栗川稲荷神社

栗川稲荷神社は、地域の暮らしに寄り添う小さな稲荷で、鳥居・狐像・奉納札がコンパクトにまとまる撮りやすいスポット。参道を中央に置けば端正に、少し斜めに振れば奥行きが増します。朝は影が伸び、朱と緑のコントラストが整う時間帯。夏は濃い木陰、冬は澄んだ空気で輪郭が締まり、雪が乗ればミニマルな世界に。標準単焦点で寄り引きを切り替えると写真が揃います。狐像の目線や並びを意識して、同じ高さで連続を撮ると気持ちいいパターンになります。奉納の幟や鈴緒は風で表情が変わるので、少し遅いシャッターで動きを残すのも面白い。人が少ない平日朝は、凛とした空気をそのまま写し込めます。