
1位はGR IV、カメラ本体全体でも2位 2026年上半期 コンデジ取引ランキング【みんなのカメラ調べ】








みんなのカメラの2026年上半期(1〜6月)フリマ取引データから、コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)だけを集計しました。1位はRICOH GR IV。ミラーレスや一眼レフを含めたカメラ本体全体で見ても2位に入り、レンズ交換式の主力機と並ぶ位置につけています。TOP10の平均取引価格は約4万円から約27万円まで約6.9倍の開きがあり、ひとくちにコンデジといっても中身は大きく分かれます。
この記事のサマリー

コンデジは上半期のカメラ本体取引の約16%・64製品が取引された。1位はRICOH GR IV(平均223,844円)で、ミラーレス・一眼レフを含むカメラ本体全体でも2位に入った

TOP10の平均取引価格は39,625円(IXY 650)〜274,835円(X100VI)で約6.9倍の開き。内訳は10万円未満4機・10万円台4機・20万円以上2機。TOP20まで広げると約14.5倍に開く

APS-C3機の平均取引価格は約22.6万円、1/2.3型5機は約7.6万円で約3倍差。ただしAPS-C3機はすべて単焦点、他7機はすべてズームで、センサー差とレンズ設計の差が重なっている

超望遠コンデジが3機ランクイン。P950(2位)・P1100(8位)・P1000(10位)はすべてNikon COOLPIX。望遠端が最も短く最も安いP950が3機で最上位だった

上位20機の発売年は2012〜2025年。GRシリーズは3機、X100シリーズは2機、COOLPIX Pシリーズは3機が入り、同一シリーズの複数モデルが併存した
はじめに|なぜコンデジだけで見るのか

みんなのカメラの上半期のカメラ本体の取引を見ると、コンデジは全体の約16%を占めます。レンズ交換式に比べれば小さな比率ですが、その中身は一様ではありません。20万円を超える大型センサー機から、4万円前後の普及機、レンズ交換式では手が出しにくい超望遠機まで、性格の違う機種が同じ「コンデジ」という区分に収まっています。上半期の取引をコンデジだけで並べると、その内訳がはっきり見えてきます。
本データについて
- データソース:みんなのカメラのフリマ取引データ
- データ期間:2026年1月1日〜2026年6月30日(6ヶ月間)
- 対象カテゴリ:コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)。ミラーレス・一眼レフ・交換レンズは含みません
- 対象状態:商品状態を問わない
- 平均取引価格:対象期間中に成立した取引価格の平均
- 引用について:「みんなのカメラ調べ」と出典明記の上で引用可能
なお、本データはみんなのカメラ上のフリマ取引に基づくものであり、日本のカメラ市場全体を代表するものではありません。みんなのカメラにおける取引傾向としてご覧ください。
【注目ポイント】ランキングから見えた3つの傾向

注目1|1位のGR IVは、カメラ本体全体でも2位
コンデジ1位はRICOH GR IV(平均223,844円)でした。この機種は、ミラーレスや一眼レフを含むカメラ本体すべてを対象にした上半期ランキングでも2位に入っています。上にいるのはCanon EOS R6 Mark IIだけで、レンズ交換式の主力機と肩を並べる位置です。平均取引価格は22万円台と、コンデジとしては高い部類に入ります。ポケットに入るサイズにAPS-Cセンサーと28mm相当の単焦点レンズを収めた設計で、2025年9月発売と比較的新しい機種でもあります。
注目2|TOP10で約6.9倍。同じ「コンデジ」に価格の違う層が同居する

TOP10の平均取引価格は、最安のCanon IXY 650 ブラック(39,625円)から、最高のFUJIFILM X100VI(274,835円)まで、約6.9倍の開きがありました。レンズ交換式の上半期ランキングでは、ミラーレスのTOP10が約3.7倍、ズームレンズが約3.3倍の幅でしたから、コンデジは価格の散らばりが大きいカテゴリだといえます。価格帯ごとに分けると、内訳は次のようになりました。
価格帯 | 機種数 | 該当機種 |
|---|---|---|
10万円未満 | 4 | COOLPIX P950 / LUMIX TZ99 / IXY 650 / COOLPIX P1000 |
10万円以上20万円未満 | 4 | GR IIIx / PowerShot V1 / COOLPIX P1100 / PowerShot G7 X Mark III |
20万円以上 | 2 | GR IV / X100VI |
10万円未満が4機、10万円台が4機、20万円以上が2機と、どこか一つの価格帯に偏ることなく分散しています。最上位のX100VIと最下位のIXY 650という両端だけが離れているのではなく、その間の帯にも機種が並んでいる形です。ひとくちにコンデジといっても、取引が成立した価格帯の幅は広いことになります。
注目3|超望遠コンデジが3機。ただし「望遠端が最も長い機種」が上位ではなかった
TOP10には、Nikon COOLPIXの超望遠機が3機入りました。P950(2位)、P1100(8位)、P1000(10位)で、TOP10に入ったNikon機はこの3機だけです。いずれも1/2.3型センサーに超望遠ズームを組み合わせた設計で、レンズ交換式で同じ焦点距離をそろえようとすると大型の超望遠レンズが必要になる領域を、本体1台でカバーできる構成です。3機を並べると、順位と望遠端の長さが一致していない点が目を引きます。
順位 | 製品名 | 焦点距離レンジ(35mm判換算) | 発売年 | 平均取引価格 |
|---|---|---|---|---|
2 | COOLPIX P950 | 24-2000mm相当 | 2020年 | 75,223円 |
8 | COOLPIX P1100 | 24-3000mm相当 | 2025年 | 108,745円 |
10 | COOLPIX P1000 | 24-3000mm相当 | 2018年 | 94,977円 |
3機のうち望遠端が最も短いP950が、最上位に入りました。3000mm相当まで届くP1100とP1000は8位・10位です。発売年で見てもP950は2020年で、3機で最も新しいのは8位のP1100(2025年)でした。超望遠機の中では「望遠端が長い方が上位」という並びにはなっていません。
P950は3機の中で平均取引価格が最も低く、75,223円でした。P1000も94,977円で10万円を下回っており、10万円未満は2機です。一方、108,745円のP1100が94,977円のP1000より上位に入っているため、順位は単純な価格順でもありません。上半期は、3機の中では7万円台で望遠端2000mm相当をカバーするP950の取引件数が最も多い結果となりました。
メーカー別に見る(TOP10)
メーカー | 機種数 | ランクイン機種 |
|---|---|---|
Nikon | 3 | COOLPIX P950 / COOLPIX P1100 / COOLPIX P1000 |
Canon | 3 | IXY 650 ブラック / PowerShot V1 / PowerShot G7 X Mark III ブラック |
RICOH | 2 | GR IV / GR IIIx ブラック |
Panasonic | 1 | LUMIX TZ99 ブラック |
FUJIFILM | 1 | X100VI ブラック |
NikonとCanonが3機ずつで並びました。ただし顔ぶれの性格は分かれます。Nikonは3機すべてがCOOLPIXの超望遠機で、望遠に振り切った構成です。Canonは4万円前後のIXY 650から17万円前後のPowerShot G7 X Mark IIIまで価格の幅が広く、3機のセンサーサイズもそれぞれ異なります。RICOHはGR IVが22万円台、GR IIIxが18万円前後で、GRシリーズの2機だけで上位に入りました。
センサー別に見る(TOP10)
TOP10のセンサーは、1/2.3型5機・APS-C3機・1.0型1機・1.4型1機という内訳でした。機種数では1/2.3型が最多ですが、平均取引価格ではAPS-C3機(約22.6万円)が1/2.3型5機(約7.6万円)の約3倍の水準です。数字だけを見ると、センサーサイズで価格が二極化しているように読めます。
センサー | 機種数 | 平均取引価格(該当機種の平均) | レンズ | 該当機種 |
|---|---|---|---|---|
1/2.3型 | 5 | 約76,000円 | 全機ズーム | COOLPIX P950 / COOLPIX P1100 / COOLPIX P1000 / LUMIX TZ99 / IXY 650 |
APS-C | 3 | 約226,000円 | 全機単焦点 | GR IV / GR IIIx / X100VI |
1.0型 | 1 | 169,176円 | ズーム | PowerShot G7 X Mark III |
1.4型 | 1 | 101,900円 | ズーム | PowerShot V1 |
ただし、この差をセンサーサイズだけで説明することはできません。TOP10のAPS-C3機(GR IV・GR IIIx・X100VI)はすべて単焦点レンズ機で、それ以外の7機はすべてズームレンズ機でした。つまりAPS-Cと1/2.3型の比較は、大型センサーと小型センサーの比較であると同時に、単焦点機とズーム機の比較にもなっています。約3倍という差にはセンサーサイズ・レンズ設計・発売年・もともとの新品価格が重なっており、どれか一つが効いていると切り分けられるデータではありません。
センサーサイズの順に価格が並んでいるわけでもありません。1.4型のPowerShot V1(101,900円)は、より小さい1.0型のPowerShot G7 X Mark III(169,176円)を下回っています。ここでもセンサーサイズ以外の条件が価格差に効いていることになります。
一方で、センサーと設計の結びつき自体ははっきりしています。1/2.3型5機のうち3機はNikonの超望遠機で、小型センサーは高倍率ズームを成立させやすい設計と組み合わされました。逆にAPS-C3機は、レンズを単焦点に絞ることで大型センサーをコンパクトなボディに収めた構成です。センサーサイズの違いは価格の原因というより、どういう用途の一台として設計されたかの結果として表れている、と見るほうが実態に近いでしょう。
コンデジ 取引ランキング TOP10【2026年上半期】

【1位】RICOH GR IV(GR4)
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 223,844円 |
センサー | APS-C |
ブランド | RICOH |
発売年 | 2025年 |
コンデジ1位は、GRシリーズの最新モデルGR IVでした。ポケットに収まる薄型ボディにAPS-Cセンサーと28mm相当の単焦点レンズを組み合わせた構成で、スナップ撮影で長く支持されてきた系譜の一台です。ズームを持たない代わりに、画角を一つに決めて構図に集中する使い方に向きます。
【2位】Nikon COOLPIX P950
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 75,223円 |
センサー | 1/2.3型 |
ブランド | Nikon |
発売年 | 2020年 |
35mm判換算2000mm相当まで届く超望遠ズームを備えたCOOLPIXが2位です。野鳥や月、飛行機など遠くの被写体を、レンズを付け替えずに1台で追える構成が持ち味です。7万円台という平均取引価格も、超望遠を扱える機種としては手に取りやすい水準といえます。
【3位】RICOH GR IIIx(GR3X) ブラック
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 178,887円 |
センサー | APS-C |
ブランド | RICOH |
発売年 | 2021年 |
GR IIIの40mm相当レンズ版にあたるGR IIIxが3位に入りました。標準よりやや長い画角で、被写体との距離感をつくりやすいのが特徴です。GR IVと合わせ、GRシリーズから2機がTOP10入りしています。
【4位】Panasonic LUMIX TZ99(DC-TZ99) ブラック
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 63,307円 |
センサー | 1/2.3型 |
ブランド | Panasonic |
発売年 | 2025年 |
24-720mm相当の高倍率ズームを薄型ボディに収めた旅行向けの一台です。広角から望遠までを1台でまかなえるうえ、6万円台という平均取引価格に収まっています。2025年2月発売と新しく、TOP10のPanasonic機はこの1機でした。
【5位】Canon IXY 650 ブラック
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 39,625円 |
センサー | 1/2.3型 |
ブランド | Canon |
発売年 | 2016年 |
TOP10で平均取引価格が最も低い一台が5位に入りました。2016年発売の薄型コンデジで、12倍ズームを備えます。発売から10年近く経った機種が上位に入っている点は、このランキングの中でも目立ちます。
【6位】FUJIFILM X100VI 日英2言語設定モデル ブラック
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 274,835円 |
センサー | APS-C |
ブランド | FUJIFILM |
発売年 | 2024年 |
TOP10で平均取引価格が最も高い機種です。APS-Cセンサーに35mm相当の単焦点レンズを組み合わせ、光学式と電子式を切り替えられるファインダーとボディ内手ブレ補正を備えます。平均取引価格は27万円台で、TOP10では唯一25万円を超えました。
【7位】Canon PowerShot V1
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 101,900円 |
センサー | 1.4型 |
ブランド | Canon |
発売年 | 2025年 |
動画撮影を軸に設計された2025年発売のコンデジが7位です。1.4型という、1.0型より一回り大きいセンサーに16-50mm相当のズームを組み合わせています。TOP10で1.4型センサーを積むのはこの機種だけでした。
【8位】Nikon COOLPIX P1100
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 108,745円 |
センサー | 1/2.3型 |
ブランド | Nikon |
発売年 | 2025年 |
35mm判換算3000mm相当まで届く超望遠機です。2025年2月発売で、TOP10のCOOLPIX3機のうち最も新しいモデルにあたります。10万円台の平均取引価格で、P950より長い望遠端まで届きます。
【9位】Canon PowerShot G7 X Mark III ブラック
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 169,176円 |
センサー | 1.0型 |
ブランド | Canon |
発売年 | 2019年 |
1.0型センサーに24-100mm相当のズームを備えた高級コンパクトが9位に入りました。2019年発売ですが、平均取引価格は17万円前後で、TOP10では4番目に高い水準です。TOP10で1.0型センサーを積む唯一の機種でもあります。
【10位】Nikon COOLPIX P1000
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 94,977円 |
センサー | 1/2.3型 |
ブランド | Nikon |
発売年 | 2018年 |
P1100の先代にあたる超望遠機で、こちらも3000mm相当まで届きます。9万円台という平均取引価格は後継のP1100より低く、先代と後継が同時にTOP10に入りました。
コンデジ 取引ランキング TOP10 一覧【2026年上半期】
順位 | 製品名 | センサー | ブランド | 平均取引価格 | 発売年 |
|---|---|---|---|---|---|
1 | GR IV(GR4) | APS-C | RICOH | 223,844円 | 2025年 |
2 | COOLPIX P950 | 1/2.3型 | Nikon | 75,223円 | 2020年 |
3 | GR IIIx(GR3X) ブラック | APS-C | RICOH | 178,887円 | 2021年 |
4 | LUMIX TZ99(DC-TZ99) ブラック | 1/2.3型 | Panasonic | 63,307円 | 2025年 |
5 | IXY 650 ブラック | 1/2.3型 | Canon | 39,625円 | 2016年 |
6 | X100VI 日英2言語設定モデル ブラック | APS-C | FUJIFILM | 274,835円 | 2024年 |
7 | PowerShot V1 | 1.4型 | Canon | 101,900円 | 2025年 |
8 | COOLPIX P1100 | 1/2.3型 | Nikon | 108,745円 | 2025年 |
9 | PowerShot G7 X Mark III ブラック | 1.0型 | Canon | 169,176円 | 2019年 |
10 | COOLPIX P1000 | 1/2.3型 | Nikon | 94,977円 | 2018年 |
コンデジ 取引ランキング 11〜20位【2026年上半期】
順位 | 製品名 | ブランド | 平均取引価格 | 発売年 |
|---|---|---|---|---|
11 | X-Half(X-HF1) チャコールシルバー | FUJIFILM | 77,123円 | 2025年 |
12 | サイバーショット RX100(DSC-RX100) | SONY | 54,072円 | 2012年 |
13 | Tough TG-7 ブラック | OM SYSTEM | 48,899円 | 2023年 |
14 | GR III(GR3) ブラック | RICOH | 180,029円 | 2019年 |
15 | VLOGCAM ZV-1F ブラック | SONY | 62,040円 | 2022年 |
16 | IXY 650 m シルバー | Canon | 39,787円 | 2025年 |
17 | PIXPRO FZ55 ブラック | Kodak | 19,020円 | 2022年 |
18 | X100V ブラック | FUJIFILM | 228,256円 | 2020年 |
19 | VLOGCAM ZV-1 ブラック | SONY | 83,486円 | 2020年 |
20 | PowerShot ZOOM ホワイト | Canon | 19,974円 | 2020年 |
11〜20位まで広げると、TOP10には入らなかったSONYが3機(RX100・ZV-1F・ZV-1)登場します。12位のサイバーショット RX100は2012年発売で、上位20機で最も古いモデルです。価格帯も下に広がり、17位のPIXPRO FZ55(19,020円)と20位のPowerShot ZOOM(19,974円)は2万円前後でした。
上位20機で見ると、平均取引価格は最安の19,020円(PIXPRO FZ55)から最高の274,835円(X100VI)まで、約14.5倍の開きになります。TOP10だけで見たときの約6.9倍から、幅は2倍以上に広がりました。カメラ本体という同じくくりの中で、2万円前後の機種と27万円台の機種が、どちらも上半期の上位20機に並んでいます。
もう一つ目立つのが、同じシリーズの複数のモデルが、そろって上位20機に入っている点です。
シリーズ | 上位20機に入ったモデル |
|---|---|
RICOH GR | GR IV(1位・223,844円)/GR IIIx(3位・178,887円)/GR III(14位・180,029円) |
FUJIFILM X100 | X100VI(6位・274,835円)/X100V(18位・228,256円) |
Nikon COOLPIX P | P950(2位・75,223円)/P1100(8位・108,745円)/P1000(10位・94,977円) |
3シリーズとも、発売時期やレンズ構成の異なる複数のモデルが同時に上位20機へ入りました。特にRICOH GRでは、2019年発売のGR IIIが14位に入り、平均取引価格180,029円は3位のGR IIIx(178,887円)と近い水準でした。少なくとも2026年上半期の平均取引価格では、両機の価格差はほとんどありません。
本集計は2026年上半期の断面データであり、発売後の価格推移や値下がり幅を示すものではありません。なお16位のIXY 650 mは2025年に登場した別モデルで、5位のIXY 650(2016年発売)とは分けて集計しています。
今回のデータの背景と、下半期に向けた注目点
上位に並んだ機種は、性格が3つに分かれます。17万〜27万円台の大型センサー単焦点機(GR IV・GR IIIx・X100VI)、超望遠に特化した機種(COOLPIX3機)、そして6万円台までの普及機(IXY 650・LUMIX TZ99)です。
下半期に向けては、上位で起きている「同一シリーズの併存」が続くかどうかが一つの見どころです。今回はGRシリーズが3機、X100シリーズが2機、COOLPIX Pシリーズが3機、それぞれ上位20機の中に並びました。2016年発売のIXY 650が5位、2012年発売のRX100が12位に入っている点も含めて、上位には発売年が10年以上離れたモデルが同居しています。新しいモデルの登場が古いモデルを上位から押し出すのか、それとも今回と同じように併存するのかは、下半期のデータで確かめたい点です。
本記事の主なデータポイント(引用用)

記事・メディア掲載時には、「みんなのカメラ調べ」と明記の上で引用いただけます。
注目ポイント | データ |
|---|---|
コンデジ1位 | RICOH GR IV(平均223,844円)。カメラ本体全体でも2位 |
TOP10の価格帯 | 39,625円(IXY 650)〜274,835円(X100VI)・約6.9倍。10万円未満4機/10万円台4機/20万円以上2機 |
TOP20の価格帯 | 19,020円(PIXPRO FZ55)〜274,835円(X100VI)・約14.5倍 |
センサー内訳(TOP10) | 1/2.3型5機・APS-C3機・1.0型1機・1.4型1機。APS-C3機は全機単焦点、他7機は全機ズーム |
センサー別の平均取引価格 | APS-C3機 約22.6万円 / 1/2.3型5機 約7.6万円(約3倍差。ただしレンズ設計の差が重なるため、センサー単独の差ではない) |
メーカー内訳(TOP10) | Nikon3機・Canon3機・RICOH2機・Panasonic1機・FUJIFILM1機 |
超望遠コンデジ | COOLPIX P950(2位)・P1100(8位)・P1000(10位)の3機。望遠端3000mm相当の2機より、望遠端2000mm相当のP950が上位 |
同一シリーズの複数モデル併存 | GRシリーズ3機(1位・3位・14位)/X100シリーズ2機(6位・18位)/COOLPIX Pシリーズ3機(2位・8位・10位)。上位20機の発売年は2012〜2025年 |
コンデジの比率 | 上半期のカメラ本体取引の約16%・64製品が取引 |
編集部コメント:コンデジは「小さいカメラ」ではなく、用途が違うカメラ
コンデジという区分は、レンズ交換式より小さく安いカメラ、という説明で済まされがちです。ただ上半期の上位に並んだ顔ぶれを見ると、その説明では足りません。
上位の顔ぶれを見ると、価格や大きさよりも、機種ごとに役割がはっきり分かれている点が目立ちます。スナップならGR、超望遠ならCOOLPIX、旅行ならLUMIX TZというように、1台で担える用途が明確な機種が上位に並びました。望遠端の長さが順位に直結しなかった点も、単純なスペック比較だけでは取引傾向を説明しにくいことを示しています。
レンズ交換式は、本体とレンズの組み合わせで守備範囲を広げられます。一方、コンデジは購入時点でレンズやセンサーの組み合わせが固定されているため、用途に合うかどうかが選び方の軸になりやすいカテゴリです。上位に並んだのが同じ性格の機種ではなく、担当する用途の違う機種だった点は、コンデジらしい取引傾向として見てよいでしょう。
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