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Sony RX100シリーズを徹底比較!M3/M4/M5A/M6/M7の違いとおすすめの選び方








Sony RX100シリーズは、1.0型センサーとズームレンズを小型ボディに搭載した高級コンパクトデジタルカメラです。RX100 III(M3)からRX100 VII(M7)までのモデルでは、24-70mm F1.8-2.8の明るい標準ズームを採用する機種と、24-200mm F2.8-4.5の高倍率ズームを採用する機種に分かれます。また、世代によってAF性能や4K動画への対応、操作性なども異なります。この記事では、RX100 III・RX100 IV・RX100 VA・RX100 VI・RX100 VIIの5機種を中心に、レンズ・AF・動画・操作性を比較し、撮影用途に合ったモデルの選び方を解説します。
この記事のサマリー

2026年9月時点で、比較する5機種のうちソニー公式オンラインストアで新品購入できるのはRX100 VII。旧モデルは中古を中心に検討する

RX100 III・RX100 IV・RX100 VAは24-70mm F1.8-2.8、RX100 VI・RX100 VIIは24-200mm F2.8-4.5を搭載。レンズの明るさなら前者、望遠域なら後者が有利

RX100 VA以降は像面位相差AFに対応。子どもやペット、スポーツなど動く被写体を撮影する場合に適している

4K動画にはRX100 IV以降が対応。RX100 VIIは外部マイク端子も搭載し、外付けマイクを使った音声収録が可能

室内・夜間なら24-70mm系、旅行・運動会なら24-200mm系など、焦点距離、レンズの明るさ、AF、動画機能、価格を基準に選ぶ
※この記事では、RX100シリーズのうち、RX100 III・RX100 IV・RX100 VA・RX100 VI・RX100 VIIの5機種を中心に比較します。RX100シリーズには、初代RX100とRX100 II、RX100 Vもあります。以下のRX100の記事では各世代との違いも解説しているので、より詳しく知りたい人は参考にしてみてください。
Sony RX100シリーズはどれを選ぶべきか
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RX100シリーズを選ぶときは、まずレンズの焦点距離と明るさを確認し、そのうえでAF性能や動画機能を比較すると選びやすくなります。まずは、それぞれの機種の特徴を見ていきましょう。
項目 | RX100 III | RX100 IV | RX100 VA | RX100 VI | RX100 VII | 比較ポイント |
|---|---|---|---|---|---|---|
レンズ(35mm判換算) | 24-70mm | 24-70mm | 24-70mm | 24-200mm | 24-200mm | RX100 III・IV・VAは明るさ、VI・VIIは望遠域を重視 |
開放F値 | F1.8-2.8 | F1.8-2.8 | F1.8-2.8 | F2.8-4.5 | F2.8-4.5 | 室内や夜間ではF1.8-2.8の3機種がシャッタースピードを確保しやすい |
4K動画 | ― | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 4K動画を撮影するならRX100 IV以降 |
像面位相差AF | ― | ― | 対応 | 対応 | 対応 | 動く人物やペットなどを撮るならVA以降が有利 |
外部マイク端子 | ― | ― | ― | ― | あり | 外部マイクを直接接続できるのはVIIのみ |
2026年9月時点の公式オンライン販売状況 | ― | ― | ― | ― | 販売中/209,000円(税込) | 新品を希望する場合はVIIを優先して検討 |
向いている用途 | 室内・日常スナップ | 24-70mm+4K動画 | 24-70mm+動体撮影 | 旅行・イベント・望遠撮影 | 旅行・動体・動画撮影 | レンズ、AF、動画機能の優先順位から選ぶ |
代表5機種の立ち位置:RX100 III〜VIIで何が変わった?
RX100 III(DSC-RX100M3)は、EVF(電子ビューファインダー)を内蔵しています。晴天下など背面モニターが見にくい場面でも、ファインダーを使って構図を確認できます。
RX100 IV(DSC-RX100M4)は、メモリー一体1.0型積層型Exmor RS CMOSセンサーを採用しています。4K動画に加えて、最大960fpsのHFR(ハイフレームレート)撮影にも対応し、動画機能が強化されました。
RX100 VA(DSC-RX100M5A)は、RX100 Vをベースに画像処理性能などを改良したモデルです。315点の像面位相差AFを搭載し、最高約24コマ/秒のAF・AE追随連写に対応しています。24-70mm F1.8-2.8の明るいレンズを搭載しているため、室内撮影と動体撮影の両方を重視する場合に適しています。
RX100 VI(DSC-RX100M6)は、レンズを24-200mm F2.8-4.5へ変更しました。RX100 VAまでの24-70mmより望遠域が大幅に広がり、旅行や運動会、ステージなど、被写体に近づきにくい場面で使いやすくなっています。
RX100 VII(DSC-RX100M7)も24-200mm F2.8-4.5を搭載しています。さらに、リアルタイムトラッキングやリアルタイム瞳AF、外部マイク端子などに対応しており、動体撮影や動画撮影を重視する場合に選びやすいモデルです。
選び方の軸は5つ:ズーム、明るさ、AF、動画、入手性
RX100シリーズを選ぶときは、ズームレンジ、レンズの明るさ、AF性能、動画機能、入手性の5つを確認します。ズームレンジでは、24-70mmが日常スナップや食事、人物撮影に使いやすく、24-200mmは運動会やステージ、旅行など遠くの被写体を大きく写したい場面に適しています。
レンズの明るさを重視する場合は、24-70mm F1.8-2.8を搭載するRX100 III・RX100 IV・RX100 VAが有利です。室内や夜間でもシャッタースピードを確保しやすく、ISO感度の上昇も抑えやすくなります。AF性能では、像面位相差AFを搭載するRX100 VA以降が動く人物やペットなどの撮影に適しています。
動画はRX100 IV以降が4K撮影に対応しています。RX100 VIとRX100 VIIは24-200mmまで使えるため、動画でも広角から望遠まで幅広い画角を選べます。さらにRX100 VIIは外部マイク端子を搭載しており、外付けマイクを使って音声を収録できます。
入手性もモデル選びに影響します。新品で購入できるモデルは時期によって変わるため、新品を希望する場合は販売状況を確認したうえで候補を絞る必要があります。一方、生産を終了したモデルを選ぶ場合は、中古品の価格だけでなく、外観やレンズ、液晶、EVFなどの状態も確認することが重要です。
Sony RX100シリーズ(RX100 III/IV/VA/VI/VII)の主要スペック比較
RX100 IIIからRX100 VIIはいずれも1.0型センサーを採用し、有効画素数も約2010万画素で共通しています。ただし、センサーの構造や画像処理エンジンは世代によって異なるため、画素数だけで画質を比較することはできません。ここではレンズの焦点距離とF値、AF方式、連写性能、動画機能、外部マイク端子などの違いを紹介します。
項目 | RX100 III | RX100 IV | RX100 VA | RX100 VI | RX100 VII |
|---|---|---|---|---|---|
センサー | 1.0型 Exmor R CMOS | 1.0型 積層型Exmor RS CMOS | 1.0型 積層型Exmor RS CMOS | 1.0型 積層型Exmor RS CMOS | 1.0型 積層型Exmor RS CMOS |
レンズ(35mm判換算) | 24-70mm | 24-70mm | 24-70mm | 24-200mm | 24-200mm |
開放F値 | F1.8-2.8 | F1.8-2.8 | F1.8-2.8 | F2.8-4.5 | F2.8-4.5 |
像面位相差AF | 非対応 | 非対応 | 315点 | 315点 | 357点 |
最高連写速度 | 約10コマ/秒 | 約16コマ/秒 | 約24コマ/秒 | 約24コマ/秒 | 約20コマ/秒 |
4K動画 | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
内蔵NDフィルター | あり(3段分) | あり(3段分) | あり(3段分) | なし | なし |
外部マイク端子 | なし | なし | なし | なし | あり(3.5mm) |
まず24-70mmと24-200mmのどちらが撮影用途に合うかを確認します。室内や夜間でレンズの明るさを重視するなら24-70mm F1.8-2.8、旅行やイベントで望遠撮影を重視するなら24-200mm F2.8-4.5が適しています。
次に、子どもやペットなど動く被写体を撮るなら像面位相差AFの有無、動画を撮るなら4K対応や外部マイク端子の有無を確認します。EVFや背面モニターの解像度などにも世代ごとの違いはありますが、まずはレンズ・AF・動画機能から候補を絞ると、撮影用途に合ったモデルを選びやすくなります。
センサーとレンズ:RX100 IV以降は積層型、RX100 VI以降は24-200mm
RX100 IV以降は、1.0型積層型Exmor RS CMOSセンサーを採用しています。RX100 IVでは4K動画や最大960fpsのHFR(ハイフレームレート)撮影に対応するなど、高速な読み出しを生かした撮影機能が追加されました。
レンズはRX100 VIから大きく変わり、RX100 VAまでの24-70mm F1.8-2.8に対して、24-200mm F2.8-4.5を採用しています。望遠端が70mmから200mmまで伸びたため、旅行先の遠景や運動会、ステージなど、離れた場所から被写体を大きく写したい場面ではRX100 VI以降が有利です。一方、室内や夜間などレンズの明るさを重視する場合は、F1.8-2.8のRX100 VAまでが適しています。
AF・連写・端子:RX100 VA以降は動体撮影、RX100 VIIは動画撮影に強い
RX100 VA以降は、像面位相差AFとコントラストAFを組み合わせたファストハイブリッドAFを搭載しています。RX100 VAは315点の像面位相差AFと、AF・AE追随で最高約24コマ/秒の連写に対応しており、走る子どもやペットなど動く被写体を撮影しやすくなっています。
RX100 VIIは、リアルタイムトラッキングや動画撮影時のリアルタイム瞳AFにも対応しています。さらに3.5mmの外部マイク端子を搭載しているため、外付けマイクを使って音声を収録できます。動く被写体の動画撮影や、音声も重視するVlogではRX100 VIIが適しています。
Sony RX100シリーズ(RX100 III/IV/VA/VI/VII)の画質の比較
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via:CameraLabs(RX100 VI/作例)
RX100 IIIからRX100 VIIはいずれも1.0型センサーを採用し、有効画素数は約2010万画素です。ただし、センサー構造や画像処理エンジン、レンズが世代によって異なるため、画素数だけで画質が同等とは判断できません。
特に撮影結果へ影響しやすいのがレンズの違いです。RX100 III・RX100 IV・RX100 VAは24-70mm F1.8-2.8を搭載しており、室内や夜間ではISO感度を抑えたり、速いシャッタースピードを選んだりしやすくなります。一方、RX100 VI・RX100 VIIは24-200mm F2.8-4.5を搭載しており、レンズの明るさよりも望遠域の広さを重視した仕様です。動画では、RX100 IV以降が積層型Exmor RS CMOSセンサーを採用しており、高速な読み出しを生かした4K動画やHFR(ハイフレームレート)撮影に対応しています。
観点 | RX100 III | RX100 IV | RX100 VA | RX100 VI | RX100 VII | 影響しやすい場面 |
|---|---|---|---|---|---|---|
開放F値 | F1.8-2.8 | F1.8-2.8 | F1.8-2.8 | F2.8-4.5 | F2.8-4.5 | 室内・夜間・人物撮影 |
センサー構造 | 裏面照射型Exmor R | 積層型Exmor RS | 積層型Exmor RS | 積層型Exmor RS | 積層型Exmor RS | 動画・高速撮影 |
レンズ(35mm判換算) | 24-70mm | 24-70mm | 24-70mm | 24-200mm | 24-200mm | 人物・旅行・遠景 |
内蔵NDフィルター | あり(3段分) | あり(3段分) | あり(3段分) | なし | なし | 晴天下の動画・開放F値での撮影 |
静止画:夜間・室内では24-70mm F1.8-2.8が有利
夜の街や室内で人物を撮影するときは、手ブレや被写体ブレを防ぐために一定以上のシャッタースピードが必要です。RX100 III・RX100 IV・RX100 VAは24-70mm F1.8-2.8のレンズを搭載しており、RX100 VI・RX100 VIIの24-200mm F2.8-4.5より明るいレンズを使用できます。そのため、同じ明るさの場所と同程度の焦点距離で撮影する場合は、ISO感度を低く抑えたり、より速いシャッタースピードを選んだりしやすいのが利点です。
一方、RX100 VIとRX100 VIIは望遠端が200mmまで伸びるため、遠くの人物や風景を大きく写す場合に有利です。静止画では新しいモデルほど一律に優れているわけではなく、暗い場所での撮影を重視するなら24-70mm F1.8-2.8、望遠撮影を重視するなら24-200mm F2.8-4.5という選び分けが重要です。
動画:4K撮影はRX100 IV以降が対応
RX100 IIIはフルHD動画までの対応ですが、RX100 IV以降はXAVC Sによる4K動画撮影に対応しています。RX100 IVでは1.0型積層型Exmor RS CMOSセンサーが採用され、4K動画に加えて最大960fpsのHFR(ハイフレームレート)撮影にも対応しました。
積層型センサーは高速な読み出しを特徴としていますが、ローリングシャッター(カメラを素早く動かしたときなどに、建物や柱などが斜めに写る現象)の程度は記録方式、撮影条件などにより異なります。そのため、積層型センサーを採用するRX100 IV以降であっても、ローリングシャッターが発生しないわけではありません。
動画性能を比較する場合は、センサー構造だけでなく、4Kの記録方式やフレームレート、連続撮影時間なども確認することが重要です。
Sony RX100シリーズ(RX100 III/IV/VA/VI/VII)のズームの比較
RX100シリーズを選ぶうえで大きな違いとなるのが、レンズの焦点距離と明るさです。RX100 III・RX100 IV・RX100 VAは24-70mm F1.8-2.8を搭載しており、日常スナップや人物、室内など、標準域を中心に撮影する場合に適しています。一方、RX100 VI・RX100 VIIは24-200mm F2.8-4.5を搭載しており、70mmを超える望遠域まで1台でカバーできます。
旅行や運動会、ステージなど遠くの被写体を撮る機会が多い場合は24-200mm、室内や夜間でレンズの明るさを重視する場合は24-70mmを基準に選ぶと判断しやすくなります。
項目 | RX100 III | RX100 IV | RX100 VA | RX100 VI | RX100 VII |
|---|---|---|---|---|---|
レンズ(35mm判換算) | 24-70mm | 24-70mm | 24-70mm | 24-200mm | 24-200mm |
開放F値 | F1.8-2.8 | F1.8-2.8 | F1.8-2.8 | F2.8-4.5 | F2.8-4.5 |
ズーム倍率 | 約2.9倍 | 約2.9倍 | 約2.9倍 | 8倍 | 8倍 |
向いている撮影 | 室内・食事・日常スナップ | 室内・旅行・動画 | 室内・人物・動体 | 旅行・運動会・ステージ | 旅行・運動会・動体 |
レンズの特徴 | 明るい標準ズーム | 明るい標準ズーム | 明るさと動体AFを両立 | 200mmまで対応 | 200mmまで対応しAFも強化 |
24-70mm F1.8-2.8(RX100 III/IV/VA):室内・人物・食べ物に強い
RX100 III・RX100 IV・RX100 VAは、35mm判換算24-70mm F1.8-2.8のズームレンズを搭載しています。広角端の24mmは風景や建物、テーブルフォトなど周囲を広く写したい場面に使いやすく、望遠端の70mmは人物や小物を大きく写す場合に適しています。
また、開放F値は広角端でF1.8、望遠端でもF2.8です。RX100 VI・RX100 VIIの24-200mm F2.8-4.5より明るいため、室内や夜間ではISO感度を抑えたり、速いシャッタースピードを選んだりしやすくなります。
背景のぼけ方はセンサーサイズやF値だけでなく、焦点距離、撮影距離、被写体と背景の距離によっても変わります。70mm F2.8を利用できるため、被写体に近づき、背景との距離を確保すれば、人物や小物撮影でも背景をぼかした表現が可能です。
24-200mm F2.8-4.5(RX100 VI/VII):旅行・運動会・ステージに対応しやすい
RX100 VIとRX100 VIIは、35mm判換算24-200mm F2.8-4.5の高倍率ズームレンズを搭載しています。広角24mmから望遠200mmまで1本でカバーできるため、旅行先の風景から遠くの建物、動物までレンズ交換なしで撮影できます。運動会や発表会、ステージなど、撮影位置から被写体まで距離がある場面でも200mm相当まで望遠撮影できるのが利点です。
一方、望遠端の開放F値はF4.5です。RX100 III・RX100 IV・RX100 VAの70mm F2.8と比べてレンズが暗いため、暗い体育館や夕方などではISO感度が高くなったり、シャッタースピードが遅くなったりする場合があります。動く被写体を撮る場合は、必要に応じてISO感度を上げてシャッタースピードを確保する必要があります。
また、RX100 VIとRX100 VIIは内蔵NDフィルターを搭載していません。晴天下で遅いシャッタースピードを使って動画を撮影する場合や、絞りを開けて静止画を撮影する場合は、NDフィルターを内蔵する24-70mm F1.8-2.8のモデルより露出調整の選択肢が限られます。望遠域の広さを優先するなら24-200mm、レンズの明るさや内蔵NDフィルターを重視するなら24-70mmを選ぶと、それぞれの特徴を生かしやすくなります。
Sony RX100シリーズ(RX100 III/IV/VA/VI/VII)のAF・連写の比較
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via:Lensrentals(RX100 VI/作例)
RX100シリーズは世代によってAF方式と連写性能が大きく異なります。特にRX100 VA以降は像面位相差AFに対応しており、走る子どもやペット、スポーツなど、撮影中に位置や距離が変化する被写体を追従しやすくなっています。
連写性能もRX100 VA以降で強化されており、RX100 VAとRX100 VIはAF・AE追随で最高約24コマ/秒に対応します。RX100 VIIは最高約20コマ/秒ですが、ブラックアウトフリー撮影に対応しているため、連写中も被写体の動きを確認しながらフレーミングしやすいのが特徴です。動体撮影を重視する場合は、連写速度だけでなくAF方式や連写中の表示も含めて比較することが重要です。
項目 | RX100 III | RX100 IV | RX100 VA | RX100 VI | RX100 VII |
|---|---|---|---|---|---|
AF方式 | コントラストAF | コントラストAF | ファストハイブリッドAF | ファストハイブリッドAF | ファストハイブリッドAF |
像面位相差AF | 非対応 | 非対応 | 315点 | 315点 | 357点 |
最高連写速度 | 約10コマ/秒 | 約16コマ/秒 | 約24コマ/秒 | 約24コマ/秒 | 約20コマ/秒 |
AF・AE追随高速連写 | ― | ― | 対応 | 対応 | 対応 |
望遠端 | 70mm | 70mm | 70mm | 200mm | 200mm |
動体撮影での特徴 | 日常撮影向け | 連写速度が向上 | 位相差AF+約24コマ/秒 | 位相差AF+200mm | 357点位相差AF+ブラックアウトフリー |
位相差AFの有無:RX100 VA以降は動く被写体を追いやすい
RX100 VAは、315点の像面位相差AFと25点のコントラストAFを組み合わせたファストハイブリッドAFを搭載しています。像面位相差AFは被写体までの距離やピントを動かす方向を検出できるため、前後に移動する被写体へのAF追従に適した方式です。
そのため、走って近づいてくる子どもや、頻繁に方向を変えるペット、スポーツなどを撮影する場合は、コントラストAFを採用するRX100 III・RX100 IVよりRX100 VA以降が適しています。動体撮影を重視する場合は、最高連写速度だけでなく、像面位相差AFへの対応も確認しておきたいポイントです。
連写性能:速度だけでなく連写中の表示も確認
RX100 VAは、AF・AE追随で最高約24コマ/秒の連写に対応しています。一方、RX100 VIIの最高連写速度は約20コマ/秒ですが、連写中にファインダーやモニターの表示が途切れないブラックアウトフリー撮影に対応しています。
ブラックアウトフリー撮影では、連写中も被写体の位置を確認できるため、動く被写体をフレーム内に収めながら撮影しやすくなります。スポーツやステージなど被写体が移動し続ける場面では、最高連写速度だけでなく、連写中に被写体を確認できるかどうかも重要です。そのため、RX100 VAの約24コマ/秒とRX100 VIIの約20コマ/秒は、連写速度の数値だけで優劣を判断せず、表示方式も含めて比較する必要があります。
Sony RX100シリーズ(RX100 III/IV/VA/VI/VII)の動画の比較
RX100シリーズは、世代によって対応する動画機能が異なります。RX100 IIIはフルHD動画までですが、RX100 IV以降は4K動画とHFR(ハイフレームレート)撮影に対応しています。さらにRX100 VIIは外部マイク端子を搭載しており、外付けマイクを使った音声収録が可能です。
そのため、フルHDで記録できれば十分なのか、4Kやスローモーション撮影を使いたいのか、外部マイクまで使用するのかによって候補を絞れます。動画を重視する場合は、解像度だけでなく、撮影できるフレームレートや音声入力なども含めて比較することが重要です。
項目 | RX100 III | RX100 IV | RX100 VA | RX100 VI | RX100 VII |
|---|---|---|---|---|---|
最高動画解像度 | フルHD | 4K | 4K | 4K | 4K |
HFR撮影(※) | 非対応 | 最大960fps | 最大960fps | 最大960fps | 最大960fps |
レンズ | 24-70mm | 24-70mm | 24-70mm | 24-200mm | 24-200mm |
外部マイク端子 | なし | なし | なし | なし | あり(3.5mm) |
動画撮影での特徴 | フルHD中心 | 4K・HFRに対応 | 4K+高速AF | 4K+200mm望遠 | 4K+200mm望遠+外部マイク |
※HFR撮影時のセンサー読み出し有効画素数はフレームレートや設定によって異なります。
4K対応の境界:RX100 IIIはフルHD、RX100 IV以降は4K
RX100 IIIの動画記録はフルHDまでですが、RX100 IV以降はXAVC Sによる4K動画撮影に対応しています。4KはフルHDより記録する画素数が多いため、大画面で表示したときに細部を確認しやすいほか、4K素材から一部を切り出してフルHDで書き出す編集にも利用できます。
一方、4K動画はフルHDよりファイル容量が大きくなり、パソコンでの編集にもより高い処理性能が求められます。また、連続して撮影できる時間は機種や撮影設定、周囲の温度などによって変わります。長時間撮影を予定している場合は、使用するモデルの仕様や撮影条件を事前に確認しておく必要があります。
短時間の家族記録などをフルHDで撮影するならRX100 IIIも選択肢になります。4Kで記録したい場合や、撮影後にトリミングして構図を調整したい場合は、RX100 IV以降が候補です。
外部マイク端子:RX100 VIIは外付けマイクを接続できる
RX100 VIIは、今回比較する5機種の中で唯一3.5mmの外部マイク端子を搭載しています。ピンマイクやショットガンマイクなどを接続できるため、話している人の声を収録したい場合や、使用するマイクを撮影環境に合わせて選びたい場合に適しています。
内蔵マイクでも動画と音声を記録できますが、屋外では風切り音や周囲の音も収録される場合があります。旅行Vlogで撮影者の声を入れる場合や、イベントなどで音声収録を重視する場合は、外部マイクを直接接続できるRX100 VIIが候補になります。
Sony RX100シリーズ(RX100 III/IV/VA/VI/VII)の携帯性・操作性の比較
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RX100シリーズは、1.0型センサーとズームレンズ、EVFを小型ボディに搭載している点が共通しています。本体サイズは世代によって多少異なりますが、今回比較する5機種はいずれも幅約102mm、高さ約58mmに収まります。重量はバッテリーとメモリーカードを含めて約290〜302gで、大きな差はありません。
一方、操作性は、EVFの仕様や背面モニター、タッチ操作への対応が世代によって異なります。特にRX100 VI以降はタッチ操作に対応しているため、画面上でピントを合わせる位置を指定できます。携帯性だけで選ぶよりも、撮影時にどのようにピント位置を指定したいか、EVFや背面モニターをどの程度使うかまで確認するとモデルを選びやすくなります。
項目 | RX100 III | RX100 IV | RX100 VA | RX100 VI | RX100 VII |
|---|---|---|---|---|---|
EVF | 約144万ドット | 約236万ドット | 約236万ドット | 約236万ドット | 約236万ドット |
タッチ操作 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応(タッチトラッキング対応) |
背面モニター | 3.0型・チルト式 | 3.0型・チルト式 | 3.0型・チルト式 | 3.0型・チルト式 | 3.0型・チルト式 |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 約101.6×58.1×41.0mm | 約101.6×58.1×41.0mm | 約101.6×58.1×41.0mm | 約101.6×58.1×42.8mm | 約101.6×58.1×42.8mm |
重量(バッテリー・カード含む) | 約290g | 約298g | 約299g | 約301g | 約302g |
EVFとチルト液晶:屋外撮影や自分撮りに対応
今回比較するRX100 III以降の5機種は、すべてEVF(電子ビューファインダー)を内蔵しています。晴天下など背面モニターが見にくい環境でも、EVFを使って構図や撮影情報を確認できます。また、RX100 IIIのEVFは約144万ドットですが、RX100 IV以降は約236万ドットとなり、表示が高精細化しています。
背面モニターは5機種ともチルト式で、上方向に約180度動かせるため、自分撮りでも画面を確認しながら構図を決められます。モニターの角度を変えれば、花などを低い位置から撮るローアングル撮影や、カメラを高く掲げるハイアングル撮影でも画面を確認しやすくなります。旅行中の自分撮りやVlogを考えている場合は、EVFだけでなくチルトモニターの可動範囲も活用できます。
タッチ操作の違い:RX100 VI以降が対応、VIIはタッチトラッキングも利用可能
RX100 VIとRX100 VIIはタッチ操作に対応しており、背面モニター上の被写体をタッチしてピント位置を指定できます。料理撮影で手前の皿にピントを合わせる場合や、人物撮影で狙った位置へフォーカスポイントを移動する場合など、画面を使ってAF位置を指定できるのが利点です。
RX100 VIIは、リアルタイムトラッキングとタッチトラッキングにも対応しています。画面上の被写体をタッチして追従を開始できるため、人物やペットなど動く被写体を撮影するときに利用できます。画面上でAF位置を指定したい場合はRX100 VI以降、タッチ操作から被写体追従まで行いたい場合はRX100 VIIが適しています。
Sony RX100シリーズ(RX100 III/IV/VA/VI/VII)の価格・入手性の比較
RX100シリーズは世代によって販売状況が異なり、旧モデルは中古品を中心に探すことになります。そのため、モデルを比較するときは性能だけでなく、新品で購入できるか、中古価格がどの程度かという入手性も確認する必要があります。
新品を希望する場合は、メーカーや販売店で現在取り扱われているモデルが主な候補になります。一方、中古まで対象を広げればRX100 IIIからRX100 VIなども選択肢に入り、24-70mm F1.8-2.8の明るいレンズや24-200mmの望遠域など、必要な機能に合わせて選べます。中古品を購入する場合は価格に加えて、レンズやEVF、背面モニター、バッテリーなどの状態も確認することが重要です。
項目 | RX100 III | RX100 IV | RX100 VA | RX100 VI | RX100 VII |
|---|---|---|---|---|---|
ソニー公式オンラインストアでの販売状況(2026年9月17日現在) | ― | ― | ― | ― | 209,000円(税込)で購入可能 |
中古相場の目安 | 約6〜8万円 | 約6〜8万円 | 約10〜14万円 | 約10〜15万円 | 約15〜17万円 |
みんなのカメラ売買価格 | 約9.1万円 | ― | 約11万円 | ― | 新品約15.7万円/中古約16〜17万円 |
※中古相場は2026年9月時点で、中古カメラ店・EC・フリマ・オークションなどに流通する通常中古〜美品を参考にした目安。ジャンク・訳あり・未使用級・付属品によって価格が大きく変わる商品は除外。みんなのカメラの取引件数が少ないモデルは、確認できる取引実績を参考として掲載。
ソニー公式で新品購入できるのはRX100 VII
2026年9月17日時点で、今回比較する5機種のうち、ソニー公式オンラインストアで新品購入できるのはRX100 VIIです。ソニーストアでの販売価格は209,000円(税込)となっています。
RX100 III・RX100 IV・RX100 VA・RX100 VIはすでに生産を完了しており、ソニーストアでの販売も終了しています。そのため、これらのモデルを購入する場合は、中古品や販売店に残っている在庫を探すことになります。
Sony RX100シリーズ(RX100 III/IV/VA/VI/VII)のニーズ別の選び方
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Via: Digital Camera World(RX100 VII/作例)
RX100シリーズは、モデルによってレンズの焦点距離や明るさ、AF性能、動画機能が異なります。そのため、普段もっとも多く撮影する被写体やシーンを基準にすると、候補を絞りやすくなります。
室内や夜間の撮影が多い場合は24-70mm F1.8-2.8、旅行や運動会などで望遠を使う場合は24-200mmが候補です。さらに、動く被写体を撮るなら像面位相差AF、4K動画を撮るならRX100 IV以降、外部マイクを使うならRX100 VIIというように、必要な機能を追加してモデルを絞っていきます。
ニーズ | おすすめ候補 | 理由 | 注意点 |
|---|---|---|---|
旅行で広角から望遠まで撮りたい | RX100 VII | 24-200mmに加え、357点の像面位相差AFや外部マイク端子に対応 | 24-70mm系よりレンズが暗い |
24-200mmをできるだけ低予算で使いたい | RX100 VI | RX100 VIIと同じ24-200mm F2.8-4.5を搭載 | 外部マイク端子やM7世代のAF機能は非対応 |
室内撮影と動体撮影を両立したい | RX100 VA | 24-70mm F1.8-2.8と315点の像面位相差AFを搭載 | 望遠端は70mmまで |
24-70mmと4K動画を重視する | RX100 IV | 24-70mm F1.8-2.8を搭載し、4K動画にも対応 | 像面位相差AFは非対応 |
価格を抑えて24-70mm F1.8-2.8を使いたい | RX100 III | 中古相場が比較的低く、24-70mm F1.8-2.8を搭載 | 4K動画と像面位相差AFは非対応 |
よくある組み合わせ別:迷ったときの選び方
RX100 VIとRX100 VIIは、どちらも24-200mm F2.8-4.5を搭載しています。RX100 VIIは357点の像面位相差AFやリアルタイムトラッキング、外部マイク端子に対応しているため、動体撮影や動画撮影を重視する場合に適しています。一方、24-200mmを使いたいものの、これらの機能が不要で購入価格を抑えたい場合はRX100 VIが候補です。
RX100 IVとRX100 VAは、どちらも24-70mm F1.8-2.8と4K動画撮影に対応しています。大きな違いはAFで、RX100 VAは315点の像面位相差AFを搭載しています。そのため、人物やペットなど動く被写体を撮る機会が多い場合はRX100 VA、動体撮影を重視せず価格を抑えたい場合はRX100 IVを選びやすくなります。
RX100 VAとRX100 VIIは、レンズの違いを優先して比較します。室内や夜間でレンズの明るさを重視するなら24-70mm F1.8-2.8のRX100 VA、旅行やイベントなどで70mmを超える望遠域が必要なら24-200mm F2.8-4.5のRX100 VIIが適しています。さらに外部マイクやリアルタイムトラッキングが必要な場合は、RX100 VIIを選ぶ理由が増えます。
Sony RX100シリーズの比較まとめ
RX100シリーズを選ぶときは、まず24-70mm F1.8-2.8を搭載するRX100 III・RX100 IV・RX100 VAと、24-200mm F2.8-4.5を搭載するRX100 VI・RX100 VIIのどちらが撮影用途に合うかを確認します。室内や夜間でレンズの明るさを重視するなら24-70mm、旅行や運動会などで望遠撮影を重視するなら24-200mmが適しています。
機能面では、4K動画を撮影するならRX100 IV以降、像面位相差AFを使って動く被写体を撮影するならRX100 VA以降が候補です。さらに、リアルタイムトラッキングや外部マイク端子を必要とする場合はRX100 VIIが適しています。
RX100 VIIは今回比較した中で最も新しいモデルですが、すべての用途で旧モデルより優れているわけではありません。RX100 III・RX100 IV・RX100 VAには24-70mm F1.8-2.8の明るいレンズと内蔵NDフィルターという利点があります。焦点距離、レンズの明るさ、AF、動画機能、価格のうち何を優先するかを決めて、自分の撮影用途に合ったモデルを選ぶことが重要です。
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