千波地層断面

千波地層断面は、地層が切り立って露出した“地球の年輪”を撮れるスポット。砂・火山灰・泥が重なった縞模様は、光の角度で立体感が変わり、斜光の時間帯が特におすすめです。広角で断面のスケールと周囲の地形を入れ、望遠で層の反復や粒の違いを圧縮するとグラフィカルに。マクロで小さな礫や割れ目を拾えば標本のような一枚になります。雨上がりは色が締まり、縞がくっきり。曇天はコントラストが暴れず階調が残るので撮りやすい。周囲の草が色づく季節は地層の茶色が引き立ちます。人物や手すりを端に入れるとサイズ感が伝わり、モノクロでも線の強さが生きます。