時の鐘「時鐘堂」

時の鐘「時鐘堂」は、都会の景色の中に“時間の象徴”が立つフォトジェニックな小建築。まずは正面シンメトリーで端正に押さえ、次に斜めから柱や屋根の線を重ねて立体感を作るのがコツです。夕方〜青い時間は空色と灯りのバランスが良く、三脚で長秒にして人の流れを消すと鐘楼だけが浮き上がります。昼は影が硬い分、望遠で彫刻や金具、木目のディテールを切り取って質感勝負に。雨上がりは路面の反射が効き、ローアングルで光を二重に写すと一気に都会的。モノクロも相性抜群です。桜や紅葉の季節は背景が整いやすく、枝越しに鐘を入れるだけで季節感が決まります。