駒場野公園・ケルネル田んぼ

駒場野公園・ケルネル田んぼは、都心に残る湧水と田んぼの景観が魅力の里山スポット。田植え前の代かき時期は水鏡に空と樹影が映え、夏は稲の緑とトンボ、秋は黄金色の穂、冬は霜の朝が被写体です。畦道や木道を導線に広角で抜き、望遠で穂先や水面の波紋、働く手元を切り取れば、都市と季節の営みが伝わる一枚に。マクロで水滴や稲の穂を狙うのもおすすめ。午前の逆光なら稲の葉が透け、PLで反射を調整すると緑の階調が締まります。雨上がりは水たまりの気泡や浮遊する花びらが抽象的な被写体に。周囲の雑木林では野鳥の声も近く、音に導かれて抜けの良い背景を選ぶと柔らかなボケが活きます。