
Adobe Camera Raw 18.4がEOS R6 V/Mavic 4 Pro系のRAWに対応
RAW現像ワークフローでつまずきやすいのが「新しいカメラのRAWが開けない」問題です。Adobeが公開している対応一覧が2026年6月に更新され、Canon EOS R6 VとDJI Mavic 4 Pro系がAdobe Camera Raw 18.4のサポート対象として追加されました。
この記事のサマリー

Adobe Camera Rawの対応カメラ一覧が更新され、Canon EOS R6 VとDJI Mavic 4 Pro系が追加されました

新規追加機種の最小要件はCamera Raw 18.4/Lightroom 9.4/Lightroom Classic 15.4です

Canon EOS R6 Vは「カメラマッチングプロファイルあり」、DJI Mavic 4 Pro系は「なし」と案内されています

「プロファイルなし」は非対応の意味ではなく、色合わせ用の専用プロファイルが用意されていない状態です

旧版のPhotoshopやLightroomで直接RAWを開けない場合でも、無料のAdobe DNG ConverterでDNGに変換することで、作業を継続できる場合があります
公式の対応一覧が更新 追加されたのはEOS R6 VとMavic 4 Pro系

Adobe公式ヘルプの「Supported Cameras」ページが更新され、2026年6月の追加機種としてCanon EOS R6 VとDJI Mavic 4 Pro系が明記されました。今回はカメラ本体の発表ニュースではなく「Adobe Camera RawでRAWを扱えるかどうか」の更新です。
Camera Rawは、PhotoshopやLightroomなどにRAW画像を取り込んで編集するための基盤(プラグイン/処理エンジン)にあたります。対応外のRAWは、現像ソフト側で直接読み込めないことがあります。読み込める場合でも、カメラマッチングプロファイルやレンズプロファイルの有無は別項目として確認しておくと安心です。
公式表で『**』が付く機種は暫定サポートを示します。該当する場合は、RAWを開けるかだけでなく、カメラマッチングプロファイルやレンズプロファイルの有無もあわせて確認しておくと安心です。
追加機種と必要バージョン(Camera Raw/Lightroom/Lightroom Classic)
今回の追加機種は、いずれも最小要件としてCamera Raw 18.4が必要で、Lightroomは9.4、Lightroom Classicは15.4が必要だと案内されています。RAW拡張子も併記されており、EOS R6 VはCR3、DJI Mavic 4 Pro系はDNGとして記載されています。
追加機種(2026年6月) | RAW拡張子 | カメラマッチングプロファイル | 最小Camera Raw | 最小Lightroom | 最小Lightroom Classic |
|---|---|---|---|---|---|
Canon EOS R6 V | CR3 | Yes | 18.4 | 9.4 | 15.4 |
DJI Mavic 4 Pro (DJI FC9284) | DNG | No | 18.4 | 9.4 | 15.4 |
DJI Mavic 4 Pro (DJI FC9287) | DNG | No | 18.4 | 9.4 | 15.4 |
DJI Mavic 4 Pro (Hasselblad L3D-100c) | DNG | No | 18.4 | 9.4 | 15.4 |
DJI Mavic 4 Proは、Adobeの一覧で3つの識別子に分かれて掲載されています。RAWが開けない場合は、DNGのメタデータに表示されるカメラ名や識別子が、Adobeの対応表と一致しているか確認すると切り分けしやすくなります。
「Camera matching profile」のYes/Noで変わること
一覧の「Camera matching profile available」は、対応の可否そのものというより、Adobe側で“そのカメラ向けに色の基準を合わせやすくするプロファイル(カメラマッチング)”が用意されているかどうかの目安です。EOS R6 VはYes、Mavic 4 Pro系はNoとされていますが、Noは「非対応」の意味ではありません。
実務で差が出やすいのは、複数台・複数メーカー混在で納品色をそろえる場面です。例えば、スチルのEOS R6 Vと空撮のMavic 4 Proを同じ案件で扱うと、空の青や緑の転び、肌色のニュアンスが編集の初期段階で揃いにくいことがあります。カメラマッチングがあると、スタート地点の色が“そのカメラらしい寄せ方”になりやすく、プリセット作りや同期編集の歩留まりが上がることがあります。
一方で、マッチングプロファイルが無いDNGでも、ホワイトバランスやカラーミキサー、トーンカーブ、HSL調整などで十分追い込めるケースも多いです。まずは取り込みが通るバージョン条件を満たし、その上で「色合わせに時間がかかる前提で作業設計する」くらいの捉え方が現実的でしょう。
旧版ソフトを使う人の逃げ道:Adobe DNG Converterの位置づけ
公式ページには、古いバージョンのソフトで最新カメラのサポートを得る方法として、無料のAdobe DNG Converterが案内されています。つまり「PhotoshopやLightroomをすぐに最新メジャーへ上げられない」制作環境でも、RAWをDNGに変換することで作業を継続できる可能性があります。
ただし運用面では、変換ステップが増える分だけ管理ポイントも増えます。たとえば、撮影現場から戻って即納品の案件では、(1)バックアップ、(2)変換、(3)取り込み、(4)カタログ管理という流れになり、撮影点数が多いほど時間が伸びやすいです。チーム作業なら「誰がどの時点でDNG化したか」が曖昧になると、元のCR3/DNGと混在して二重管理になりがちなので、フォルダ命名や変換後のみ取り込むルールを先に決めておくと混乱を避けられます。
本記事はAdobe側のRAW対応状況を扱うものです。カメラ本体の価格や発売日などは、各メーカーの公式情報を確認してください。
Adobe Camera Raw 18.4がEOS R6 V/Mavic 4 Pro系のRAWに対応まとめ
Adobe Camera Rawの対応カメラ一覧が更新され、Canon EOS R6 VとDJI Mavic 4 Pro系(3識別子)がCamera Raw 18.4で新たにサポート対象として掲載されました。最小要件はLightroom 9.4/Lightroom Classic 15.4で、EOS R6 Vはカメラマッチングプロファイルあり、Mavic 4 Pro系はなしと案内されています。現像で困っている場合は、まずアプリ側の対応バージョンを満たしているかを確認し、旧版利用ならDNG Converterの運用も選択肢に入れるとスムーズです。
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