
【2026年版】Canon RF100-300mm F2.8 L IS USMのレビュー比較まとめ|スポーツ撮影での実力と競合レンズを解説







Canon RF100-300mm F2.8 L IS USMは、100〜300mmのズーム全域で開放F2.8を維持する大口径望遠ズームです。キヤノンは単焦点Lレンズに匹敵する高画質を掲げ、2基のナノUSMによる高速AFや光学式ISなど、スポーツ・報道・野生動物の撮影を想定した機能を備えています。ただし、約2.59kgの重量と大型の鏡筒を持つため、携帯性も含めて検討したいレンズです。この記事では、画質やAF、手ブレ補正、操作性を詳しく紹介し、RFエクステンダー装着時の使い方や、RF70-200mm F2.8 L IS USM Z、RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMなどとの違いも比較します。
この記事のサマリー

100〜300mmのズーム全域でF2.8を維持し、屋内競技や夕方など光量が少ない場面でもシャッタースピードを確保しやすい

キヤノンが単焦点Lレンズに匹敵する高画質を掲げ、海外レビューでもズーム全域のシャープネスが高く評価されている

2基のナノUSMによるAFとインナーズームを採用し、被写体との距離が変わるスポーツや野生動物の撮影に対応しやすい

RF1.4x装着時は140-420mm F4、RF2x装着時は200-600mm F5.6となり、必要に応じて焦点距離を延長できる

約2590g、112mmフィルター径、1,549,900円(税込)という大型・高価格帯のレンズで、RF70-200mm F2.8 L IS USM Zなどとの用途の違いを見比べて選びたい
Canon RF100-300mm F2.8 L IS USMのレビュー要点

Canon RF100-300mm F2.8 L IS USMは、70-200mmでは望遠側が足りず、300mm単焦点では構図を変えにくい撮影で検討しやすい望遠ズームです。ここでは、向いている撮影スタイルと、重量・近接性能から見た注意点を整理します。
おすすめな人
スポーツや報道などで、70-200mmでは望遠側が足りず、300mmまでF2.8を維持したい人に向いています。特に、撮影位置を自由に動かしにくく、被写体との距離が変わる場面を1本でカバーしたい場合に検討しやすいでしょう。
さらに、屋内競技や夕方など、光量が少ない環境を撮る機会が多い人にも候補です。開放F値が暗い望遠ズームと同じシャッタースピードで撮影する場合は、F2.8のぶんISO感度を低く設定できる余地があります。
不向きな人
旅行や家族イベント、日常撮影など、長時間歩きながら撮ることが多い人には、約2590gの質量が負担になりやすいレンズです。カメラ本体や予備バッテリーまで加えると、機材一式はさらに重くなります。徒歩移動を優先するなら、より軽い望遠ズームも比較しておきたいところです。
また、花や小物を大きく写す近接撮影を重視する用途とは性格が異なります。最短撮影距離はズーム全域で1.8m、最大撮影倍率は100mm時0.06倍、300mm時0.16倍なので、小さな被写体を画面いっぱいに写したい場合は最大撮影倍率の高いレンズも候補に入れるとよいでしょう。
Canon RF100-300mm F2.8 L IS USMの基本情報

Canon RF100-300mm F2.8 L IS USMは、キヤノンRFマウントに対応するフルサイズ用Lレンズです。2023年5月下旬に発売された大口径望遠ズームで、キヤノンは100〜300mmをF2.8でカバーするフラッグシップズームレンズと位置づけています。
主なスペック要点
焦点距離や重量だけでなく、最短撮影距離や手ブレ補正の性能も購入前に確認しておきたい項目です。主要な仕様を以下にまとめました。
項目 | 値 |
|---|---|
対応マウント | キヤノンRFマウント |
焦点距離 | 100〜300mm |
開放F値 | F2.8(ズーム全域) |
最小絞り | F22 |
レンズ構成 | 18群23枚 |
特殊レンズ | 蛍石1枚、UDレンズ4枚、ガラスモールド非球面レンズ1枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
最短撮影距離 | 1.8m |
最大撮影倍率 | 0.06倍(100mm時)、0.16倍(300mm時) |
手ブレ補正 | 最大5.5段(300mm・EOS R使用時)、協調制御最大6.0段(300mm・EOS R3使用時) |
フィルター径 | 112mm |
最大径×長さ | 約φ128mm×323.4mm |
質量 | 約2590g |
価格 | 1,549,900円(税込) |
※価格は、2026年8月16日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
価格帯から考える購入前の確認項目
本体価格だけでなく、撮影スタイルによって追加で必要になる機材も確認しておきましょう。たとえば、112mm径のフィルターを新たに購入する場合や、一脚・雲台を大型望遠レンズに対応した製品へ変更する場合は、その費用も予算に含める必要があります。
また、購入目的も整理しておきたいところです。スポーツや野生動物を継続的に撮影し、300mm F2.8の明るさを使う機会が多い人であれば、プロに限らずハイアマチュアにも候補となります。反対に、300mm域を使う頻度が低い場合は、より軽量な望遠ズームとの比較も行うと選びやすいでしょう。
Canon RF100-300mm F2.8 L IS USMのデザインと操作性のレビュー

Canon RF100-300mm F2.8 L IS USMは、ズーム操作で鏡筒が伸びないインナーズームを採用しています。さらに、レンズファンクションボタンやフォーカスプリセット、三脚座など、大型望遠レンズを撮影現場で扱うための操作系も装備。ここでは、ズーム操作や各ボタン、フィルター周りの使い勝手を見ていきます。
インナーズームと操作部の特徴
100mmから300mmまでズームしても鏡筒の全長が変わらないため、三脚や一脚に載せた状態で画角を変更してもレンズ前端の位置は一定です。スポーツのサイドラインや撮影機材が並ぶ場所でも、周囲の機材との間隔を保ちながらズーム操作を行えます。
また、鏡筒には4つのレンズファンクションボタンを配置。カメラ側の設定によって機能を割り当てられるほか、レンズファンクション/フォーカスプリセットボタンを使えば、あらかじめ登録したピント位置を呼び出せます。たとえば、ゴール付近や決まった位置に被写体が繰り返し現れる撮影では、操作の手順を減らせるでしょう。
さらに、レンズ本体にはストラップ取り付け部を装備。大型望遠レンズを携行する際はレンズ側の取り付け部を使うことで、カメラボディーのレンズマウントだけに荷重が集中するのを避けやすくなります。
112mmフィルターと三脚座の使い方
フィルター径は112mmで、70-200mm F2.8クラスに多い82mmより大径です。そのため、手持ちの保護フィルターやNDフィルターを流用できない場合があり、購入前に対応径を確認しておく必要があります。
なお、本レンズはドロップイン式ではなく、レンズ前面へ112mm径のねじ込み式フィルターを装着します。また、三脚や一脚を使う場合はレンズ側の三脚座を支点にするため、雲台は耐荷重だけでなく、望遠レンズを上下左右へ振ったときの滑らかさも確認して選ぶとよいでしょう。
Canon RF100-300mm F2.8 L IS USMの画質評価(解像・収差・逆光)

Canon RF100-300mm F2.8 L IS USMは、絞り開放からズーム全域での描写性能を重視した光学設計を採用しています。ここでは、解像力に加えて、色収差や逆光時の描写について確認していきましょう。
解像力:開放F2.8でも周辺まで高い評価
スポーツや野生動物の撮影では、動く被写体が画面の端に移動することもあります。そのため、中央だけでなく周辺まで細部を描写できるかどうかも、動体撮影では確認したいポイントです。
Digital Camera Worldのラボテストでは、100〜300mmのズーム全域で高いシャープネスを記録し、開放F2.8でも中央から画面周辺まで高水準を維持したと評価しています。絞り開放を使う機会が多いスポーツや屋内撮影では、参考になるテスト結果でしょう。
もっとも、遠距離の被写体ではレンズ以外の条件も画質を左右します。たとえば晴れた日の競技場や地面付近では陽炎によって被写体の輪郭が揺らぐこともあるため、遠景の細部がぼんやり見えたときは、撮影距離や大気の状態も含めて判断するとよいでしょう。
色収差・逆光:収差とフレアを抑える光学設計
色収差の補正には蛍石と4枚のUDレンズを採用しています。特に望遠レンズでは、明暗差の大きい輪郭に色づきが現れることがありますが、本レンズではこうした収差を抑えることを意識した構成です。
さらに、キヤノンはASC(Air Sphere Coating)を3枚のレンズ面に採用し、レンズ内部の反射を抑える設計としています。逆光時に発生しやすいフレアやゴーストを抑えるための処理で、太陽やスポーツ会場の照明が画面内に入る場面にも配慮した構成です。
なお、コーティングが施されていても、強い光源の位置によってフレアやゴーストの出方は変化します。コントラストを保ちたい場合は付属フードを使用し、必要に応じて撮影位置やレンズの向きを調整するとよいでしょう。
Canon RF100-300mm F2.8 L IS USMのボケ味と背景描写のレビュー

Canon RF100-300mm F2.8 L IS USMでは、焦点距離・撮影距離・背景までの距離によってボケの見え方が変わるため、ここではズーム全域F2.8での背景描写と人物撮影に必要な距離を整理します。
ズーム全域F2.8で背景を大きくぼかせる
ボケの大きさや形はF値だけで決まるものではなく、焦点距離、被写体までの距離、背景までの距離によって変化し、たとえば300mm F2.8でも背景が被写体のすぐ後ろにある場合と十分に離れている場合ではボケ方が異なります。
また、点光源や細かな枝、金網などが背景に入ると、ボケの輪郭や重なりが目につくこともあります。本レンズは9枚の絞り羽根を採用しているため、背景の形や距離も見ながら撮影位置を決めるとよいでしょう。
なお、望遠撮影で見られる「圧縮感」は、焦点距離だけによって生まれるものではありません。同じ大きさで被写体を写すために撮影者が後方へ移動すると、被写体と背景の距離差が画面上で小さく見え、背景が近づいたような印象になります。
ポートレート・家族撮影では撮影距離を確認
人物撮影では、望遠域とF2.8を組み合わせることで、背景をぼかして人物を目立たせたポートレートを撮影できます。特に公園や海辺など、被写体から十分な距離を取れる場所では100〜300mmの焦点距離を使い分けやすいでしょう。
ただし、室内や狭い場所では100mmから始まる画角が狭く感じられることがあります。さらに、最短撮影距離がズーム全域で1.8mなので、被写体へ近づいて撮る用途では構図に制約が出やすいレンズです。
Helen Bartlett Photographyでは、このレンズを家族撮影で使用した作例を掲載し、F2.8のボケや画質を高く評価。一方で、大きさや重量、公共の場所で目立ちやすい点にも触れています。持ち歩きやすさよりも、望遠域の画角とF2.8の描写を重視する撮影で検討しやすいレンズといえるでしょう。
Canon RF100-300mm F2.8 L IS USMのAF性能と手ブレ補正(IS)

Canon RF100-300mm F2.8 L IS USMでは、AFと光学式ISがそれぞれ異なる役割を担います。ここでは、動体追従に関わるAFの仕組みと、手ブレ補正の役割・モードを分けて確認していきましょう。
デュアルナノUSMと動体撮影
本レンズは2基のナノUSMと電子式フローティングフォーカス制御を採用し、フローティングレンズとフォーカスレンズを駆動する構成です。キヤノンは、無限遠から最短撮影距離まで高い画質を保ちながら、高速AFにも対応する設計としています。
さらに、EOS RシリーズのデュアルピクセルCMOS AFと連携し、静止画では高速・高精度なAFに対応。スポーツや動物など動きのある被写体では、被写体検出やサーボAFと組み合わせて追従撮影を行えます。
ただし、実際の追従性能はレンズだけで決まるものではありません。カメラのAF性能に加えて、AFエリアや被写体検出、サーボAFの設定、被写体の速度や移動方向によっても結果が変化します。そのため、撮影する競技や被写体に合わせてカメラ側のAF設定も調整するとよいでしょう。
ISは手ブレを補正する機能
光学式ISは300mm時に最大5.5段の手ブレ補正に対応し、EOS R3との協調制御では最大6.0段というメーカー公表値です。5.5段はEOS R、6.0段はEOS R3を使用し、いずれも300mm・CIPA規格準拠で測定されています。
ここで区別したいのが、手ブレと被写体ブレです。ISはカメラの揺れを補正する機能であり、走っている選手や飛んでいる鳥そのものの動きを止めるものではありません。スポーツでは被写体の動きに応じてシャッタースピードを設定し、ISは撮影者側の揺れを抑えるために使います。
また、撮影方法に合わせて3種類のISモードを選択できます。MODE 1は静止した被写体に使用し、すべての方向の手ブレを補正。MODE 2は流し撮り向けで、カメラを振る方向に応じて補正方向を切り替えます。さらにMODE 3では、シャッターボタンを全押しした露光時に手ブレ補正が作動するため、不規則に動く被写体を追いながら構図を決めたい場面を想定した設定です。
Canon RF100-300mm F2.8 L IS USMのエクステンダー運用と動画撮影

Canon RF100-300mm F2.8 L IS USMは、静止画では焦点距離を伸ばした撮影、動画ではピント移動やズーム操作時の挙動を確認しておきたいレンズです。ここでは、エクステンダー装着時の仕様と動画撮影時の注意点を説明します。
RF1.4x/RF2x装着時の焦点距離とF値
EXTENDER RF1.4xを装着すると140-420mm F4、EXTENDER RF2xでは200-600mm F5.6として使用できます。焦点距離が伸びる代わりに、1.4xでは開放F値が1段、2xでは2段暗くなるため、光量が少ない場面ではISO感度やシャッタースピードの調整が必要です。
たとえば、フィールドスポーツで撮影位置から離れた選手を大きく写したい場合は、RF1.4xを使って420mmまで延長できます。さらに焦点距離が必要な野生動物の撮影では、RF2xによって600mmまでカバー可能です。
ただし、超望遠域ではカメラの揺れや被写体の動きが画面上で目立ちやすくなり、遠距離では陽炎など大気の状態も描写に影響します。そのため、焦点距離だけで決めず、撮影時の光量や被写体までの距離、必要な画角に合わせて1.4xと2xを選ぶとよいでしょう。
動画ではフォーカスブリージング補正に対応
動画撮影では、対応するカメラとの組み合わせでフォーカスブリージング補正を利用でき、ピント位置を変更したときの画角変化を電子的に抑えます。カメラ側で像倍率の変化に応じてトリミングし、画角を一定に保つ仕組みです。
なお、フォーカスブリージング補正を使用できるのは、同機能を搭載したカメラボディとの組み合わせに限られ、動画撮影モードでのみ利用可能です。使用予定のEOS Rシリーズが対応しているか、撮影前に確認しておきましょう。
また、キヤノンはズーム時のピント位置のずれを抑えるよう調整しているものの、ズームリングを急激に回した場合は一時的にピントが外れることがあると案内しています。動画中にズームを行う場合は、実際に使用する速度で動作を確認してから撮影するとよいでしょう。
Canon RF100-300mm F2.8 L IS USMの実戦的な使いどころ

Canon RF100-300mm F2.8 L IS USMを選ぶ際は、被写体の種類だけでなく、撮影位置からどの程度の焦点距離が必要になるかを考えることが重要です。70-200mmより望遠側が長い反面、広角端は100mmなので、被写体が近づく撮影では画角が狭く感じることもあります。ここではスポーツと野生動物を例に、撮影距離からレンズとの相性を見ていきましょう。
スポーツ:撮影位置と競技サイズから焦点距離を考える
サッカーやラグビーのような広いフィールドでは、撮影場所によって必要な焦点距離が大きく変わります。ゴール裏やサイドラインから遠くのプレーを狙う機会が多ければ、200mmを超えて300mmまで使えることが選択理由になるでしょう。
ただし、撮影者の近くまで選手が来る競技では、広角端100mmでも画面に収まりきらない場合があります。特にコートが小さい屋内競技や、選手との距離を十分に取れない撮影場所では、70mmから使えるRF70-200mm F2.8 L IS USM Zのほうが構図を作りやすいこともあるでしょう。
そのため、購入前には普段撮影する場所から被写体までの距離を振り返ってみましょう。過去に撮影した写真の焦点距離を確認し、200mmを超える写真が多いのか、反対に100mm未満を頻繁に使っているのかを見ると、100-300mmが自分の撮影環境に合うか判断しやすくなります。
野鳥・野生動物:被写体の大きさと撮影距離で選ぶ
野鳥や野生動物では、被写体の大きさによって必要な焦点距離が変わります。小型の鳥を遠距離から大きく写すことが中心なら、300mmでは足りない場面もあるため、500mm以上をカバーする望遠ズームも比較しておきたいところです。
反対に、大型の鳥や哺乳類、動物園やサファリなどでは、100〜300mmを使いやすい場面があります。被写体全体を入れる構図と、顔や動きを大きく写す構図をズームで切り替えられるため、同じ撮影位置から複数の画角を選べるのが特徴です。
Canon RF100-300mm F2.8 L IS USMと競合・代替レンズを比較
Canon RF100-300mm F2.8 L IS USMを検討する際は、同じRFマウントの望遠ズームと比べると用途の違いを整理しやすくなります。ここでは、F2.8の70-200mm、500mmまで届く超望遠ズーム、軽量な100-400mmを比較。いずれもキヤノンRFマウントなので、EOS RシリーズのRFマウントボディで使用できます。
機種 | 焦点距離・開放F値 | 質量 | エクステンダー | 比較ポイント |
|---|---|---|---|---|
100〜300mm F2.8 | 約2590g | RF1.4x/RF2x対応 | 300mmまでF2.8を維持。フィールドスポーツや報道などに向く | |
70〜200mm F2.8 | 約1110〜1115g(三脚座含まず) | RF1.4x/RF2x対応 | 70mm側を使いやすく、人物・屋内競技・動画まで幅広く対応 | |
70〜200mm F2.8 | 約1070g(三脚座含まず) | 非対応 | 収納時約146mm。F2.8と携帯性を重視する場合の候補 | |
100〜500mm F4.5-7.1 | 約1370g(三脚座含まず) | RF1.4x/RF2x対応※ | 500mmまでカバーし、野鳥・航空機・屋外スポーツに使いやすい | |
100〜400mm F5.6-8 | 約635g | RF1.4x/RF2x対応 | 軽量で最大撮影倍率0.41倍。旅行や日中の望遠撮影にも持ち出しやすい |
※RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMは、エクステンダー装着時のズーム操作範囲が300〜500mmに制限されます。
RF70-200mm F2.8 L IS USM Zとの違い
RF70-200mm F2.8 L IS USM Zは、70〜200mmをF2.8でカバーするインナーズームです。RF100-300mm F2.8 L IS USMと同じくRF1.4x/RF2xに対応するため、両者の違いはエクステンダーの有無ではなく、通常時に使える焦点距離にあります。
RF1.4x装着時は98-280mm F4、RF2xでは140-400mm F5.6まで延長可能です。ただし、RF100-300mm F2.8 L IS USMならエクステンダーを装着せずに300mm F2.8まで撮影できます。
そのため、人物撮影や小規模な屋内会場など70mm側を使う機会が多ければRF70-200mm F2.8 L IS USM Zが候補です。反対に、フィールドスポーツなど200mmを超える焦点距離をF2.8のまま使いたい場合はRF100-300mm F2.8 L IS USMを検討しやすいでしょう。
なお、従来型のRF70-200mm F2.8 L IS USMはRFエクステンダーに対応していません。その代わり、収納時の全長は約146mm、質量は約1070g(三脚座含まず)なので、F2.8を維持しながら持ち運びやすさを重視する場合の候補になります。
RF100-500mm L/RF100-400mmとの違い
RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMは100〜500mmをカバーし、質量は約1370g(三脚座含まず)です。300mmを超える焦点距離を1本で使えるため、野鳥や航空機など、被写体まで距離がある撮影を中心に考えている人と相性があります。
ただし、開放F値はF4.5-7.1なので、ズーム全域F2.8のRF100-300mm F2.8 L IS USMとは露出設定が異なります。光量が少ない環境で速いシャッタースピードを選びたい場合は100-300mm F2.8、日中を中心に500mmまでの焦点距離を求めるなら100-500mmという分け方がわかりやすいでしょう。
また、RF100-500mmはRF1.4x/RF2xにも対応します。ただし装着時は300〜500mmの範囲でのみズームできるため、エクステンダーを頻繁に使う人はこの制限も確認しておきたいところです。
RF100-400mm F5.6-8 IS USMは約635gと軽く、最大撮影倍率は400mm時0.41倍です。さらにRF1.4x/RF2xにも対応するため、携帯性を重視しながら必要に応じて焦点距離を延長できます。
Canon RF100-300mm F2.8 L IS USMのレビュー比較まとめ
Canon RF100-300mm F2.8 L IS USMは、100〜300mmのズーム全域でF2.8を維持し、スポーツ・報道・野生動物など被写体との距離が変化する撮影に対応する大口径望遠ズームです。300mm F2.8の明るさを保ちながら100mmまで画角を広げられるため、単焦点レンズでは構図を変更しにくい場面でもズームで調整できます。また、RF1.4x/RF2xエクステンダーにも対応しており、必要に応じて420mmや600mmまで焦点距離を延長可能です。ただし、約2590gの質量と112mmのフィルター径、1,549,900円(税込)という価格を考えると、300mm F2.8を使う機会が多い撮影者向けのレンズといえます。70mm側を多用するならRF70-200mm F2.8 L IS USM Z、500mmまでの焦点距離を優先するならRF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM、軽量な望遠ズームを求めるならRF100-400mm F5.6-8 IS USMも比較してみてください。購入前には、普段の写真で200mmを超える焦点距離をどの程度使っているか、100mmより広い画角が必要になる場面があるか、約2.6kgのレンズを長時間扱えるかを確認すると、自分の撮影スタイルとの相性を判断しやすくなります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
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