
12/19発売 7Artisans Floral Bloom 37mm T2.9の予約開始日・発売日・価格・比較最新情報まとめ
焦点工房は、七工匠(7Artisans)の特殊ボケシネマレンズ「Floral Bloom(フローラルブルーム)シリーズ」より、Floral Bloom 37mm T2.9を2025年12月19日(金)に国内販売を開始したことを発表しました。映像制作の現場で“世界観を一気に変える”ための、いわゆる特殊効果系レンズの新作です。
この記事のサマリー

7Artisansの特殊ボケシネレンズ「Floral Bloom 37mm T2.9」が国内正式発売。中心はシャープに、周辺が放射状に流れる“バーストボケ”で非日常の画作りができる。

PLマウント/フルサイズ対応のMFシネ単焦点で、0.8MODギアなど映像運用を想定。アダプター併用でE/Z/RF/Lマウントのミラーレス運用も可能。

発売は2025年12月19日で、メーカー希望小売価格は税込91,000円、焦点工房で73,800円(税込)~にて予約受付開始済み。
7Artisans Floral Bloom 57mm T2.9が12月19日に正式発売

焦点工房が、七工匠(7Artisans)のFloral Bloom 37mm T2.9を12月19日に発売開始した旨を発表し、各種予約サイトで実際に受付が開始されています。国内販売は焦点工房で73,800円(税込)~販売されています。
商品名 | 7Artisans Floral Bloom 37mm T2.9 |
|---|---|
対応マウント | PLマウント |
メーカー希望小売価格 | 91,000円(税込) |
販売価格 | 73,800円(税込)~ |
発売日 | 2025年12月19日 |
予約開始日 | 2025年12月19日 |
予約・販売URL |
マウントアダプターとのセットも同時発売。マウントアダプターを併用することで、E/Z/RF/Lマウントのミラーレス機でも使用できます。
合わせてFloral Bloom 57mm T2.9も今回発表されています。
Floral Bloom 37mmのコンセプト:中心シャープ×周辺が放射状に流れる「バーストボケ」
Floral Bloomシリーズ最大の特徴は、画面中心付近の解像感を残しながら、周辺のハイライトや背景光が放射状に伸びていく独特の描写です。公式発表ではこの特性を“バーストボケ”として紹介しており、霞み・光跡・歪みを伴う画づくりによって、日常シーンの中にも非日常的な緊張感や速度感を持ち込める、とされています。
しかもこの効果は、編集で後付けするフィルターではなく、撮影時にファインダー(モニター)で確認しながら作れるのがポイント。MVや短編、広告映像など「短い尺でも一撃で印象を残したい」場面で、絵作りの引き出しとして効いてきそうです。
7Artisans Floral Bloom 37mm T2.9 主な仕様
公開情報で記された37mmの仕様は以下の通りです。
項目 | 内容 |
|---|---|
対応マウント | PLマウント |
対応撮像画面サイズ | 35mmフルサイズ |
焦点距離 | 37mm |
レンズ構成 | 5群6枚(EDレンズ1枚/高屈折レンズ3枚) |
フォーカス | MF(マニュアルフォーカス) |
絞り | T2.9–T22 |
絞り羽根 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.35m |
ピントリング回転角 | 300° |
フィルター径/フロント径 | 72mm/76mm |
サイズ | 約Φ80×45mm(マウント部除く) |
質量 | 約345g |
付属品 | 前後キャップ |
37mmという焦点距離が活きる場面:背景を“見せる”広角で、世界観を盛る
37mm(フルサイズ)は、広角寄りの標準域。被写体と背景の距離感をほどよく残せるので、
- 夜景やイルミなど点光源の多いシーン
- ロケーションを活かした人物カット(環境ポートレート的な画)
- ジンバルでの寄り引き、移動ショット
のように、背景情報を入れつつ“周辺の流れ”で感情を増幅させたい撮り方と相性が良さそうです。公式発表でも、フラッシュバック/タイムワープ/恐怖演出/超自然的表現など、心理や緊張感を視覚化する用途が挙げられています。
使いこなしのコツと注意点:意図的に“中心で見せる”レンズ
特殊効果系レンズは万能ではありません。デジカメWatchの解説では、画面中央周辺を除くとピントが合わないため、周辺部にピントを合わせる構図には適さない旨が触れられています。つまり、一般的な37mm単焦点のように「画面の端までシャープに描きたい」用途とは逆方向。
その代わり、
- 主役を中心付近に置く(視線誘導が強い)
- 背景に点光源や反射、細かなハイライトを作る
- フォーカス位置やT値で“流れ方”を調整する
といった設計で、狙った世界観を作りやすくなります。公式発表でも、フォーカス位置・T値でボケ表情が変わり、開放付近は効果が強く、絞ると穏やかになると説明されています。
運用面:PLマウント+0.8MOD対応、さらにミラーレスでも
Floral Bloom 37mm T2.9はPLマウントのシネレンズとして展開され、シネマ用アクセサリーで一般的な0.8MODギアに対応。フォローフォーカスなどの運用を前提にした設計です。
また、マウントアダプターセットも同時発売され、アダプター併用でE/Z/RF/Lマウントのミラーレス機でも使えると案内されています。「PLはハードルが高い」という人でも導入ルートを作りやすいのは朗報でしょう。
まとめ:一本で“画の物語性”を足せる、攻めの広角シネ
Floral Bloom 37mm T2.9は、解像性能を競うタイプというより、カットの感情・緊張・違和感を一瞬で立ち上げるための特殊効果レンズです。中心で見せる構図を軸に、フォーカス位置とT値で“爆発感”を調整しながら、MVや短編、広告などで強い印象を狙う—そんな使い方にハマる一本になりそうです
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