
EOS R5が香港で生産終了扱いに。名機はどこへ向かう?





香港のキヤノン公式サイトで、フルサイズミラーレスEOS R5が「生産終了(Discontinued)」カテゴリに移ったことが確認できました。海外のカメラ情報サイトもこの動きを報じています。とはいえ、販売店にはまだ新品在庫が残っているケースがあり、「生産終了=今日から買えない」とは限りません。この記事では、確認できた事実と、編集部としての見立てを分けて、国内ユーザーがいま取るべき行動を整理します。
この記事のサマリー

EOS R5が香港キヤノンで生産終了品として掲載。直販では姿を消しつつも、販売店在庫は残存。今買うべき人と注意点を整理

2020年の衝撃機EOS R5がついにディスコンへ。R5 Mark IIへの世代交代が進む今、在庫・中古・競合機比較で賢い選択を
何が起きた?香港キヤノンでEOS R5がDiscontinued表示

香港のキヤノン公式サイトにおいて、EOS R5(ボディ)が生産終了品カテゴリに掲載されていることが確認されました。海外の情報サイトPhoto Rumorsも2026年2月6日付でこの点を取り上げ、「香港では公式に生産終了扱いになった」と伝えています。
在庫はまだ動いている。地域と販路で温度差が出る理由
ここで誤解しやすいのが、「生産終了」と「店頭から即消滅」は別物だという点です。Photo Rumorsは同じ記事内で、米国・ドイツ・英国の販売店ではまだ在庫が見つかる可能性があるとも触れています。 実際、米国の大手量販B&HではEOS R5が在庫ありとして掲載され、値引き表示も確認できます。
一方で、メーカー直販の動きも見逃せません。キヤノンUSAの公式オンラインショップではEOS R5ボディが「すでに購入できない」旨の案内となっており、直販からは姿を消しつつあることが読み取れます。 国内については、2026年2月上旬時点で国内の公式サイト・小売店ではまだ大きな動きはない状態です。 生産終了のニュースは、まず特定地域の法人やチャネルから先に表面化することが多く、世界同時に一斉終了とは限りません。ここは落ち着いて見たいところです。
EOS R5の功績を振り返る。2020年の“全部入り”はなぜ刺さったのか
EOS R5は2020年2月に開発が公表され、同年7月に正式な発売案内が出たモデルです。 約4500万画素クラスの高解像、電子シャッターでの高速連写、そしてフルサイズでの8K RAW内部記録まで掲げ、「写真も動画も一台で」という時代の空気を一気に現実へ引き寄せました。キヤノン自身も仕様として、45MP級・最高20コマ/秒・8K RAW内部記録などを大きく打ち出しています。
そして、R5の価値は“当時の衝撃”だけでは終わりません。発売から数年を経て、AFや操作性、レンズラインアップを含めたシステム全体の成熟と一緒に、プロ・ハイアマの現場に定着していった。だからこそ今回の「生産終了扱い」は、単なる製品整理以上に、ひとつの時代の区切りとして受け止められています。
動画面の理想と現実。発熱と収録時間の壁
EOS R5のストーリーを語るなら、「熱」は外せません。キヤノンは公式サポート情報として内部温度上昇に関する注意と、モード別の連続記録時間の目安を公開しており、8Kや8K RAWは最大約20分、4K 120pは最大約15分といった指標が示されています。
静止画中心の人には大問題になりにくい一方、長回し前提の仕事では“撮り方の設計”が必要だったのも事実です。逆に言えば、R5は「写真は強い、動画も強い、ただし尖ったモードほど扱いに工夫が要る」という、ハイエンド機らしい評価に落ち着いたカメラでした。
後継機R5 Mark IIで役割分担がはっきりした
R5が市場に残した宿題を、いま最も分かりやすく回収しているのがEOS R5 Mark IIです。キヤノンUSAは2024年7月、R5 Mark IIを発表し、積層型の45MPセンサーや新しい処理系、動画機能の強化を打ち出しました。 仕様面でも最大30コマ/秒、8K RAW最大60pなど、数字の上でも一段上を狙った設計が見て取れます。
さらに注目したいのが、冷却ファンを備えたアクセサリーが用意されている点です。長時間動画を“運用でカバーする”から“仕組みで支える”へ。世代交代の方向性がここに表れています。 こうして見ると、EOS R5は「現役の主役」から「完成度の高い前世代ハイエンド」へ役割が移った。今回のディスコン表示は、その切り替えが進んだサインと捉えるのが自然でしょう。
競合比較:ニコンZ8とソニーα7R Vがいる時代のR5
45MP級のハイブリッド機という枠で見ると、ライバルはかなり手強い。ニコンZ8は45.7MPに加え、RAW動画は最大8.3K/60p、最大120fpsといった強いカードを持ちます。 ソニーα7R Vは有効約61MPという解像力を武器に、8K 24pの動画もこなす“高精細の王道”です。
この中でEOS R5の魅力は、いまや性能の絶対値だけではなく「価格と完成度のバランス」に寄ってきます。新品在庫が残る間は値引きが進みやすく、中古の流通も厚い。RFレンズをすでに揃えている人にとっては、ボディ更新よりも“賢い増車”になり得ます。
まとめ
EOS R5のディスコン表示は、突然の終わりというより「世代交代の最終局面」に近い出来事です。いま市場に残っている在庫は、欲しい人にとってはチャンスでもあります。次の一台を決める前に、自分の撮影の中心が写真なのか動画なのか、長回しなのか短尺なのか。そこを一度だけ、冷静に棚卸ししてみてください。
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