Canon EOS R6 Mark IIIのレビュー比較まとめ、フルサイズ新基準なるか

Canon EOS R6 Mark IIIのレビュー比較まとめ、フルサイズ新基準なるか

EOS R6 Mark III ボディ
EOS R6 Mark III ボディ
出品待ち
静止画も動画もバランスよくこなすフルサイズミラーレス。進化したデュアルピクセルCMOS AF IIは人物・動物・乗り物の被写体検出と粘り強い追尾で、素早いシーンでも迷いにくい。手ブレ補正は手持ち撮影をしっかり支え、街歩きや夜景も落ち着いた階調でまとめます。プリ連続撮影やオープンゲート対応の動画、カスタムピクチャーやカラーフィルターなどの作画機能も充実。高機能シューで拡張性も高く、作品づくりから記録まで頼れる一台。直感的なダイヤル操作と快適なファインダー表示で構図づくりもスムーズ。長時間の撮影でも扱いやすく、現場での判断を支える安定感があります。
EOS R6 Mark III RF24-105L IS USM レンズキット
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作品づくりまでしっかり応えるボディに、高品位なLレンズを組み合わせた一本。自然な色と素直な階調で風景からポートレート、イベント撮影まで安心して使えます。USMの俊敏なAFは素早い被写体でも迷いにくく、手ブレ補正と相まって手持ちでも安定。周辺まで締まりのある描写で、逆光でもコントラストが落ち着き構図に集中。ダイヤル操作は直感的で、撮影から仕上げまでの流れが軽快です。背景の整理がしやすいボケ味で主役が際立ち、質感表現も丁寧。堅牢感のある造りで長時間の現場でも扱いやすく、ズーム全域で構図の追い込みがスムーズです。
EOS R6 Mark III RF24-105 IS STM レンズキット
EOS R6 Mark III RF24-105 IS STM レンズキット
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バランスのよいボディに、軽快で扱いやすい標準ズームを合わせたレンズキット。自然な色と滑らかな階調で、街歩きのスナップから家族写真、旅先の風景まで気持ちよく写します。STMの静かで滑らかなAFは動画記録にも好相性で、手ブレ補正と組み合わせれば歩き撮りでも安定。タッチとダイヤルの直感操作で設定変更が速く、撮影の流れが途切れません。背景はやわらかく整理され、被写体がすっと立ち上がる描写。軽やかな取り回しで毎日の持ち出しが苦にならず、構図の微調整もスムーズです。逆光でも落ち着いたハイライトで雰囲気を保ち、日常の記録から作品づくりの入り口まで頼れる組み合わせです。

11/6にCanon公式からついに正式発表をされ、注目を集めている「Canon EOS R6 Mark III」。先行して複数の海外サイトでの実機レビューも即日公開されており、長所と弱点が見えてきています。この記事では現時点で分かるEOS R6 Mark IIIの検証結果と公式仕様を突き合わせ、事実ベースで向き不向きや、競合比較まで一気に整理します。

Author
筆者
みんカメ編集部
みんなのカメラ編集部によるカメラに関する最新情報・レビューなどを毎日配信しています!ためになるプロのテクニックもご紹介。

この記事のサマリー

チェックアイコン

R6 Mark IIIは32.5MPセンサーと40fps連写を両立し、静止画・動画ともに高水準な万能機として完成度が高い。

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Dual Pixel CMOS AF IIの被写体追従は非常に精度が高く、操作性やグリップ感も快適で撮影時の安定感が際立つ。

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動画は7K RAW Lightや4K120p、Log2対応などプロ仕様の性能を持つが、高フレーム撮影時の発熱には注意が必要。

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ブレ補正は協調8.5段でトップクラス、CFexpress+SDデュアル構成により記録速度と信頼性も抜群。

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R6 II・α7 IV・Z6 III・S1 IIなどの競合と比べても総合力が突出しており、現行ミドルクラスで最も完成度の高い一台。

Canon EOS R6 Mark IIIのレビュー要点:おすすめ/不向き

via: DPReview

R6 Mark IIIは、静止画と動画を一台で高い水準にまとめた“ハイブリッド万能機”。32.5MPの高解像と40fpsの高速連写、上位機から継承したAF機能、さらに7K RAWまで備えます。悩みどころは若干の価格の高さとEVF/背面液晶の解像度が平凡な点。用途と予算のマッチが満足度を左右します。

こういう人に刺さる

動体も風景も人物も「全部撮る」方。40fpsの電子シャッターと0.5秒分のプリ連写で決定的瞬間の歩留まりが大幅に向上しています。AFはR5 IIやR1由来の機能を反映し、瞳・動物・乗り物を自動判別して追尾します。速さと賢さの両立が武器です。

動画も本格派。7K/60p RAW Light、4K/120p、Canon Log 2/HLG、波形モニタ/フォルスカラーまで搭載。4K30p Fineは外部レビューで1時間42分継続、4K60p Fineは約28分30秒で熱停止という検証が出ています。Vlog〜商業映像まで守備範囲が広いのが魅力です。

“使って心地よい”設計も強み。グリップやメニューは良好で、R6 IIからの移行もスムーズ。扱いやすさの総合点が高く、長時間の現場でも集中力が途切れません。

要注意・他機材が合う人

価格重視なら再考。ボディ単体429,000円(税込)は中級帯として高価な部類。予算優先なら値下がりしたR6 IIや他社ミドルの選択が合理的です。EVF/液晶は3.69M/1.62Mドットで、Z6 IIIの高精細表示に比べると数値上は不利です。

電子シャッターのローリング歪みをより抑えたい用途では“部分積層センサー”採用の機種(Z6 III系やS1 II系)も候補。RFマウントはフルサイズAFのサードパーティ選択肢が限定的で、レンズ多様性を最優先する人にはマイナスになり得ます。

「一点突破」の個性を求める場合も再検討。最高解像ならR5 II/α7R系、動画特化ならS1H/S1 II/シネマEOSが適役。R6 IIIは“全部を高水準”にまとめる設計思想です。

要素別レビュー早見表

要素

一言レビュー

デザイン/操作性

R6 IIを継承した安定感あるボディ。グリップやボタン配置は完成度が高く、手になじむ操作性が魅力。EVFや液晶の解像度はやや控えめだが、現場での使いやすさは抜群。

AF/被写体認識

Dual Pixel CMOS AF IIの進化で、人物・動物・乗り物を自動判別。瞳追尾も粘り強く、被写体を逃さない。暗所でのAF精度も高い水準を維持。

連写・バッファ・プリ連写

32.5MPながら電子40fps・RAW約150枚の高速連写を実現。プリ連写0.5秒で決定的瞬間もカバー。電子撮影では高速被写体でわずかな歪みが出る場合もある。

静止画画質

解像感と色再現のバランスが良く、ナチュラルで階調豊かな描写。高ISOではノイズが増えやすいが、RAW現像で十分コントロール可能。

動画性能

7K RAW Light・4K120p対応で、Log2/HLGにも対応する本格派。発熱制限を除けば高品質なハイブリッド運用が可能。

手ブレ補正

最大8.5段の協調補正で、夜景や望遠でも手持ち撮影が安定。滑らかな補正で動画撮影にも強い。

記録メディア・電源・接続

CFexpress Type B+SD UHS-IIのデュアル構成で書き込みが速く信頼性が高い。LP-E6P対応で、USB給電やHDMI Type Aも備えた安心設計。

基本情報のおさらい:発売・価格・要点スペック

via: DPReview

正式発売は11月21日(金)。価格はメーカー直販でボディ429,000円(税込)、同時に発表されたRF24‑105 STMキット478,500円(税込)、RF24‑105 Lキット583,000円(税込)。先に主要スペックの要点を簡潔にまとめます。

発売日・価格の全体像

日本での正式発売は11/21、予約は11/11開始が予定されています。直販ボディ429,000円/STMキット478,500円/Lキット583,000円。発売直後は在庫薄の可能性もあるため、用途が固まっている方は早めの確保が安心です。

スペック要点

Canon EOS R6 Mark IIIは、約32.5メガピクセルのフルサイズCMOSセンサーとDIGIC Xエンジンを搭載した高性能ミラーレスです。電子シャッターで最大40コマ/秒の連写や0.5秒分のプリ連写が可能で、動体撮影に強みを持ちます。ボディ内手ブレ補正は最大8.5段と強力で、暗所や望遠でも安定。Dual Pixel CMOS AF IIが被写体を自動認識し、人物優先検出にも対応します。

動画は7K RAW Lightや4K 120pなどプロ仕様の収録に対応し、Canon Log 2/HLGにも対応。CFexpress Type B+SD UHS-IIのデュアルスロット構成で、処理速度と信頼性も確保したオールラウンドモデルです。

項目

内容

センサー

約32.5メガピクセル フルサイズCMOSセンサー

画像処理エンジン

DIGIC X

連写性能

電子シャッター最大40コマ/秒、メカシャッター最大12コマ/秒

プリ連写

約0.5秒分(約20枚)を事前記録

手ブレ補正

ボディ内5軸IBIS(協調時 最大8.5段・中心/7.5段・周辺)

オートフォーカス

Dual Pixel CMOS AF II(被写体自動判別・Register People Priority対応)

EVF

約369万ドット OLED、倍率0.76倍

背面モニター

3.0型 約162万ドット バリアングル式液晶

記録メディア

CFexpress Type B ×1、SD UHS-II ×1(デュアルスロット)

動画記録

7K/60p RAW Light、7K/30pオープンゲート、4K/120p、Canon Log 2/HLG対応

バッテリー

LP-E6P(LP-E6NH/E6Nも使用可※一部機能制限あり)

サイズ/重量

約138.5×98.5×88.5mm / 約699g(バッテリー・カード含む)

デザイン/操作性のレビュー:手に馴染むが表示解像は平凡

via: PetaPixel

外観と操作系はR6 IIを色濃く継承。グリップの深さ、ジョイスティック位置、クイックメニューは良好。一方でEVF/背面液晶の解像は競合に劣るという指摘があり、数値上はZ6 IIIが上回ります。触った瞬間に迷わない“キヤノンらしい使いやすさ”と、表示面の保守性が同居します。

握りやすさとUIの完成度

フロントグリップの造形、シャッター配置、主要ダイヤルの指かかりは好感触。マルチファンクションシュー対応や新世代バッテリーLP‑E6Pへの対応も堅実。長時間運用でもストレスの少ない素直な設計です。

重量は約699g。R6 II比でわずかに増加しましたが、バランスは良好。ジョイスティックやメニュー体系は直感的で、初日から戦力になる手堅さがあります。

表示デバイスの“物足りなさ”

EVFは3.69M、背面は3.0型/1.62M。Z6 IIIの5.76M/3.2型2.1Mに比べると精細感は劣る可能性があります。表示の気持ちよさを最重視する人は実機確認がおすすめです。

PetaPixelは実機レビューで「R6 IIIはR6 IIに近い手触りで、それは悪くない」としつつ、EVF/背面の解像は競合比で古いと明記しています。

AF/被写体認識のレビュー:上位直系の粘りと賢さ

Dual Pixel CMOS AF IIはR5 II/R1由来の機能やアルゴリズムを取り入れ、人物・動物・乗り物の自動判別、低照度の瞳AF、Register People Priorityなどを備えます。R6 IIからの伸びは派手ではないものの、追尾の安定性や合焦の粘りで現場性が向上しています。

PetaPixelはR6 IIIが「32.5MP化(+34%)でも40 fpsを維持した点を"シリーズの尊敬すべき飛躍"」とまで高く評価しています。

実写で感じる信頼感

暗がりや逆光でも迷いが少なく、横顔→頭部→胴体と検出枠が滑らかに遷移。誤認してもスティックで即修正でき、歩留まりの崩れを防げます。被写体検出のオート指定も便利で、構図とタイミングに集中できます。

競合と比べると、α7 IVは世代差で追尾安定にやや差。Z6 IIIはローリング耐性で優位でも、被写体検出の網羅性やUIはR6 IIIが有利という評価が複数メディアで見られます。

設定のコツと注意

基本は「被写体検出:オート」。迷う場面のみ個別プリセットに切替。瞳AFは[左右切替=ジョイスティック押し]などショートカットを割り当て。連写主体の現場では「プリ連写」を常時ONにすると取り逃しが減ります。

暗所でAF速度を高めたい場合、オートISOの上限と最低シャッターを先に設計。露出のばらつきを抑えると追尾が安定します。

連写・バッファ・プリ連写のレビュー:40fps×深いバッファが武器

via: PetaPixel

電子40fps/メカ12fpsは据え置きながら、有効画素は24→32.5MPへ34%増。それでも同速を維持した点は注目。40fps時の公称バッファはRAW約150枚、JPEG約330枚(CFexpress使用)。プリ連写は0.5秒/約20枚に対応し、動体の歩留まりを底上げします。

実測と体感

CFexpress Type B化により書き込みが速く、40fps継続の息切れが遅いことが確認されています。ローリング歪みは積層機に及ばないものの、一般的な競技や被写体では十分実用的と評価されています。

機械シャッターの12fpsは、室内照明のフリッカーやパン動作時の代替として有効。高解像×高速連写の両立は、撮影後の大幅トリミング耐性にも直結します。

競合比較の勘所

Z6 IIIは最大120fps系や部分積層読出しで歪みに強い一方、40fps+プリ連写の同時実装はR6 IIIが優位。α7 IVは10fps止まりで世代差が明確。S1 IIは動画志向が強く、静止画の総合力は拮抗という整理が一般的です。

「最速」を求めるか「最も撮れる」を求めるかで選択は変わります。PetaPixelもZ6 IIIは部分積層でローリングに強いが、R6 IIIは40 fps+プリ連写が強みと整理しています。

静止画画質のレビュー:32.5MPの解像×素直なトーン

解像はR6 II比で約34%増。遠距離被写体のトリミング耐性が向上し、A2~A1プリントでも余裕が出ます。低ISOのダイナミックレンジや色調の素直さはキヤノンらしく、RAW現像の追い込みにも耐えます。高ISOも現像前提なら十分実用域です。

仕上がりと運用のポイント

外部レビューでは、JPEGのノイズリダクションが初期設定で強めと指摘。細部重視ならRAW主体が安定。ポートレートやSNS用途では色乗りの良さでスピーディなワークフローが可能です。露出はやや抑えめにしてハイライトを守ると後工程が安定します。

電子シャッター時の画質ペナルティは前世代比で軽減という評価も見られます。高速連写を積極的に使いやすくなり、スポーツ/野鳥の歩留まり向上につながります。

比較の視点

α7 IVは同等画素だが読み出しが遅く連写で不利。Z6 III/S1 IIは24MP級で高感度は良好でも、トリミング耐性はR6 IIIが有利。画質の総合点は「32.5MP×AF×連写×IBIS」の掛け合わせで評価されます。

大伸ばし/深いトリム前提ならR6 III。暗所の一発勝負なら24MPの部分積層組も強い、使い分けが鍵です。

動画性能のレビュー:7K RAW/4K120/Log2で“写真機の皮を被った映像機”

写真主体を標榜しつつ、実態は強力なハイブリッド。7K/60p RAW Light、7K/30pオープンゲート、4K/120p、Log2/HLG、フルサイズHDMI、波形/フォルスカラーまで装備。C50で可能だったことの多くをコンパクトに内包します。

DPReviewの初期レビューは、R6 IIIの波形/フォルスカラー/二段ゼブラ/Log/HDRビュー/プロキシといった主要ビデオ補助を“多くの撮影者に十分”と評価しています。

画質/機能の見どころ

7Kソースからの4Kオーバーサンプリングは解像/モアレ耐性に有利。Log2対応で階調の粘りが増し、R6 II比でグレーディング耐性が明確に向上。マルチファンクションシュー経由のデジタル入力にも対応します。

PetaPixel実測では4K30p Fineが約1時間42分継続。高負荷の4K60p Fineは約28分30秒で熱停止。商用の長回しはシネマ機、ハイブリッドはR6 IIIという棲み分けが現実的です。

競合との力量差

Z6 IIIは部分積層で歪みに強く、S1 IIは動画機能の総量で優位。対してR6 IIIは“フル幅4K120+Log2+波形/フォルスカラー”が強み。α7 IVは4K60がAPS‑Cクロップ、4K120非対応で世代差が出ます。

Vlog〜案件撮影まで「一本で回す」現場に最もハマるのはR6 III。静止画品質も一級なので、荷物とコストを抑えられます。

手ブレ補正のレビュー:最大8.5段の安心感

ボディ内5軸IBISはRFレンズ協調で中心最大8.5段・周辺7.5段。夜景の手持ちや望遠スローでも歩留まりが高く、動画の歩行シーンでも効きは良好。小型三脚や一脚と合わせると“止め”と“流し”の両方で使い勝手が広がります。

実用のコツ

静止画は“シャッター1/焦点距離”より2~3段攻めても成立しやすい。被写体ブレを避けたいならISOより絞りを一段開ける選択も。動画は電子ISや被写体連動ISの併用で歩行/俯瞰も安定します。

競合はZ6 III/S1 IIとも補正が強力ですが、R6 IIIは静止画AFとIBISの同時安定が使いやすい印象。望遠域でもフレーミングが落ち着くため、構図作りがスムーズです。

注意点

超望遠や間欠光では限界も。フリッカー/ローリング対策として必要に応じメカシャッターと高ISOの併用に切り替える運用が無難。歩行撮影は足運びを意識して補正を助けましょう。

補正が強いほど微振動の戻りが出る場合があるため、パン/チルトは滑らかな速度で。被写体によっては意図的にOFFも選択肢です。

記録メディア・電源・接続のレビュー:現場で効く“速さと安定”

via: DPReview

スロットはCFexpress Type B+SD UHS‑II。40fpsや7K RAWを活かすならCFexpressが前提です。電源はLP‑E6Pが同梱・推奨で、旧世代電池ではプリ連写やHDMI RAW出力、動画撮影中の静止画記録、連写速度、ネットワークや高出力シュー連動などに制限があります。HDMIはフルサイズType‑Aです。

運用の最適解

カード運用は「CFexpress=メイン記録」「SD=同時バックアップ/納品用JPEG」が王道。動画の長回しはCFexpressを2枚ローテ。電池は純正LP‑E6Pを複数本、USB‑C給電も活用するとダウンタイムが減ります。

ワークフローはフルサイズHDMIで外部レコーダー/モニターが安定。マルチファンクションシューのデジタル入力で配線も簡素化できます。

注意/互換性

LP‑E6NH/E6Nは使用可能ですが前述の制限があります。重要案件はE6Pで統一が安全。CFexpressは発熱に留意し、連写や長回し後は適宜インターバルを取りましょう(カード扉には高温注意表記あり)。

USB給電や外部電源運用では、認証済みバッテリーや推奨AC/USBアダプターの使用が望ましいです。

レンズ/システム選び:RFの強みと課題

RFは純正の描写/AF最適化が強み。24‑105/24‑70/70‑200や100‑500などワーク向けが充実。一方でフルサイズAFのサードパーティ解放は限定的で、Eマウントのような“安価で多彩”な選択は少なめです。

R6 IIIで始める標準セット

汎用ならRF24‑105 L、軽快派はRF24‑105 STM。動体中心はRF70‑200 F2.8、野鳥はRF100‑500。単焦点はRF50mm F1.4 L VCMが選びやすい価格帯とサイズ感。動画メインはIS付ズーム+デジタル入力マイクの組み合わせが快適です。

コスト最適化が必要なら中古のEF L+純正アダプターも現実解。AF追従や手ブレ協調は純正で安定し、ボディ優先の投資でも成立します。

他マウントの視点

Eマウントはサードパーティの裾野が広く低コストで組みやすい。LマウントはSIGMAの上位系が豊富。RFの純正一本勝負は“迷いが少ない”利点と“価格が張る”課題の表裏一体です。

最終判断は「必要レンズの有無」で。欲しい焦点域/明るさがRFで揃うならR6 IIIの価値はさらに高まります。

競合比較で見える立ち位置

R6 IIIは高価だが性能は総合トップ級。PetaPixelは「Predictably Excellent(予想どおり優秀)」と結論づけ、R6 II・Z6 III・S1 II・α7 IVとの比較でも総合力を高く評価。買う/待つの判断軸を整理します。

R6 II/α7 IV/Z6 III/S1 IIの比較軸

機種

特徴・比較ポイント

R6 II

価格は大幅に安く、今でも実力十分。ただし解像度・バッファ容量・動画性能ではR6 IIIが明確に上回る。

α7 IV

画素数はR6 IIIと同等だが、連写10fpsや動画仕様で世代差があり、AF追尾もやや劣る。

Z6 III

部分積層センサーでローリング歪みに強く、高速読み出し性能が魅力。ただしプリ連写や40fps連写には非対応。

S1 II

動画機能はクラス随一の充実度を誇るが、本体サイズと重量が大きく、価格も高め。携行性はR6 IIIに劣る。

国内直販429,000円、予算に余裕があり“全部撮る”人、一本化で荷物とコストを抑えたい人はおすすめです。尖った個性を最優先するなら各社専用機へ。

最終提案

被写体が広く一本化したい→R6 IIIに“投資”。コスパ最優先→R6 IIや中古セット。動画の長回し・ローリング耐性重視→S1 II/Z6 IIIへ。

“失敗しない買い物”は撮る頻度と案件の重要度で決まります。用途が明確ならR6 IIIの満足度は高いはずです。

Canon EOS R6 Mark IIIのレビューまとめ

R6 Mark IIIは、32.5MP×40fps×最新AFに7K RAW/4K120を加えた“全部できる”優等生。価格と表示解像の保守性は課題でも、総合力は現行ミドルで屈指。購入するならCFexpress BとLP‑E6Pを同時に揃え、プリ連写とFine画質を初日から使い倒しましょう。


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EOS R6 Mark III ボディ
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静止画も動画もバランスよくこなすフルサイズミラーレス。進化したデュアルピクセルCMOS AF IIは人物・動物・乗り物の被写体検出と粘り強い追尾で、素早いシーンでも迷いにくい。手ブレ補正は手持ち撮影をしっかり支え、街歩きや夜景も落ち着いた階調でまとめます。プリ連続撮影やオープンゲート対応の動画、カスタムピクチャーやカラーフィルターなどの作画機能も充実。高機能シューで拡張性も高く、作品づくりから記録まで頼れる一台。直感的なダイヤル操作と快適なファインダー表示で構図づくりもスムーズ。長時間の撮影でも扱いやすく、現場での判断を支える安定感があります。
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