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【2026年版】OM SYSTEM OM-5レビュー 向いている人・弱点・OM-5 Mark IIとの違い








OM SYSTEM OM-5は、小型ボディに高い防塵・防滴性能と強力な5軸ボディ内手ブレ補正(IBIS)を備え、さらにハイレゾショットやライブNDなどのコンピュテーショナル フォトグラフィ(カメラ内の合成や演算で表現の幅を広げる撮影機能)にも対応したミラーレスです。耐環境性能は装着レンズとの組み合わせで変わり、IP53レンズとの組み合わせでIP53、IPX1レンズとの組み合わせではIPX1です。また、AFは121点オールクロス像面位相差AFと顔・瞳検出AFが中心で、動体撮影を重視する場合は競合機との比較も必要です。動画は4K 30p、C4K 24p、FHD 120fpsに対応しますが、10bit内部記録や4K60pを重視する本格派には物足りない面もあります。ここでは用途別に合う人・合わない人、レンズキット選び、後継機種のOM-5 Mark IIや競合機との違いまで解説します。
この記事のサマリー

OM-5の強みは「軽さ+高い防塵・防滴性能+強力な手ブレ補正+ハイレゾやライブNDなどの撮影機能」。耐環境性能は装着レンズで変わる。

弱みはAFと動画の拡張性。顔・瞳検出AFは実用的だが専用被写体認識AFや10bit内部記録、4K60pを重視するなら競合も検討したい。

後継のOM-5 Mark IIは、20MPセンサーとTruePic IXを継承しつつ、新形状グリップやUSB Type-C、USB給電など使い勝手が改善。

レンズキットは12-45mm F4.0 PROが“写りと携帯性”のバランス型。1本で済ませるなら、14-150mm F4.0-5.6 IIのズームレンズも候補。

競合はCanon EOS R10 / Fujifilm X-S20 / Nikon Z50II。AF・高感度・動画性能を取るか、悪天候への強さと機動力を取るかで変わる。
OM SYSTEM OM-5のレビュー要点
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アウトドアや旅行に持ち出しやすい小型ミラーレスを探していて、「雨の日も使いたい」「三脚なしで撮りたい」と考える人にOM SYSTEM OM-5は合いやすいカメラです。耐環境性能は装着レンズで変わり、IP53レンズとの組み合わせでIP53、レンズキットの12-45mm F4.0 PROや14-150mm F4.0-5.6 IIとの組み合わせではIPX1です。
さらに強力な5軸手ブレ補正によって手持ち撮影もしやすくなります。一方で、AFは121点位相差AFと顔・瞳検出AFが中心で、動画も4K 30pまでが基本です。動体撮影や10bit・4K60pを重視する場合は、競合機も比較して選ぶとよいでしょう。
おすすめな人
OM SYSTEM OM-5は、山歩きやキャンプ、海辺の散歩など、天候が変わりやすい場面でも持ち出しやすいカメラです。対応レンズ装着時はIP53相当になりますが、組み合わせるレンズによってはIPX1相当になるため、レンズ側の防滴性能も確認しておきましょう。
耐低温-10℃にも対応しており、小雨や寒い朝の撮影でも頼りになります。さらに、強力な5軸ボディ内手ブレ補正により、夕方の街角や薄暗い森でもISOを上げすぎずに撮りやすいのが魅力です。
また、ハイレゾショットやライブND、深度合成など、合成・演算を活用した撮影機能が充実しているのも強みです。水面や雲の流れを表現したり、旅先の建築や静物を高精細に残したりと、軽装でも撮影表現の幅を広げやすい一台でしょう。
不向きな人
野鳥やモータースポーツのように、被写体が急に向きを変えたり、背景が複雑になったりする撮影を中心に考える人は、OM-5のAFに物足りなさを感じる場面があります。121点オールクロス像面位相差AFと顔・瞳検出AFは実用的ですが、最新機のように多種類の被写体をカメラ任せで追い続けるタイプではありません。そのため動く被写体の撮影では、AFエリアや追従設定を自分で調整する前提で考えると判断しやすいです。
また、動画を重視する人も注意が必要です。OM-5は4K 30p、C4K 24p、FHD 120fpsに対応しますが、内部10bit記録や4K60pには非対応です。3.5mmの外部マイク入力はあるもののヘッドホン端子はないため、音声を細かく確認したい人やカラーグレーディング前提の人は別機種も比較すると良いでしょう。
要素別レビュー早見表
OM SYSTEM OM-5は、軽さ・悪天候への強さ・手ブレ補正・ハイレゾやライブNDなどの撮影機能に魅力がある一方、AFは顔・瞳検出AFが中心で、動画も4K 30pまでが基本です。そのため満足度はアウトドアや旅行を重視するか、動体や動画を重視するかで変わります。
要素 | 特徴 |
|---|---|
携帯性 | 防塵・防滴対応機としては軽量で、バッグに入れやすい |
防塵防滴・耐低温 | 耐環境性能は装着レンズで変わり、IP53レンズとの組み合わせでIP53、12-45mm F4.0 PROや14-150mm IIとの組み合わせではIPX1。-10℃対応も安心材料になる |
手ブレ補正 | 5軸ボディ内手ブレ補正が強力で、手持ちの長秒撮影や歩きながらの動画でも安定して撮りやすい |
画質(静止画) | 20MPで素直。ただし高感度はセンサーサイズ相応の割り切りが必要 |
ハイレゾ・ライブNDなど | ライブNDや手持ちハイレゾ、深度合成など“撮って出しの幅”が広い |
AF・追従 | 121点位相差AFと顔・瞳検出AFは実用的。動く被写体特化の専用認識AFは期待しすぎない方がいい |
動画 | 4K 30p / C4K 24p / FHD 120fpsに対応。10bit内部記録や4K60pは非対応 |
バッテリー運用 | 写真中心の日帰りは現実的だが、予備バッテリー推奨 |
レンズキット適性 | 12-45mm F4.0 PROは写りと携帯性のバランス型、14-150mm IIは1本で広角から望遠まで済ませたい人向け |
OM SYSTEM OM-5の基本情報

OM SYSTEM OM-5はマイクロフォーサーズ規格のミラーレスです。センサーサイズはフルサイズより小さい一方、レンズを含めたシステム全体を軽くまとめやすいのが特徴です。防塵防滴や手ブレ補正の強さも、同クラスモデルの中でも魅力的なポイントです。
発売状況と立ち位置
OM SYSTEM OM-5は“アウトドア寄りの中核機”として、上位のOM SYSTEM OM-1系ほどの動体性能や拡張性を求めない代わりに、サイズと価格のバランスを取りにいったモデルです。防塵・防滴性能や強力な手ブレ補正、ライブNDやハイレゾショットなどの機能を重視していて、旅やハイキング、日常の持ち歩きで使いやすい立ち位置にあります。
一方で、動体撮影や動画機能を優先する人には上位機や競合機も候補になるため、「軽さと機動力をどれだけ重視するか」で評価が分かれやすいカメラです。
最新モデルOM-5 Mark IIとの違い
後継のOM SYSTEM OM-5 Mark IIは、画質を大きく変えたモデルではなく使い勝手を中心に改良した後継機です。有効約2037万画素のLive MOSセンサーとTruePic IXは初代OM-5から継承しており、DPReviewでもOM-5 Mark IIは画質の大幅刷新より、使い勝手の改善を中心にした後継機と捉えられています。
主な違いは新形状グリップ、USB Type-C対応、モバイルバッテリーからの充電・給電、動画記録中の赤枠表示と録画ランプ、動画用ピクチャーモードOM-Cinema1 / OM-Cinema2の追加です。一方で、画質傾向やサイズ感の大枠は初代OM-5に近いため、画質向上を期待して買い替える理由はやや弱めです。新規購入でUSB Type-C運用や握りやすさを重視するなら、Mark IIのほうが選びやすいでしょう。
主なスペック要点
OM SYSTEM OM-5の静止画・動画の使いやすさに関わる項目を、以下にまとめました。
項目 | 値 |
|---|---|
センサー | 4/3型 Live MOSセンサー(有効約2037万画素) |
ISO感度 | AUTO LOW(約64相当)〜6400 / マニュアル LOW(約64相当・100相当)、200〜25600 |
AF | 121点オールクロス像面位相差AF+コントラストAF、顔・瞳検出AF対応 |
連写 | 約10コマ/秒(連写H、メカ) / 静音連写H 約30コマ/秒 |
動画 | C4K 24p / 4K 30p / FHD 60p、ハイスピード撮影 FHD 120fps(内部10bit記録なし) |
手ブレ補正 | 5軸ボディ内補正 最大6.5段、5軸シンクロ手ブレ補正 最大7.5段 |
EVF | 約236万ドット OLED |
モニター | 3.0型 バリアングル液晶 約104万ドット |
メディア | SDカード(UHS-II対応)×1 |
マイク端子 | 3.5mm外部マイク入力あり |
質量 | 約414g(バッテリー・カード含む) |
OM SYSTEM OM-5のレンズキットはどっちを選ぶべき?12-45mmと14-150mmを比較
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OM SYSTEM OM-5は、ボディ性能だけでなくどのレンズキットを選ぶかでも満足度が大きく変わります。現行の純正キットはOM-5 12-45mm F4.0 PRO レンズキットとOM-5 14-150mm II レンズキットの2系統で、得意な使い方がはっきり分かれます。ここでは「写りを重視するか」「1本で幅広く撮りたいか」を軸に紹介します。
キット | 向いている人 | 主な仕様 | 強み | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
写りと携帯性のバランスを重視したい人 | 12-45mm(35mm判換算24-90mm相当) / F4通し / 254g / 最短撮影距離0.12m(Wide)・0.23m(Tele) / 最大撮影倍率0.25倍(35mm判換算0.5倍相当) / 防滴等級IPX1 | 標準域を高品位にカバーしやすく、寄れるので風景・旅・スナップ・小物撮影までこなしやすい | 望遠側は90mm相当までなので、運動会や遠景の切り取りでは物足りない場面がある | |
レンズ交換を減らして1本で済ませたい人 | 14-150mm(35mm判換算28-300mm相当) / F4.0-5.6 / 285g / 最短撮影距離0.5m / 最大撮影倍率0.22倍(35mm判換算0.44倍相当) / 防滴等級IPX1 | 広角から望遠まで1本でまかなえ、旅行・ハイキング・子どものイベント撮影で便利 | 12-45mm F4.0 PROより暗所やボケ量では不利。画質最優先より「交換しなくていい」価値を重視する人向け |
12-45mm F4.0 PROキットは、写りと携帯性のバランスを重視する人向け
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROは、フルサイズ換算で24-90mm相当をカバーする標準ズームです。重さは254gと軽くズーム全域でF4通し、最大撮影倍率は35mm判換算0.5倍相当あるため、風景・スナップ・カフェ・小物の寄りまで1本でこなしやすいのが魅力です。OM-5の「軽さを活かして気軽に持ち歩く」という強みとも相性が良く、最初の1本として完成度が高い組み合わせです。
一方で、便利ズームほどの守備範囲はないため、旅行中にレンズ交換の回数をできるだけ減らしたい人には、少し物足りなさを感じる場面もあります。また、このレンズは防塵対応かつ防滴等級IPX1の仕様です。OM-5ボディはIP53に対応していますが、防塵・防滴性能は装着するレンズ側の仕様によって変わります。
12-45mm F4.0 PROとの組み合わせは、悪天候でも使いやすい安心感はあるものの、キット全体としての防滴等級はIPX1相当と捉えるのが実態に近く、IP53対応の組み合わせとは区別して見ておきましょう。
14-150mm IIキットは、旅行や子ども撮影を1本で済ませたい人向け
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIは、フルサイズ換算28-300mm相当をカバーする10.7倍の高倍率ズームです。重さは285gと高倍率ズームとしては軽く、広角から望遠まで一気に使えるので旅行、ハイキング、子どものイベント、日中の屋外スナップでは「交換なしで済む」メリットがかなり大きいです。望遠側で35mm判換算0.44倍相当の近接撮影もできるため、遠くの被写体だけでなく、旅先の小物や料理にもある程度対応できます。
その代わり開放F値は広角端14mmでF4.0、望遠端150mmでF5.6となるため、薄暗い場所での撮影や背景を大きくぼかしたい場面では、12-45mm F4.0 PROより不利です。加えて、このレンズも防滴等級はIPX1なので、雨やしぶきへの配慮はあるものの、組み合わせ全体の防塵・防滴性能はOM-5ボディのIP53表記とは分けて見ておきたいところです。
それでも、広角から望遠まで1本でカバーできる便利さは大きく、旅先で荷物を減らしたい人や子どものイベントをレンズ交換なしで撮りたい人には魅力的です。写りや近接性能を重視するなら12-45mm F4.0 PRO、交換の手間を減らして守備範囲の広さを優先するなら14-150mm IIという選び分けがしやすいでしょう。
OM SYSTEM OM-5のデザインと操作性のレビュー
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OM SYSTEM OM-5は、軽量ながら撮影機材としての安心感があり、アウトドアでの信頼性と街中での扱いやすさを両立したい人に向くカメラです。
グリップとボタン配置:軽量ボディの割り切りが出る
ボディは小型で、ショルダーストラップで下げても疲れにくい一方、手が大きい人は少し握りにくく感じることがあります。標準ズーム程度なら扱いやすいですが、望遠ズームを付けて片手で構図を変えるような場面では、グリップの浅さが気になりやすいでしょう。Mark IIでグリップが厚くなった理由も、この点を見ると分かりやすいです。
Digital Camera Worldも、OM-5を「上位機のような機能を小さなボディに詰めたアウトドア向きのカメラ」と評価しつつ、操作やメニューには少し慣れが必要だと触れています。そのためダイヤル操作を中心に使う人ほど、ボタンカスタムを組み合わせることで扱いやすくなるでしょう。
OM SYSTEM OM-5の画質評価:静止画
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OM SYSTEM OM-5の画質は派手すぎず自然で、撮って出しJPEGでも扱いやすいのが魅力です。約2037万画素は今では控えめですが、強力な手ブレ補正やハイレゾショットを組み合わせることで、実用面では十分に頼れるカメラです。
ISOとダイナミックレンジ:低感度は扱いやすく、高感度は工夫次第
日中の風景や旅行スナップでは、低感度域の解像感や色のまとまりが良く空や雲、木陰の階調も扱いやすい印象です。マイクロフォーサーズは被写界深度が深くなりやすく、同じ画角・同じF値ならピントが合う範囲が広めなので、街歩き撮影でもテンポよく撮りやすいです。
一方で、夜景や室内でISOを上げると、フルサイズや新しいAPS-C機に比べてノイズが目立ちやすい場面があります。そこでOM-5では強力な手ブレ補正を活かしてシャッタースピードを少し遅めにし、ISOを上げすぎない撮り方が有効です。三脚がない旅先でも、ブレを抑えながら画質を保ちやすくなるでしょう。
手持ちハイレゾ:建築や静物撮影で活きる
OM SYSTEM OM-5は手持ちハイレゾで約50MP相当の画像を記録できるため、条件が合うと細部までよりくっきり写せます。石畳や木目や建物の装飾など、細かな模様が多い被写体では違いが分かりやすいでしょう。一方で合成処理を使うため、動く被写体には向きにくく、風で揺れる草花や人混みでは不自然な部分が出ることがあります。
Photography Blogは、低ISOから中ISOの画質を評価しつつ、ISOを上げるとノイズが増えると述べています。ハイレゾを必要な場面で使えるかどうかが、20MP機としての満足度を左右しやすいポイントです。
OM SYSTEM OM-5の手ブレ補正とハイレゾ・ライブNDなどの機能レビュー
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OM SYSTEM OM-5を選ぶ大きな理由のひとつが、5軸手ブレ補正とハイレゾショットやライブND、深度合成などの撮影機能です。三脚やフィルターなどのアクセサリーを増やさずに撮影表現を広げやすく、荷物を軽くしたい旅行やハイキング時で特に頼りになります。
5軸手ブレ補正:写真でも動画でも頼りになる
OM SYSTEM公表値ではボディ内で最大6.5段、対応レンズとのSync ISで最大7.5段の補正効果に対応します。実際の効果は条件によって変わりますが、薄暗い場面でシャッタースピードに少し余裕を持ちやすく、夕方の路地や屋内スナップでも安定して撮りやすいのが魅力です。望遠側でもブレを抑えやすいため、軽い望遠ズームを付けて一瞬を狙う撮影にも向いています。
また、手ブレ補正がしっかりしていると、撮影時の負担も軽くなります。たとえば旅行先で夜の食事風景を残したいときや、ホテルのラウンジの雰囲気を撮りたいときでも三脚なしで撮りやすくなるでしょう。
ライブNDや深度合成:フィルターやマクロ機材を減らしやすい
ライブNDはND2〜ND16相当、最大4段ぶんの効果をカメラ内で再現する機能です。シャッタースピードを遅くして、水の流れや人の動きをなめらかに表現しやすくなります。そのため滝や渓流の撮影でNDフィルターを付け外しする手間を減らせるため、歩きながら撮る人にも便利です。
近接撮影では、深度合成も役立ちます。ピント位置を少しずつ変えて複数枚を合成し、花や小物や昆虫の羽などを広い範囲でくっきり写せる機能です。ただし専用機材なしでも使いやすい一方で、被写体が動くと合成が不自然になりやすいため、風のある屋外では撮り方に工夫が必要です。
OM SYSTEM OM-5のAF性能と連写のレビュー
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OM SYSTEM OM-5のAFは堅実で、日常スナップや旅行中の人物、風景撮影では扱いやすい性能です。一方で、最新機のような多種類の被写体認識AFを期待すると、物足りなさを感じる場面もあります。連写性能は十分ですが、どんな被写体に向くかを理解して使うことが大切です。
静止画AF:顔・瞳検出AFは実用的だが、動体特化ではない
121点オールクロス像面位相差AFと顔・瞳検出AFは、旅行スナップや人物撮影では十分に使いやすい性能です。明るい環境では迷いにくく、子どもの日常やペットが動く程度なら、AFエリア設定と連写を組み合わせることで撮影しやすいでしょう。
一方でAFは顔・瞳検出が中心で、最新機のように多種類の被写体を専用認識で追うカメラではありません。野鳥や動きが速いスポーツ撮影では、カメラ任せにせず、AFエリアや追従設定を撮影者側で調整することが重要です。
連写とシャッター:電子シャッターは使い分けが大切
メカシャッターの連写は、運動会や屋外イベントなど一般的な動体撮影なら十分頼れる性能です。電子シャッターは無音で撮れるため、静かな室内や博物館など、シャッター音を抑えたい場面で便利です。ただし、被写体の動きや照明によっては歪みやフリッカーが出ることがあるため、常用ではなく必要な場面で切り替えるのが安心でしょう。
動体撮影では、連写速度だけでなくAF追従やレンズの駆動性能も重要です。軽量望遠と組み合わせればシステム全体を軽くでき、長時間構えても疲れにくいため、シャッターチャンスを狙いやすいのはマイクロフォーサーズの強みです。
OM SYSTEM OM-5の動画性能のレビュー
OM SYSTEM OM-5の動画は、スペック重視の本格機というより、強力な手ブレ補正と小型ボディを活かして手持ち撮影をしやすくするタイプです。そのため旅行Vlogや家族の記録など、機材を増やさずに安定した映像を残したい人には使いやすい一台です。
4K画質と撮影のしやすさ:手持ちで撮りやすい
OM SYSTEM OM-5はC4K 24pと4K 30pに対応し、日常の記録や旅行動画には十分な解像感があります。FHDでは通常記録の60pに加え、ハイスピード撮影で120fpsも選べます。特に強みになるのは、5軸手ブレ補正と動画用電子補正を組み合わせた手持ち撮影のしやすさです。これらにより歩き撮りや軽い横振りでも映像を安定させやすいでしょう。
一方で、内部10bit記録や4K60pには対応していません。色を大きく調整する動画制作や、4Kでなめらかな動きを重視する人には物足りない場面があります。また、M-IS1では電子補正が加わるため画角が少し狭くなります。そのため広角で構図を作る場合は、事前に写る範囲を確認しておくと安心です。
音声と拡張性:外部マイクは使えるが、本格動画向けではない
3.5mmの外部マイク入力を備えているため、簡単なインタビューや環境音の収録には対応しやすいです。一方でヘッドホン端子はなく、記録方式もH.264ベースのため、音声を細かく確認したい人や記録形式の自由度を重視する人には物足りない面があります。それでも撮って出し中心で、あとから軽く整える程度なら、OM-5の手ブレ補正と携帯性を活かしやすいでしょう。
OM SYSTEM OM-5のバッテリー・接続性・運用のレビュー
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OM SYSTEM OM-5は小型軽量ボディのため、バッテリー持ちは特別に長いタイプではありません。ただし、撮影スタイルに合わせて予備バッテリーを用意しておけば、日帰り撮影では大きな不安なく使いやすいカメラです。
電池持ち:日帰りなら使いやすく、長時間撮影は予備を用意
OM SYSTEMの公表値では撮影可能枚数は約310枚前後です。そのため写真中心で、こまめに電源を切りながら撮る使い方なら、日帰り撮影でも十分使いやすいでしょう。しかし手持ちハイレゾや深度合成を多用したり、動画を長く撮ったりすると消費は早くなります。アウトドア遠征など撮影時間が長い日は、予備バッテリーを用意しておくと安心です。
また、寒い場所ではバッテリーの減りが早くなりやすいため、冬山や雪景色では予備を体に近い場所で温めておきましょう。カメラ本体が耐低温に対応していても、電池は別に対策しておくと撮影を続けやすくなります。
充電端子と転送:Mark IIのUSB-Cは使い勝手に差が出る
OM SYSTEM OM-5は本体内充電に対応していますが、端子はUSB Micro-Bです。充電はカメラの電源OFF時のみなので、普段の充電環境をUSB Type-Cでそろえている人には、少し古さを感じる部分でしょう。
なお、後継のOM-5 Mark IIはUSB Type-Cになり、モバイルバッテリーからの充電・給電にも対応しました。画質の土台が近いぶん、普段の持ち歩きや旅行での使いやすさを重視するなら、この差は見逃せないポイントです。
OM SYSTEM OM-5と競合機の比較
OM SYSTEM OM-5は、耐候性・手ブレ補正・ハイレゾやライブNDなどの撮影機能で独自色が強く、競合機との比較ポイントは「AFの賢さ」「高感度」「動画の拡張」です。
機種 | 特徴 |
|---|---|
OM SYSTEM OM-5 | 軽量・高い防塵防滴性能・強力なIBIS・ハイレゾやライブNDなどの撮影機能で持ち出す頻度を上げる |
人・動物・車両の被写体検出AFとレスポンスで有利。ただしボディ内手ブレ補正は非搭載 | |
6.2K/30p、4K/60p、4:2:2 10bit内部記録など動画面が強い | |
9種の被写体検出AFと10bit H.265、5.6Kオーバーサンプリング4Kが魅力 |
OM-5 vs EOS R10:動体AFか、アウトドア性能か
Canon EOS R10は被写体認識AFに強みがあり、人物・動物・乗り物などをカメラ任せで追いたい人に向くモデルです。運動会や動きの速いペット撮影では、R10のほうが扱いやすく感じる場面があります。
一方で、ボディ内手ブレ補正や防塵防滴を重視するならOM-5が有利です。雨天の撮影、登山や旅行、三脚なしでの表現まで考えると、OM-5のほうが合う人も多いでしょう。DPReviewのレビューでも、OM-5は新しいセンサー性能より手ブレ補正やハイレゾショット、ライブNDなどの撮影機能で撮影体験を高めている点が評価されています。
OM-5 vs X-S20 / Z50II:動画・AFなら競合機、悪天候への安心感ならOM-5
X-S20は6.2K/30pや4K/60p、4:2:2 10bit内部記録に対応し、動画を重視する人に分かりやすい強みがあります。Z50IIも9種類の被写体検出AFや5.6Kオーバーサンプリング4K、10bit H.265に対応しており、AFと動画機能の新しさでは有力候補です。
一方で、OM-5の魅力は、対応レンズ装着時のIP53相当の防塵防滴、強力な5軸手ブレ補正、そしてシステム全体を軽くまとめやすい点にあります。雨天の旅行や軽装ハイクでの安心感まで含めると、OM-5を選ぶ理由は十分にあります。
OM SYSTEM OM-5のレビュー比較まとめ
OM SYSTEM OM-5は、軽量ボディに高い防塵防滴性能、強力な5軸手ブレ補正、ライブNDやハイレゾショットなどの撮影機能をまとめて持ち出せるアウトドア向きの一台です。耐環境性能は装着レンズとの組み合わせで変わり、IP53レンズとの組み合わせでIP53、12-45mm F4.0 PROや14-150mm F4.0-5.6 IIとの組み合わせではIPX1になります。耐低温-10℃も、旅やハイキングでの撮影時には分かりやすい強みです。一方で、AFは121点位相差AFと顔・瞳検出AFが中心で、動画も4K 30pまで、内部10bit記録には対応しません。そのため動体撮影や本格的な動画を重視するなら競合機も比較しつつ、雨天や旅行での使いやすさとUSB Type-Cやグリップ改善を重視するならOM-5と後継のOM-5 Mark IIまで含めて検討すると良いでしょう。
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