
GFX ETERNA 55がVer.1.02に更新!ATOMOS外部RAW対応など
富士フイルムのラージフォーマット・シネマカメラ「GFX ETERNA 55」に、ファームウェアのVer.1.02が公開されました。今回のアップデートは、制作現場で“効く”内容が中心。とくに注目は、ATOMOS向けの外部レコーダー収録機能が新規追加され、外部RAWワークフローが一段と扱いやすくなる点です。
この記事のサマリー

GFX ETERNA 55がFW Ver.1.02でATOMOS外部RAW(4:3 Open Gate/4K/最大48fps)に対応し、操作レスポンス改善と多数の不具合修正が入ったアップデート。

あわせてGF32-90mmT3.5 PZ OIS WRもFW Ver.1.01で異音/微振動やT値表示ズレを修正し、ズーム操作性も改善。

外部収録ワークフローと現場運用の安定性をまとめて底上げする、実務寄りの“効く更新”が主題。
ATOMOS外部RAWに対応:4:3 Open Gate/4K/最大48fps、さらにSDI RAWも

最新ファームウェアVer.1.02では、GFX ETERNA 55がATOMOS機器で外部RAW記録できるようになります。対応する収録は4:3 Open Gate、4K、最大48fpsまでとされ、さらにRAW出力がHDMIに加えてSDIでも利用可能になりました。ケーブル選択や運用自由度が増えるのは、現場ではかなり大きいポイントです。なお、富士フイルム側も「使用前に外部レコーダーを最新ファームに更新してほしい」と明記しており、ATOMOS側でもGFX ETERNA 55のRAW/Open Gate対応をうたうアップデート情報が出ています。
UI/操作面もテコ入れ:よく触る項目のレスポンスが短縮
シネマ機でストレスになりやすいのが、撮影中の設定変更テンポ。今回のVer.1.02では、FPS/ISO/シャッター/ND/WB/プロジェクトFPS/解像度/画像形式など、頻繁に触る項目の操作レスポンスが短くなるとされています。加えて、メニュー画面デザインの変更や、サイドモニターのタイムコード表示の見え方改善など、“地味だけど毎日効く”改良が入っています。
初期値の見直し:Clip No.やSharpnessが変更(※初期化が必要)
初期値まわりも調整されています。Clip No.の開始が0000→0001に変更され、管理運用がより一般的な感覚に寄っています。またSHARPNESSの初期値が4→0に変更。ただしこのSharpness初期値の変更は、注意書きとしてカメラの初期化が必要とされています。アップデート後に「あれ、変わってない?」となりやすい部分なので要チェックです。
不具合修正:録画開始・タイムコード・LUT・サイドモニターまで広範囲
今回の修正項目はかなり多め。たとえば、タッチAFでAFがロックされた状態だと録画が開始できない不具合、特定のリセット操作でタイムコードがリセットされない不具合、IRIS表示設定(T値表示)と一部GFレンズ条件で絞り値を変更できない問題、カスタムアスペクト比表示、タイムコード同期の失敗、さらにはサイドモニター/外部サイドモニターの表示やREC状態の残り、インジケーターランプの点灯状態など、現場運用で“起きると面倒”なところに手が入っています。LUTも13個を超えて読み込むと不安定になり得るとされ、こちらも改善対象に含まれます。
GF32-90mmT3.5 PZ OIS WRもVer.1.01へ:異音/微振動と表示ズレ修正、ズーム操作性改善
あわせて、シネマ向けパワーズーム「GF32-90mmT3.5 PZ OIS WR」にもFirmware Ver.1.01が公開。TELE→WIDEへズームした際に内部から異音や微振動が出ることがある不具合と、絞りリングの指標線とLCDのT値表示が一致しない問題を修正し、さらにズーム操作性の改善も盛り込まれています。こちらは撮影体験に直結しやすい内容で、アップデート価値は高めです。
更新時の注意
公式ページでは、更新手順(メモリーカード準備など)とともに、更新時の注意事項も案内されています。作業前にバッテリー残量や環境を整え、撮影がないタイミングで確実に実施するのがおすすめです。
まとめ
今回のアップデートは、GFX ETERNA 55を本格的なシネマ制作でより安心して使うための土台を強化する内容です。ATOMOS外部RAW対応による表現力の拡張に加え、操作レスポンスや不具合修正も広範囲に及び、現場でのストレスを確実に減らします。対応レンズの改善とあわせ、GFXシステム全体の完成度を一段引き上げる更新といえるでしょう。
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