
Canon EOS R5のファームウェア最新版 更新内容・変更履歴・アップデート方法
Canon EOS R5の最新ファームウェアは、2025年11月21日公開のVer.2.2.1です(2026年10月現在)。Ver.2.2.1では、一部のCFexpressカードとのフォーマット互換性が改善され、カメラ単体でインターネット経由のアップデートが正常に動作しない場合がある不具合が修正されました。この記事では、最新Ver.の更新内容、公式に確認できる変更履歴、現在のバージョン確認、公式手順に沿ったアップデート方法をまとめます。
この記事のサマリー

2026年10月時点の最新は2025年11月21日公開のVer.2.2.1で、CFexpressカードのフォーマット互換性とオンライン更新の不具合を修正します

変更履歴は、公式に確認できるバージョンを新しい順の表で一覧できます

カメラのメニューから、現在入っているファームウェアのVer.を確認できます

アップデートは公式配布ファイル(EOSR5221.FIR)を使い、メモリーカード経由で行う流れが基本です

2TBを超えるカードはファームウェア更新に使えないなど、メディア運用の注意点があります
Canon EOS R5の最新ファームウェアの内容

2025年11月21日公開のCanon EOS R5の最新ファームウェアはVer.2.2.1です(2026年10月現在)。更新内容は「不具合修正」が中心ですが、記録メディアとアップデート経路に関わるため、運用に直結しやすいのが特徴です。ダウンロードはキヤノン公式 EOS R5 ファームウエア Version 2.2.1から行います。
公式配布ページでは、Windows向けの圧縮ファイルを解凍して作成されるファームウェアファイルがEOSR5221.FIR(54,609,408 bytes)であること、メモリーカードにはアップデート対象のファームウェアファイルのみを入れた状態で更新することが案内されています。
Ver.2.2.1で新規に案内されている変更点は、次の2点です。1つ目は、一部のCFexpressカードとのフォーマット互換性の改善です。2つ目は、カメラ単体でインターネット経由のファームウェアアップデートを行う際、サーバー上に新しいファームウェアがあっても更新機能が正常に動作しない場合がある不具合の修正です。
Canon EOS R5の情報はこちらの記事でまとめています。
Canon EOS R5のファームウェア変更履歴

Canon EOS R5は発売後もファームウェアで機能追加や不具合修正が重ねられてきました。ここでは、Canon公式で確認できるバージョンを、新しい順に並べて要点を紹介します。最新版の詳細は前のセクションに任せ、表では簡潔に整理します。
バージョン | 公開日 | 主な変更(公式記載の要約) |
|---|---|---|
Ver.2.2.1 | 2025年11月21日 | 一部のCFexpressカードとのフォーマットにおける互換性を変更。カメラ単体でインターネットからファームウェアをダウンロードしてアップデートする機能が動作しない現象を修正。 |
Ver.2.2.0 | 2025年7月17日 | 電源ON時のパスワード機能、カメラ単体でのインターネット経由アップデート、レーティングと同時に画像をプロテクトする機能などを追加。8TBまでのCFexpressカード、RF16-28mm F2.8 IS STMの周辺協調制御に対応。Bluetooth干渉や高速連写+でErr70が発生する場合がある現象などを修正。 |
Ver.2.1.0 | 2024年9月26日 | バッテリーパックLP-E6Pに機能制限なしで対応。FTP転送中の画像プロテクト/レーティング設定に対応。Wi-Fi切断時のErr70、小さい被写体撮影時に操作を受け付けなくなる場合がある現象、高輝度側・階調優先+高速連続撮影+で特定ISO時にピントが合わなくなる場合がある現象を修正。 |
Ver.2.0.0 | 2024年3月26日 | PZ-E2/PZ-E2B装着時にEOS Utility・Camera Connectからサーボズームを遠隔操作可能に。2TB超のCFexpressカードを2TBまで使用可能に。起動に時間がかかる場合や、特定条件で表示・操作が正常に動作しなくなる現象などを修正。 |
Ver.1.9.0 | 2023年9月26日 | 対応レンズとの周辺協調制御に対応。音声メモのみの消去やプロテクト画像への音声メモ追加に対応。FTPS転送のセキュリティを強化し、EDSDK/CCAPIの対応機能を追加。タッチ操作後に[BUSY]表示となり操作できなくなる場合がある現象などを修正。 |
Ver.1.8.1 | 2023年3月30日 | [IBISハイレゾ撮影]を追加。通信設定のカードへの保存/読み込み、FTP転送中のトリミング・リサイズ、FTP転送済み画像への自動プロテクトに対応。 |
Ver.1.7.0 | 2022年12月7日 | 小さい被写体を撮影中に、ごくまれに正常に動作しなくなる現象を修正。その他軽微な不具合を修正。 |
Ver.1.6.0 | 2022年7月22日 | 動画撮影時に[自動電源オフ温度:標準/高]を追加。複数HEIF画像の一括JPEG変換に対応。動画電子IS使用時の画面周辺のブレ・歪みを低減。 |
Ver.1.5.2 | 2022年3月17日 | RF800mm F5.6 L IS USM/RF1200mm F8 L IS USM+エクステンダー使用時のAF精度を最適化。人物の瞳検出の安定性と、動体撮影時のAF追従性を向上。 |
Ver.1.5.1 | 2022年2月17日 | サーボAF設定時、AF-ONボタンを操作しながら撮影すると、まれにカメラを操作できなくなる現象を修正。 |
Ver.1.5.0 | 2021年12月2日 | ウインタースポーツ時の人物頭部検出性能を向上。[乗り物優先]を追加し、車・バイクやドライバー/ライダーのヘルメット検出に対応。人物の胴体検出、RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYE対応など多数の機能追加・改善。 |
Ver.1.4.0 | 2021年8月19日 | NINJA V+への8K/30P/10bit ProRes RAW用HDMI出力に対応。対応EFシネマレンズの制御、MP4動画の2枚同時記録、CFexpress VPG400に対応。HDMI出力や手ブレ補正関連の不具合も修正。 |
Ver.1.3.1 | 2021年4月14日 | Canon Log 3、RAW(軽量)/IPB(軽量)、Full HDハイフレームレートなどを追加。カメラ設定のカード保存/読み込み、FTP関連機能などを拡張。Canon Log 3+ビューアシスト使用時の表示不具合を修正。 |
Ver.1.2.0 | 2020年11月19日 | 連写時の表示を改善し、[ファインダーの明るさ]に[自動]を追加。EL-1使用時の後幕シンクロや1/8192までの発光量設定、HEIFのMIAF対応などを追加。一部レンズでズーム中にAF・レリーズできない現象を改善。 |
Ver.1.1.1 | 2020年9月9日 | RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM装着時、レンズISとボディ内ISの協調制御で6.0段分の手ブレ補正に対応。同レンズ+Ver.1.1.0で連写時のIS性能が低下する場合がある現象を修正。 |
Ver.1.1.0 | 2020年8月27日 | HDMI出力時の[温度上昇緩和]設定、一部RFレンズの動画撮影時IS制御、FTP接続性、CFexpressカードへのアクセス時間、動画撮影時の温度検知・撮影可能時間制御などを改善。 |
変更履歴の中でも、Ver.2.2.0以降はセキュリティやネットワーク、CFexpressカードの対応範囲など、カメラの運用に関わる変更が含まれています。Ver.2.2.0では、電源ON時のパスワード機能やカメラ単体でのインターネット経由アップデート、8TBまでのCFexpressカードへの対応などが追加されました。
続くVer.2.2.1では、一部のCFexpressカードとのフォーマットにおける互換性が変更されたほか、カメラ単体でのインターネット経由アップデートが動作しない場合がある現象が修正されています。なお、2TBを超えるCFexpressカードはファームウェア更新には使用できません。ファームウェアを更新する場合は、使用するカードの容量も事前に確認してください。
Canon EOS R5の現在のファームウェアバージョン確認方法

更新作業に入る前に、EOS R5にいま入っているファームウェアのバージョンを確認します。表示されたVer.が最新の「2.2.1」なら追加の更新は不要で、「2.2.0」やそれ以前であれば、必要に応じて最新への更新を検討する流れになります。
確認手順は、MENUボタンを押し、[SET UP 6]の[ファームウェア]を開くと、現在のバージョンを確認できます。具体的な画面遷移や注意点は機材設定(メニュー表示のカスタマイズ等)で多少前後する場合があります。
確認できた現在Ver.は、この記事の変更履歴表の「バージョン」列と見比べてください。特にVer.2.2.0を入れていてオンライン更新機能を使う予定がある場合は、Ver.2.2.1が不具合修正を含むため、差分の有無を把握しやすいです。
Canon EOS R5のファームウェアは更新した方がいい?

Ver.2.2.1は不具合修正を含んでおり、修正対象は「CFexpressカードのフォーマット」と「カメラ単体のインターネット経由アップデート」です。いずれも撮影現場で問題になったときの影響が大きい領域なので、基本的に最新版への更新を検討してください。
最新版の反映を優先したい人
CFexpressカード運用が中心の方は、フォーマット互換性の事象が撮影前の準備やメディア管理に直結するため、優先度が高くなります。カメラ単体でのインターネット経由アップデートを使っている、またはこれから使うつもりの方も、Ver.2.2.1で「新しいファームウェアがあるのに更新できないことがある」事象が修正されているため、反映しておいたほうが安心です。
また、Ver.2.2.0以降の変更をまだ取り込んでいない場合は、セキュリティ機能の向上(電源ON時のパスワード要求)、EDSDK/CCAPI対応機能の追加、画像レーティング時の同時プロテクト機能、8TBまでのCFexpressカード対応、Bluetooth通信中の他機器干渉によるErr70の修正なども同時に反映されます。これらの機能や不具合に心当たりがある人は、優先して更新を検討する価値があります。
急がなくてもよい場合
Canon公式にもある通り、すでにEOS R5がVer.2.2.1であれば更新は不要です。また、CFexpressカードのフォーマット問題やオンライン更新機能を使っておらず、該当する不具合も起きていない場合は、急いで更新する必要はありません。まず現在のバージョンを確認し、Ver.2.2.1未満であれば、時間に余裕があるときに公式配布ファイルと注意事項に沿ってアップデートするのが堅実でしょう。
Canon EOS R5のファームウェアのアップデート方法

ここでは、ファームウェア更新に必要なものの準備から、実際の更新手順、注意点までを順を追って解説します。
Canon EOS R5のファームウェア更新に必要なもの
公式案内に沿って準備するなら、以下のものが必要です。
- 充電済みのバッテリー(またはACアダプターキット等)
- メモリーカード(アップデートするファームウェアファイルのみを入れた状態で使用。CFexpressカードは2TBを超えると更新に使用できないため注意。SDカードを使う運用でも構いません)
- PCでダウンロード・解凍したファームウェアファイル(Ver.2.2.1の場合、ファイル名はEOSR5221.FIR)
Canon EOS R5のファームウェア更新の手順
必要なものが準備できたら、実際の更新作業は次の5ステップで進みます。
手順 | やること |
|---|---|
| 公式配布ページから圧縮ファイルを入手する |
| 圧縮ファイルを解凍し、EOSR5221.FIRを取り出す |
| メモリーカードにEOSR5221.FIRのみを入れる |
| メニューのファームウェア更新からアップデートを開始する |
| バージョン表示がVer.2.2.1になったことを確認する |
カードへのコピーと、更新中の注意点
更新に使用するメモリーカードには、アップデート対象のファームウェアファイルのみを入れてください。Canon公式でも「ファームウェアファイルのみを入れた状態」での実行が案内されています。EOSR5221.FIRのコピー先は、カードのルート(最上位階層)に置く形になります。
更新にはフル充電した専用バッテリーパック、または専用ACアダプターキットを使用します。更新中は電源を切らず、カードスロットカバーを開けたり、ボタン・ダイヤル・スイッチを操作したりしないでください。更新後は、前述の「現在のファームウェアバージョン確認方法」と同じ要領でバージョン表示を見て、Ver.2.2.1になっているかを確認してください。
Canon EOS R5のファームウェア更新内容・変更履歴まとめ
2025年11月21日公開のCanon EOS R5の最新ファームウェアはVer.2.2.1です(2026年10月現在)。更新内容には、CFexpressカードのフォーマット互換性とオンライン更新の不具合修正が含まれます。まずはカメラのメニューで現在のバージョンを確認し、2.2.1未満なら更新を検討しましょう。更新する場合は、公式配布ページから入手したEOSR5221.FIRを使い、注意事項に沿ってアップデートするのが確実です。
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