花立公園

花立公園は、緩やかな斜面に芝生と花壇が続く見晴らしの良い公園で、春の桜と秋のコスモスが斜面を染める花撮影の名所。広い空を背景に、花の帯を前景に置いて低い目線で狙うと奥行きが出ます。晴天は逆光で花弁を透かし、曇天は色のりを優先。展望エリアからは里の稜線が重なり、夕方は長い影が曲面を強調します。三脚を低く構え、前ボケと後ボケを丁寧に重ねると、柔らかな作品に仕上がります。風が出たら1/500で揺れを止め、無風はF8前後でパンフォーカス。PLで空と葉の反射を整え、夕焼けはシルエットで人物を添えると物語性が高まります。見頃がずれても段々畑状の斜面がリズムを生み、抜けの良い花景色が描けます。