高田馬場跡

高田馬場駅周辺に残る「高田馬場跡」は、江戸の軍馬訓練場の名残を伝える小さな史跡。石碑や案内板を主役に、行き交う人と電車の気配をあえて入れると“歴史が街に埋もれる面白さ”が出ます。早朝は人が少なく構図が組みやすく、夕方は斜光で刻字の陰影が深まります。標準で空気感、望遠で石肌の苔や欠けを切り取り、雨上がりは路面の反射を使ってしっとりまとめたい。忠臣蔵の逸話が残る土地でもあり、物語を知って撮ると一段濃くなります。背景が散りやすいのでローアングルで空に抜くか、開放でボケを作るのがコツ。夜の街灯下はモノクロも映え、短時間でも“東京の記憶”を持ち帰れるスポットです。