遠登志橋（落し橋）

遠登志橋（落し橋）は、川面すれすれの低い橋脚とシンプルな桁が特徴で、水位によって表情が変わるユニークな被写体です。増水時は橋が水に沈み、晴天時は空と山並みが水面に映り込みます。広角で川の流れと橋を対角線に配置し、望遠で橋脚の連なりを圧縮すると、グラフィカルな風景写真に仕上がります。朝夕の斜光は橋の陰影をくっきり浮かび上がらせ、長秒露光で水面をなめらかにすると、静けさと緊張感が同居する一枚になります。季節や天候による表情の変化が大きいので、同じ構図を時間違いで撮り比べると作品作りのヒントにもなります。