
Olympus PENシリーズ5機種を比較!OM SYSTEM PEN・E-P7・E-PL10・E-PL9・PEN-Fの違い








Olympus PENシリーズは、クラシックなデザインと小型・軽量なボディが特徴のミラーレスカメラです。一方、モデルによってEVF(電子ビューファインダー)の有無やAF性能、動画機能、手ブレ補正、現在の入手しやすさが異なります。そのため、自分の撮影スタイルに合うものを選び分けるのが大切です。この記事では、OM SYSTEM PEN、PEN E-P7、PEN E-PL10、PEN E-PL9、PEN-Fの5機種を比較し、それぞれの違いと用途別の選び方を解説します。
この記事のサマリー

OM SYSTEM PENは、EVF、防塵・防滴、121点オールクロス像面位相差AF、5軸手ブレ補正を備え、AF性能や雨天などの屋外撮影を重視する人に適する

PEN E-P7は、約2030万画素、5軸手ブレ補正、4K動画に対応し、約337gと5機種で最も軽いため、旅行や日常のスナップ向き

E-PL10/E-PL9は、約1605万画素、4K動画、Wi-Fi・Bluetoothによるスマートフォン連携に対応し、中古価格を抑えてPENを始めたい場合の候補

PEN-Fは、約2030万画素、EVF、5軸手ブレ補正、クリエイティブダイヤルを備える一方、4K動画には非対応

AFや動画を重視するならOM SYSTEM PEN、携帯性ならE-P7、価格ならE-PL9、EVFと操作性ならPEN-Fがおすすめ
Olympus PENシリーズはどれを選ぶべきか

Olympus PENシリーズは、重視する機能と予算から候補を絞ると選びやすくなります。AF性能や手ブレ補正、EVF(電子ビューファインダー)を重視するならOM SYSTEM PEN、小型・軽量で静止画と4K動画の両方を撮りたいならPEN E-P7が候補です。購入価格を抑えたい場合はE-PL10/E-PL9、EVFを内蔵したクラシックなデザインとダイヤル操作を重視する場合はPEN-Fが選択肢になります。ここからは、各モデルのスペックや機能を比較し、撮影用途ごとの選び方を詳しく解説します。
項目 | OM SYSTEM PEN | Olympus PEN E-P7 | Olympus PEN E-PL10 | Olympus PEN E-PL9 | Olympus PEN-F | 比較ポイント |
|---|---|---|---|---|---|---|
発売時期 | 2026年 | 2021年 | 2019年 | 2018年 | 2016年 | OM SYSTEM PENは2026年10月下旬発売予定 |
EVF(電子ビューファインダー) | あり | ― | ― | ― | あり | ファインダー撮影を重視するならOM SYSTEM PENかPEN-F |
AF方式 | 像面位相差AF+コントラストAF(121点オールクロス) | 121点コントラストAF | 121点コントラストAF | 121点コントラストAF | 81点コントラストAF | 動く人物やペットを撮るならOM SYSTEM PENが有利 |
動画 | C4K/4K対応 | 4K対応 | 4K対応 | 4K対応 | フルHD対応 | 4K動画を撮るならPEN-F以外が候補 |
外部マイク入力 | あり | ― | ― | ― | ― | 外部マイクを使った動画撮影はOM SYSTEM PENが対応 |
主な流通状況 | 新品中心 | 新品・中古 | 中古中心 | 中古中心 | 中古中心 | 旧モデルは価格だけでなく本体の状態や付属品も確認 |
おすすめの人 | AF性能やEVF、防塵・防滴性能を重視する人 | 小型・軽量さと画質を両立したい人 | 価格を抑えてPENを始めたい人 | 中古価格を重視する人 | EVFやダイヤル操作、デザインを重視する人 | 必要な機能と予算から選ぶ |
シリーズの位置づけと代表5モデルの背景
PENシリーズは、1959年に発売されたハーフサイズカメラ「オリンパスペン」から続くシリーズです。小型・軽量化を重視した設計を特徴とし、2009年にはマイクロフォーサーズ規格を採用したデジタルPENの初代モデル「OLYMPUS PEN E-P1」が登場しました。
今回比較する5機種は、発売時期だけでなく、搭載している機能や想定する使い方も異なります。
OM SYSTEM PENは2026年に登場したモデルで、PENシリーズで初めて防塵・防滴に対応しました。対応する防塵・防滴レンズとの組み合わせではIPX1相当の防滴性能を備え、EVF(電子ビューファインダー)や121点オールクロス像面位相差AFも搭載しています。
PEN E-P7は、小型・軽量なボディに約2030万画素のセンサーと5軸手ブレ補正を搭載したモデルです。EVFは搭載せず、背面モニターを使った撮影が基本となります。
PEN E-PL10は、約1605万画素のセンサーや4K動画、下開きの可動式モニターを搭載したモデルです。タッチ操作にも対応しており、初めてレンズ交換式カメラを使う人でも操作しやすい設計です。
PEN E-PL9はE-PL10の前世代にあたるモデルで、約1605万画素のセンサーや4K動画、Bluetooth・Wi-Fiによるスマートフォン連携に対応しています。基本性能はE-PL10と近いため、中古価格を重視する場合の候補になります。
PEN-Fは、約2030万画素のセンサーとEVFを搭載し、前後のダイヤルやクリエイティブダイヤルなど撮影設定を変更するための操作系が充実しています。今回比較する旧モデルの中では、ファインダー撮影と細かな設定変更を重視する人に向いています。
主要スペック比較:数値の違いが撮影にどう影響する?
PENシリーズは、モデルによってセンサーの有効画素数や手ブレ補正、AF、動画性能が異なります。約2000万画素と約1600万画素ではトリミング時に残せる画素数が変わり、手ブレ補正の性能は暗い場所での手持ち撮影に影響します。また、AF方式や動画の最大記録解像度も、動く被写体を撮る場合や動画撮影を重視する場合には確認しておきたいポイントです。ここでは5機種の主要スペックを比較し、それぞれの違いが撮影にどのように影響するのかを解説します。
項目 | OM SYSTEM PEN | Olympus PEN E-P7 | Olympus PEN E-PL10 | Olympus PEN E-PL9 | Olympus PEN-F |
|---|---|---|---|---|---|
有効画素数 | 約2037万画素 | 約2030万画素 | 約1605万画素 | 約1605万画素 | 約2030万画素 |
AF方式・測距点 | 位相差AF+コントラストAF・121点 | コントラストAF・121点 | コントラストAF・121点 | コントラストAF・121点 | コントラストAF・81点 |
AI被写体認識AF | 対応 | ― | ― | ― | ― |
ボディ内手ブレ補正 | 5軸・中央5.5段/周辺4.5段 | 5軸・4.5段 | 3軸・3.5段 | 3軸・3.5段 | 5軸 |
EVF | あり・約236万ドット | ― | ― | ― | あり・約236万ドット |
最大動画記録 | C4K/4K | 4K | 4K | 4K | フルHD |
外部マイク入力 | あり(3.5mmステレオミニジャック) | ― | ― | ― | ― |
OM SYSTEM PENは121点オールクロス像面位相差AF、顔・瞳AF、AI被写体認識AFに対応しているため、動く人物を撮る機会が多い場合は5機種の中で第一候補です。
画質と表現機能の比較:画素数と撮影機能の違い

via: TechRadar(PEN E-P7/作例)
PENシリーズは、モデルによって有効画素数や画像処理エンジン、カメラ内で利用できる表現機能が異なります。OM SYSTEM PEN、PEN E-P7、PEN-Fは約2000万画素、E-PL10とE-PL9は約1600万画素のセンサーを搭載しています。約2000万画素の3機種は、撮影後にトリミングする場合や大きくプリントする場合に、より多くの画素数を確保できます。
また、各モデルはアートフィルターなど、撮影時に写真の色や仕上がりを変更できる機能を搭載しています。ただし、利用できる機能や設定項目はモデルによって異なるため、画素数だけでなく、カメラ内でどこまで仕上がりを調整したいかも選ぶ際のポイントになります。
項目 | OM SYSTEM PEN | Olympus PEN E-P7 | Olympus PEN E-PL10 | Olympus PEN E-PL9 | Olympus PEN-F |
|---|---|---|---|---|---|
有効画素数 | 約2037万画素 | 約2030万画素 | 約1605万画素 | 約1605万画素 | 約2030万画素 |
画像処理エンジン | TruePic IX | TruePic VIII | TruePic VIII | TruePic VIII | TruePic VII |
アートフィルター | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
カラー/モノクロプロファイル | 対応 | 対応 | ― | ― | 対応 |
ハイレゾショット | 対応 | ― | ― | ― | 対応 |
Live ND | 対応 | ― | ― | ― | ― |
20MP機と16MP機:トリミングでは20MP機が有利
OM SYSTEM PENは約2037万画素、PEN E-P7とPEN-Fは約2030万画素のセンサーを搭載しています。一方、E-PL10とE-PL9は約1605万画素です。約2000万画素の3機種は記録できる画素数が多いため、撮影後に同じ範囲をトリミングした場合でも、約1600万画素の2機種より多くの画素を残せます。
そのため、風景や旅行写真などで撮影後に構図を調整することが多い場合は、OM SYSTEM PEN、PEN E-P7、PEN-Fが適しています。一方、写真を大きくトリミングせず、一般的なサイズで表示・プリントする用途では、画素数だけでなくAFや手ブレ補正、レンズなども含めて選ぶことが重要です。
JPEGの仕上がりを細かく調整するならOM SYSTEM PEN・E-P7・PEN-F
JPEGをカメラ内で細かく仕上げたい場合は、OM SYSTEM PEN、PEN E-P7、PEN-Fが候補です。3機種はカラープロファイルコントロールとモノクロプロファイルコントロールに対応しており、色や階調などを撮影時に調整できます。
なかでもOM SYSTEM PENはLive NDにも対応しています。Live NDは、カメラ内の画像処理によってNDフィルターを使用したようなスローシャッター効果を得られる機能です。明るい場所でも水の流れなどをブラして表現したい場合に活用できます。
一方、E-PL10とE-PL9もアートフィルターに対応しているため、複雑な調整を行わずに写真の色や雰囲気を変えて撮影できます。
手ブレ補正とAFの比較:被写体別の向き不向き
夜景や室内を手持ちで撮影する場合はボディ内手ブレ補正、子どもやペットなど動く被写体を撮影する場合はAF性能が重要です。PENシリーズはモデルによって手ブレ補正の方式や補正効果、AF方式が異なります。
なかでもOM SYSTEM PENは、5軸手ブレ補正に加えて121点オールクロス像面位相差AFを搭載し、顔・瞳AFやAI被写体認識AFにも対応しています。そのため、暗い場所での手持ち撮影だけでなく、動く人物やペットを撮る機会が多い場合にも、5機種の中で最も機能が充実しています。
項目 | OM SYSTEM PEN | PEN E-P7 | PEN E-PL10 | PEN E-PL9 | PEN-F |
|---|---|---|---|---|---|
AF方式 | 位相差AF+コントラストAF | コントラストAF | コントラストAF | コントラストAF | コントラストAF |
AF測距点 | 121点オールクロス | 121点 | 121点 | 121点 | 81点 |
顔・瞳AF | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
AI被写体認識AF | 対応 | ― | ― | ― | ― |
手ブレ補正:暗所撮影では補正効果の大きいモデルが有利
OM SYSTEM PENは5軸手ブレ補正を搭載し、補正効果は中央5.5段、周辺4.5段です。PEN E-P7も5軸・4.5段の手ブレ補正に対応しており、夜景や薄暗い室内など、シャッタースピードが遅くなりやすい場面で手ブレを抑えやすくなります。また、PEN-Fも5軸手ブレ補正を搭載しています。
一方、E-PL10とE-PL9は3軸・3.5段の手ブレ補正です。手持ちで夜景や室内を撮影する機会が多い場合は、中央5.5段/周辺4.5段のOM SYSTEM PENや4.5段のPEN E-P7など、補正効果の大きいモデルを優先するとよいでしょう。
夜景と動く人物では重視する機能が異なる
夜景や薄暗い室内で静止した被写体を手持ちで撮る場合は、5軸手ブレ補正を搭載するOM SYSTEM PEN、PEN E-P7、PEN-Fが候補です。一方、室内イベントなどで動く人物を撮影する場合は、手ブレ補正だけでなくAF性能も重要になります。
OM SYSTEM PENは121点オールクロス像面位相差AFと顔・瞳AFに対応しているため、動く人物を撮る機会が多い場合は5機種の中で第一候補です。静止した被写体を中心にEVFを使って撮影したい場合はPEN-F、小型・軽量さを重視しながら5軸手ブレ補正や4K動画も利用したい場合はPEN E-P7が候補になります。
動画機能の比較:4Kだけでなく手ブレ補正や音声入力も確認

via:DPReview(PEN-F/作例)
動画性能を比較する際は、最大記録解像度だけでなく、手ブレ補正やAF、外部マイク入力の有無も確認しておきましょう。OM SYSTEM PEN、PEN E-P7、E-PL10、E-PL9は4K動画に対応していますが、PEN-FはフルHDまでとなります。
なかでもOM SYSTEM PENはC4K(4096×2160)に対応し、3.5mmの外部マイク入力端子も搭載しています。さらに、5軸手ブレ補正や像面位相差AFにも対応しているため、今回比較する5機種の中では動画撮影を重視する場合の第一候補です。
項目 | OM SYSTEM PEN | Olympus PEN E-P7 | Olympus PEN E-PL10 | Olympus PEN E-PL9 | Olympus PEN-F |
|---|---|---|---|---|---|
最大動画記録 | C4K 24p/4K 30p | 4K 30p | 4K 30p | 4K 30p | フルHD 60p |
動画時の手ブレ補正 | 5軸手ブレ補正+電子補正 | 5軸手ブレ補正+電子補正 | 3軸手ブレ補正+電子補正 | 3軸手ブレ補正+電子補正 | 5軸手ブレ補正+電子補正 |
AF方式 | 位相差AF+コントラストAF | コントラストAF | コントラストAF | コントラストAF | コントラストAF |
外部マイク入力 | あり | ― | ― | ― | ― |
4K動画を撮るならPEN-F以外の4機種が候補
4K動画を撮影したい場合は、OM SYSTEM PEN、PEN E-P7、E-PL10、E-PL9が候補です。PEN E-P7、E-PL10、E-PL9は最大4K 30pの動画撮影に対応しており、旅行や家族の記録などを4Kで残せます。
OM SYSTEM PENは4K 30pに加えて、4096×2160のC4K 24pにも対応しています。一方、PEN-Fの通常動画は最大フルHD 60pのため、4K動画を必要とする場合はほかの4機種を選ぶ必要があります。
旅動画では外部マイク入力と手ブレ補正を確認
旅先で歩きながら動画を撮影する場合は、手ブレ補正に加えて、外部マイクを使用するかどうかも確認しておきましょう。今回比較する5機種のうち、3.5mmの外部マイク入力端子を搭載しているのはOM SYSTEM PENのみです。周囲の音や会話を外部マイクで収録したい場合は、OM SYSTEM PENが候補になります。
一方、外部マイクを使用せず、短い4K動画を中心に撮影する場合は、PEN E-P7、E-PL10、E-PL9も候補です。なかでもPEN E-P7は5軸手ブレ補正を搭載しているため、手持ちで動画を撮る機会が多い場合に選びやすいモデルです。
携帯性と操作性の比較:重量・EVF・ダイヤルを確認
PENシリーズは小型・軽量なモデルが中心ですが、本体の重量やEVF(電子ビューファインダー)の有無、ダイヤルなどの操作系はモデルによって異なります。旅行や街歩きで持ち歩く時間が長い場合は本体とレンズを合わせた重量、屋外で撮影する機会が多い場合はEVFの有無を確認しておきましょう。
また、シャッタースピードや絞り、露出補正などを頻繁に変更する場合は、ダイヤルの数や配置も操作性に関わります。ここでは5機種の重量、EVF、主な操作系を比較し、携帯性と撮影スタイルに合うモデルを確認します。
項目 | OM SYSTEM PEN | Olympus PEN E-P7 | Olympus PEN E-PL10 | Olympus PEN E-PL9 | Olympus PEN-F |
|---|---|---|---|---|---|
重量 | 約393g | 約337g | 約380g | 約380g | 約427g |
EVF | あり | ― | ― | ― | あり |
モニター | 2軸可動式 | 下開きチルト式 | 下開きチルト式 | 下開きチルト式 | バリアングル式 |
タッチ操作 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
操作系の特徴 | 前後ダイヤルなどを搭載 | 前後ダイヤルを搭載 | シンプルな操作系 | シンプルな操作系 | 前後ダイヤル+クリエイティブダイヤル |
携帯性:軽さならPEN E-P7、屋外撮影ならOM SYSTEM PEN
携帯性を重視する場合は、約337gのPEN E-P7が5機種の中で最も軽量です。E-PL10とE-PL9は約380gで、この3機種はEVFを搭載していないため、背面モニターを使った撮影が基本となります。
一方、OM SYSTEM PENは約393gとE-P7より約56g重いものの、EVFを内蔵しています。また、防塵・防滴に対応し、対応レンズとの組み合わせではIPX1相当の防滴性能を備えています。ただし、防水仕様ではないため、水中や強い雨の中での使用は避けましょう。
EVFは晴天下で撮影する機会が多い人に便利
晴天下では背面モニターが見づらくなることがあるため、屋外撮影が多い場合はEVF(電子ビューファインダー)を内蔵するOM SYSTEM PENとPEN-Fが候補です。ファインダーをのぞきながら、構図や露出、ピント位置を確認できます。
一方、PEN E-P7、E-PL10、E-PL9はEVFを搭載しておらず、背面モニターを見ながら撮影します。ファインダーを使用しない場合は、EVF非搭載による小型・軽量化のメリットがあるPEN E-P7などを選ぶとよいでしょう。屋外でファインダーを使いたいか、背面モニター中心で撮影するかを基準にすると候補を絞りやすくなります。
価格帯と入手性の比較:新品・中古の流通状況を確認

via:DPReview(PEN-F/作例)
PENシリーズを選ぶ際は、スペックだけでなく、新品と中古のどちらで購入できるかも確認しておきましょう。今回比較する5機種のうち、2026年10月7日現在、OM SYSTEM公式オンラインストアではPEN E-P7が販売され、OM SYSTEM PENは2026年10月下旬の発売に向けて予約を受け付けています。一方、発売から年数が経過したE-PL9やPEN-Fは中古品が主な選択肢となります。
中古で購入する場合は価格だけでなく、外装や各部の動作、バッテリーの状態、付属品の有無、販売店の保証なども確認が必要です。ここでは5機種の流通状況と価格帯を比較します。
項目 | OM SYSTEM PEN | Olympus PEN E-P7 | Olympus PEN E-PL10 | Olympus PEN E-PL9 | Olympus PEN-F |
|---|---|---|---|---|---|
主な購入方法 | 新品(10月下旬発売予定) | 新品・中古 | 中古中心 | 中古中心 | 中古中心 |
OM SYSTEM公式オンラインストアでの販売状況・価格 | 予約受付中 148,500円~(税込) | 販売中 118,800円~(税込) | 生産終了 | 生産終了 | 生産終了 |
みんなのカメラ中古取引実績 | ー | 59,440〜74,415円 | 39,820円 | 29,730〜32,010円 | 122,780〜150,350円 |
みんなのカメラの売買履歴を見ると、中古のPEN E-P7は6〜7万円台、E-PL10は約4万円、E-PL9は約3万円での取引実績があります。一方、PEN-Fは12〜15万円台で取引されており、発売から年数が経過しているものの、今回比較する旧モデルの中では高い価格帯です。
ただし価格は在庫・状態・色などで変わるため、あくまで目安として確認してください。
キット構成とレンズ選びの比較:撮影用途に合わせて選ぶ
PENシリーズはレンズ交換式カメラのため、組み合わせるレンズによって撮影できる画角や携帯性が変わります。初めて購入する場合は、標準ズームが付属するレンズキットを選ぶと、風景や人物、日常のスナップなど幅広い撮影に対応できます。一方、運動会や動物園など遠くの被写体を大きく撮りたい場合は、望遠ズームも必要です。
現行モデルは販売されているレンズキットの内容を確認し、E-PL10、E-PL9、PEN-Fなどの旧モデルを中古で購入する場合は、付属するレンズの種類や状態も確認しましょう。ボディの価格だけでなく、必要なレンズまで含めた購入費用と持ち運ぶ際の重量を比較することが重要です。
機種 | レンズキット | ダブルズームキット |
|---|---|---|
OM SYSTEM PEN | ||
PEN E-P7 | ||
PEN E-PL10 | ||
PEN E-PL9 | ||
PEN-F | ― |
標準ズームとダブルズーム、PEN-Fは単焦点レンズキット
OM SYSTEM PEN、PEN E-P7、E-PL10、E-PL9には、標準ズームを組み合わせたレンズキットと、標準ズームに望遠ズームを加えたダブルズームキットが設定されています。14-42mmの標準ズームは35mm判換算28-84mm相当をカバーし、旅行や日常のスナップ、人物撮影などに対応します。ダブルズームキットでは40-150mm(35mm判換算80-300mm相当)も使用できるため、運動会や動物園など、離れた被写体を大きく撮りたい場合に適しています。
なお、セットについているレンズについては以下の記事でも紹介しています。
一方、PEN-Fには35mm判換算24mm相当となる「M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0」を組み合わせた12mm F2.0レンズキットがあります。単焦点レンズのためズームはできませんが、35mm判換算24mm相当の広い画角と開放F値F2.0を備えており、風景や街並み、室内などの撮影に適した組み合わせです。
なお、OM SYSTEMのレンズを探している人には以下の記事がおすすめです。
用途別の選び方:旅行・動画・予算などから1台を選ぶ

via: TechRadar(PEN E-P7/作例)
PENシリーズは、旅行や動画、子ども・ペット、日常のスナップなど、主な撮影用途によって適したモデルが異なります。旅行では携帯性、動画では4Kや外部マイク入力、動く被写体ではAF性能、予算を抑えたい場合は中古価格や流通状況が主な比較ポイントです。
複数の用途で使用する場合は、最も撮影する機会が多い被写体や、優先したい機能を基準にすると候補を絞りやすくなります。ここでは用途ごとに適したモデルと、その理由を紹介します。
メイン用途 | 推奨モデル | 理由 |
|---|---|---|
旅行・日常スナップ | Olympus PEN E-P7 | 約337gと5機種で最も軽く、5軸手ブレ補正と4K動画にも対応 |
子ども・ペット | OM SYSTEM PEN | 121点オールクロス像面位相差AF、顔・瞳AF、AI被写体認識AFに対応 |
旅行・アウトドア | OM SYSTEM PEN | EVFを内蔵し、防塵・防滴に対応。対応レンズ装着時はIPX1相当 |
動画撮影 | OM SYSTEM PEN | C4K、像面位相差AF、外部マイク入力に対応 |
予算を抑えて始める | Olympus PEN E-PL9 | 中古で3万円前後の取引実績がある |
EVF・操作性を重視 | Olympus PEN-F | EVFと前後ダイヤル、クリエイティブダイヤルを搭載 |
旅行・携帯性重視:PEN E-P7が最有力
旅行や街歩きで携帯性を重視するなら、PEN E-P7が第一候補です。バッテリーとメモリーカードを含む重量は約337gで、今回比較する5機種の中で最も軽量です。さらに、5軸手ブレ補正と4K動画に対応しているため、静止画と動画の両方を撮影できます。
一方、PEN E-P7はEVFや防塵・防滴には対応していません。晴天下でファインダーを使いたい場合や、雨など天候の変化がある場所で撮影する機会が多い場合は、EVFと防塵・防滴性能を備えるOM SYSTEM PENが適しています。
動画重視:OM SYSTEM PENが最有力
動画撮影を重視するなら、OM SYSTEM PENが第一候補です。4K 30pに加えてC4K 24pに対応し、今回比較する5機種で唯一3.5mmの外部マイク入力端子を搭載しています。外部マイクを使って周囲の音や会話を収録したい場合にも対応できます。
さらに、5軸手ブレ補正と121点オールクロス像面位相差AFを搭載しているため、手持ち撮影や動く人物を撮影する場合にも適しています。4K動画を撮るだけであればPEN E-P7、E-PL10、E-PL9も候補ですが、AFや音声収録まで含めて動画機能を重視する場合はOM SYSTEM PENが第一候補です。
予算重視:E-PL9が第一候補
購入価格を抑えてPENシリーズを始めたい場合は、E-PL9が第一候補です。みんなのカメラでは、中古で3万円前後の取引実績があり、今回比較する5機種の中でも購入価格を抑えやすいモデルです。約1605万画素のセンサーを搭載し、4K動画や3軸手ブレ補正、Wi-Fi・Bluetoothによるスマートフォン連携にも対応しています。
E-PL10も約1605万画素のセンサー、3軸手ブレ補正、4K動画など主要な仕様はE-PL9と共通しており、中古価格や本体の状態を比較して選ぶとよいでしょう。ただし、どちらも発売から年数が経過しているため、中古で購入する際は本体の動作や外装、バッテリー、付属品の状態を確認しましょう。
Olympus PENシリーズの比較まとめ
Olympus PENシリーズは、EVF(電子ビューファインダー)の有無やAF性能、手ブレ補正、動画機能、価格などを基準にすると選びやすくなります。今回比較した5機種の中で、AF性能や防塵・防滴性能、動画機能を重視するならOM SYSTEM PENが第一候補です。旅行や日常のスナップでは、約337gの軽量ボディに5軸手ブレ補正と4K動画を備えるPEN E-P7が適しています。
購入価格を抑えたい場合は、中古で3万円前後の取引実績があるE-PL9が候補です。E-PL10も基本性能が近いため、中古価格や本体の状態を比較して選ぶとよいでしょう。一方、PEN-FはEVFや前後ダイヤル、クリエイティブダイヤルを備えており、ファインダー撮影や細かな設定変更を重視する人に適しています。ただし、4K動画には対応しておらず、中古価格もほかの旧モデルより高い傾向があります。
旅行、子ども・ペット、動画、予算など、最も重視する用途を決めたうえで、必要な機能を備えたモデルを選びましょう。
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