金剛寺の青梅

金剛寺の青梅は、青梅市の名の由来ともいわれる梅の古木が残る寺で、春先には素朴な梅の花と山里の雰囲気が一度に味わえるスポットです。石段や山門の脇に咲く白梅や紅梅を前景に、本堂や背後の山並みを添えると、落ち着いた早春の風景が画面に宿ります。曇天の柔らかな光なら花びらの階調も出しやすく、枝越しに参拝客の姿をぼかして入れれば、物語性のある一枚に。静かな境内なので、ゆっくりアングルを変えながら梅の表情を探せます。境内の高低差を活かして、上から見下ろすカットと見上げるカットを撮り分ければ、同じ樹でも印象の異なる写真が得られ、早春の空気感を多面的に残せます。