道後の温泉街

道後温泉本館を核に、木造三層楼の屋根線、赤いギヤマン灯、商店街の提灯が連なるレトロ温泉街。早朝は人が少なく建物の端正さが撮りやすい一方、夕暮れ〜夜は湯気と暖色の灯りが増して一気に映画っぽい。雨の日は石畳が鏡になり、灯りが二重に伸びます。広角で本館＋路地の奥行き、標準で暖簾・下駄・手ぬぐいをスナップ、望遠で瓦や欄干の質感を切り取ると“温度”が残る。縦構図で建物の高さを強調し、夜は三脚で低ISO、NDがあれば人の流れを少し溶かして情緒を足す。椿の季節は赤が街に散って彩りも増えます。道後温泉駅や坊っちゃん列車、からくり時計も寄りで狙いたい。