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EOS R6 Mark IIIとEOS R5を徹底比較!画質・連写・動画・価格の違いと選び方


EOS R6 Mark IIIとEOS R5は、どちらもフルサイズセンサーとRFマウントを採用し、静止画・動画の両方に対応するミラーレスカメラです。ただし、約3250万画素・電子シャッター最高約40コマ/秒のEOS R6 Mark IIIに対し、EOS R5は約4500万画素・8K RAW動画に対応するなど、重視している性能が異なります。さらに、EVF(電子ビューファインダー)の解像度やバッテリー持続時間にも違いがあります。この記事では、両機の画質・連写・動画・操作性・価格などを比較し、撮影用途に合った選び方を解説します。
この記事のサマリー

高画素の静止画を重視するなら、最大約4500万画素のEOS R5が適している

スポーツや野鳥などの動体撮影では、電子シャッターで最高約40コマ/秒の連写とプリ連続撮影に対応するEOS R6 Mark IIIが有利

動画は、8K DCI RAWの内部記録を重視するならEOS R5、7K軽量RAWや7K 30PオープンゲートRAW、波形モニターなどを重視するならEOS R6 Mark IIIが適している

EVF・背面液晶の表示性能はEOS R5、撮影可能枚数はEOS R6 Mark IIIが上回る

EOS R5からEOS R6 Mark IIIへ乗り換える場合は、画素数が約4500万画素から約3250万画素、EVFが約576万ドットから約369万ドットになる点に注意
EOS R6 Mark IIIとEOS R5はどちらを選ぶべきか|画素数・連写・動画性能で選ぶ
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スポーツや野鳥などの動体撮影に加えて動画も重視するなら、電子シャッターで最高約40コマ/秒の連写や7K 30PオープンゲートRAW記録に対応するEOS R6 Mark IIIが適しています。一方、静止画の解像力を重視するなら、約4500万画素のEOS R5が適しています。
EOS R6 Mark IIIは連写性能や動画機能、バッテリー持続時間、EOS R5は画素数とEVF(電子ビューファインダー)の解像度で優れています。ここからは、両機の違いを画質・連写・動画・操作性などの項目ごとに比較します。
発売時期と特徴:新しいEOS R6 Mark III、高画素のEOS R5
EOS R6 Mark IIIは2025年11月21日発売で、EOS R5より約5年新しいモデルです。EOS R6 Mark IIIは高速連写や動画機能を強化しており、静止画と動画の両方を重視した設計です。
一方、EOS R5は2020年7月30日に発売されたモデルで、約4500万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載しています。電子シャッターで最高約20コマ/秒の連写に対応するほか、8K RAW動画の内部記録にも対応しており、高画素の静止画と8K動画を重視する場合に適しています。
発売時期はEOS R6 Mark IIIの方が約5年新しい一方、静止画の画素数は約3250万画素のEOS R6 Mark IIIに対してEOS R5が約4500万画素と上回ります。新しいモデルだからEOS R6 Mark IIIがすべての性能で上という関係ではなく、動体撮影や動画機能を重視するか、高画素の静止画を重視するかで選ぶ機種が変わります。
主な比較ポイント:画素数・連写・動画・表示性能
EOS R6 Mark IIIとEOS R5を選ぶうえで、特に確認したいのが画素数・連写・動画・表示性能です。EOS R6 Mark IIIは約3250万画素で、電子シャッター使用時は最高約40コマ/秒の連写に対応します。一方、EOS R5は約4500万画素で、EOS R6 Mark IIIより高画素なうえ、8K RAW動画の内部記録にも対応しています。
動画機能では、EOS R6 Mark IIIが7K 30PオープンゲートRAW記録に対応するほか、波形モニターやフォルスカラー(色で露出状態を確認する機能)などを搭載しています。一方、EOS R5はEVF(電子ビューファインダー)が約576万ドット、背面液晶が約210万ドットで、EOS R6 Mark IIIの約369万ドット、約162万ドットを上回ります。
そのため、スポーツや野鳥などで高速連写を重視する場合や、動画撮影の機能を重視する場合はEOS R6 Mark III、高画素を生かした風景・商品撮影や、ファインダーと背面液晶の精細さを重視する場合はEOS R5が適しています。
EOS R6 Mark IIIとEOS R5の比較早見表
項目 | EOS R6 Mark III | EOS R5 | 比較ポイント |
|---|---|---|---|
有効画素数 | 最大約3250万画素 | 最大約4500万画素 | 高画素を重視するならEOS R5 |
連写 | 電子シャッター最高約40コマ/秒、メカ/電子先幕最高約12コマ/秒 | 電子シャッター最高約20コマ/秒、メカ/電子先幕最高約12コマ/秒 | 電子シャッターの連写速度はEOS R6 Mark IIIが2倍 |
プリ連続撮影 | 対応(最大約0.5秒、約20枚) | 非対応 | スポーツや野鳥など、撮影開始直前の瞬間を記録したい場合はEOS R6 Mark IIIが有利 |
動画 | 7K軽量RAW、7K 30PオープンゲートRAW | 8K DCI RAW内部記録、8K DCI/UHD MP4 | 7K 30PオープンゲートRAWなどを使うならEOS R6 Mark III、8K撮影ならEOS R5 |
EVF | 約369万ドット | 約576万ドット | EOS R5の方が約207万ドット高精細 |
背面液晶 | 約3.0型、約162万ドット | 3.2型、約210万ドット | サイズ・解像度ともにEOS R5が上回る |
撮影可能枚数(なめらかさ優先) | ファインダー約270枚、モニター約510枚 | ファインダー約220枚、モニター約320枚 | 特にモニター撮影ではEOS R6 Mark IIIの撮影可能枚数が多い |
重量 | 約699g | 約738g | EOS R6 Mark IIIが約39g軽い |
公式販売状況 | 販売中 | 販売終了 | 新品をメーカー直販で購入するならEOS R6 Mark III |
2026年9月24日現在の価格目安 | 429,000円(税込/キヤノンオンラインショップ価格) | 351,152円~(税込/みんなのカメラでの新品価格) | 価格は在庫・時期により変動するため最新情報を要確認 |
適している人 | 動体撮影、静止画と動画の両方を重視する人 | 高画素の静止画、8K動画、EVFの精細さを重視する人 | 連写・動画機能ならEOS R6 Mark III、高画素・表示性能ならEOS R5 |
より詳しい2機の特徴は、以下の記事でも解説しています。
主要スペック比較|画素数・連写・動画・EVF・バッテリーの違い
EOS R6 Mark IIIとEOS R5は、画素数や連写速度、動画の記録方式、EVF(電子ビューファインダー)、バッテリー持続時間などに違いがあります。例えば、画素数はトリミングや大判プリント、連写速度はスポーツや野鳥などの動体撮影、EVFの解像度はファインダーで細部を確認するときの見やすさに関係します。
ここでは両機の主要スペックを同じ条件で比較し、それぞれの違いがどのような撮影に影響するのかを解説します。
EOS R6 Mark IIIとEOS R5の主要スペック比較表
連写速度はシャッター方式、動画性能は記録方式や解像度によって条件が異なります。そのため、連写はメカ/電子先幕と電子シャッターを分け、動画は両機の主な記録方式を比較します。
項目 | EOS R6 Mark III | EOS R5 |
|---|---|---|
有効画素数 | 最大約3250万画素 | 最大約4500万画素 |
連写(メカ/電子先幕) | AF/AE追従 最高約12コマ/秒 | 高速連続撮影+ 最高約12コマ/秒 |
連写(電子シャッター) | AF/AE追従 最高約40コマ/秒 | 最高約20コマ/秒 |
プリ連続撮影 | 最大約0.5秒(約20枚)さかのぼって記録 | 非搭載 |
主な動画記録 | 7K軽量RAW、7K 30PオープンゲートRAW | 8K DCI RAW内部記録、8K DCI/UHD MP4 |
Canon Log | Canon Log 2/Canon Log 3 | Canon Log/Canon Log 3 |
EVF | 約369万ドット | 約576万ドット |
背面液晶 | 約3.0型、約162万ドット | 3.2型、約210万ドット |
ボディ内手ブレ補正 | 最大8.5段 | 最大8.0段 |
重量(バッテリー、カード含む) | 約699g | 約738g |
撮影可能枚数(なめらかさ優先) | ファインダー:約270枚、モニター:約510枚 | ファインダー:約220枚、モニター:約320枚 |
撮影可能枚数(省電力優先) | ファインダー:約390枚、モニター:約620枚 | ファインダー:約320枚、モニター:約490枚 |
連写性能はEOS R6 Mark III、表示性能はEOS R5が優れる
メカ/電子先幕では両機とも最高約12コマ/秒ですが、電子シャッターではEOS R6 Mark IIIが最高約40コマ/秒、EOS R5が最高約20コマ/秒です。EOS R6 Mark IIIはEOS R5の2倍の連写速度に対応するため、競技スポーツや野鳥など、短時間に被写体の動きが大きく変化する撮影では、より細かい間隔で記録できます。
一方、表示性能はEOS R5が上回ります。EOS R5はEVFが約576万ドット、背面液晶が約210万ドットなのに対し、EOS R6 Mark IIIはそれぞれ約369万ドット、約162万ドットです。ファインダーや背面液晶でピントや細部を確認する機会が多い場合は、EOS R5の高精細な表示がメリットになります。
そのため、高速連写を重視するならEOS R6 Mark III、EVFや背面液晶の精細さを重視するならEOS R5が適しています。
データ容量や編集環境も確認する
EOS R5は約4500万画素、EOS R6 Mark IIIは約3250万画素のため、高画素のEOS R5を選ぶ場合は、静止画の保存に必要なストレージ容量も確認しておきましょう。RAWやJPEGの実際のファイル容量は、画質設定や撮影する被写体などによって変わります。
特にRAWで大量に撮影する場合は、メモリーカードやPCのストレージに必要な容量が増えるほか、使用するPCや現像ソフトによっては読み込みや書き出しに時間がかかる場合があります。高画素によるトリミングの余裕を重視するならEOS R5、画素数とデータ容量のバランスを重視するならEOS R6 Mark IIIが適しています。
画質の比較|約3250万画素と約4500万画素の違い
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via:Digital Camera World(EOS R5/作例)
EOS R6 Mark IIIは最大約3250万画素、EOS R5は最大約4500万画素で、画素数はEOS R5が約1250万画素上回ります。この違いは、撮影後に大きくトリミングする場合や、大判プリント、商品の細部まで記録したい撮影などで影響します。
一方、必要以上に高い画素数は、用途によってはデータ容量の増加につながります。ここでは、解像感やトリミングのしやすさ、データ容量などを比較し、用途ごとにどちらが適しているかを解説します。
観点 | EOS R6 Mark III | EOS R5 |
|---|---|---|
有効画素数 | 最大約3250万画素 | 最大約4500万画素 |
大判プリント | 約3250万画素 | 約4500万画素で、より多くの画素数を確保できる |
トリミング | 約3250万画素から切り出し | 約4500万画素のため、同じ割合で切り出した場合に多くの画素を残せる |
静止画のデータ容量 | EOS R5より画素数が少ない | EOS R6 Mark IIIより画素数が多く、撮影条件や記録形式によってはファイル容量が大きくなる |
常用ISO感度 | ISO100〜64000 | ISO100〜51200 |
解像力とトリミング耐性:大判プリントやトリミングを重視するならEOS R5
EOS R5は約4500万画素で、約3250万画素のEOS R6 Mark IIIより約1250万画素多く記録できます。そのため、風景の遠景や商品の細かな質感などをできるだけ多くの画素で記録したい場合は、EOS R5が適しています。
また、撮影後に同じ範囲をトリミングした場合、元の画素数が多いEOS R5の方が切り出し後に残る画素数も多くなります。野鳥やスポーツで被写体を大きく切り出す場合や、横位置で撮影した写真から縦位置の構図を作る場合など、トリミングを多用する撮影では約4500万画素を生かしやすくなります。
大判プリントや商品撮影、撮影後のトリミングを重視する場合は、画素数で上回るEOS R5が適しています。
約3250万画素と高速連写を両立するEOS R6 Mark III
EOS R6 Mark IIIは最大約3250万画素で、EOS R5の最大約4500万画素には及びません。一方、電子シャッターではAF/AE追従で最高約40コマ/秒の連写に対応し、EOS R5の最高約20コマ/秒を上回ります。
そのため、風景や商品撮影などで画素数を最優先するならEOS R5、スポーツや野鳥、子ども、ペットなどの動体撮影で高速連写を重視しながら、約3250万画素の解像度も確保したい場合はEOS R6 Mark IIIが適しています。
また、EOS R6 Mark IIIはボディ内手ブレ補正で最大8.5段の補正効果に対応しています。ただし、手ブレ補正の効果は使用するレンズや撮影条件によって異なるため、常に8.5段分の補正効果が得られるわけではありません。
AF・連写の比較|最高約40コマ/秒とプリ連続撮影に対応するEOS R6 Mark III
スポーツや野鳥などの動体撮影では、AF(オートフォーカス)で被写体を追いながら、短い時間に何枚記録できるかが重要です。EOS R6 Mark IIIは電子シャッターでAF/AE追従の最高約40コマ/秒、EOS R5は最高約20コマ/秒の連写に対応しています。
さらに、EOS R6 Mark IIIはシャッターボタンを全押しする直前の最大約0.5秒、約20枚を記録できるプリ連続撮影に対応しています。ここでは、両機の連写速度とプリ連続撮影の違いを中心に、スポーツや野鳥などの動体撮影でどのような違いがあるのかを比較します。
項目 | EOS R6 Mark III | EOS R5 |
|---|---|---|
連写(電子シャッター) | AF/AE追従 最高約40コマ/秒 | 最高約20コマ/秒 |
プリ連続撮影 | 対応(シャッターボタン全押し直前の最大約0.5秒、約20枚を記録) | 非対応 |
連写(メカ/電子先幕) | 最高約12コマ/秒 | 最高約12コマ/秒 |
EOS R6 Mark III:最高約40コマ/秒とプリ連続撮影で決定的瞬間を記録しやすい
EOS R6 Mark IIIは、電子シャッターでAF/AE追従の最高約40コマ/秒の連写に対応しています。さらに、プリ連続撮影を使用すると、シャッターボタンを全押しする直前の最大約0.5秒、約20枚を記録できます。
例えば、サッカーでボールを蹴る瞬間や野鳥が飛び立つ瞬間など、動き始めるタイミングを予測しにくい被写体では、シャッターボタンを押すのがわずかに遅れても、その直前の画像を記録できる可能性があります。スポーツや野鳥だけでなく、子どもの表情やペットのジャンプなど、動き出すタイミングを予測しにくい被写体にも有効です。
電子シャッターで最高約20コマ/秒のEOS R5と比べると、連写速度とプリ連続撮影の有無ではEOS R6 Mark IIIが優れています。
EOS R5:約4500万画素で最高約20コマ/秒の連写に対応
EOS R5は約4500万画素で、電子シャッターでは最高約20コマ/秒、メカ/電子先幕では最高約12コマ/秒の連写に対応しています。電子シャッターの最高速度はEOS R6 Mark IIIの約40コマ/秒を下回りますが、高画素で記録しながら連写できる点が特徴です。
約4500万画素で撮影できるため、スポーツや野鳥などで撮影後に被写体を大きくトリミングする場合も、約3250万画素のEOS R6 Mark IIIより多くの画素を残せます。一方、プリ連続撮影には対応していないため、動き出すタイミングを予測しにくい被写体ではEOS R6 Mark IIIが有利です。
高画素と連写性能の両方を重視するならEOS R5、最高約40コマ/秒の連写速度とプリ連続撮影を重視するならEOS R6 Mark IIIが適しています。
動画の比較|7K 30PオープンゲートRAWと8K RAWの違い
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via: PetaPixel(EOS R6 Mark III/作例)
EOS R6 Mark IIIとEOS R5は、動画の最大解像度だけでなく、記録方式や撮影支援機能にも違いがあります。EOS R6 Mark IIIは7K軽量RAWや7K 30PオープンゲートRAW記録に対応し、波形モニターやフォルスカラー(色で露出状態を確認する機能)なども搭載しています。一方、EOS R5は8K DCI RAWの内部記録に対応し、8Kの高解像度を生かした動画撮影が可能です。
そのため、縦動画など複数のアスペクト比への切り出しや撮影時の露出確認を重視するならEOS R6 Mark III、8Kでの記録を重視するならEOS R5が適しています。ここでは、解像度だけでなく記録方式や撮影支援機能も含めて比較します。
項目 | EOS R6 Mark III | EOS R5 |
|---|---|---|
高解像度動画 | 7K軽量RAW、7K 30PオープンゲートRAW | 8K DCI RAW内部記録、8K DCI/UHD MP4 |
オープンゲート記録 | 7Kで対応 | 非対応 |
Canon Log | Canon Log 2/Canon Log 3 | Canon Log/Canon Log 3 |
波形モニター | 対応 | 非対応 |
フォルスカラー | 対応 | 非対応 |
アスペクトマーカー | 対応 | 非対応 |
ゼブラ表示 | 対応 | 対応 |
4Kハイスピード撮影 | 4K 119.9P/100P | 4K 119.9P/100P |
EOS R6 Mark III:7K 30PオープンゲートRAWと露出確認機能が充実
EOS R6 Mark IIIは、7K軽量RAWや7K 30PオープンゲートRAW記録に対応しています。さらに、映像の明るさを波形で確認できる波形モニターや、露出状態を色分けして確認できるフォルスカラーなど、動画撮影時の露出確認に役立つ機能も搭載しています。そのため、露出確認や画角確認に関する動画撮影支援機能は、EOS R6 Mark IIIの方が充実しています。
7K 30PオープンゲートRAWでは、センサーの縦方向まで広く使って記録できるため、撮影した映像から16:9の横動画や9:16の縦動画など、異なるアスペクト比へ切り出しやすいのがメリットです。例えば、同じ撮影素材からYouTubeなどの横動画と、SNS向けの縦動画を制作する場合に活用できます。
8K記録の解像度を重視するならEOS R5ですが、オープンゲート記録や動画撮影時の露出確認機能を重視するならEOS R6 Mark IIIが適しています。
EOS R5:8K RAWの内部記録に対応
EOS R5は、8K DCI RAWの内部記録に対応しています。さらに、8K DCI/UHDのMP4記録にも対応しており、最大7KのEOS R6 Mark IIIより高い解像度で動画を記録できます。
8Kで撮影すると、4Kで書き出す場合に編集時のリフレーム(構図や画角の調整)やトリミングを行っても、4K相当の解像度を確保しやすくなります。また、対応する8K動画から静止画を切り出すなど、高解像度の動画データを生かした活用も可能です。
一方、EOS R6 Mark IIIは7K 30PオープンゲートRAW記録や波形モニター、フォルスカラーなどに対応しています。そのため、8Kでの記録を重視するならEOS R5、縦横への切り出しや動画撮影時の露出確認機能を重視するならEOS R6 Mark IIIが適しています。
手ブレ補正・EVF・背面液晶の比較|表示性能はEOS R5が優れる
EOS R6 Mark IIIとEOS R5は、ボディ内手ブレ補正に対応しています。補正効果はEOS R6 Mark IIIが最大8.5段、EOS R5が最大8.0段ですが、実際の効果は使用するレンズや撮影条件によって異なります。
一方、EVF(電子ビューファインダー)と背面液晶の解像度はEOS R5が上回ります。EOS R5はEVFが約576万ドット、背面液晶が約210万ドットなのに対し、EOS R6 Mark IIIはそれぞれ約369万ドット、約162万ドットです。
ここでは、手持ち撮影に関係するボディ内手ブレ補正と、ピントや被写体の細部を確認するときに使用するEVF・背面液晶の違いを比較します。
項目 | EOS R6 Mark III | EOS R5 |
|---|---|---|
EVF | 約369万ドット | 約576万ドット |
背面液晶 | 約3.0型、約162万ドット | 3.2型、約210万ドット |
ボディ内手ブレ補正 | 最大8.5段 | 最大8.0段 |
手ブレ補正:EOS R6 Mark IIIは最大8.5段、EOS R5は最大8.0段に対応
公称の最大補正効果はEOS R6 Mark IIIが最大8.5段、EOS R5が最大8.0段です。ただし、測定規格や使用レンズなどの条件が異なるため、この数値だけでEOS R6 Mark IIIの手ブレ補正性能が一律に上とは判断できません。
約4500万画素によるトリミングのしやすさや、約576万ドットのEVFによる高精細な表示を重視するならEOS R5、最高約40コマ/秒の連写やプリ連続撮影も重視するならEOS R6 Mark IIIが適しています。
EVF・背面液晶:表示性能を重視するならEOS R5
EVFと背面液晶は、EOS R5の方がサイズやドット数で上回ります。EOS R5はEVFが約576万ドット、背面液晶が3.2型・約210万ドットです。一方、EOS R6 Mark IIIはEVFが約369万ドット、背面液晶が約3.0型・約162万ドットです。
特にEVFはEOS R5の方が約207万ドット多く、ファインダーを使ってピントや被写体の細部を確認する場合に高精細な表示を利用できます。また、背面液晶もEOS R5の方が0.2型大きく、ドット数も約48万ドット上回ります。
そのため、ファインダーや背面液晶の表示性能を重視するならEOS R5が適しています。
記録メディア・バッテリーの比較|カード構成や撮影可能枚数を確認
EOS R6 Mark IIIとEOS R5を比較する際は、画質や連写性能だけでなく、記録メディアやバッテリー持続時間も確認しておきましょう。両機ともCFexpress Type BとSDカードを使用できますが、撮影する動画の記録方式によって必要なカードの性能や容量が変わります。
また、静止画の画素数や動画の解像度・記録方式によって、撮影後に必要な保存容量も異なります。バッテリーについても撮影可能枚数に違いがあるため、旅行やイベントなど長時間撮影する場合は重要な比較ポイントです。ここでは、記録メディア、データ容量、バッテリー持続時間の違いを比較します。
項目 | EOS R6 Mark III | EOS R5 |
|---|---|---|
記録メディア | CFexpress Type B+SD(UHS-II対応) | CFexpress Type B+SD(UHS-II対応) |
有効画素数 | 最大約3250万画素 | 最大約4500万画素 |
主な高解像度動画 | 7K軽量RAW、7K 30PオープンゲートRAW | 8K DCI RAW内部記録、8K DCI/UHD MP4 |
撮影可能枚数(なめらかさ優先) | ファインダー:約270枚、モニター:約510枚 | ファインダー:約220枚、モニター:約320枚 |
撮影可能枚数(省電力優先) | ファインダー:約390枚、モニター:約620枚 | ファインダー:約320枚、モニター:約490枚 |
記録メディア:どちらもCFexpress Type BとSDのデュアルスロット
EOS R6 Mark IIIとEOS R5は、どちらもCFexpress Type BとSDカードのデュアルスロットを搭載し、SDカードはUHS-IIに対応しています。ただし、使用できる記録方式はカードの種類や書き込み速度によって異なります。
EOS R6 Mark IIIはCFexpress 2.0 Type Bに対応し、VPG400対応カードや最大8TBのCFexpressカードを使用できます。一方、EOS R5で8K RAW動画を記録する場合はCFexpressカードを使用します。
そのため、静止画を中心に撮影する場合はSDカードも活用できますが、高ビットレートの動画やRAW動画など、記録方式によってはCFexpress Type Bカードが必要です。使用する動画記録方式に対応した容量・書き込み速度のカードを選びましょう。
バッテリー:撮影可能枚数はEOS R6 Mark IIIが多い
撮影可能枚数の目安は、なめらかさ優先の場合、EOS R6 Mark IIIがファインダー使用時で約270枚、モニター使用時で約510枚です。EOS R5はファインダー使用時で約220枚、モニター使用時で約320枚のため、いずれもEOS R6 Mark IIIが上回ります。
省電力優先の場合も、EOS R6 Mark IIIはファインダー使用時で約390枚、モニター使用時で約620枚、EOS R5はそれぞれ約320枚、約490枚です。特にモニター使用時のなめらかさ優先では、EOS R6 Mark IIIの方が約190枚多く撮影できます。
そのため、旅行やスポーツ、イベントなど長時間撮影する場合は、撮影可能枚数が多いEOS R6 Mark IIIが有利です。ただし、実際のバッテリー消費は動画撮影の有無や撮影設定、使用環境などによって変わるため、長時間の撮影ではどちらも予備バッテリーを用意しておくと安心です。
価格・販売状況の比較|EOS R6 Mark IIIは販売中、EOS R5は公式販売終了
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via: PetaPixel(EOS R6 Mark III/作例)
2026年9月24日現在、EOS R6 Mark IIIはキヤノンオンラインショップで販売されており、ボディ単体の価格は429,000円(税込)です。一方、EOS R5はキヤノンオンラインショップで販売を終了しています。ここでは、現在の販売状況に加えて、記録メディアなど購入後に必要になる費用も含めて比較します。
項目 | EOS R6 Mark III | EOS R5 |
|---|---|---|
キヤノン公式の販売状況 | 販売中 | 販売終了 |
キヤノンオンラインショップ価格 | 429,000円(税込) | 販売終了 |
現在の購入方法 | キヤノンオンラインショップや販売店で新品を購入可能 | 販売店の新品在庫または中古品から探す |
みんなのカメラ新品価格 |
※価格は2026年9月現在
本体以外の費用:CFexpressカードや予備バッテリーも考慮する
EOS R6 Mark IIIとEOS R5は、どちらもCFexpress Type BとSDカードのデュアルスロットを搭載しています。特に7K軽量RAWや8K RAWなどを撮影する場合は、記録方式によってCFexpress Type Bカードなど対応する記録メディアが必要になるため、本体とは別に記録メディアの購入費用も考えておきましょう。
また、長時間撮影する場合は予備バッテリー、静止画や高解像度動画を多く保存する場合はPCや外付けSSDなどの保存容量も必要になります。特にEOS R5は約4500万画素の静止画や8K RAW、EOS R6 Mark IIIは7K軽量RAWなど大容量のデータを扱えるため、本体価格だけでなく、記録・保存に必要な機材まで含めて予算を決めることが重要です。
用途別の選び方|静止画・動画・動体・旅行で比較
EOS R6 Mark IIIとEOS R5は、重視する撮影用途によって適した機種が異なります。風景や商品撮影、トリミングを多用する場合は、約4500万画素のEOS R5が適しています。一方、スポーツや野鳥などの動体撮影、静止画と動画の両方を重視する場合は、最高約40コマ/秒の電子シャッター連写や7K 30PオープンゲートRAW記録に対応するEOS R6 Mark IIIが適しています。
また、旅行や長時間の撮影では重量や撮影可能枚数、動画撮影では記録方式や撮影支援機能も確認したいポイントです。ここでは、主な撮影用途ごとに両機のどちらが適しているかを比較します。
メイン用途 | 適している機種 | 理由 |
|---|---|---|
静止画中心(風景・商品・大判プリント) | EOS R5 | 約4500万画素で、EOS R6 Mark IIIより多くの画素を記録でき、トリミング後も画素数を残しやすい |
動体中心(スポーツ・野鳥・イベント) | EOS R6 Mark III | 電子シャッターで最高約40コマ/秒の連写とプリ連続撮影に対応 |
動画中心(縦・横動画を同じ素材から制作) | EOS R6 Mark III | 7K 30PオープンゲートRAW記録に対応し、波形モニターやフォルスカラーも利用できる |
8K RAW動画を重視 | EOS R5 | 8K DCI RAWの内部記録に対応 |
旅行・長時間の撮影 | EOS R6 Mark III | EOS R5より約39g軽く、ファインダー・モニター使用時ともに撮影可能枚数が多い |
EVF・背面液晶の表示性能を重視 | EOS R5 | EVF約576万ドット、背面液晶3.2型・約210万ドットで、いずれもEOS R6 Mark IIIを上回る |
静止画と動画の両方を撮るなら、重視する機能で選ぶ
静止画と動画の両方を撮影する場合は、約4500万画素の静止画が必要かどうかを基準にすると選びやすくなります。大きなトリミングや大判プリントをする機会が少なく、スポーツや野鳥などの動体撮影や動画撮影の比率が高い場合は、最高約40コマ/秒の電子シャッター連写や7K 30PオープンゲートRAW記録に対応するEOS R6 Mark IIIが適しています。
一方、風景や商品撮影など静止画が中心で、約4500万画素によるトリミングのしやすさや、約576万ドットのEVFを重視する場合はEOS R5が適しています。動画も撮影できますが、8K RAWが必要かどうかもEOS R5を選ぶ判断材料になります。
乗り換えのポイント:EOS R5からEOS R6 Mark IIIで変わる性能
EOS R5からEOS R6 Mark IIIへ乗り換える場合は、画素数が約4500万画素から約3250万画素、EVFが約576万ドットから約369万ドットに下がります。そのため、大きなトリミングや大判プリントを多用する場合や、EVFの精細さを重視する場合は、EOS R5を使い続ける選択肢もあります。
一方、EOS R6 Mark IIIに乗り換えると、電子シャッターの最高連写速度は約20コマ/秒から約40コマ/秒になり、プリ連続撮影も利用できます。さらに、7K 30PオープンゲートRAW記録や波形モニター、フォルスカラーなどの動画機能にも対応します。撮影可能枚数もEOS R6 Mark IIIの方が多いため、動体撮影や動画撮影を重視する場合は乗り換えるメリットがあります。
反対に、EOS R6 Mark IIIからEOS R5を検討する場合は、約4500万画素や8K RAW、約576万ドットのEVFが必要かどうかが主な判断基準です。ただし、EOS R5はキヤノン公式で販売を終了しているため、購入する場合は販売店の新品在庫や中古品から探す必要があります。
EOS R6 Mark IIIとEOS R5の比較まとめ
EOS R6 Mark IIIとEOS R5は、重視する性能によって選び分けられます。スポーツや野鳥などの動体撮影では、電子シャッターで最高約40コマ/秒の連写とプリ連続撮影に対応するEOS R6 Mark IIIが適しています。動画でも、7K 30PオープンゲートRAW記録や波形モニター、フォルスカラーなどを利用できます。
一方、風景や商品撮影、大判プリント、撮影後のトリミングを重視するなら、約4500万画素のEOS R5が適しています。EVF約576万ドット、背面液晶3.2型・約210万ドットと、表示性能でもEOS R6 Mark IIIを上回ります。また、8K DCI RAWの内部記録に対応している点もEOS R5の特徴です。
動体撮影や動画機能、バッテリー持続時間を重視するならEOS R6 Mark III、高画素の静止画や8K RAW、EVF・背面液晶の表示性能を重視するならEOS R5が適しています。EOS R5からEOS R6 Mark IIIへの乗り換えでは、連写や動画機能が強化される一方、画素数が約4500万画素から約3250万画素、EVFが約576万ドットから約369万ドットになる点を確認しておきましょう。
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