
ソニー α9 IIIとα1 II向けファームウェアVer.4.00公開。リアルタイム認識AF+追加。


ソニーが10月30日付けで、α9 IIIとα1 II向けのファームウェア Ver.4.00を公開しました。今回の目玉は、人物への粘り強い追従で話題の「リアルタイム認識AF+」。従来の被写体検出に骨格情報×姿勢推定まで絡めることで、スポーツなどで被写体が密集・交錯しても狙った人を“見失いにくい”AFへと進化しています。
この記事のサマリー

ソニーがα9 III/α1 II向けにファームウェアVer.4.00を公開し、「リアルタイム認識AF+」や新ルックFL2/FL3などを追加しました。

追従性能や操作性を磨いた大型アップデートで、AF精度・撮影効率・ワークフロー全体が一段と進化しています。
ファームウェアVer.4.00のアップデート内容

α9 IIIとα1 IIの共通トピックは3つです。“当て続けるAF”ד現場の時短”というソニーの強みを一段押し上げる内容になっています。
① 画作り
クリエイティブルックに「FL2/FL3」が加わり、フィルムライクな空気感をカメラ内だけで作りやすくなりました。
② レンズ運用
パワーズーム非搭載ズームでも「プリセットフォーカス」が使えるように(※一部レンズは非対応、アップデート後は登録の再設定が必要)。
③ 品質と信頼性
バウンス撮影時の調光精度・安定性、バッテリー残量表示の見直し、動画への電子署名書き込みなど、現場で効く実務寄りの改善がまとまって入っています。
α9 IIIは“運用の速さ”がさらに伸びる
α9 IIIは、AFだけでなく運用オプションも豊富になりました。被写体の認識対象を「オート」にすると、人物/動物などをカメラが自動で判別。縦位置撮影時でも撮影情報のレイアウトが縦横に追従し、視線移動が少なくて済みます。操作面では、撮影/ドライブ/フォーカスモードの変更を“ダイヤルorメニュー”から選べるようになり、運用に合わせた“最短動線”が組みやすくなっています。
さらに、両スロット同時記録の画像を同時に削除・レート付け、再生時のフォルダ名・ファイル名表示、FTP運用(予約中止や自動予約の細分化)など、納品・送稿系の摩擦をまとめて低減。Monitor & Controlアプリのフォーカスマップ/アイリス操作バーにも対応し、リモート運用の見通しが良くなりました。なお、WPA/WEPは非対応となり、今後はWPA2/WPA3の利用が前提です。
α1 IIは“画作り+信頼性”を堅実強化
α1 IIのVer.4.00も方向性は同じ。リアルタイム認識AF+のほか、FL2/FL3の追加、プリセットフォーカスの拡張、調光・電池表示の最適化、動画の電子署名書き込み対応など、プロ現場で地味に効く改良が多い印象です。発表直後から機能追加を重ねてきたα1 IIですが、Ver.4.00は“主力ボディの基礎体力を底上げする”タイプの大型更新といえます。
アップデート方法
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