富士フイルムのフィルムシミュレーション・ダイヤルが高評価。X‑T30 IIIを起点に広がる。

富士フイルムのフィルムシミュレーション・ダイヤルが高評価。X‑T30 IIIを起点に広がる。

X-T30 III ボディ
X-T30 III ボディ
クラシックなダイヤル操作とフィルムライクな色再現で、撮る前から気分が上がるミラーレス。素直な階調と豊かな肌の描写はポートレートや日常スナップに好相性。軽快なレスポンスと堅実なAFで動きものも逃さず、街歩きや旅行でもサッと構えて快適。直感的な操作系は学びやすく、表現の幅を自然に広げてくれます。小型ボディはバッグに忍ばせやすく、撮影後の色作りも心地よい。シャッター音や握りの安心感も含め、持つ楽しさと仕上がりの満足をバランスよく提供します。風景の深い色乗りや夜景のしっとりした描写も得意で、作品づくりにも日常記録にも寄り添います。
X-T50 ボディ
X-T50 ボディ
ダイヤル中心の操作系が直感的で、思いついた瞬間に設定を呼び出せるボディです。素直な発色と豊かな階調が被写体の魅力を自然に引き出し、記録も作品も心地よく仕上がります。堅実なAFが視線の先を的確に捉え、スナップやポートレートでも迷いが少ないのが魅力。単焦点でじっくり、ズームで万能といった選び方で表現を広げられます。見やすい表示と握りやすい形状で構えが安定。撮るほどに手になじみます。持ち出すたびに表現の引き出しが増えていきます。
X-M5 ボディ
X-M5 ボディ
持ち出しやすいボディに、素直な色乗りと滑らかな階調を備えた一台。見たままの空気感を写しやすく、人物の肌はやわらかく、街の光は自然にまとまります。堅実なAFは日常から旅スナップまで軽快に追従し、思い立った瞬間を気持ちよく切り取れます。ダイヤル中心の操作は直感的で設定に迷いにくい。散歩にも撮影旅にも好相性で、落ち着いた描写が作品づくりを後押しします。ホワイトバランスは破綻が少なく、屋外の強い光から室内のやわらかな灯りまで自然に移ろいます。構図を追い込みたいときも、ファインダー越しの視認性が安定し、狙いを立てやすいのが魅力です。
X-E5 ボディ
X-E5 ボディ
レンジファインダースタイルの軽快さとダイヤル操作の気持ちよさが同居するボディ。落ち着きある発色と柔らかな階調で、街角の陰影や旅の空気感を品よく描きます。AFは素直で、歩き撮りでも狙いを外しにくい印象。ファインダーを覗いても背面で構えても流れが止まらず、日常から作品づくりまで自然体で付き合えます。コンパクトなサイズ感は持ち出す回数を増やし、ふとした光や表情を逃さない。直感的に設定を変えながら、写真の雰囲気をその場で追い込める操作性も魅力。ストリートのスナップやカフェでの静物、人物の自然な表情まで、肩肘張らずに良い画が得られます。

富士フイルムの“色”は、ただのプリセットじゃない。最近のDPReviewポッドキャストでも、フィルムシミュレーションと新しいフィルムシミュレーション・ダイヤル(以下、FSダイヤル)が大きな話題になりました。X‑T30 IIIの全体評価は好意的で、細かな誤操作のリスクに触れつつも「物理操作が豊富だからこそ得られる楽しさ」が強調されています。

Author
筆者
みんカメ編集部
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この記事のサマリー

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富士フイルムの最新世代モデルでは、フィルムシミュレーション・ダイヤル(FSダイヤル)が共通搭載され、撮影中に直感的に色表現を切り替え可能に。

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機種ごとのデザインや操作性の違いはありつつも、すべてが“色で遊ぶカメラ体験”をさらに身近にしている。

DPReviewのフィルムシミュレーションへの評価

DPReviewのリチャード・バトラー氏は、フィルムシミュレーションについて下記のように述べました。

“it’s a gimmick I like.”

と語り、“RAWで撮ってカメラ内コンバーターで別のシミュレーションをプレビューできる”点も含め、遊び心と実用性の共存を評価しました。さらにFSダイヤルは「毎回シャッターを切るたび、別のフィルムシミュレーションならどう見える? と実験を促してくれる」と指摘。編集部のAbby氏(Nikon/Sonyユーザー)は、

“I have actually debated switching to Fujifilm because of film simulations.”

と“乗り換え”を真剣に悩んだほどだと明かしています。

Fuji Rumorsが掲載したDPReview発言の要約・引用

RAW派でも恩恵あり—“カメラ内RAW現像”という近道

「RAWだから関係ない」は誤解。富士フイルム機はカメラ内RAW現像に対応し、撮影後に本体だけでシミュレーションを切り替えて仕上がりを確認・書き出しできる設計です(X RAW STUDIOを使えばPCでも“カメラのエンジン”で現像可能)。撮って・試して・仕上げるまでが一台で完結。

X‑T30 IIIで分かる:FSダイヤルは“実験したくなる装置”

X‑T30 IIIは従来のドライブ/モード系ダイヤルをFSダイヤルに置き換え、20種のフィルムシミュレーションに素早くアクセス可能。さらにFS1〜FS3の3ポジションには自分の“FSレシピ”を登録でき、好みの色作りを一発で呼び出せます。DPReviewの初見レビューでも「“SOOC(撮って出し)”の表現力を思い出させる仕掛け」として、このダイヤルの存在意義が語られました。

DPReviewはX‑T30 III全体のまとめを“総じて好印象”としつつ、小型ボディ×物理操作の多さゆえに稀に誤操作が起こる点も“フェアな指摘”として触れています。ただし物理操作が少なければそれはそれで不満が出る、これはカメラあるある。慣れれば誤操作はぐっと減る、という実体験での見解も紹介されました。

ダイヤル対応モデル(2024–2025)の代表例

FSダイヤルはX‑T30 IIIだけの特別仕様ではありません。近年の主要機にも広がっています。

モデル名

特徴・概要

X-T30 III

FSダイヤル新搭載。20種のフィルムシミュレーション+FS1〜FS3にカスタム登録可。軽量ボディに最新プロセッサを採用し、AFと動画性能も強化。

X-T50

トッププレートにシャッター/露出補正/FSダイヤルを装備。FS1〜FS3の運用ガイドも充実し、より直感的な操作性を実現。

X-M5

コンパクト機ながら左肩にFSダイヤルを搭載。最大20種のシミュレーションへ即アクセスでき、3つの好みのレシピを登録可能。

X-E5

レンジファインダー風デザインに新設計FSダイヤルを採用。FS1〜FS3へ個別登録でき、クラシック表示などUI面の演出も進化。

誰に刺さる?—“レンズ投資なし”で始めるなら

Abby氏がまだ“完全スイッチ”していない理由は単純で、マウント移行=レンズ投資が発生するから。しかし著者は、X100VIのような固定レンズ機は“富士らしさ”を味わう入口として最適だとすすめています。FSダイヤルや直感的な操作、そして“あの色”を、追加レンズなしで楽しめる。セカンドカメラとしての相性も抜群です。

X‑T30 IIIのスペック・価格・競合比較については、こちらの記事で詳しくまとめています。

まとめ

FSダイヤルは、設定を速くするためだけの部品ではありません。“次はこの色で行ってみよう”という気持ちを毎回思い出させる装置です。RAW派でもJPEG派でも、初心者でもベテランでも、“試す→気づく→好きが増える”の循環を生むでしょう。


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X-T30 III ボディ
X-T30 III ボディ
クラシックなダイヤル操作とフィルムライクな色再現で、撮る前から気分が上がるミラーレス。素直な階調と豊かな肌の描写はポートレートや日常スナップに好相性。軽快なレスポンスと堅実なAFで動きものも逃さず、街歩きや旅行でもサッと構えて快適。直感的な操作系は学びやすく、表現の幅を自然に広げてくれます。小型ボディはバッグに忍ばせやすく、撮影後の色作りも心地よい。シャッター音や握りの安心感も含め、持つ楽しさと仕上がりの満足をバランスよく提供します。風景の深い色乗りや夜景のしっとりした描写も得意で、作品づくりにも日常記録にも寄り添います。
X-T50 ボディ
X-T50 ボディ
ダイヤル中心の操作系が直感的で、思いついた瞬間に設定を呼び出せるボディです。素直な発色と豊かな階調が被写体の魅力を自然に引き出し、記録も作品も心地よく仕上がります。堅実なAFが視線の先を的確に捉え、スナップやポートレートでも迷いが少ないのが魅力。単焦点でじっくり、ズームで万能といった選び方で表現を広げられます。見やすい表示と握りやすい形状で構えが安定。撮るほどに手になじみます。持ち出すたびに表現の引き出しが増えていきます。
X-M5 ボディ
X-M5 ボディ
持ち出しやすいボディに、素直な色乗りと滑らかな階調を備えた一台。見たままの空気感を写しやすく、人物の肌はやわらかく、街の光は自然にまとまります。堅実なAFは日常から旅スナップまで軽快に追従し、思い立った瞬間を気持ちよく切り取れます。ダイヤル中心の操作は直感的で設定に迷いにくい。散歩にも撮影旅にも好相性で、落ち着いた描写が作品づくりを後押しします。ホワイトバランスは破綻が少なく、屋外の強い光から室内のやわらかな灯りまで自然に移ろいます。構図を追い込みたいときも、ファインダー越しの視認性が安定し、狙いを立てやすいのが魅力です。
X-E5 ボディ
X-E5 ボディ
レンジファインダースタイルの軽快さとダイヤル操作の気持ちよさが同居するボディ。落ち着きある発色と柔らかな階調で、街角の陰影や旅の空気感を品よく描きます。AFは素直で、歩き撮りでも狙いを外しにくい印象。ファインダーを覗いても背面で構えても流れが止まらず、日常から作品づくりまで自然体で付き合えます。コンパクトなサイズ感は持ち出す回数を増やし、ふとした光や表情を逃さない。直感的に設定を変えながら、写真の雰囲気をその場で追い込める操作性も魅力。ストリートのスナップやカフェでの静物、人物の自然な表情まで、肩肘張らずに良い画が得られます。

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