
RF 85mm F2 マクロ IS STMのレビュー比較まとめ ポートレート兼クローズアップ向けの中望遠単焦点







CanonのRF 85mm F2 マクロ IS STMは、ポートレートに使いやすい85mmの焦点距離に、最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロと手ブレ補正を組み合わせた中望遠単焦点レンズです。人物撮影だけでなく、花や料理、小物などにも近づいて撮影できるため、1本で幅広い用途に対応できます。開放F2から高い解像力を得やすく、自然なボケを楽しめる点も魅力です。一方、AF速度や駆動音、防塵・防滴に配慮した設計ではない点は、注意が必要です。この記事では、複数メディアの実機レビューをもとに画質やAF、マクロ性能、手ブレ補正などを確認し、競合レンズとの違いもあわせて解説します。
この記事のサマリー

85mm F2と最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロを組み合わせ、人物から花・料理・小物まで1本で撮影しやすい。

開放F2から高い解像力を得やすく、手ブレ補正も強力。一方、AF駆動音や近接撮影時のAF速度、防塵・防滴に配慮した設計ではない点には注意が必要。

ボケは自然でなめらか。F1.2クラスほど大きくはぼけないが、ポートレートで背景をすっきり見せやすい。

フォーカスリミッターを使えばAFの動作範囲を制限でき、ポートレートや近接撮影で合焦までの時間を短縮しやすい。

大きなボケを重視するならRF85mm F1.2 L USM、本格的なマクロ撮影ならRF100mm F2.8 L MACRO IS USM、価格を抑えるならEF85mm F1.8 USMが比較候補。
RF 85mm F2 マクロ IS STMのレビュー要点

RF 85mm F2 マクロ IS STMは、ポートレートを中心に、料理や花、小物などの近接撮影も楽しみたい人に向いています。約500gと持ち運びやすく、レンズ内手ブレ補正を搭載しているため、手持ち撮影にも対応しやすいのが特徴です。
一方、AFは高速な動体撮影を重視したレンズではなく、駆動音が気になる場面もあります。また、防塵・防滴に配慮した設計ではないため、雨天など厳しい環境での撮影が多い人は注意が必要です。人物と近接撮影を1本でこなせる使いやすさを重視する人に適したレンズといえるでしょう。
おすすめな人
RF 85mm F2 マクロ IS STMは、人物撮影を中心にしながら、花や料理、小物なども1本のレンズで撮りたい人に向いています。85mmの中望遠らしく背景をぼかしやすく、最短撮影距離0.35m・最大撮影倍率0.5倍まで寄れるため、ポートレートからテーブルフォトまで幅広く対応できます。
また、レンズ内手ブレ補正を搭載しているため、夕方や室内など光量の少ない場面でも手持ち撮影をしやすいのが特徴です。旅行先で人物と料理を撮り分けたい人や、結婚式でポートレートに加えて指輪やブーケなどの小物も撮影したい人に適しています。
不向きな人
背景を大きくぼかしたポートレート表現を最優先する人には、開放F2では物足りなく感じる場合があります。特に被写体と背景の距離を十分に取れない室内では、F1.2〜F1.4の大口径レンズのほうが背景を大きくぼかしやすく、被写体をより際立たせやすいでしょう。
また、静かな環境で動画を撮影する人はAFの駆動音に注意が必要です。防塵・防滴に配慮した設計ではないため、雨天や砂埃の多い場所で頻繁に撮影する人にも向きません。さらに、最大撮影倍率は0.5倍なので、昆虫やジュエリーなどを等倍(1:1)以上で大きく写したい人には倍率が足りないでしょう。本格的なマクロ撮影を重視するなら、最大撮影倍率1.4倍に対応するRF100mm F2.8 L MACRO IS USMのほうが適しています。
要素別レビュー早見表
要素 | 評価まとめ |
|---|---|
解像力 | 開放F2から高い解像力を得やすく、細かな部分まで描写しやすい。絞ることで周辺部まで安定した画質を得やすい。 |
ボケ味 | F2でも背景をぼかしやすく、自然でなめらかなボケを得やすい。F1.2クラスと比べるとボケ量は小さい。 |
マクロ(近接) | 最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロに対応。料理・花・小物などの撮影には使いやすいが、等倍以上の本格的なマクロ撮影には向かない。 |
手ブレ補正(IS) | レンズ単体で最大5段分の光学式手ブレ補正に対応。暗所や近接撮影で手ブレを抑えやすい。ただし、被写体の動きによるブレは防げない。 |
AF速度 | ポートレートなど通常の撮影距離では使いやすいが、近接撮影では合焦まで時間がかかる場合がある。フォーカスリミッターを使うことでAFの移動範囲を制限できる。 |
AF駆動音 | AF作動時の駆動音が聞こえる場合がある。静かな場所で動画を撮影し、カメラの内蔵マイクで収録する場合は注意が必要。 |
逆光耐性 | 強い逆光ではフレアやゴーストが発生する場合がある。屋外で逆光撮影が多い場合は、別売のレンズフード「ET-77」の使用も検討したい。 |
携帯性・重量 | 質量は約500g。RF85mm F1.2 L USMなどの大口径85mmレンズより軽く、持ち運びやすい。 |
防塵・防滴 | 防塵・防滴に配慮した設計ではない。雨天や砂埃の多い場所などで撮影する場合は注意が必要。 |
RF 85mm F2 マクロ IS STMの基本情報
RF 85mm F2 マクロ IS STMは、EOS Rシリーズで使用できるRFマウントの中望遠単焦点レンズです。85mmの焦点距離と開放F2の明るさに加え、最短撮影距離0.35m・最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロに対応しているため、ポートレートだけでなく花や料理、小物などの近接撮影にも使えます。光学式手ブレ補正は最大5段分で、対応ボディではボディ内手ブレ補正との協調制御にも対応します。
主なスペック要点
項目 | 値 |
|---|---|
マウント | キヤノンRF |
焦点距離 | 85mm |
開放F値 | F2 |
最小絞り | F29 |
最短撮影距離 | 0.35m |
最大撮影倍率 | 0.5倍(1:2) |
手ブレ補正 | 光学式IS最大5.0段(※) |
絞り羽根 | 9枚(円形絞り) |
フィルター径 | 67mm |
質量 | 約500g |
(※)ボディ内手ブレ補正搭載機との協調時は最大8.0段の補正効果が案内されています(効果はボディや撮影条件により異なります)。
RF 85mm F2 マクロ IS STMの販売状況と価格
RF 85mm F2 MACRO IS STMは、2026年8月27日現在でもキヤノンの現行RFレンズとして販売されています。キヤノンオンラインショップでの通常価格は100,100円(税込)ですが、現在は入荷待ちで、納期は約1.5か月と案内されています。
RF 85mm F2 マクロ IS STMのデザインと操作性のレビュー

RF 85mm F2 マクロ IS STMは、約500gの重量に手ブレ補正やフォーカスリミッターを備えた中望遠単焦点レンズです。RF85mm F1.2 L USMなどの大口径85mmレンズより軽く、ポートレートや旅行でも持ち運びやすいサイズに収まっています。
また、鏡筒にはAF/MF切り替えや手ブレ補正、フォーカスリミッターのスイッチを備えており、撮影内容に合わせて設定を変更できます。なお、近距離へピントを合わせると鏡筒が前方へ伸びるため、クローズアップ撮影では被写体との距離に注意が必要です。
500gで持ち運びやすい中望遠レンズ
RF 85mm F2 マクロ IS STMの質量は約500gで、ポートレート撮影や旅行でも持ち運びやすい重さに収まっています。The-Digital-Pictureでは、本レンズの重量やサイズに加えて、フォーカシングによって鏡筒が伸びる構造についても紹介されています。近距離にピントを合わせるほど鏡筒が前方へ伸びるため、最短撮影距離付近で小物を撮影する場合は、レンズ先端と被写体との距離に注意が必要です。
通常のポートレート撮影では大きな問題になりにくい構造ですが、被写体の近くにリングライトや小型ライトを設置してクローズアップ撮影をする場合は、鏡筒が伸びるスペースも確保しておくと撮影しやすいでしょう。
コントロールリングとフォーカスリミッター
RF 85mm F2 マクロ IS STMは、コントロールリングに露出補正やISO感度などを割り当てることができ、撮影中の設定変更を素早く行えます。
また、フォーカスリミッターを使うと、AFが動く範囲を制限できます。ポートレート撮影では「0.5m〜∞」に設定することで、近距離までピントを探しにいく動作を減らし、合焦までの時間を短くしやすくなります。反対に、近接撮影では撮影距離に合わせて範囲を切り替えることで、AFを使いやすくできます。
RF 85mm F2 マクロ IS STMの画質レビュー
RF 85mm F2 マクロ IS STMは、近接撮影の使いやすさに加えて、単焦点レンズらしい高い描写力も特徴です。開放F2から十分な解像力を得やすく、ボケも自然なため、ポートレートだけでなく商品撮影やスナップにも使いやすいでしょう。一方、レンズ補正を適用しない状態では中程度の糸巻き型歪曲が見られます。RAWで現像する場合は、必要に応じて使用するソフトのレンズ補正を利用するとよいでしょう。
開放F2から高い解像力を発揮
DXOMARKでは、RF 85mm F2 マクロ IS STMについて、すべての絞り値で高いシャープネスを記録した点を評価しています。開放F2から中央部を中心に高い解像力を得やすく、少し絞ることで周辺部や四隅も改善します。
開放F2から十分な解像力が得られるため、背景をぼかしたい場面では無理に絞る必要がありません。一方、F2.8〜F4へ絞ることで周辺部まで安定した描写を得やすくなります。ポートレートではF2を積極的に使い、商品撮影など画面全体の解像力を重視する場合は少し絞るなど、撮影目的に合わせて調整しやすいでしょう。
自然なボケと補正しやすい歪曲収差
RF 85mm F2 マクロ IS STMは、背景を自然にぼかしやすく、ポートレートや近接撮影で使いやすい描写が特徴のレンズです。Admiring Lightでは、ボケは全体的になめらかで、点光源にも目立った縁取りが出にくいと評価しています。一方、複雑な背景ではわずかに落ち着かない描写になる場合があるとも指摘されています。
歪曲収差については、補正を適用しない状態では中程度の糸巻き型歪曲が見られます。ただし、Admiring Lightではソフトウェア補正後も良好なシャープネスを維持すると評価されています。人物や小物撮影では大きな問題になりにくいものの、建築物など直線を正確に写したい場合は、カメラ内補正やRAW現像時のレンズ補正を利用するとよいでしょう。
RF 85mm F2 マクロ IS STMのマクロ性能(0.5倍)レビュー

via:Fstoppers(作例)
レンズ名に「マクロ」とありますが、RF 85mm F2 マクロ IS STMの最大撮影倍率は0.5倍で、等倍(1:1)ではありません。ただし花や料理、小物などを大きく写す日常的なクローズアップ撮影には十分使いやすく、85mmの中望遠らしく背景もぼかしやすいのが特徴です。
被写体に近づいて撮影しても広角レンズのように周囲が大きく写り込みにくいため、主役を目立たせた構図を作りやすいでしょう。ポートレートだけでなく、身近な被写体を大きく写したい場面でも使いやすいレンズです。
0.5倍マクロは料理・花・小物の撮影に使いやすい
最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロは、料理や花、小物などを大きく写したい場面に向いています。料理では皿全体を写すだけでなく、主菜や盛り付けの一部に寄って質感を見せることもできます。花や雑貨でも、細かな部分を大きく写しながら背景をぼかしやすいのが特徴です。
また、85mmの焦点距離は、被写体に極端に近づかなくてもクローズアップ撮影がしやすいため、撮影時に自分やカメラの影が入りにくいという利点があります。テーブル上に小型ライトやミニ三脚を置くスペースも確保しやすく、手持ち撮影だけでなく簡単な物撮りにも使いやすいでしょう。
なお、昆虫の目やジュエリーの細部などを画面いっぱいに大きく写したい用途では、倍率が足りない場合があります。等倍以上の撮影を重視する場合は、より高い撮影倍率に対応したマクロレンズを選びましょう。
RF 85mm F2 マクロ IS STMの手ブレ補正(IS)レビュー
RF 85mm F2 マクロ IS STMは、レンズ内に光学式手ブレ補正(IS)を搭載しており、最大5段分の補正効果に対応しています。85mmの中望遠では手持ち撮影時のブレが目立ちやすいため、室内や夕方などシャッタースピードが遅くなりやすい場面で役立ちます。
さらに、近接撮影時に発生しやすい角度ブレとシフトブレ(カメラが上下左右に平行移動するブレ)の両方を補正する「ハイブリッドIS」も搭載しています。ポートレートだけでなく、花や小物などを手持ちでクローズアップ撮影するときにも手ブレを抑えやすいのが特徴です。
暗所ポートレートでも手持ち撮影をしやすい
室内や夕方など光量の少ない場面では、手ブレ補正を利用することでシャッタースピードを遅くしても手ブレを抑えやすくなります。そのため、必要以上にISO感度を上げずに撮影できる場面が増えるのがメリットです。ただし、手ブレ補正では人物の動きによる被写体ブレは防げないため、被写体が動く場合は十分なシャッタースピードを確保する必要があります。
CameraLabsでは、レンズ単体で最大5段分の手ブレ補正に対応し、ボディ内手ブレ補正(IBIS)を搭載した対応カメラとの協調制御では最大8段分の補正効果が得られると紹介しています。手持ちでのポートレートや暗所撮影では有利ですが、実際の補正効果は撮影条件や構え方によって変わるため、最大8段分の効果が常に得られるわけではありません。
近接撮影で役立つHybrid IS
マクロ撮影のように被写体へ近づくほど、通常の角度ブレに加えて、カメラが上下左右へ平行に動く「シフトブレ」の影響も大きくなります。RF 85mm F2 マクロ IS STMはHybrid ISを搭載しており、こうした近接撮影時のブレも補正できるのが特徴です。
Imaging Resourceでは、光学式手ブレ補正によって最大5段分の補正効果が得られ、低照度での撮影や動画撮影で役立つと紹介しています。さらに、Hybrid ISによってマクロ撮影で影響が大きくなるシフトブレにも対応するため、花や小物などを手持ちで撮影しやすい点も特徴として挙げています。
RF 85mm F2 マクロ IS STMのAF性能レビュー(静止画)

via:The Photography Enthusiast(作例)
RF 85mm F2 マクロ IS STMはSTM(ステッピングモーター)でAFを駆動します。人物撮影など通常の撮影距離ではピントを合わせやすい一方、最短撮影距離付近ではピントの移動量が大きくなるため、合焦までに時間がかかったり、ピント位置を探す動作が発生したりする場合があります。また、AF作動時の駆動音も、静かな環境での動画撮影では注意したいポイントです。
ポートレート撮影ではフォーカスリミッターでAFの範囲を制限すると、近距離までピントを探す動作を減らせます。近接撮影では撮影距離に合わせてフォーカス範囲を切り替えることで、AFをより使いやすくできます。
通常のポートレートでは使いやすいが、近接ではAF速度に注意
人物撮影では、対応するEOS Rシリーズの瞳検出AFと組み合わせることで、被写体の瞳にピントを合わせやすくなります。一方、最短撮影距離に近い場面や、遠距離から近距離へ大きくピント位置を移動する場合は、合焦までに時間がかかることがあります。
特に近接撮影ではピントを動かす範囲が広くなるため、通常のポートレート撮影よりAF速度が遅く感じられる場合があります。人物や日常のスナップが中心であれば使いやすいものの、素早いピント移動を繰り返す撮影では、フォーカスリミッターを活用するとよいでしょう。
AFリミッターを使うと合焦までの時間を短縮しやすい
RF 85mm F2 マクロ IS STMは、撮影距離に応じてAFの動作範囲を制限できるフォーカスリミッターを搭載しています。ポートレート中心なら「0.5m〜∞」に設定することで、近距離までピントを探す動作を減らし、合焦までの時間を短縮しやすくなります。
一方、料理や小物などの近接撮影では「0.35〜0.5m」に設定すると、AFが近距離の範囲だけで動くため、ピント合わせが安定しやすくなります。撮影する被写体に合わせてフォーカス範囲を切り替えることで、このレンズのAFをより効率よく使えるでしょう。
RF 85mm F2 マクロ IS STMの動画運用レビュー
85mmは動画撮影では画角が狭いため、インタビューのバストアップや商品紹介など、被写体を大きく見せたい場面に向いています。RF 85mm F2 マクロ IS STMはレンズ内手ブレ補正を搭載しているため、手持ち撮影でも映像を安定させやすいのが特徴です。
一方、静かな室内でカメラの内蔵マイクを使う場合には、AF作動時の駆動音が収録されてしまう可能性があります。
手ブレ補正により手持ち動画でも使いやすい
RF 85mm F2 マクロ IS STMはレンズ内手ブレ補正を搭載しているため、インタビューや商品紹介など、カメラ位置を大きく動かさない動画では手持ちでも映像を安定させやすいのが特徴です。一方、85mmは画角が狭く、わずかな揺れも映像に出やすいため、歩き撮りや大きく動く撮影では三脚や一脚、ジンバルを使うほうが安定します。
AF駆動音は動画撮影時に注意
RF 85mm F2 マクロ IS STMはSTM駆動を採用していますが、AF作動時の音が完全に無音というわけではありません。静かな室内でカメラの内蔵マイクを使う場合は、ピント合わせの音が収録される可能性があります。AF駆動音についてはレビューによって評価が分かれています。たとえばThe Photography Enthusiastでは、AF駆動音は静粛性を重視する動画撮影では注意したい点として触れられています。
音声を重視する場合は、被写体にワイヤレスマイクを付ける、外部マイクをレンズから離して設置する、必要に応じてMF(マニュアルフォーカス)を使うなどの対策が有効です。
RF 85mm F2 マクロ IS STMと競合レンズの比較

via:Fstoppers(作例)
RF 85mm F2 マクロ IS STMを検討する場合は、ポートレート性能・マクロ性能・価格のどれを重視するかで比較すると選びやすくなります。本レンズは、85mm F2の明るさに最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロとレンズ内手ブレ補正を組み合わせており、人物から花、料理、小物まで1本で撮影しやすいのが特徴です。
一方、より大きなボケや高い耐候性を重視するなら大口径のLレンズ、本格的なマクロ撮影を重視するなら等倍以上に対応するマクロレンズが候補になります。また、価格を抑えたい場合は、マウントアダプターを使ってEFレンズを選ぶ方法もあります。
レンズ名 | 立ち位置 | 向いている人 |
|---|---|---|
RF 85mm F2 MACRO IS STM | ポートレートと近接撮影を両立する85mm | 人物に加えて、花・料理・小物なども1本で撮影したい人 |
RF85mm F1.4 L VCM | F1.4の明るさを備えた大口径Lレンズ | より大きなボケや防塵・防滴に配慮した設計、静止画・動画の使いやすさを重視する人 |
RF85mm F1.2 L USM | F1.2の大きなボケを重視したLレンズ | サイズや価格よりも、ポートレートで背景を大きくぼかすことを優先したい人 |
RF100mm F2.8 L MACRO IS USM | 最大撮影倍率1.4倍に対応する本格マクロ | 花・昆虫・ジュエリー・商品などを大きく写すマクロ撮影を重視する人 |
EF85mm F1.8 USM(マウントアダプター運用) | 生産終了・中古で選びやすいEFマウントの85mm | マウントアダプターの使用を前提に、予算を抑えて85mm単焦点を使いたい人 |
RF85mm F1.2 L USM DS | ボケのなめらかさを重視したF1.2レンズ | DS(Defocus Smoothing)コーティングによる、よりなめらかなボケ表現を重視する人 |
EF100mm F2.8L マクロ IS USM(マウントアダプター運用) | 等倍撮影に対応するEFマウントのマクロ | EFレンズをすでに使用している人や、中古で等倍マクロを探している人 |
RF85mm F1.4 L VCM:F1.4の明るさと動画性能を重視する人向け
RF85mm F1.4 L VCMは、85mmの焦点距離とF1.4の明るさを備えたLレンズです。RF 85mm F2 MACRO IS STMより開放F値が明るいため、背景を大きくぼかしやすく、暗い場所でもシャッタースピードを確保しやすいのが特徴です。また、防塵・防滴に配慮した設計を採用し、絞りリングも備えているため、静止画だけでなく動画撮影にも対応しやすくなっています。
一方、最大撮影倍率は0.12倍で、レンズ内手ブレ補正は搭載していません。花や料理、小物などの近接撮影と手ブレ補正を重視するならRF 85mm F2 MACRO IS STM、ポートレートでのボケ量やF1.4の明るさ、動画撮影時の操作性を重視するならRF85mm F1.4 L VCMが適しています。
RF85mm F1.2 L USM:大きなボケを重視する人向け
RF85mm F1.2 L USMは、85mmの焦点距離と開放F1.2の明るさを備えた大口径Lレンズです。RF 85mm F2 MACRO IS STMより背景を大きくぼかしやすく、被写体をはっきり際立たせたポートレートを撮りたい人に向いています。
一方、RF85mm F1.2 L USMはサイズ・重量ともに大きく、近接撮影性能もRF 85mm F2 MACRO IS STMほど高くありません。ポートレートでボケ量を最優先するならRF85mm F1.2 L USM、花や料理、小物にも寄って撮影したいならRF 85mm F2 MACRO IS STMのほうが使いやすいでしょう。
RF100mm F2.8 L MACRO IS USM:本格的なマクロ撮影を重視する人向け
RF100mm F2.8 L MACRO IS USMは、最大撮影倍率1.4倍に対応するRFマウントのマクロレンズです。一般的な等倍(1.0倍)を超えて被写体を大きく写せるため、花や昆虫、ジュエリー、商品などの細部をしっかり見せたい撮影に向いています。
一方、RF 85mm F2 MACRO IS STMの最大撮影倍率は0.5倍で、料理や花、小物などの日常的なクローズアップ撮影に使いやすい仕様です。人物撮影と近接撮影を1本でこなしたいならRF 85mm F2 MACRO IS STM、等倍以上の本格的なマクロ撮影を重視するならRF100mm F2.8 L MACRO IS USMが適しています。
EF85mm F1.8 USM:価格を抑えて85mmを使いたい人向け
EF85mm F1.8 USMは、EFマウント用の85mm単焦点レンズです。EF85mm F1.8 USMはすでに生産を終了しているため、現在は中古での購入が中心です。RFマウントのカメラで使用する場合はマウントアダプターが必要ですが、予算を抑えて85mmの画角を試したい人には候補になります。開放F1.8と明るく、背景をぼかしたポートレートにも使いやすいレンズです。
一方、レンズ内手ブレ補正は搭載しておらず、最大撮影倍率もRF 85mm F2 MACRO IS STMより低いため、近接撮影には向きません。価格を重視するならEF85mm F1.8 USM、手ブレ補正や0.5倍マクロを含めた使いやすさを重視するならRF 85mm F2 MACRO IS STMが適しています。
RF85mm F1.2 L USM DS:ボケのなめらかさを重視する人向け
RF85mm F1.2 L USM DSは、RF85mm F1.2 L USMをベースに、DS(Defocus Smoothing)コーティングを採用した85mm単焦点レンズです。ボケの輪郭をやわらかく見せやすく、背景をよりなめらかにぼかしたポートレートを撮りたい人に向いています。
一方、RF 85mm F2 MACRO IS STMのような0.5倍マクロやレンズ内手ブレ補正は備えていません。近接撮影や使いやすさを重視するならRF 85mm F2 MACRO IS STM、背景のボケ表現を最優先するならRF85mm F1.2 L USM DSが適しています。
EF100mm F2.8L マクロ IS USM:中古で等倍マクロを選びたい人向け
EF100mm F2.8L マクロ IS USMは、最大撮影倍率1.0倍の等倍撮影に対応するEFマウントのマクロレンズです。すでに生産・販売を終了しているため、現在は中古での購入が中心となります。RFマウントのカメラで使用する場合はマウントアダプターが必要ですが、中古で本格的なマクロレンズを探している人には候補になります。RF 85mm F2 MACRO IS STMの最大撮影倍率0.5倍より被写体を大きく写せるため、花や小物、商品撮影などで細部をしっかり見せたい場合に向いています。
一方、RF 85mm F2 MACRO IS STMはアダプター不要で使え、ポートレートと近接撮影を1本でこなしやすいのが特徴です。中古価格と等倍撮影を重視するならEF100mm F2.8L マクロ IS USM、日常的な使いやすさや人物撮影との両立を重視するならRF 85mm F2 MACRO IS STMが適しています。
RF 85mm F2 マクロ IS STMのレビュー比較まとめ
CanonのRF 85mm F2 マクロ IS STMは、85mmの中望遠画角に最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロとレンズ内手ブレ補正を組み合わせた、幅広い撮影に対応できる単焦点レンズです。開放F2から高い解像力を得やすく、ポートレートに加えて花や料理、小物などの近接撮影にも使えます。
一方、AF速度は高速な動体撮影向けとはいえず、静かな環境ではAF駆動音にも注意が必要です。また、防塵・防滴に配慮した設計ではありません。人物撮影と日常的なクローズアップ撮影を1本でこなしたい人にはRF 85mm F2 マクロ IS STMが適しています。より大きなボケを重視するならRF85mm F1.2 L USM、等倍以上の本格的なマクロ撮影を重視するならRF100mm F2.8 L MACRO IS USMを選ぶとよいでしょう。
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