
OM SYSTEM(オリンパス)おすすめレンズ8本を厳選 初心者/旅行/PENシリーズ/星空撮影








OM SYSTEM(オリンパス)のレンズ選びは、マイクロフォーサーズの「軽さ」と「望遠の強さ」を活かすほど満足度が上がる一方、ズームか単焦点か、広角をどこまで欲しいかで選択が大きく変わります。この記事では、初心者がまず揃えやすい定番ズーム、PENシリーズに合う単焦点、旅行で交換回数を減らせる高倍率ズーム、星空撮影に使えるマクロ、超望遠まで、用途ごとにおすすめレンズを紹介します。
この記事のサマリー

マイクロフォーサーズは35mm判換算(焦点距離が2倍相当)で考えると、旅行・望遠が一気に選びやすくなる

初心者は「まずズームで画角感覚を掴む→次に単焦点で表現を伸ばす」順が失敗しにくい

旅行は“レンズ交換の頻度”が画質以上に大事。高倍率ズームかダブルズームかを先に決めるのがおすすめ

マクロや超望遠は、必要な数値(開放F値/最短撮影距離/換算600mm以上など)を満たすレンズを選ぶ

記事後半の用途別比較表で、PEN/OM-Dそれぞれのおすすめ組み合わせを紹介
OM SYSTEM(オリンパス)レンズの選び方のポイント

OM SYSTEM(オリンパス)のレンズを選ぶときは、(1)35mm判換算の画角(2)手ブレ対策の考え方(3)旅行・日常での持ち出しやすさの3点を押さえるとスムーズです。とくにPENシリーズはコンパクトさが魅力なので、数g〜数百gの差が撮影機会を左右します。逆にOM-D系は防塵防滴やボディ内の手ブレ補正を活かして、少し重いPROズームを一本で回す選択肢もおすすめです。
選び方1. 35mm判換算で「足りない画角」を見つける
マイクロフォーサーズは焦点距離が2倍相当になるため14mmは28mm相当、25mmは50mm相当として考えましょう。たとえば旅行で建物全体が入らないと感じるなら24〜28mm相当の広角が不足、動物園や子どもの運動会で寄れないなら200〜300mm相当が不足しているということ。逆に、スマホ写真との差を出したい人は、50mm相当(標準単焦点)や90mm相当(中望遠単焦点)を追加すると、ボケと立体感で変化を作りやすいでしょう。
選び方2. 手ブレ補正は「ボディ依存」か「レンズ内補正」かで運用が変わる
OM SYSTEMはボディ内手ブレ補正が強力な機種が多く、レンズ側に補正がなくても成立しやすい一方、望遠域ではレンズ内補正が効くレンズが安心な場面もあります。たとえば夜の街スナップは“明るい単焦点+ボディ補正”で成功率が上がり、逆に旅行の望遠(200mm相当以上)は“シャッター速度を稼ぐ・構えを安定させる”工夫が効果的です。手ブレ補正は被写体ブレを止められないため、動く子どもや鳥はシャッター速度優先、風景や建築は補正を味方に低速シャッターと役割分担すると判断がぶれません。
選び方3. 旅行・初心者ほど「交換回数」と「サイズ」を優先すると後悔が減る
旅行では、レンズ交換のたびにシャッターチャンスを逃したり、砂埃や雨を気にしすぎると疲れやすくなります。しかし、高倍率ズーム一本で済ませると、例えば市場で料理を撮って次の瞬間に遠くの看板や人物を撮るような切り替えが滑らかです。一方で、ダブルズーム(標準+望遠)なら画質と軽さの両立がしやすく、動物園や展望台など望遠が必要な時間が限定的な撮影に向きます。失敗例として多いのは、望遠まで欲しくて重い一本を買ったが結局使う機会が減ることです。
PEN・PEN-F・OM-Dで変わる「おすすめ」の基準
PENシリーズ(PEN E-P7、PEN-Fなど)とOMシリーズ(OM-1 Mark IIなど)では、同じオリンパスのレンズでも魅力度が変わります。PENシリーズは小型ボディに似合う薄型ズームや軽い単焦点が映え、日常スナップでの取り回しが最優先になりやすい一方、OM-Dはグリップ性と機能性を活かしてPROズームを組み合わせやすいのが特徴です。ここを誤ると、レンズ自体は名玉でも「持ち歩かない」状態になりかねません。
PENシリーズは「薄さ・軽さ」を崩さないレンズが出番を増やす
PEN E-P7やPEN-Fはバッグから出してすぐ撮れる軽快さが魅力です。たとえば電動パンケーキズームならカフェの席でレンズが邪魔になりにくく、家族旅行でも首から下げたまま歩けます。単焦点も、標準(50mm相当)や中望遠(90mm相当)の小型レンズを足すと、背景整理がしやすく作品っぽさが出ます。具体的には、室内の誕生日会で窓光を活かしたい場面や、夕方の街でISOを上げたくない場面で、明るい単焦点は便利です。
OMシリーズは「防塵防滴×高倍率ズーム」や「PROのF2.8通し」が活きる
OM系は防塵防滴ボディや強いボディ内手ブレ補正と組み合わせると、悪天候や夜景でも撮影を続けやすくなります。たとえば24-200mm相当を一本で回せる高倍率ズームは、レンズ交換が減るだけでなく、雨が降ったときにマウント部を開けない運用ができ、旅の安心感が増します。もう一つはF2.8通しズームで、室内イベントやスポーツ観戦など露出が変わりやすい環境で、ズームしても明るさが変わらない快適さを得られます。
星空撮影・マクロ・超望遠は「ボディ性能」より「レンズ条件」が先に決まる
星空なら広角で明るい開放F値、マクロなら等倍や最短撮影距離、野鳥なら換算600mm相当以上の画角があると便利です。ここはボディよりレンズ条件が先に決まる領域で、たとえば星空は「広く写せるのに暗いズーム」を買ってしまうと、撮れるけれどノイズが増えやすくなります。マクロも「寄れるズーム」で代用すると、花粉や昆虫の細部を大きく写しにくく、結局専用レンズが欲しくなることも。
OM SYSTEM(オリンパス)レンズおすすめの比較 早見表
用途ごとにおすすめのレンズ8本のおすすめポイントをまとめました。
製品名 | 特徴・おすすめポイント |
|---|---|
薄型パンケーキレンズで日常撮影に便利な最初の標準ズーム | |
旅行でレンズ交換をしたくない人の定番、28-300mm相当を一本で | |
初心者が“ボケと暗所”を体感できる標準単焦点(50mm相当) | |
ポートレートの鉄板、90mm相当で背景が片付く軽量レンズ | |
星空・風景撮影の定番、24mm相当の明るい超広角単焦点 | |
24-200mm相当+強力な補正で、旅もほぼ一本で撮れるPROレンズ | |
換算600mm相当まで届くのに軽い、野鳥・飛行機の入門超望遠 | |
等倍マクロで小物・花・昆虫まで、120mm相当で寄れるレンズ |
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ:PEN系と相性抜群の薄型標準ズーム

この電動パンケーキレンズのズームは、PENシリーズの携帯性を壊さずに「広角28mm相当から中望遠84mm相当」までを一気にカバーできるのが魅力です。重量約60g台ととにかく軽く、カメラを首から下げたまま観光しても負担が増えにくいので、初心者の“持ち出し率”を上げてくれます。標準域を一通り試せるため、次に単焦点へ行くか高倍率ズームへ行くかの判断基準にもなりやすいでしょう。
旅行と日常で効く「薄さ」と28-84mm相当の守備範囲
28mm相当は街並みや室内の記録に使いやすく、84mm相当は料理や小物や人物のバストアップにも届きます。たとえば旅行先の朝市で、広角で雰囲気を撮ってから少しズームして食材の質感を狙うような流れがスムーズです。もう一つの具体例として、子どもの誕生日会でテーブル全体を写しつつ、ろうそくに寄って表情を残すような撮り方も得意です。電動ズームは動画との相性もよく、ゆっくり画角を変えるカットを作りやすい点もメリットになります。
暗所とボケは得意ではないので、次の一本を早めに考える
開放F値がf3.5-5.6なので、夜景や室内の薄暗い場面ではシャッター速度が落ちやすく、被写体ブレの対策が必要になります。具体的には子どもが動く室内ではISOが上がりやすく、スマホよりノイズが少ないとはいえ限界が見えることも。また、背景ボケも単焦点ほど大きくならないため、ポートレートで背景をボカして主役を目立たせたいと感じたら、標準単焦点(50mm相当)を足すのも検討しましょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ |
発売日 | 2013年10月 |
対応センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
焦点距離・開放F値 | 14-42mm F3.5-5.6 |
35mm判換算 | 28-84mm相当 |
手ブレ補正 | なし(ボディ側補正を使用) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.20m(W)/ 0.25m(T) |
フィルター径 | 37mm |
重量 | 約60.6g |
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M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II:旅行も一本で撮れる高倍率ズーム

旅行用のOM SYSTEM(オリンパス)レンズとしておすすめなのが、28-300mm相当を一本でまかなえる高倍率ズームです。広角側は街並みや風景、望遠側は建物の装飾やステージ、遠くの被写体まで届くので、レンズ交換の回数を減らし撮影テンポを上げられます。ダブルズームよりも交換しない便利さを重視する人に向き、特に家族旅行で荷物が増えがちな人ほどメリットが大きいでしょう。
28-300mm相当がもたらす“旅の時短”と撮り逃しの減少
旅行でありがちな失敗は、広角で撮っていたら急に被写体が遠くに現れ、交換しているうちに終わってしまうこと。このレンズなら、たとえばパレードを広角で全景→すぐに望遠で表情と切り替えられます。もう一つの例として、展望台で風景を撮りつつ遠くの橋や船を300mm相当で切り取る撮り方も一本で完結します。画質面ではPROズームや単焦点に劣る部分があっても、撮れる枚数とバリエーションが増えること自体は大きな魅力です。
暗さとボケの弱さは割り切り。夜や人物撮影は単焦点の追加も
開放F値がf4.0-5.6なので、夕方以降や屋内ではISOが上がりやすくなります。特に望遠側は手ブレだけでなく被写体ブレも出やすいので、子どもや動物を撮るならシャッター速度を優先し、連写も併用すると成功率が上がります。背景ボケも大きくは作りにくいため、人物中心の旅なら25mm f1.8や45mm f1.8をサブで持つと、食事会や夜の街で写真の雰囲気が変わります。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II |
発売日 | 2015年3月 |
対応センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
焦点距離・開放F値 | 14-150mm F4.0-5.6 |
35mm判換算 | 28-300mm相当 |
手ブレ補正 | なし(ボディ側補正を使用) |
最短撮影距離・最大倍率 | 約0.50m / 約0.22倍前後 |
フィルター径 | 58mm |
重量 | 約280g台 |
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M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8:初心者が最初に買うと伸びる標準単焦点

「オリンパスの単焦点レンズおすすめは?」と聞かれたとき、最初の一本として提案しやすいのが50mm相当の標準単焦点です。ズームの便利さとは別に、f1.8の明るさで暗所に強くなり背景ボケで主役を際立たせやすくします。PENやOMシリーズでもバランスが取りやすく、日常のスナップから旅行の食事、ちょっとしたポートレートまで幅広く出番が多いのが強みです。
f1.8の“成功率”が活かされるのは、室内と夕方の2シーン
差が出るのは、照明が暗めのレストランや自宅のリビングです。ズームだとシャッター速度が落ちて手ブレしやすい場面でも、f1.8なら速度を稼ぎやすく、ISOも抑えられるので質感が残りやすいでしょう。もう一つは夕方の街で、看板の光や窓明かりを雰囲気として写し込みたいときに、無理にフラッシュを使わず自然な光で撮れる点が魅力です。標準画角は見た目の感覚に近く、初心者が構図を学ぶ教材としても扱いやすいのがうれしいところです。
ズームに戻れなくなる“寄り引き”の癖に注意
単焦点はズームできないため、構図調整は自分の足と手で行います。室内で後ろに下がれないと、思ったより寄れず窮屈に感じることもあるので、最初は半身が入る位置を体で覚えると良いでしょう。25mmは汎用性が高く、旅行の荷物を増やせないときの付けっぱなしようレンズとしても安定感があるので、初心者が一本だけ最初に選ぶなら25mmがおすすめです。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 |
発売日 | 2014年2月 |
対応センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
焦点距離・開放F値 | 25mm F1.8 |
35mm判換算 | 50mm相当 |
手ブレ補正 | なし(ボディ側補正を使用) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.25m / 約0.12倍前後 |
フィルター径 | 46mm |
重量 | 約137g |
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M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8:PEN系でも使いやすい軽量ポートレート

OM SYSTEM(オリンパス)PENシリーズのレンズとしても定番なのが、90mm相当の中望遠単焦点です。人物を自然な遠近感で写しつつ、背景を大きく整理できるため、ポートレートが一気に雰囲気を出せます。しかも重量は100g台と軽く、PEN系の軽さと機動力を損ねにくいのが強みです。家族写真や旅行先の人物撮影で、背景がごちゃつく悩みを抱えた人ほどメリットを感じやすいでしょう。
90mm相当が“背景を片付ける”ので、観光地の人物撮りが楽になる
観光地やイベント会場は、看板や人混みが写り込みやすく、標準ズームだと背景が散らかりがちです。45mm(90mm相当)なら、被写体との距離を少し取って撮ることで背景が入りにくくなり、主役がはっきりします。たとえば神社の参道で人が多い日でも、引き気味に立って圧縮効果を使うと、余計な情報を減らしやすいでしょう。もう一つの例として、カフェの窓際で人物を撮るときも、背景のテーブルや壁がボケて雰囲気が整いやすくなります。
室内の狭さと最短距離は弱点。標準単焦点との使い分けが鍵
中望遠は狭い室内だと後ろに下がれず、全身を入れにくいことがあります。子どもの成長記録で部屋全体を写したいなら25mm(50mm相当)や広角ズームのほうが楽な場面も出ます。最短撮影距離も0.5mなので、小物を大きく写したい用途はマクロレンズに譲るのが適切です。より高価な大口径中望遠(150mm相当など)に比べるとボケ量は控えめですが、軽さ・価格・写りのバランスで最初のポートレートレンズとして選びやすい一本です。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 |
発売日 | 2011年9月 |
対応センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
焦点距離・開放F値 | 45mm F1.8 |
35mm判換算 | 90mm相当 |
手ブレ補正 | なし(ボディ側補正を使用) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.50m / 約0.11倍前後 |
フィルター径 | 37mm |
重量 | 約116g |
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M.ZUIKO DIGITAL 12mm F2.0:星空と風景のための超広角単焦点

OM SYSTEM(オリンパス)の星空撮影用レンズなら、まず候補に挙がるのが24mm相当の明るい単焦点です。広い範囲を写せるうえにf2.0で光を集めやすく、星を点として残しやすい条件を満たします。星空は機材に差が出やすいジャンルですが、まずは「広角」「明るい」「描写が安定」の三拍子が揃ったレンズを一本持つのがおすすめです。
24mm相当×f2.0は、星景写真の“入り口”として扱いやすい
星空撮影は、空だけでなく地上の風景(山、木、建物)を入れて“星景”にする人が多く、24mm相当は構図の自由度が高い画角です。たとえばキャンプ場でテントと天の川を一緒に入れたいとき、超広角すぎると地上が小さくなり逆に標準だと空が入り切らないことがあります。もう一つの例として、海辺で水平線と星を入れるときも24mm相当は歪みが扱いやすく、後処理の編集負担が増えにくいでしょう。重量も軽めなので、三脚を運ぶ撮影時も便利です。
超広角ゆえの歪みと、フィルター運用の計画は先に立てたい
超広角は近景の人物や建築で形が伸びやすく、フレーミングを雑にすると違和感が出ることがあります。星空でも、地上物を端に置きすぎると形が崩れて見えるので、主役を中央寄りに置くなどの工夫が効果的。もう一点はフィルター運用で、夜は不要でも昼の風景でNDやPLを使いたい人は、フィルター径やフード形状を含めて決めておくとスムーズです。ほかにもズーム広角(7-14mmなど)がありますが明るさ、サイズ、単焦点ならではの描写の安定を優先するなら、この12mmがおすすめです。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0 |
発売日 | 2012年3月 |
対応センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
焦点距離・開放F値 | 12mm F2.0 |
35mm判換算 | 24mm相当 |
手ブレ補正 | なし(ボディ側補正を使用) |
最短撮影距離・最大倍率 | 約0.20m / 約0.08倍前後 |
フィルター径 | 46mm |
重量 | 約130g |
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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO:旅の“交換ストレス”を減らす高性能一本

旅行で一本で撮り切りたい人にとって、24-200mm相当をカバーするPROズームは魅力になります。広角24mm相当から中望遠を超える200mm相当まで届き、風景・街並み・スナップ・軽い望遠を一気にこなせます。さらにレンズ内手ブレ補正を搭載し、対応ボディでは協調補正(Sync IS)で手持ち撮影の成功率が上がるのもポイント。価格は上がりますが、レンズ交換を減らしつつ画質も妥協しにくい“旅の主力”になりやすいでしょう。
24-200mm相当+近接性能で、旅行の「困った」をまとめて潰せる
旅先で困りやすいのは広角が足りない、望遠が足りない、寄れないの三つです。このレンズは広角24mm相当で室内や景色に対応し、200mm相当で少し遠い被写体も切り取れます。加えて最短撮影距離0.2mが活かされ、土産物のディテールを大きく写したり料理を寄って撮ったりしやすいのが強みです。もう一つの例として、雨の日に傘を差しながら片手で撮る状況でも、補正が効くとブレの心配を減らせます。標準ズーム+単焦点の組み合わせより、一本での完走を優先する人に人気のレンズです。
重さと価格は現実的に検討。PENよりOM寄りの選択になりやすい
重量は約561gクラスなので、PENシリーズの軽快さを最優先する人には重く感じる可能性があります。旅行中ずっと首から下げるなら、ストラップやバッグ運用まで含めて考えると安心です。価格帯も高めなので、撮影頻度が月1回程度なら14-150mmのような高倍率ズームで十分と感じる人もいるでしょう。ほかにも標準域のF2.8通しズームのほうが暗所では有利ですが、焦点距離の広さと補正を含めた総合力では12-100mmが持ち替えの少なさで勝ります。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO |
発売日 | 2016年10月 |
対応センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
焦点距離・開放F値 | 12-100mm F4.0 |
35mm判換算 | 24-200mm相当 |
手ブレ補正 | あり(最大6.5段前後※対応ボディ時) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.20m / 0.30倍(換算0.60倍相当) |
フィルター径 | 77mm |
重量 | 約561g |
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M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II:野鳥・飛行機を軽装で始める超望遠

オリンパスの望遠レンズで、まずは予算と重さを抑えて始めたい人におすすめなのが、150-600mm相当まで届く超望遠ズームです。換算600mm相当は、野鳥・飛行機・遠くの船などで“寄れる”実感が得やすく、マイクロフォーサーズの強みがストレートに出ます。大口径望遠に比べて暗めではあるものの、軽量クラスに収まるため、持ち出しやすさが撮影機会を増やします。
換算600mm相当の世界が見えると、撮影スポットの選び方が変わる
150-600mm相当まで伸びると公園の池のカモ、河川敷のサギ、滑走路付近の機体など、これまで豆粒だった被写体が写真で撮れるようになります。たとえば動物園でも、柵の外から顔のアップを狙いやすく、子どもと一緒に歩きながら撮れるのが便利です。また、旅先で遠くの山肌の模様や建物の装飾を切り取る用途にも使え、スナップの引き出しが増えます。まず超望遠の体験を得る一本として、導入のハードルが低いのが魅力です。
暗さは正直。シャッター速度と撮影時間帯で“勝てる条件”を作る
開放F値がf4.8-6.7なので、曇天や夕方はシャッター速度が稼ぎにくく、鳥の羽ばたきなどはブレやすくなります。対策は、晴れた午前中に撮影する、背景が明るい位置取りをする、連写で当たりコマを増やすといった方法が良いでしょう。もう一つの注意点は、手ブレ補正がレンズ側にない設計のため、ボディ内補正が強い機種ほど扱いやすいことです。競合の大口径望遠ズームは成功率が上がる反面、重さと価格が一気に上がるので、まずは軽量超望遠で自分が本当に撮り続ける被写体かを確かめる使い方が安全でしょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II |
発売日 | 2013年3月 |
対応センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
焦点距離・開放F値 | 75-300mm F4.8-6.7 |
35mm判換算 | 150-600mm相当 |
手ブレ補正 | なし(ボディ側補正を使用) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.90m(W)/ 1.50m(T) / 約0.18倍前後 |
フィルター径 | 58mm |
重量 | 約423g |
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M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro:等倍マクロで“見えない世界”を写す

OM SYSTEM(オリンパス)のマクロレンズのおすすめとして、汎用性と本格感のバランスが良いのが60mmマクロです。120mm相当の画角で、被写体に近づきすぎずに大きく写せるため、昆虫や花の撮影で逃げられにくく、影も落としにくいのが利点になります。等倍(1.0倍)対応なので、アクセサリーや時計の刻印、料理の質感など「細部を作品にする」撮り方にも向いています。
120mm相当×等倍は、花・小物・昆虫で“寄れる安心”が出る
花壇で小さな花を撮るとき、標準ズームで寄ると背景がうるさくなったり花が小さく写ったりしがちです。しかし、等倍マクロなら花芯のディテールを大きく写し、背景を整理した写真にしやすいでしょう。もう一つの例は物撮りで、ハンドメイド作品やアクセサリーを撮るときに、質感やエッジをしっかり残せる点が効きます。マイクロフォーサーズは被写界深度が深めに出やすいので、マクロでもピント面が確保しやすく、初心者が最初のマクロレンズとして挑戦しやすいレンズです。
手ブレと光量は工夫が必要。ライトや撮り方で結果が変わる
マクロは小さな揺れが大きく写るため、ボディ内補正があっても油断するとブレが出ます。対策は、肘を体に固定して息を止める、連写で微ブレを回避する、被写体との距離を一定に保つような方法で調整しましょう。もう一つの改善策が光を利用することです。室内の物撮りは窓光に寄せたり、小型LEDで光量を足したりすると、シャッター速度が上がって成功率が上がります。なお、30mmマクロはさらに近づいて大きく写せますが、ワーキングディスタンス(被写体までの余裕)を確保したい人には60mmのほうが扱いやすいでしょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro |
発売日 | 2012年10月 |
対応センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
焦点距離・開放F値 | 60mm F2.8 |
35mm判換算 | 120mm相当 |
手ブレ補正 | なし(ボディ側補正を使用) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.19m / 1.0倍 |
フィルター径 | 46mm |
重量 | 約185g |
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比較・選び方ガイド:初心者・旅行・星空・ポートレートどう組む?

OM SYSTEM(オリンパス)レンズを「何を撮りたいか」でまとめました。迷ったときは、まず“使用頻度が最も高い場面”を一つ決め、その場面でレンズ交換がストレスになるかどうかでズーム一本か、ズーム+単焦点かを決めるのが現実的です。特に旅行は撮影以外の予定も多いので、画質の最大化より「撮れる確率」を上げるレンズ構成のほうが満足度が上がりやすいでしょう。
用途 | 最初の1本 | 2本目の候補 | 選び分けのコツ |
|---|---|---|---|
初心者向け最初のレンズ | M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ | M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 | 薄型ズームで画角感覚を掴み、暗所とボケは標準単焦点で伸ばす |
旅行でレンズ交換を減らす | M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II | M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 | 昼は高倍率ズーム、夜や人物は中望遠単焦点で雰囲気を足す |
旅行を画質も含めて一本化 | M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO | M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 | 広角24mm相当と補正で失敗を減らし、単焦点は夜・室内の保険にする |
ポートレート・家族写真 | M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 | M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 | 背景がうるさい場所ほど45mmが有利、室内は25mmが取り回しやすい |
星空(星景)・風景 | M.ZUIKO DIGITAL 12mm F2.0 | 標準ズーム | まずは広角と明るさを満たす。地上物の配置で歪みを目立たせない |
野鳥・飛行機の入門 | M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II | より明るい望遠 | 晴天・午前の条件で成功率を稼ぐ。暗所は割り切って撮影計画を立てる |
花・小物・昆虫の接写 | M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro | 小型ライトや簡易ディフューザー | マクロは光が機材。シャッター速度を上げるだけで歩留まりが変わる |
どの組み合わせでも共通するのは、「足りない画角」を1つだけ解消する組み方です。理由は広角が欲しいのに高倍率ズームで済ませたり、人物が撮りたいのに暗いズームを買ったりすると、結局もう一本が必要になりやすいからです。反対にズーム一本で旅を完走する、単焦点一本で表現を磨く、超望遠で被写体を固定すると目的が明確なほど満足度は上がっていくでしょう。
OM SYSTEM(オリンパス) おすすめレンズのまとめ
OM SYSTEM(オリンパス)のおすすめレンズは、マイクロフォーサーズの特性を35mm判換算で整理し「旅行で交換を減らすのか」「単焦点でボケと暗所を伸ばすのか」「星空・マクロ・超望遠の専門領域に踏み込むのか」を先に決めると選びやすくなります。まず迷いにくいのは、PENシリーズなら薄型標準ズームから入り、次に25mm f1.8で表現を広げる流れです。旅行中心なら14-150mmで機動力を優先し、余裕が出たら45mm f1.8で人物の完成度を上げると写真が変わります。まずは出番が最も多い一本を撮りたい目的で選び、その後に新たな画角が持てるレンズを2本目に揃えましょう。
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