北港

北港は、小笠原諸島・母島の北端にある入江のビーチで、戦前は600人規模の集落と港があった場所が、今は静かな海水浴場として開放されています。玉砂利の浜のすぐ先にはサンゴ礁が広がり、シュノーケル越しにウミガメが泳ぐ姿を撮れることも。陸からはコバルトブルーの海と断崖、ガジュマルに覆われた石垣など廃村の名残を一枚に収めることができ、歴史と楽園的な海のコントラストが印象的です。アクセスは楽ではありませんが、そのぶん人影が少なく、三脚を据えてタイムラプスや星景撮影にも挑戦できるので、じっくりと撮影旅を楽しみたい人に向いたスポットです。