクなどのアクセサリーを固定するためのシューです。
※デジタルオーディオインターフェースは、対応マイクから音声をデジタル信号のままカメラへ入力できる仕組みです。
ZV-1Fは外部マイクを3.5mm端子へ接続する
ZV-1Fは3.5mmマイク入力端子を備えていますが、上部のアクセサリーシューは電子接点を持たないコールドシューです。
そのため、外部マイクをシューへ固定しても、音声をシュー経由で入力することはできません。SonyのECM-G1を使う場合は、マイクをシューへ装着したうえで、付属ケーブルを本体のマイク端子へ接続してください。
ZV-1/ZV-1 IIはマルチインターフェースシューに対応
ZV-1とZV-1 IIは、3.5mmマイク端子に加えてマルチインターフェースシューを搭載しています。ただし、デジタルオーディオインターフェースには対応していません。
ZV-1 IIでは、ECM-G1など対応するマイクをマルチインターフェースシューへ装着すれば、ケーブルを使わずに音声を入力できます。また、3.5mmマイク端子も利用できるため、使用するマイクに合わせて接続方法を選べます。
ZV-E10シリーズとZV-E1はデジタル音声入力に対応
ZV-E10/ZV-E10 II/ZV-E1は、デジタルオーディオインターフェース対応のマルチインターフェースシューを搭載しています。対応するSony製マイクを装着すると、音声をデジタル信号のままカメラへ入力可能です。
たとえば、ECM-B1MやECM-B10などの対応マイクでは、シュー経由で音声入力と電源供給ができるため、カメラとマイクをつなぐ音声ケーブルは必要ありません。外部マイクを使う機会が多い場合は、カメラだけでなく使用予定のマイクが各機種に対応しているかも確認しましょう。
携帯性とバッテリーの比較:撮影セット全体で考える

携帯性を比べるときは、本体の質量だけでなく、レンズを含めた撮影セット全体の重さも確認する必要があります。また、動画を長く撮る場合は、使用するバッテリーと連続動画撮影時間も比較しておきましょう。
機種 | 質量 | バッテリー | 連続動画撮影時間 | レンズ形式 |
|---|---|---|---|---|
約256g | NP-BX1 | 約90分 | 一体型 | |
約294g | NP-BX1 | 約75分 | 一体型 | |
約292g | NP-BX1 | 約75分 | 一体型 | |
約343g | NP-FW50 | 約125分 | 交換式 | |
約377g | NP-FZ100 | 約195分 | 交換式 | |
約483g | NP-FZ100 | 約140分 | 交換式 |
※質量はバッテリーとメモリーカードを含む数値です。
※連続動画撮影時間は液晶モニター使用時のCIPA規格準拠値です。撮影設定や使用環境によって変動します。
※レンズ交換式3機種は、使用するレンズの質量が別途加わります。
レンズ一体型3機種は300g未満
ZV-1F/ZV-1/ZV-1 IIは、いずれもバッテリーとメモリーカードを含めて300g未満です。さらにレンズが本体に組み込まれているため、交換レンズを追加せずに撮影できます。
そのため、旅行や日常の記録など、カメラをバッグへ入れて頻繁に持ち歩きたい場合は撮影セットを小さくまとめやすい構成です。
ただし、3機種ともNP-BX1を使用し、連続動画撮影時間はZV-1Fが約90分、ZV-1/ZV-1 IIが約75分となっています。長時間撮影を予定している場合は、USB給電や予備バッテリーも検討してください。
ZV-E10 IIはNP-FZ100を採用し、連続動画撮影時間は約195分
ZV-E10はNP-FW50を使用しますが、ZV-E10 IIでは大容量のNP-FZ100へ変更されています。
連続動画撮影時間も、ZV-E10の約125分に対してZV-E10 IIは約195分です。長時間の収録をする場合は、バッテリー交換の回数を抑えやすくなっています。
ただし、ZV-E10 IIの質量は約377gで、ZV-E10の約343gより重くなりました。さらに交換レンズの重量も加わるため、携帯性を比較するときは実際に使用するレンズまで含めて確認しましょう。
ZV-E1はレンズを含めた撮影セットの重量を確認
ZV-E1は本体のみで約399g、バッテリーとメモリーカードを含めると約483gです。さらに、撮影時にはEマウントレンズの重量が加わります。
また、NP-FZ100を使用し、連続動画撮影時間は約140分です。同じNP-FZ100を採用するZV-E10 IIより公称値は短いため、バッテリー型番だけで撮影時間を判断しないようにしてください。
特に片手で自撮りする場合は、ボディだけでなくレンズや外部マイク、グリップを装着した状態の総重量まで確認しましょう。
価格と購入後のコスト:レンズ代まで含めて比較
ZVシリーズは、本体価格だけでなく、交換レンズや外部マイクなどを含めた総額も機種によって変わります。特にレンズ交換式を選ぶ場合は、ボディだけでなく最初に使うレンズまで含めて予算を考えましょう。
機種 | 価格 | 交換レンズの追加購入 | 購入時に考えたい追加機材 | 販売状況 |
|---|---|---|---|---|
82,500円(税込)~ | 不要 | 外部マイク・予備バッテリーなど | 新品販売中 | |
- | 不要 | 外部マイク・予備バッテリーなど | 生産完了・公式通販販売終了 | |
125,400円(税込)~ | 不要 | 外部マイク・予備バッテリーなど | 新品販売中 | |
108,900円(税込)~ | ボディ単体購入時は必要 | レンズ・外部マイク・予備バッテリーなど | 新品販売中 | |
152,900円(税込)~ | ボディ単体購入時は必要 | レンズ・外部マイク・予備バッテリーなど | 新品販売中 | |
328,900円(税込)~ | ボディ単体購入時は必要 | レンズ・外部マイク・予備バッテリーなど | 新品販売中 |
※ZV-E10/ZV-E10 IIにはレンズキットも用意されています。
※価格は、2026年9月15日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
レンズ一体型は初期費用を把握しやすい
ZV-1F/ZV-1/ZV-1 IIは、本体価格に撮影用レンズが含まれています。そのため、ボディとレンズを別々に購入するレンズ交換式より、撮影開始時に必要な金額を見積もりやすいのが特徴です。
必要に応じて、外部マイクやシューティンググリップ、予備バッテリーなどの費用を追加してください。
なお、ZV-1は生産完了モデルです。中古品を選ぶ場合は、本体の外観だけでなく、レンズの動作やバッテリーの状態、付属品の有無まで購入先で確認しましょう。
レンズ交換式はボディとレンズの総額で比較
ZV-E10/ZV-E10 II/ZV-E1は、ボディ価格だけでは撮影に必要な総額を判断できません。ZV-E10/ZV-E10 IIにはレンズキットもありますが、ボディ単体を選ぶ場合は別途Eマウントレンズが必要です。
まず、自撮り、人物、商品撮影など、最も撮影頻度の高い用途に合うレンズを1本選びましょう。そのうえで、ボディとレンズを合わせた金額を比較すると予算を整理しやすくなります。
ZV-E1でフルサイズの撮像範囲を使う場合は、フルサイズ対応Eマウントレンズを選んでください。
用途別に選ぶSony ZVシリーズ
ここまで比較した画角、動画性能、手ブレ補正、携帯性をもとに、撮影用途ごとの候補を整理します。
メイン用途 | 候補 | 選ぶ理由 | 確認したい点 |
|---|---|---|---|
小型カメラで自撮りを始めたい | 20mm相当 F2の広角単焦点 | 光学ズームなし | |
1台で広角から中望遠まで使いたい | 24-70mm相当 F1.8-2.8のズーム | 生産完了・公式新品販売なし | |
室内自撮りや複数人撮影が多い | 18mm相当から使える広角ズーム | 望遠端は50mm相当 | |
価格を抑えてレンズ交換式を使いたい | APS-CセンサーとEマウントを採用 | 4K動画は最大30p | |
APS-Cで4K60p/120pを使いたい | 4K60p、無料アップグレードで4K120pに対応 | 120fps以上ではアクティブ手ブレ補正を使用不可 | |
フルサイズとボディ内手ブレ補正を重視したい | フルサイズセンサーと5軸ボディ内手ブレ補正を搭載 | 4K120pでは画角が約10%狭くなり、別売レンズも必要 |
迷ったら画角・レンズ交換・動画性能の順に絞る
まず、自撮りを中心に撮るなら必要な画角から考えてください。広い範囲を写したい場合は18mm相当のZV-1 IIや20mm相当のZV-1F、望遠側までズームしたいなら70mm相当まで使えるZV-1が候補となります。
次に、購入後もレンズを変えながら撮影内容を広げたい場合は、ZV-E10/ZV-E10 II/ZV-E1を検討しましょう。この3機種は使用するレンズによって画角や撮影セットの大きさが変わるため、ボディだけでなく最初に使うレンズまで決めて比較すると分かりやすくなります。
さらに、動画性能を重視する場合は、必要なフレームレートから候補を絞ります。4K60p以上を実際に使うか、フルサイズやボディ内手ブレ補正まで必要かを整理し、予算やレンズを含めた撮影セットで比較してください。
ZV-1からZV-1 IIへ買い替えるなら画角を比較

Via: Digital Camera World 作例(ZV-1)

ZV-1からZV-1 IIへの買い替えでは、広角側が広がる代わりに、望遠側が短くなる点を確認しておきましょう。両機種は質量がほぼ同じなので、持ち歩きやすさよりも普段よく使う画角が判断材料になります。
項目 | ||
|---|---|---|
レンズ | 24-70mm相当 F1.8-2.8 | 18-50mm相当 F1.8-4 |
広角端 | 24mm相当 | 18mm相当 |
望遠端 | 70mm相当 | 50mm相当 |
質量 | 約294g | 約292g |
販売状況 | 生産完了・公式通販販売終了 | 新品販売中 |
※焦点距離は35mm判換算です。
※質量はバッテリーとメモリーカードを含む数値です。
室内自撮りで広角側に不満があるならZV-1 IIを確認
ZV-1からZV-1 IIへの買い替えでは、24mm相当から18mm相当へ広角側が広がることが主な変更点のひとつです。
現在のZV-1で、室内自撮りや複数人撮影の際に「もう少し背景まで入れたい」と感じることが多いなら、ZV-1 IIへの変更を検討しやすくなります。
ただし、両機種の質量はほぼ同じです。携帯性を大きく変える買い替えというより、必要な画角が変わるかどうかを基準に判断してください。
50-70mm相当をよく使うならZV-1を手放す前に確認
ZV-1は70mm相当まで光学ズームできますが、ZV-1 IIの望遠端は50mm相当です。そのため、ZV-1で使える50-70mm相当の範囲はZV-1 IIではカバーできません。
人物を少し離れた位置から撮る場合や、小物を大きく配置する撮影で望遠側を使っているなら、過去の写真や動画を見返して使用頻度の高い焦点距離を確認しましょう。
ZV-E10からZV-E10 IIへ買い替えるなら動画とバッテリーを比較


ZV-E10からZV-E10 IIへの買い替えでは、4K動画のフレームレートとバッテリーの変更が主な確認ポイントです。ZV-E10で使っている撮影設定や予備バッテリーも含めて比較しましょう。
項目 | ||
|---|---|---|
通常時の4K動画 | 最大30p | 最大60p |
4K120p | 非対応 | 無料アップグレードで対応 |
バッテリー | NP-FW50 | NP-FZ100 |
連続動画撮影時間 | 約125分 | 約195分 |
質量 | 約343g | 約377g |
※連続動画撮影時間は液晶モニター使用時のCIPA規格準拠値です。撮影設定や使用環境によって変動します。
※質量はバッテリーとメモリーカードを含む数値です。
4K60p以上が必要ならZV-E10 IIを検討
ZV-E10からZV-E10 IIへの買い替えでは、4K60p以上を実際に使うかどうかが判断材料になります。
4K60pで撮影したい場合や、4K120p素材を使ってスローモーション編集を行う予定があるなら、ZV-E10 IIへ変更する理由になります。ただし、4K120pではアクティブ手ブレ補正を使用できません。
反対に、4K30pでの撮影が中心で、現在の不満が画角やレンズの明るさにある場合は、ボディより先にレンズを見直す方法もあります。
予備のNP-FW50はZV-E10 IIへ引き継げない
ZV-E10 IIでは使用バッテリーがNP-FZ100へ変更されているため、ZV-E10用に購入したNP-FW50をそのまま使うことはできません。すでにNP-FW50を複数所有している場合は、ボディの買い替えだけでなく、必要に応じてNP-FZ100を追加購入する費用も考えておきましょう。
また、ZV-E10 IIはZV-E10より34g重くなっています。長時間の手持ち撮影が多い場合は、使用するレンズまで含めた総重量も確認してください。
Sony ZVシリーズの比較まとめ
Sony ZVシリーズは、同じVLOGCAMでもレンズ、センサーサイズ、手ブレ補正、動画性能が機種ごとに異なります。本体とレンズをまとめて持ち歩きたい場合は、20mm相当 F2の単焦点レンズを搭載するZV-1Fや、18-50mm相当 F1.8-4の広角ズームを備えるZV-1 IIが候補です。24-70mm相当 F1.8-2.8のZV-1は望遠側までズームできますが、生産完了モデルのため、現在は流通在庫や中古品が中心となります。レンズ交換式では、APS-CのZV-E10/ZV-E10 IIと、フルサイズのZV-E1から選べます。4K30pまでで問題なければZV-E10、4K60pやアップグレード後の4K120pを使いたいならZV-E10 IIを確認してください。さらに、フルサイズセンサーと5軸ボディ内手ブレ補正を重視する場合はZV-E1が候補となります。最終的には、自撮りなら広角側の画角、商品撮影ならズーム範囲や使用するレンズ、歩き撮りなら手ブレ補正、スローモーション編集ならフレームレートを基準にすると選びやすくなります。自分が最も多く撮る場面を決め、その撮影に必要な機能を備えた機種を選びましょう。
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