【Ricoh GR IV Glass発売】Squarehoodのガラス一体フードでGR IVをポケットサイズのまま守る

【Ricoh GR IV Glass発売】Squarehoodのガラス一体フードでGR IVをポケットサイズのまま守る

GRの魅力は、写りの良さだけではないです。サッと取り出して、即シャッター、このスピード感こそがGRの中毒性です。ただ、その「ポケット運用」の代償として、前玉まわりの保護やホコリ対策に悩む人も少なくありません。そんなGR IVユーザーに向けて、Squarehoodがガラス一体型のレンズフード「Ricoh GR IV Glass」を投入しました。Clear(透明保護)とHaze(10%拡散内蔵)の2タイプで、しかもベイヨネットで直付け、アダプター不要という割り切りが潔さを感じます。まずは“何が新しいのか”を、要点から見ていきましょう。

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筆者
みんカメ編集部
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この記事のサマリー

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SquarehoodがGR IV用ガラス一体フード投入。Clear/Hazeで保護と表現を両立。

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直付けベイヨネットでアダプター不要。Hazeは10%拡散でCineBloom系の雰囲気。

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純正GA-3運用やFreewellキットとも比較。外付けVFはフードでケラれ注意。

Squarehoodの「Ricoh GR IV Glass」が登場

Via: Pentax & Ricoh Rumors

今回のニュースはシンプルです。SquarehoodがGR IV向けに、保護ガラスを組み込んだレンズフードを発売開始しました。 公式サイトで販売価格は日本円14,100円(税込)で予約受付が開始しております。Clear/Hazeの2種類が用意されており、価格は同じです。

商品名

Ricoh GR IV Glass

対応機材

Ricoh GR IV

Glass Type

Clear/Haze

販売価格

日本円:14,100円(税込)

発売日

2025年12月28日

予約開始日

2025年12月28日

予約・販売URL

Squarehood公式

ガラスはAGCの光学ガラス、コーティングは耐傷+アンチグレアです。 そして最大の特徴がベイヨネットで直付けできる点。いわゆる「フィルター用アダプター前提」のシステムではありません。

「直付けベイヨネット」+「ピンチ式キャップ」が地味に効く

GR IVの純正アクセサリー構成を見ると、たとえばワイコンGW-4はレンズアダプターGA-3が必要で、GA-3を使えばφ49mmフィルターも装着できるという“拡張型”の思想です。一方Squarehoodは、本体へ直付け→ガラスで守るのワンステップ。キャップもピンチ式に改め、内側のノッチで保持する構造になったとされています。ここが改善されるだけで、「付けっぱなし運用」のストレスはかなり減るはず。

ClearとHaze、どっちを選ぶ?(写りの変化を言語化する)

Clear:まずは“保護とフレア対策”を優先したい人向け

Clearは言ってしまえば前玉保護+不要光カットのベーシック。ポケットから出し入れする前提なら、拭き傷・砂埃・指紋との戦いは避けられません。そこに「ガラス一体」という考え方は分かりやすい選択肢です。

Haze:夜景・逆光・人物で“空気感”を足したい人向け

Haze版は、Squarehoodの説明では10%ヘイズ(CineBloom系)内蔵。効果はMomentのCineBloom 10%やTiffenのGlimmerglassに近いとされています。ここで重要なのは「10%」という強さ。MomentのCineBloomは、ハイライトを滲ませたり、デジタルっぽい硬さを和らげる“フィルム風”の狙いで、5%/10%/20%など強度違いで展開しています。

TiffenのGlimmerglassも、光源周りにやわらかなハレーションを作りつつ、全体の見た目のシャープさをある程度保つといった方向性の拡散フィルターです。要するにHazeは、「守る」だけでなく「雰囲気を足す」ための選択肢。GR IVで夜の街灯やネオンを撮る人ほど、刺さりやすいタイプです。

なぜGRは「フード+保護ガラス」と相性がいいのか

Squarehoodは、GRシリーズがホコリが入りやすく、深刻なダメージにつながる可能性があるため、カメラの小ささを保ったまま保護する狙いがあると説明しています。

もちろん、GR IV自体にも超音波振動による“Dust Removal(DR II)”の表記があり、メーカーとしてもダストは意識している領域だと読み取れます。ポケット運用のカメラは、「撮る前からボディが汚れている」ことが普通。だからこそ、撮影のテンポを落とさない“付けっぱなし保護”が気持ちいいわけです。

競合はどこ?純正システム/Freewellと比べる

① 純正:GA-3+49mmフィルターという王道

GA-3を付けると49mmフィルターが使えて、さらにワイコンGW-4運用にもつながります。拡張性は高い一方、厚みが出てポケット性が落ちるのが悩みどころ。

② Freewell:フード+マグネットフィルターの“全部盛り”

FreewellはGR IV向けに、レンズフード+マグネット式フィルター(CPL/UV/Glow Mistなど)や、コールドシュー付きサムグリップを組み合わせたキットを展開しています。価格はフード単体で$129.99、キットで**$149.99**の表記。「最初からアクセサリーで固める」なら強い選択肢です。

③ Squarehood:直付けで薄く、そしてガラス一体

Squarehoodは€75で、思想は明快。アダプターを挟まず、ガラスで守る。Hazeなら表現も足す。

まとめ:GR IVは今、「守り」と「味付け」の分岐点にいる

GR IVは18.3mm(35mm判換算で約28mm相当)F2.8の固定レンズを核に、ポケット機としての思想を突き詰めたカメラです。そこにSquarehoodの「ガラス一体フード」が入ってくるのはてとも象徴的。今のGRは、カメラ本体の完成度だけでなく、周辺アクセサリーで“自分の運用を完成させる”時代に入っています。自分が欲しいのは「撮影のテンポを落とさない守り(Clear)」か「作品のムードを足す味付け(Haze)」かGR IVの“ポケット哲学”は、ここからさらに面白くなりそうです。

リコー GR IVの最新情報をチェック

リコー GR IVのスペック・価格・競合比較については、こちらの記事で詳しくまとめています。

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