
Adobe Camera Rawが対応拡大、GR IV(GR4) Monochromeも正式サポート
RAW現像の入口であるAdobe Camera Rawの対応カメラ一覧に、RICOH GR IV Monochromeの記載が追加されました。2026年2月アップデートでの正式対応が確認でき、少なくともソフト側では“扱える前提のカメラ”として存在が裏づけられた形です。
この記事のサマリー

Adobe公式の対応リストに「RICOH GR IV Monochrome」が追加され、Camera Rawで正式に開ける状態になりました

モノクロ専用センサー機は階調づくりが要なので、RAW現像ソフトの即日対応が実用面で大きな意味を持ちます
Adobe Camera Rawの対応カメラ一覧で「GR IV Monochrome」が確認できた

今回の大きなニュースは、Adobeが公開しているCamera Rawの対応カメラ一覧に、RICOH GR IV Monochromeが新規に載った点です。実際にソフトウェアの公式サポート情報として確認できるため、少なくともAdobeの現像環境でRAWを扱う準備が整ったことになります。
Adobe公式のサポートページ:Adobe Camera Raw Supported cameras
「対応した」の中身は、仕事の手戻りを減らすこと
Camera Raw対応は、単にファイルを開けるだけでなく、色(モノクロなら階調)やレンズ補正、ノイズ処理の前提が整うことを意味します。たとえば撮影当日にPhotoshopで仕上げる人にとって、未対応だと別ソフト経由での変換が必要になり、手順が増えて納期が読みにくくなります。
もう一つの具体例は、Lightroomでの一括現像です。スナップを数百枚撮るGRユーザーは、読み込み時点で弾かれると選別も進みません。対応が早いほど、撮影から公開・納品までの流れが途切れにくくなります。
モノクロ専用センサー機は、RAW現像ソフト対応の価値がより大きい
モノクローム専用センサー搭載機(ベイヤー配列のカラーフィルターを持たないタイプ)は、JPEGの絵作りも魅力ですが、真価が出やすいのはRAWから自分の階調を作る運用です。だからこそ、Camera Rawで最初から扱える状態は、一般的なカラーカメラ以上に“即戦力”に直結します。
たとえば街のハイライトとシャドーの落差が大きい場面で、ハイライト復元とトーンカーブを詰めていくと、同じモノクロでも仕上がりの説得力が変わります。もう一つの例として、展示用プリントでは中間調の粘りが重要になり、RAW現像の自由度がそのまま作品づくりの幅になります。
色がないぶん、階調と質感の差が写真の評価を左右する
モノクロ機では色相でごまかしが利かず、肌の質感、コンクリートの硬さ、金属の反射といった要素が階調で露骨に出ます。撮影時に少し露出がズレたとき、RAWでどこまで戻せるかが生存率を左右し、イベント撮影や旅先の一発勝負で安心材料になります。
また、同じ28mm相当のスナップでも、雨上がりの路面や逆光の窓のように情報量が多い被写体では、現像エンジンの扱いが仕上がりに直結します。対応ソフトが“いつも使っている道具”であるほど、迷いなく詰められるでしょう。
注意点は「開けた=最適化済み」とは限らないこと
対応直後は、基本的に開けるものの、プロファイルやノイズ処理のクセが熟れるまで時間がかかることもあります。たとえば高感度域の粒状感が、フィルムライクに見える人もいれば、ざらつきと感じる人もいて、好みに合わせた初期設定づくりが重要になります。
もう一つの注意は、モノクロ機でもレンズ補正や周辺光量補正が効き方に影響する点です。補正の強弱でトーンの印象が変わるため、最初は補正オン・オフを比較し、用途(作品/記録)ごとにプリセットを分けると安定します。
GR IV Monochromeの注目ポイント
GR IV Monochromeは、モノクロ専用CMOSセンサー(23.3×15.5mm)を搭載し、有効画素数は約2574万画素。レンズは18.3mm(35mm判換算で約28mm相当)で、絞りはF2.8〜F16。背面モニターは3.0型TFTカラーLCD(3:2/約103.7万ドット)で、タッチ操作にも対応します。感度はISO160〜409600までカバーし、スナップ用途だけでなく夜間や室内でも“モノクロで攻める余白”を広げています。
GR IV Monochromeの主要スペック
項目名 | 確定仕様 |
|---|---|
センサー | モノクロ/CMOS(23.3×15.5mm) |
有効画素数 | 約2574万画素 |
感度 | ISO160〜409600 |
焦点距離・F値 | 18.3mm(35mm判換算 約28mm相当)、F2.8〜F16 |
モニター | 3.0型TFTカラーLCD(3:2)、約103.7万ドット/タッチ対応 |
AF | 像面位相差+コントラストのハイブリッド方式(追尾AF・コンティニュアスAF等あり) |
動画 | Full HD(1920×1080)60p/30p/24p、H.264(MOV)、内蔵ステレオマイク |
記録媒体 | 内蔵メモリー約53GB+microSD(UHS-I対応) |
シャッター | 1/4000〜30秒(絞り制限あり)/電子シャッターで1/16000まで設定可 |
画作り | イメージコントロールに「ソリッド」「グレイニー」等、赤色フィルター(ON/OFF) |
重要なのは、モノクロ専用センサー+28mm相当の組み合わせが「何でも万能」ではなく、得意分野を作りやすい点。日常の距離感で物語を切り取るスナップ、建築や街の形をグラフィカルに見せる表現とは相性が良く、逆にボケ量で見せるポートレートとは狙いが変わります。
28mm相当×モノクロは、光の読みがそのまま武器になる
28mm相当は、寄れば空気感ごと入ってきますし、引けば状況説明が得意です。ここにモノクロ専用センサーが加わると、色の情報が消えるぶん、逆光の縁取り、曇天の柔らかい階調、反射のリズムが主役になりやすく、撮影時の“光の選び方”が写真の完成度を押し上げます。
さらにGR IV Monochromeは、画作りとして 赤色フィルター(ON/OFF)を搭載し、イメージコントロールも「ソリッド」「グレイニー」などモノクロで効くプリセットを用意しています。撮って出しでも方向性を作りやすく、現像で詰める余地も残しやすい設計です
“必要かどうか”は、AFと撮影テンポで判断できる
GR IV Monochromeは、像面位相差+コントラストのハイブリッドAFを採用し、追尾AFやコンティニュアスAF、顔/瞳検出(条件あり)も備えます。さらに、GRらしい武器として スナップ距離(0.3m〜∞のプリセット)、フォーカスリミッター(近距離/遠距離/OFF)、フルプレススナップが用意されており、“迷いを減らして撮影テンポを上げる”方向に強いです。
また動画も仕様が明記されており、Full HD 1080/60pまで対応(H.264/MOV、最大約25分または4GBで制限)です。作品作りの中心が動画というより、「スナップの合間に動画も押さえたい」用途で現実的に使える範囲が揃っています。結局、同じGRユーザーでも
- 旅の記録でテンポ良く撮る人
- 同じ場所に通って光待ちしながら詰める人
では“必要な強み”が違います。GR IV Monochromeは、仕様が出揃った今、「モノクロ専用センサーの階調と、スナップ運用の速さ」に魅力を感じるかどうかで判断しやすいカメラになっています。
Adobe Camera Raw対応拡大の最新情報まとめ
Adobeの公式対応リストでRICOH GR IV Monochromeが確認でき、Camera RawでRAW現像の土台が整った点は確定情報として大きなニュースです。モノクロ専用機は現像が楽しさの中心になりやすいため、モノクロユーザーまたはこれから予定している人に朗報です。
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