小平神明宮

小平神明宮は、玉川上水や雑木林の緑に囲まれた小平らしい神社で、長く続く参道と社殿がコンパクトにまとまりつつ抜けの良い構図を作ってくれます。広角で鳥居とケヤキ並木を大きく入れれば、郊外の空の広さと“まちの鎮守”の空気がそのまま写ります。標準〜中望遠で狛犬や絵馬、お守りに寄ると日常の祈りがぐっと近く感じられ、七五三や祭礼の日は家族連れの後ろ姿を小さく入れると物語性もアップ。雨上がりは社殿前の石畳が黒く締まり、夕方は社務所の灯りと住宅街の光が溶け合い、通いで光の違いを追いかけたくなる一社です。季節の変化も豊かです。