境浦

父島の境浦は、真っ白な砂浜とエメラルドグリーンの海の中に、座礁船「濱江丸」の残骸が横たわる印象的なビーチです。干潮時には船体の一部が大きく姿を現し、青い海と白い砂、錆びた鉄のコントラストが強い被写体になります。シュノーケリングでは沈没船とサンゴ礁を同じフレームに収めることができ、水中と水上の両方でドラマチックなカットが狙えます。静かな入り江なので、夕方の斜光が入る時間帯には、船と岩場がシルエットになり、波音だけが響く少しノスタルジックな風景を記録できます。船体の錆びやペンキの剥がれをクローズアップしたディテールカットも面白く、廃墟好きの心をくすぐる被写体としても魅力的です。