
【2026年版】Sony α7R II(ILCE-7RM2)のレビュー比較まとめ|中古で高解像度と4Kを始めたい人向け








Sony α7R II(ILCE-7RM2)は、有効約4,240万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー、5軸ボディ内手ブレ補正、内部4K記録を備えた高解像度ミラーレスです。2015年8月7日に発売され、2026年現在は生産完了となっているため、購入は中古が中心となります。風景・建築・商品撮影では高画素を活かしやすく、Super 35mmの4K撮影にも対応。一方で、NP-FW50の撮影可能枚数、動画の連続撮影時間、4K撮影時の本体温度、旧世代の操作性は購入前に確認したいポイントです。この記事ではα7R IIが向いている撮影ジャンルと、2026年に中古で選ぶ際の注意点を解説します。
この記事のサマリー

有効約4,240万画素のフルサイズセンサーを搭載し、風景・建築・商品撮影など細部を残したい用途と相性のよいモデルです。

APS-Cクロップ時も約18MPで記録でき、撮影時に画角を狭めたい場面で活用できます。また、42.4MPのフルサイズ撮影では、撮影後にトリミングしても画素数を残しやすいのが特徴です。

AF・AE追従で最高約5コマ/秒に対応するものの、高速スポーツや野鳥を中心に撮るなら、AFや連写性能が進化した後継機も比較したいところです。

Super 35mmの内部4Kは細部描写が特徴ですが、ローリングシャッターや約29分の連続撮影制限、本体温度の上昇には注意が必要となります。

2026年9月時点のα7Rシリーズ現行世代はα7R VIで、α7R IIは最新機能よりも中古価格と42.4MPの高解像度を重視する人に検討しやすい選択肢でしょう。
Sony α7R II(ILCE-7RM2)のレビュー要点

Sony α7R II(ILCE-7RM2)を中古で選ぶときは、42.4MPの高画素を撮影用途で活かせるか、AFや操作性、バッテリーなどの世代差を許容できるかが主な判断軸です。また、発売から10年以上が経過しているため、スペックだけでなく個体状態も確認したいところ。外装に加えて、シャッター動作、端子類、液晶モニター、センサーの汚れ、付属バッテリーの劣化なども購入前に確認しておきましょう。
おすすめな人
風景、建築、商品撮影など、細部まで記録したい被写体を中心に撮る人に向きます。撮影後にトリミングや水平・垂直補正を行う機会が多い人、大きめのプリントを作りたい人にも候補です。
さらに、静止画と4K動画を1台で撮りたい人にも検討しやすいでしょう。特に固定撮影やインタビュー、風景など、激しいカメラワークを必要としない映像と組み合わせやすい特徴があります。
不向きな人
スポーツや野鳥など、高速かつ不規則に動く被写体を中心に撮る場合は、AFや連写性能が進化した後継機も比較したいところです。α7R IIにもAF-Cや追従AFはありますが、現在の被写体認識AFとは世代が異なります。
また、講演や式典などの長時間収録、撮影時に2枚のカードへバックアップを残したい業務用途では、新しい世代のカメラのほうが条件に合いやすいでしょう。動画の連続撮影時間やカードスロットについては、後半で詳しく解説します。
操作の速さを重視する人は、メニュー構成やボタン配置も確認しておきましょう。設定変更を頻繁に行うなら、中古店などで実機を触り、ボタンやダイヤルの操作感を確かめてから選ぶ方法があります。
要素別レビュー早見表
Sony α7R II(ILCE-7RM2)は、高画素センサーや5軸ボディ内手ブレ補正、内部4Kなど、現在でも活用できる機能を備えています。ただし、AFや連写、バッテリー、記録メディアには世代による違いがあるため、用途ごとの特徴を一覧で確認しておきましょう。
要素 | レビュー要点 |
|---|---|
画質(低ISO) | 有効約42.4MPの裏面照射型センサーと光学ローパスフィルターレス仕様を採用。風景・建築・商品など、細かな質感を残したい撮影に向く。 |
高感度 | 常用ISO 100-25600に対応。ISOを上げるほどノイズは増えるため、必要なシャッター速度や仕上げサイズ、RAW現像の有無も含めて判断したい。 |
AF(人物・日常の動体) | 399点の像面位相差AFと25点のコントラストAFを搭載。AF-Cや瞳AFも利用できるが、現行世代の被写体認識AFとは機能が異なる。 |
連写・バッファ | AF・AE追従で最高約5コマ/秒。RAWでは連続撮影可能枚数に上限があり、長時間の連写より短い動きを狙う撮影に使いやすい。 |
動画(4K) | フルサイズとSuper 35mmの内部4K記録に対応。Super 35mmは細部を描写しやすい反面、速いパンなどではローリングシャッターに注意が必要。 |
手ブレ補正 | 5軸ボディ内手ブレ補正を搭載し、メーカー公称最大4.5段。実際の補正量は焦点距離や構え方などの撮影条件によって変わる。 |
操作性・UI | Fnメニューやカスタムキーを利用可能。タッチ操作には対応しておらず、メニュー構成も現在のαシリーズとは異なる。 |
バッテリー・記録 | NP-FW50を採用し、CIPA基準でEVF約290枚、液晶モニター約340枚。カードスロットは1基で、SDHC/SDXCはUHS-Iに対応する。 |
Sony α7R II(ILCE-7RM2)の基本情報

Sony α7R II(ILCE-7RM2)は、2015年8月7日に発売されたフルサイズミラーレスです。35mmフルサイズセンサー搭載デジタルカメラとして、世界で初めて裏面照射型CMOSセンサーを採用しました(2015年6月26日広報発表時点、ソニー調べ)。
現在は生産完了となり、ソニーストアでの販売も終了しています。そのため、新品の公式販売価格を比較する機種ではなく、中古店ごとの価格や本体の状態、付属品などを確認して選ぶモデルです。
主なスペック要点
Sony α7R II(ILCE-7RM2)の主な仕様を、画質やAF、動画、携帯性など購入時に確認したい項目に絞ってまとめました。中古で比較する際は、スペックだけでなく使用するレンズや撮影用途もあわせて確認しましょう。
項目 | 値 |
|---|---|
センサー | 35mmフルサイズ 裏面照射型Exmor R CMOS(有効約42.4MP) |
記録画素数 | 最大7952×5304(3:2、42M) |
ISO感度 | 静止画 ISO 100-25600(拡張ISO 50-102400) |
AF | 像面位相差399点+コントラスト25点(ファストハイブリッドAF) |
連写 | Hi時 最高約5コマ/秒、Lo時 最高約2.5コマ/秒 |
動画 | XAVC S 4K 3840×2160(30p/24p、100Mbps/60Mbps) |
動画連続撮影 | 1回につき最大約29分。撮影環境や本体温度によって短くなる場合あり |
手ブレ補正 | 5軸ボディ内手ブレ補正(最大4.5段、CIPA規格準拠) |
EVF | 0.5型 OLED 2,359,296ドット、倍率約0.78倍 |
モニター | 3.0型 1,228,800ドット チルト式、タッチ非対応 |
メディア | SD/SDHC/SDXC(SDHC/SDXCはUHS-I対応)など、カードスロット1基 |
バッテリー | NP-FW50(CIPA基準:EVF約290枚/液晶モニター約340枚) |
サイズ・重量 | 約126.9×95.7×60.3mm/約625g(バッテリー・メモリーカード含む) |
価格 | オープン価格(生産完了・ソニーストア取扱なし) |
※価格情報は、2026年8月31日時点のSony公式サイトを参照しています。α7R II(ILCE-7RM2)は生産完了品で、ソニーストアでの販売も終了しています。
Sony α7R II(ILCE-7RM2)のデザインと操作性のレビュー

Sony α7R II(ILCE-7RM2)は、前後ダイヤルやFnメニュー、複数のカスタムキーを備えています。背面モニターはタッチ操作に対応していないため、撮影設定の変更はダイヤルやボタンが中心です。現在のαシリーズとはメニュー構成も異なるため、よく使う機能をFnメニューやカスタムキーへまとめると操作しやすくなります。
ボディサイズとホールド感:装着するレンズまで含めて選ぶ
本体重量はバッテリーとメモリーカードを含めて約625gです。小型の単焦点レンズやF4クラスのズームと組み合わせれば、旅行や山歩きでも持ち運びやすい構成にまとめられます。
ただし、大口径ズームや望遠レンズを装着すると前側が重くなります。特に42.4MPの画像を拡大して確認する場合は小さなカメラブレも目立ちやすいため、本体重量だけでなくグリップの握りやすさやレンズとのバランスも見ておきましょう。
さらに、背面モニターは上約107度、下約41度まで動くチルト式です。ローアングルやウエストレベルでは構図を作りやすい一方、横方向へ開くバリアングル式ではありません。
メニューと操作性:カスタムキーでよく使う機能をまとめる
Photography Blogの実機レビューでは、α7R IIの操作系やメニューを検証し、カスタマイズ性の高さを評価しています。同レビューには前面・背面・上面、チルト液晶、バッテリー室などの実機写真も掲載されており、ボタン配置や本体形状を確認する資料としても有用です。
たとえばISO、AFエリア、フォーカス設定などをFnメニューやカスタムキーへ登録すると、撮影中にメニューを開く回数を抑えられます。ただし、電源投入や画像再生、連写後の書き込み速度は現行世代と同じ感覚では扱えません。スナップなど素早い操作を重視する場合は、中古店などでレスポンスも確かめておきましょう。
Sony α7R II(ILCE-7RM2)の画質評価

Sony α7R II(ILCE-7RM2)は、有効約42.4MPの裏面照射型Exmor R CMOSセンサーと光学ローパスフィルターレス仕様を採用しています。高い画素数を活かして、風景の細かな枝葉や建築物の線、商品の表面などを細部まで記録できるのが特徴です。
解像感:トリミングや大判プリントにも使いやすい
3:2の最大記録サイズは7952×5304ピクセルです。たとえば建築写真で水平・垂直補正を行って周囲を切り取る場合や、撮影後に構図を調整する場合でも、多くの画素を残せます。
さらに、300ppiを目安にすればA2サイズのプリントに必要な画素数も確保可能です。ただし、実際の仕上がりは画素数だけで決まるものではなく、レンズ性能やピント位置、カメラブレ、現像方法によっても変わります。
APS-Cクロップ時の記録サイズは5168×3448、約18MPとなります。フルサイズ撮影時より写る範囲を狭めたい場面で利用できますが、クロップはセンサーの使用範囲を切り替える機能です。そのため、同じ撮影位置とレンズ設定であれば、遠近感やレンズ由来のボケ方そのものは変化しません。
高感度:必要なシャッター速度と仕上げサイズから決める
ISO感度を上げると暗い場所でもシャッター速度を確保しやすくなりますが、同時にノイズが増え、細部の見え方も変化します。そのため、「ISO 6400までは問題ない」と一律に決めるのではなく、被写体の動きや最終的な表示サイズ、プリントサイズに合わせて設定することが大切です。
たとえば静物や建築のように被写体がほとんど動かない場合は、5軸ボディ内手ブレ補正を利用しながらシャッター速度を調整できます。反対に、人や動物などが動く撮影では被写体ブレが発生するため、カメラ側の手ブレ補正とは分けて考えましょう。
Sony α7R II(ILCE-7RM2)のAF性能と連写のレビュー

Sony α7R II(ILCE-7RM2)は、399点の像面位相差AFと25点のコントラストAFを組み合わせたファストハイブリッドAFを搭載したモデルです。フォーカスエリアはワイド、ゾーン、中央、フレキシブルスポット、拡張フレキシブルスポット、ロックオンAFなどから選択でき、被写体や構図に合わせて使い分けられます。
人物撮影では瞳AFも利用できる
人物撮影では瞳AFを使えるため、顔ではなく瞳を基準にピントを合わせたい場面で役立ちます。ただし、人物・動物・鳥・車両などを認識する現行世代の被写体認識AFとは仕組みや操作方法が異なるため、同じ追従性能を想定しないほうがよいでしょう。
また、AF-Cとフォーカスエリアを組み合わせれば、歩いている人物や日常のスナップなど動きのある被写体にも対応可能です。反対に、スポーツや野鳥のように移動速度が速く、進行方向も変わりやすい被写体では、撮影者がAFエリアやシャッターを切るタイミングを判断する場面が増えます。
最高約5コマ/秒:RAWでは連続撮影可能枚数も確認
連続撮影Hiは最高約5コマ/秒、Loは最高約2.5コマ/秒です。さらに、連続撮影可能枚数の目安は圧縮RAWで23枚、RAW+JPEGで22枚、非圧縮RAWでは9枚となっています。
そのため、人物の表情や波の動きなどを短い連写で撮る用途には使いやすいものの、スポーツなどで長く連写を続ける場合は撮影可能枚数が制約になります。加えて、連写後はメモリーカードへの書き込み時間も発生するため、最高連写速度だけでなく、記録形式と連続撮影可能枚数も確認しておきましょう。
Sony α7R II(ILCE-7RM2)の手ブレ補正(IBIS)レビュー

Sony α7R II(ILCE-7RM2)は、イメージセンサーシフト方式の5軸ボディ内手ブレ補正を搭載しています。上下・左右の角度ブレ(Pitch/Yaw)、水平・垂直方向のシフトブレ(X/Y)、回転方向のブレ(Roll)を補正する仕組みで、メーカー公称の補正効果は最大4.5段です。
静止画:最大4.5段は測定条件付きの数値
風景や建築、室内の静物など、被写体の動きが少ない場面では手持ち撮影を補助できます。さらに、レンズ側に光学式手ブレ補正を搭載していないEマウントレンズでも、ボディ側の補正を利用できるのが特徴です。
ただし、「最大4.5段」はSonnar T* FE 55mm F1.8 ZA装着時など、CIPA規格に基づく条件で測定された数値です。実際の補正結果は焦点距離やシャッター速度、構え方などによって変わるため、常に4.5段分までシャッター速度を下げられるわけではありません。
動画:歩き撮りではジンバルも検討
動画撮影でも5軸ボディ内手ブレ補正を使用可能です。カメラ位置を大きく動かさない手持ち撮影や、立ち位置を固定して構える場面では、細かな揺れを抑える補助として活用できます。
ただし、一部の現行αシリーズに搭載されているアクティブモードなどとは補正方式が異なります。そのため、歩きながら撮影する機会が多い場合は、ボディ内手ブレ補正だけに頼らず、ジンバルなどを組み合わせる方法も検討しましょう。
Sony α7R II(ILCE-7RM2)の動画性能のレビュー

Sony α7R II(ILCE-7RM2)は、XAVC S 4Kによる3840×2160の内部記録に対応し、30pまたは24p、100Mbpsまたは60Mbpsを選択可能です。さらに、フルサイズ領域とSuper 35mmの両方で4Kを撮影できるため、必要な画角や映像の特性に合わせて記録方式を選べます。
Super 35mm 4K:細部描写とローリングシャッターを確認
Super 35mm 4Kは、クロップした範囲を画素加算せずに全画素読み出しし、4Kサイズへ縮小して記録する方式です。この読み出し方法により、モアレやジャギーを抑えながら細部を描写しやすい4K映像を得られます。
DPReviewの実機テストでは、Super 35mm 4Kはフルサイズ4Kより細部の描写に優れる反面、ローリングシャッターが目立ちやすいと評価されています。ローリングシャッターとは、センサーを順番に読み出している間に被写体やカメラが動くことで、建物の柱などの直線が斜めに写る現象です。
そのため、固定撮影やインタビュー、風景、ゆっくりしたカメラワークではSuper 35mm 4Kを活用しやすいでしょう。ただし、速いパンや横方向へ高速で移動する被写体では歪みが目立つ場合があります。さらに、撮影範囲はAPS-C相当になるため、同じレンズでもフルサイズ4Kより画角が狭くなる点も覚えておきましょう。
S-Log2と8bit記録:撮影時の露出を丁寧に合わせる
α7R IIはピクチャープロファイルにS-Log2を搭載しています。S-Log2は明るい部分から暗い部分までの階調を広く記録し、撮影後のカラーグレーディングに利用するガンマ設定です。
ただし、α7R IIは10bit内部記録に対応していない世代のため、現在の10bit対応機と同じ感覚で大幅な色調整を行う用途には向きません。そこで、撮影時に露出やホワイトバランスを整えたうえで、必要な範囲で色を調整する使い方が適しています。
また、明るい屋外でS-Log2を使い、絞りやシャッター速度を維持したい場合は、レンズに入る光量を減らすNDフィルターが必要になることがあります。
約29分の連続撮影制限と本体温度
α7R IIは、1回の連続動画撮影時間が最大約29分です。さらに、本体内部の温度が上昇すると、保護機能によって約29分より前に撮影が停止する場合もあります。
Sonyのヘルプガイドでは、指定された撮影条件下で環境温度40℃の場合、4Kの連続撮影時間は約22分が目安とされています。実際の撮影可能時間は周囲の温度や撮影前の使用状況によって変わるため、講演や式典などを長時間連続で収録する場合は、別のカメラや収録方法も検討しましょう。
Sony α7R II(ILCE-7RM2)のバッテリー・メディア運用のレビュー

中古でα7R II(ILCE-7RM2)を購入するときは、本体の状態に加えて、バッテリーの劣化やメモリーカードの対応規格も確認しておきたいところです。撮影可能時間や記録方式に影響するため、手持ちの機材と中古品の付属内容をあわせて見ていきます。
NP-FW50:中古では付属本数と状態を確認
静止画の撮影可能枚数は、CIPA基準でファインダー使用時約290枚、液晶モニター使用時約340枚です。また、新品時にはNP-FW50が2個付属していましたが、中古品では販売店や商品ごとに付属内容が異なります。
そのため、旅行やイベントなど長時間の撮影を予定している場合は、付属するバッテリーの本数と劣化状態を購入前に確認しましょう。さらに、α7R IIはUSB給電にも対応しているので、撮影場所や用途によっては外部電源を利用する方法も選べます。
シングルスロットとUHS-I:4Kではカード規格も確認
メモリーカードスロットは1基で、SDHC/SDXCカードはUHS-I対応です。2枚のカードへ同時記録する機能はないため、撮影時にバックアップデータを残したい場合は、デュアルスロット搭載機との違いを把握しておく必要があります。
なお、XAVC S 4Kを100Mbpsで記録する場合は、64GB以上のUHS-I対応SDXCカードかつUHSスピードクラス3が必要です。中古でカメラ本体のみを購入する場合は、手持ちのSDカードがこの条件を満たしているか確認しましょう。
Sony α7R II(ILCE-7RM2)と競合機の比較
Sony α7R II(ILCE-7RM2)を中古で検討する場合は、まず後継のα7R IIIを比較しておきたいところです。どちらも約42.4MPの高画素モデルですが、α7R IIIでは連写やバッテリー、記録機能が強化されています。
さらに、同時代の高解像度機としてCanon EOS 5DS RやNikon D810も比較候補です。この2機種は一眼レフのため、α7R IIとはファインダー方式やボディ内手ブレ補正、動画機能に違いがあります。
まずは、中古で比較候補になりやすい4機種の特徴を整理します。
機種 | 比較ポイント |
|---|---|
有効約42.4MPに5軸ボディ内手ブレ補正と内部4Kを組み合わせたモデル。静止画と動画を1台で撮りたい人の候補。 | |
α7R IIと同じ有効約42.4MPを採用しながら、連写、バッテリー、カードスロットなどを強化した後継機。 | |
有効約50.6MPの高解像度一眼レフ。ローパスフィルター効果をキャンセルし、静止画の細部描写を重視したモデル。 | |
有効約36.3MPの一眼レフ。ISO 64に対応し、風景やスタジオなど低感度を使う静止画撮影が中心の人に検討しやすい。 |
α7R IIIと比べたα7R II
中古でα7R IIを探すなら、特に比較したいのが後継のα7R IIIです。どちらも有効約42.4MPのセンサーを採用していますが、α7R IIIではAF・AE追従の連写速度が最高約10コマ/秒となり、α7R IIの最高約5コマ/秒から高速化しました。
バッテリーもNP-FW50からNP-FZ100へ変更され、CIPA基準の撮影可能枚数はファインダー使用時約530枚、液晶モニター使用時約650枚です。加えて、カードスロットは2基となり、スロット1はUHS-IIに対応しています。
連写やバッテリー持続時間、デュアルスロットを重視するなら、α7R IIIを優先して比較したいところです。これらの機能を必要とせず、カメラ本体の購入費用を抑えてレンズへ予算を回したい場合は、α7R IIも候補に残ります。
Canon EOS 5DS R / Nikon D810と比べたα7R II
Canon EOS 5DS RとNikon D810は光学ファインダーを採用した一眼レフで、撮影中は実像をそのままファインダーで確認できます。対してα7R IIは電子ビューファインダーを採用しており、露出やホワイトバランスを反映した表示を見ながら撮影できる点が大きな違いです。
また、α7R IIは5軸ボディ内手ブレ補正と内部4K記録を搭載しているのが特徴です。一眼レフの光学ファインダーや操作感を重視するならEOS 5DS RやD810、手ブレ補正や4K動画まで1台で扱いたいならα7R IIが候補になります。
EOS 5DS Rは有効約50.6MPで、α7R IIより画素数が多い一方、4K動画やボディ内手ブレ補正には対応していません。D810はISO 64から設定できるため、低感度を使う風景やスタジオ撮影で比較しやすいモデルとなります。
なお、3機種はいずれも発売から年数が経過しています。中古で選ぶ際はスペックだけでなく、本体の状態、使いたいレンズの入手性、交換バッテリーの流通状況も確認しましょう。
α7R IV / α7R V / α7R VIと比べたα7R II
α7Rシリーズはその後、高画素化に加えてAFや動画機能も更新されてきました。Sony α7R IV(ILCE-7RM4)では有効約61MPへ移行し、α7R V(ILCE-7RM5)ではAIプロセッシングユニットによる被写体認識や8K動画記録などが追加されています。
さらに、2026年6月に発売されたα7R VI(ILCE-7RM6)は、静止画時最大約66.8MPの積層型Exmor RS CMOSセンサーとBIONZ XR2を採用。電子シャッター時のHi+では最高約30コマ/秒の連続撮影に対応し、8K/30pや4K/120p動画も記録可能です。
2026年8月31日時点のソニーストア価格は、α7R Vが533,500円(税込)、α7R VIが740,300円(税込)です。対してα7R IIは公式ストアでの販売を終了しているため、新品の現行機とは購入価格に大きな差があります。
高速動体の撮影や被写体認識AF、4K/120pなどの動画機能を必要とするなら、α7R Vやα7R VIまで候補に入ります。ただし、風景、建築、商品、ポートレートなど静止画が中心で42.4MPあれば十分なら、まずα7R IIとα7R IIIの中古価格を比較し、レンズに使える予算も含めて選ぶ方法が分かりやすいでしょう。
Sony α7R II(ILCE-7RM2)のレビュー比較まとめ
Sony α7R II(ILCE-7RM2)は、有効約42.4MPの裏面照射型フルサイズセンサー、5軸ボディ内手ブレ補正、内部4K記録を備えた高解像度ミラーレスです。風景や建築、商品撮影では細部を残しやすく、APS-Cクロップ時も約18MPを確保できます。さらに、Super 35mm 4Kでは画素加算のない全画素読み出しに対応しており、固定撮影や細部を重視する映像にも活用可能です。ただし、NP-FW50の撮影可能枚数、UHS-I対応のシングルスロット、旧世代のメニューやレスポンス、動画の約29分制限などは、購入前の確認項目として挙げられます。加えて、Super 35mm 4Kではローリングシャッターが目立つ場面もあるため、高速で動く被写体や大きなカメラワークを多用する動画撮影では注意が必要になります。2026年のα7Rシリーズにはα7R VIがあり、AFや連写、動画、操作性は大きく進化しています。それでも、風景・建築・商品・ポートレートなど静止画を中心に撮り、高速連写や最新の被写体認識AFを最優先しないなら、α7R IIは中古で高画素フルサイズを導入する候補のひとつです。購入時はα7R IIIの中古価格も比較し、予算と必要な機能のバランスから選ぶと判断しやすいでしょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
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