
取引上位10機種すべてが本体600g以下 GR IVからα7 IVまで人気カメラの重量を分析【みんなのカメラ調べ】








みんなのカメラのフリマ取引データをもとに、カメラ本体の全取引上位20機種を集計しました。重量に注目すると、取引上位10機種はすべて本体600g以下。首位のGR IVは228gで、500g台の高性能フルサイズ機も上位に並びました。
この記事のサマリー
- 取引上位10機種はすべて本体600g以下。GR IVからEOS R6 Mark II、α7 IVまで“持ち出しやすい重量帯”に収まりました。
- 上位20機種でも15機種が600g以下。人気上位は、極端に重い機材ではなく、実用的に持ち出しやすい重量帯に集まっています。
- 300g未満は3機種。GR IV、VLOGCAM ZV-E10 II、VLOGCAM ZV-E10が入り、日常・旅行・Vlog向けの軽量機が存在感を示しました。
- 501〜600gには高性能ミラーレスが集中。EOS R6 Mark II、α7 IV、EOS R6、α7 IIIなどが入りました。
- 600g超は5機種。D500、α7R V、D750、Z5II、D7500のように、明確な撮影目的を持つ機種が並びました。
はじめに|人気上位は“本体600g以下”に集中
カメラ選びでは、画質やAF性能、価格だけでなく、実際に持ち歩けるかどうかも重要です。今回みんなのカメラでは、2025年11月6日〜2026年6月13日のフリマ取引データをもとに、商品状態を問わないカメラ本体の取引上位20機種の重量を分析しました。その結果、取引上位10機種はすべて本体600g以下でした。
首位は、本体228gのRICOH GR IV。高級コンデジが総合ランキングの先頭に立った一方で、EOS R10、Z50II、α6400、VLOGCAM ZV-E10系のような軽量ミラーレスも上位にランクイン。さらに、EOS R6 Mark IIやα7 IVのような500g台の高性能フルサイズ機も上位に並んでいます。
今回のデータから見えてくるのは、単なる「軽いカメラ人気」ではありません。日常的に持ち出しやすい重量と、撮影性能のバランスが取れたカメラが上位に集まっているという傾向です。
本データについて
- データソース:みんなのカメラのフリマ取引データ
- データ期間:2025年11月6日〜2026年6月13日(約7ヶ月)
- 対象カテゴリ:カメラ本体全機種(コンデジ、ミラーレス一眼カメラ、デジタル一眼レフカメラを含む)
- 対象状態:商品状態を問わない(新品、中古)
- 平均取引価格:対象期間中に成立した取引価格の平均
- 重量:本体のみ重量。バッテリー、メモリーカード、レンズなどは含まない
- 引用について:「みんなのカメラ調べ」と出典明記の上で引用可能
なお、本データはみんなのカメラ上のフリマ取引に基づくものであり、日本のカメラ市場全体を代表するものではありません。みんなのカメラにおける取引傾向としてご覧ください。
【今回のポイント】人気カメラの重量から見えたこと
1. 取引上位10機種すべてが本体600g以下
今回の最も大きなポイントは、取引上位10機種がすべて本体600g以下だったことです。
1位のGR IVは228g。2位のEOS R6 Mark IIは588g、3位のα7 IVは573g、4位のEOS R7は530gでした。600g以下という重量帯は、必ずしも“超軽量”だけを意味するものではありません。今回のランキングでは、300g未満の軽量機から、500g台の高性能ミラーレスまでが同じ上位に並んでいます。
つまり、人気上位は「軽いカメラだけ」ではなく、持ち出しやすい重さの中で、用途に合う性能を備えたカメラに集まっていると見るのが自然です。
2. 300g未満はGR IVとZV-E10系。日常・旅行・Vlog向けが目立つ
上位20機種の中で、300g未満は3機種でした。
- GR IV:228g
- VLOGCAM ZV-E10 II:292g
- VLOGCAM ZV-E10:299g
GR IVは、レンズ交換を考えずに1台で完結する高級コンデジ。ZV-E10 IIとZV-E10は、レンズ交換式でありながら本体300g未満に収まるVlog向けの軽量ミラーレスです。この3機種に共通しているのは、単に「軽い」ことではありません。スマホとは別の専用機を、日常の撮影に足しやすいことでしょう。
今回、300g未満の機種が上位に入ったことからは、画質やAF性能だけでなく、撮りたいと思ったときにすぐ使える“撮影のハードルの低さ”が、カメラ選びの大きな要素になっている可能性が見えてきます。
3. 501〜600gには、フルサイズや高性能APS-Cが並ぶ
501〜600gの重量帯には、EOS R6 Mark II、α7 IV、EOS R7、EOS R6、α7 IIIが入りました。
この重量帯は、いわゆる超軽量機ではありません。ただし、フルサイズや高性能APS-Cを選びながら、本体600g以下に収まる点が特徴です。EOS R6 Mark II、α7 IV、EOS R6、α7 IIIのようなフルサイズ機が上位に入っていることから、軽さと性能は必ずしもトレードオフではないことがわかります。
4. 600g超は5機種。重くても用途が明確なら選ばれる
上位20機種のうち、600gを超えたのは5機種です。
- D500:760g
- α7R V:638g
- D750:750g
- Z5II:620g
- D7500:640g
D500やD7500はデジタル一眼レフで、光学ファインダーやしっかりしたグリップ、望遠レンズと組み合わせた撮影など、ミラーレスの軽さとは違う実用性があります。またD750はフルサイズ一眼レフを比較的手頃な価格で選べる点が魅力になりやすく、α7R Vは高画素フルサイズ機として、風景・商品撮影・作品づくりなど、解像性能を重視する用途で選ばれやすい機種です。
つまり600g超の機種は、単に「重いカメラ」ではありません。動体撮影、高画素、フルサイズ、光学ファインダー、既存レンズ資産など、重さを上回る目的がある場合に選ばれていると考えられます。
人気上位では本体600g以下が目立つ一方で、撮影目的が明確な機種は600gを超えても取引上位に入ることが見えてきます。
ランキング発表:取引上位10機種と重量【みんなのカメラ調べ】
1位:GR IV(GR4)
228g。今回の上位20機種で最も軽いカメラです。高級コンデジとしての指名性に加え、ポケットに入る携帯性が、取引上位に入った大きな理由の一つと考えられます。
https://www.minnacamera.com/products/c2547
2位:EOS R6 Mark II ボディ
588g。500g台に収まるフルサイズミラーレスが2位に入りました。軽量機ではありませんが、高性能と持ち出しやすさのバランスを象徴する存在です。
https://www.minnacamera.com/products/c408
3位:α7 IV ILCE-7M4 ボディ
573g。フルサイズ機ながら本体600g以下。画質、AF、動画性能を求めつつ、日常的に持ち出せる重さを重視する層に選ばれている可能性があります。
https://www.minnacamera.com/products/c1997
4位:EOS R7 ボディ
530g。APS-Cの高性能ミラーレスとして上位に入りました。望遠撮影や動体撮影を狙いつつ、600g以下に収まる点が魅力になっていそうです。
https://www.minnacamera.com/products/c412
5位:EOS R10 ボディ
382g。軽量APS-Cミラーレスの代表的な存在です。価格、重量、性能のバランスが取りやすく、初めてのミラーレスとしても選びやすい位置にあります。
https://www.minnacamera.com/products/c389
6位:Z50II ボディ
495g。500gを下回るNikonのAPS-Cミラーレスです。軽量ながらファインダー付きで、旅行や日常撮影にも使いやすい重量帯に収まっています。
https://www.minnacamera.com/products/c1771
7位:α6400 ILCE-6400 ボディ ブラック
359g。発売から時間が経っても、軽量APS-Cミラーレスとして上位に入りました。小型ボディと価格のこなれ方が、現在も選ばれる理由になっていそうです。
https://www.minnacamera.com/products/c1980
8位:EOS R6 ボディ
598g。600gにかなり近い重量ですが、本体600g以下に収まります。旧世代フルサイズとして、価格と性能のバランスで選ばれている可能性があります。
https://www.minnacamera.com/products/c410
9位:VLOGCAM ZV-E10 II(ZV-E10M2)ボディ ブラック
292g。300g未満の軽量ミラーレスです。動画・Vlog向けの小型ボディとして、日常的に持ち出しやすい重量が大きな魅力になります。
https://www.minnacamera.com/products/c1585
10位:VLOGCAM ZV-E10 ボディ ブラック
299g。前世代モデルも300g未満で上位に入りました。価格がこなれた軽量Vlog機として、ZV-E10 IIと並んで選択肢になっています。
https://www.minnacamera.com/products/c1581
順位 | 製品名 | カテゴリ | ブランド | 平均取引価格 | 本体のみ重量 |
|---|---|---|---|---|---|
1 | GR IV(GR4) | コンデジ | リコー | 211,223円 | 228g |
2 | EOS R6 Mark II ボディ | ミラーレス一眼 | Canon | 215,029円 | 588g |
3 | α7 IV ILCE-7M4 ボディ | ミラーレス一眼 | SONY | 207,139円 | 573g |
4 | EOS R7 ボディ | ミラーレス一眼 | Canon | 133,750円 | 530g |
5 | EOS R10 ボディ | ミラーレス一眼 | Canon | 95,869円 | 382g |
6 | Z50II ボディ | ミラーレス一眼 | ニコン | 106,349円 | 495g |
7 | α6400 ILCE-6400 ボディ ブラック | ミラーレス一眼 | SONY | 76,189円 | 359g |
8 | EOS R6 ボディ | ミラーレス一眼 | Canon | 151,340円 | 598g |
9 | VLOGCAM ZV-E10 II(ZV-E10M2)ボディ ブラック | ミラーレス一眼 | SONY | 96,594円 | 292g |
10 | VLOGCAM ZV-E10 ボディ ブラック | ミラーレス一眼 | SONY | 58,426円 | 299g |
11〜20位を見ると、600g超の“選ばれる理由”も見えてくる
上位10機種はすべて本体600g以下でしたが、11〜20位まで広げると600g超の機種も見えてきます。
600gを超えたのは、D500、α7R V、D750、Z5II、D7500の5機種です。一方で、11〜20位の中にも、α7 III、Z50、α6700、EOS RP、α7C IIのような600g以下の機種が入っています。
TOP10では600g以下が並び、11〜20位では600g超の用途特化機も見える。この二段構成によって、今回のランキングは「軽さ一強」ではなく、持ち出しやすさと撮影目的の両方で選ばれていることがわかります。
11〜20位のカメラと重量
順位 | 製品名 | カテゴリ | ブランド | 平均取引価格 | 重量 |
|---|---|---|---|---|---|
11 | D500 ボディ | デジタル一眼レフ | ニコン | 94,608円 | 760g |
12 | α7 III ILCE-7M3 ボディ | ミラーレス一眼 | SONY | 136,837円 | 565g |
13 | Z50 ボディ | ミラーレス一眼 | ニコン | 57,967円 | 395g |
14 | α6700 ILCE-6700 ボディ | ミラーレス一眼 | SONY | 157,213円 | 409g |
15 | EOS RP ボディ | ミラーレス一眼 | Canon | 74,630円 | 440g |
16 | α7R V ILCE-7RM5 ボディ | ミラーレス一眼 | SONY | 324,945円 | 638g |
17 | D750 ボディ | デジタル一眼レフ | ニコン | 69,475円 | 750g |
18 | Z5II ボディ | ミラーレス一眼 | ニコン | 195,049円 | 620g |
19 | D7500 ボディ | デジタル一眼レフ | ニコン | 73,865円 | 640g |
20 | α7C II ILCE-7CM2 ボディ ブラック | ミラーレス一眼 | SONY | 204,459円 | 429g |
重量帯別に見る人気カメラの分かれ方
取引上位20機種を重量帯で分けると、人気カメラは大きく4つのタイプに整理できます。本記事で扱う重量は、バッテリー・メモリーカード・レンズを含まない本体のみ重量です。
重量帯 | 機種数 | 主な機種 | 見えてくる傾向 |
|---|---|---|---|
300g未満 | 3機種 | GR IV / ZV-E10 II / ZV-E10 | 日常・旅行・Vlog向けの軽量機 |
300〜500g | 7機種 | EOS R10 / Z50II / α6400 / α6700 / EOS RP / α7C II など | APS-Cミラーレスと小型フルサイズ |
501〜600g | 5機種 | EOS R6 Mark II / α7 IV / EOS R7 / EOS R6 / α7 III | 高性能でも持ち出しやすい重量帯 |
600g超 | 5機種 | D500 / α7R V / D750 / Z5II / D7500 | 用途特化・高性能・一眼レフ |
300g未満には、首位のGR IVとVLOGCAM ZV-E10系が入りました。日常的に持ち歩きやすく、旅行やVlog、スナップ用途と相性の良い重量帯です。
300〜500gでは、EOS R10、Z50II、α6400、α6700などのAPS-Cミラーレスに加え、EOS RPやα7C IIのような小型フルサイズも入っています。軽さとレンズ交換式カメラの自由度を両立しやすいゾーンです。
501〜600gには、EOS R6 Mark IIやα7 IVなどの高性能ミラーレスが並びました。超軽量ではないものの、画質やAF性能を重視しながら本体600g以下に収まる点が特徴です。
一方、600g超にはD500、α7R V、D750、Z5II、D7500が入りました。重さよりも、動体撮影、高画素、フルサイズ、一眼レフ操作など、明確な撮影目的が優先される機種といえそうです。
改めて重量帯別で見ると、今回のランキングは「軽いカメラだけが選ばれている」というより、用途に合った重さと性能のバランスが選ばれていることがわかります。
本記事の主なデータポイント
記事・メディア掲載時には、「みんなのカメラ調べ」と明記の上で引用いただけます。
注目ポイント | データ |
|---|---|
取引上位10機種の600g以下 | 10機種中10機種 |
取引上位20機種の600g以下 | 20機種中15機種 |
取引上位20機種の500g以下 | 20機種中10機種 |
300g未満 | 3機種 |
600g以下の内訳 | コンデジ1機種、ミラーレス14機種 |
600g超の機種 | D500、α7R V、D750、Z5II、D7500 |
上位20機種の平均本体重量 | 約500g |
データ期間 | 2025年11月6日〜2026年6月13日 |
編集部コメント:選ばれているのは“軽さ”ではなく、使いたくなる重さ
今回のデータで印象的だったのは、取引上位10機種がすべて本体600g以下に収まったことです。
ただし、上位を見ていくと、GR IVやZV-E10系のような300g未満の軽量機だけでなく、EOS R6 Mark IIやα7 IVのような500g台のフルサイズ機も入っています。この結果からは、カメラ選びにおいて「軽いか重いか」だけではなく、自分の用途で持ち出したくなる重さかどうかが重要になっている可能性が見えてきます。
買い手にとって、重量はスペック表の一項目ではありません。実際に使う頻度や、持ち出す場面に直結する要素です。売り手にとっても、軽さや携帯性は訴求ポイントになります。特に小型ミラーレスやコンデジは、重量や持ち出しやすさを商品説明に入れることで、買い手が使用シーンを想像しやすくなるでしょう。
今回のランキングは、人気カメラが“使いたくなる重さ”と性能のバランスに集まっている可能性を示す結果といえそうです。
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