中目黒しぜんとなかよし公園

中目黒しぜんとなかよし公園(東京)は、住宅街の一角に水辺と雑木林、木道がコンパクトにまとまる都市の小さな自然。季節の野草や昆虫観察ができ、初夏の木漏れ日や雨上がりの滴が被写体です。低い位置から木道をリード線に、背景に街の気配を少し残せば物語性が生まれる。音や香りまで写す意識で、静かなスナップを。都会の断片をほんの少しだけ入れると対比が効き、緑の密度が際立つ。薄曇りは色が転ばず、木肌と苔の階調が豊か。マクロで葉脈や水滴、倒木のテクスチャーを拾い、広角では木道と樹冠を対角線に配すとリズムが生まれる。騒がしすぎない時間帯を選び、音も画の一部として受け止めたい。