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富士フイルムのフィルムシミュレーション・ダイヤルが高評価。X‑T30 IIIを起点に広がる。




富士フイルムの“色”は、ただのプリセットじゃない。最近のDPReviewポッドキャストでも、フィルムシミュレーションと新しいフィルムシミュレーション・ダイヤル(以下、FSダイヤル)が大きな話題になりました。X‑T30 IIIの全体評価は好意的で、細かな誤操作のリスクに触れつつも「物理操作が豊富だからこそ得られる楽しさ」が強調されています。
この記事のサマリー

富士フイルムの最新世代モデルでは、フィルムシミュレーション・ダイヤル(FSダイヤル)が共通搭載され、撮影中に直感的に色表現を切り替え可能に。

機種ごとのデザインや操作性の違いはありつつも、すべてが“色で遊ぶカメラ体験”をさらに身近にしている。
DPReviewのフィルムシミュレーションへの評価
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DPReviewのリチャード・バトラー氏は、フィルムシミュレーションについて下記のように述べました。
“it’s a gimmick I like.”
と語り、“RAWで撮ってカメラ内コンバーターで別のシミュレーションをプレビューできる”点も含め、遊び心と実用性の共存を評価しました。さらにFSダイヤルは「毎回シャッターを切るたび、別のフィルムシミュレーションならどう見える? と実験を促してくれる」と指摘。編集部のAbby氏(Nikon/Sonyユーザー)は、
“I have actually debated switching to Fujifilm because of film simulations.”
と“乗り換え”を真剣に悩んだほどだと明かしています。
※Fuji Rumorsが掲載したDPReview発言の要約・引用
RAW派でも恩恵あり—“カメラ内RAW現像”という近道
「RAWだから関係ない」は誤解。富士フイルム機はカメラ内RAW現像に対応し、撮影後に本体だけでシミュレーションを切り替えて仕上がりを確認・書き出しできる設計です(X RAW STUDIOを使えばPCでも“カメラのエンジン”で現像可能)。撮って・試して・仕上げるまでが一台で完結。
X‑T30 IIIで分かる:FSダイヤルは“実験したくなる装置”
X‑T30 IIIは従来のドライブ/モード系ダイヤルをFSダイヤルに置き換え、20種のフィルムシミュレーションに素早くアクセス可能。さらにFS1〜FS3の3ポジションには自分の“FSレシピ”を登録でき、好みの色作りを一発で呼び出せます。DPReviewの初見レビューでも「“SOOC(撮って出し)”の表現力を思い出させる仕掛け」として、このダイヤルの存在意義が語られました。
DPReviewはX‑T30 III全体のまとめを“総じて好印象”としつつ、小型ボディ×物理操作の多さゆえに稀に誤操作が起こる点も“フェアな指摘”として触れています。ただし物理操作が少なければそれはそれで不満が出る、これはカメラあるある。慣れれば誤操作はぐっと減る、という実体験での見解も紹介されました。
ダイヤル対応モデル(2024–2025)の代表例
FSダイヤルはX‑T30 IIIだけの特別仕様ではありません。近年の主要機にも広がっています。
モデル名 | 特徴・概要 |
|---|---|
FSダイヤル新搭載。20種のフィルムシミュレーション+FS1〜FS3にカスタム登録可。軽量ボディに最新プロセッサを採用し、AFと動画性能も強化。 | |
トッププレートにシャッター/露出補正/FSダイヤルを装備。FS1〜FS3の運用ガイドも充実し、より直感的な操作性を実現。 | |
コンパクト機ながら左肩にFSダイヤルを搭載。最大20種のシミュレーションへ即アクセスでき、3つの好みのレシピを登録可能。 | |
レンジファインダー風デザインに新設計FSダイヤルを採用。FS1〜FS3へ個別登録でき、クラシック表示などUI面の演出も進化。 |
誰に刺さる?—“レンズ投資なし”で始めるなら
Abby氏がまだ“完全スイッチ”していない理由は単純で、マウント移行=レンズ投資が発生するから。しかし著者は、X100VIのような固定レンズ機は“富士らしさ”を味わう入口として最適だとすすめています。FSダイヤルや直感的な操作、そして“あの色”を、追加レンズなしで楽しめる。セカンドカメラとしての相性も抜群です。
X‑T30 IIIのスペック・価格・競合比較については、こちらの記事で詳しくまとめています。
まとめ
FSダイヤルは、設定を速くするためだけの部品ではありません。“次はこの色で行ってみよう”という気持ちを毎回思い出させる装置です。RAW派でもJPEG派でも、初心者でもベテランでも、“試す→気づく→好きが増える”の循環を生むでしょう。
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