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【2026年版】EF 24-105mm F4L IS USMのレビュー比較まとめ 旅行/イベントの一本勝負に最適





EF 24-105mm F4L IS USMは、広角24mmから中望遠105mmまでをF4通しでカバーし、手ブレ補正とLレンズらしい耐久性を両立した定番標準ズームです。いっぽうで開放F4ゆえ暗所の動体や強いボケ重視には弱点もあります。複数の実機レビューやテスト結果を踏まえ、EF 24-105mm F4L IS USMの得意な撮影シーン、苦手な状況、2026年時点での買い方(中古・後継・競合)まで、迷いどころを具体的に整理します。
この記事のサマリー

24-105mmの画角とF4通しが「旅・取材・家族行事」を強くし、レンズ交換の回数を現実的に減らせます。

弱点は24mm側の歪曲と周辺減光、そして暗所で動く被写体に対するF4の限界で、補正前提の運用が鍵です。

解像は「F5.6〜F8が美味しい」タイプで、中央は素直、四隅は欲張らないと納得しやすいです。

手ブレ補正は体感で約3段クラスが狙え、静物・スナップ・動画の歩き撮りで成功率を底上げします。

後継II型や24-70mm F2.8、Sigma Artとも比較し、用途別に“買い替える理由/残す理由”を明確化します。
EF 24-105mm F4L IS USMのレビュー要点
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標準ズームの評価は「画質が良いか」だけでは決まりません。焦点距離の使いやすさ、手ブレ補正の効き、AFの迷いにくさ、補正前提で割り切れる収差の出方まで含めて、一本としての完成度が問われます。向き不向きの全体像を先に紹介し、細部のレビューを解説していきます。
おすすめな人
旅行や出張で荷物を増やせないけど、風景の広がりも人物の寄りも同日に撮りたいという人には抜群に合います。24mmで街並みや室内、105mmで料理の寄りや遠目の表情まで繋げられ、交換回数を減らせるのが強みです。
子どもの行事やセレモニーでも便利で、広角で会場の空気を入れつつ、中望遠で主役を切り取れます。F4でも手ブレ補正があるため、静かな式典や夕方のスナップで成功率が上がりやすいでしょう。
不向きな人
暗いホールや夜の屋内で、踊り・演奏・スポーツなど“動く被写体”を止めたい人は不満が出やすいです。手ブレ補正は自分の揺れには効いても被写体ブレは止められず、F2.8ズームや明るい単焦点が欲しくなります。
建築・不動産のように直線を厳密に保ちたい用途も注意が必要です。24mm側の樽型歪曲は補正で整えられる一方、JPEG撮って出し中心だと違和感が残りがちで、撮影後の補正ワークフローが前提になります。
要素別レビュー早見表
細かい話に入る前に、使いどころが見えるよう主な要素を一言で整理します。評価は「このレンズを一本で使う」前提の視点で置いています。
要素 | 評価一言まとめ |
|---|---|
解像力 | 中央は素直、四隅は絞って整えると安定 |
ボケ味 | 105mm寄りで素直、背景整理が前提 |
歪曲収差 | 24mmは樽型が目立つがプロファイル補正で実用 |
周辺減光 | 24mm F4で出やすい、F8付近で収まりやすい |
色収差 | 極端条件で端に出る程度で、日常では扱いやすい |
逆光耐性 | 世代相応、強逆光はフレア対策(フード・角度)で改善 |
AF速度/精度 | リングUSMで静止物は快適、動画のオンマイクは注意 |
手ブレ補正 | 約3段級が狙え、夜スナップや動画で効く |
重量バランス | Lズームとしては比較的軽めで、長時間携行が現実的 |
コスパ | 2026年は中古流通が厚く、用途が合えば現在も満足度が高い |
表の通り、万能に見えて“補正前提で割り切る”項目も混ざります。逆に、そこを理解して使うと、一本で撮れる範囲が広く撮影テンポが整いやすいのが、このレンズの持ち味です。
EF 24-105mm F4L IS USMの基本情報
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EF 24-105mm F4L IS USMは2005年登場のEFマウント標準ズームで、フルサイズ対応の「24mmスタート+105mmまで」を定番にした代表格です。2026年時点では新品より中古の選択肢が中心になり、状態差(ズームの重さ、前玉の傷、ISの作動音)を前提に検討するレンズになっています。
発売状況と立ち位置
長くキットレンズとしても流通した背景から、同一モデルでも個体差が出やすいのが現実です。たとえば「防湿庫保管で外観が綺麗」でもズームリングが軽くなっている個体があり、逆に外装に傷があっても光学が安定している個体も見かけます。
メーカーのサービス体制も永遠ではないため、修理対応期限を意識する必要のある世代でもあります。購入後の使い方としては、屋外取材や旅行に集中投入しつつ、暗所用に単焦点を一本足す、という組み立てが納得感を作りやすいでしょう。
後継機種との比較(II型の存在)
後継として、2015年にEF 24-105mm F4L IS II USMが登場しました。周辺の均質性、逆光耐性、手ブレ補正段数などがアップデートされ、特に逆光のゴーストや24mm端の扱いに差が出やすい構成です。
ただしII型は重量も増えており、軽快さ重視だと初代が魅力になります。旅行で一日中首から下げる、子どもの行事で長時間構える、といった用途では「数値の改善」より「疲れにくさ」が効いてくるため、選び方は単純な上位互換になりません。
主なスペック要点
EF 24-105mm F4L IS USMの主要なスペックはこちらです。
項目 | 値 |
|---|---|
対応フォーマット | フルサイズ(EFマウント) |
焦点距離 | 24-105mm |
開放F値 | F4(ズーム全域) |
最小絞り | F22 |
手ブレ補正 | 搭載(約3段級の設計思想) |
最短撮影距離 | 0.45m |
最大撮影倍率 | 0.23倍 |
フィルター径 | 77mm |
レンズ構成 | 13群18枚(スーパーUD1枚+非球面3枚) |
絞り羽根 | 8枚 |
質量 | 約670g |
EF 24-105mm F4L IS USMのデザインと操作性のレビュー
最初に触れておきたいのは、持った瞬間の「仕事道具感」です。Lレンズらしい剛性とリングの操作感は、画質以上に撮影体験へ効きます。ここでは携行性、リングの扱いやすさ、防滴防塵まわりの実用を中心に見ます。
外装の耐久性と携行バランス
EF 24-105mm F4L IS USMの外装を端的に表すと、「大きすぎないのに、雑に扱える安心感がある」標準ズームです。約670gは軽量級ではありませんが、F2.8標準ズームよりは現実的に感じる人が多いはずです。
たとえば観光地で朝から夕方まで歩く日、70-200mm級まで持ち歩くと疲労が先にきます。このレンズは24-105mmで場面対応力を稼げるため、結果的に荷物が減り、撮影の集中力が続きやすいのが強みになります。
ズームリング・フォーカスリングと実運用の注意
リングの感触は滑らかで、フルタイムMF(AF後にそのまま微調整できる)も便利です。スナップでAFが背景に引っ張られたとき、指先で少し戻して狙いを締める、といった動作が自然にできます。
注意点は、長期使用個体だとズームの重さが変わることです。ストラップで下げたまま歩く旅では、伸びやすい個体だとフレーミングが崩れる場面が出ます。中古を選ぶなら、24mm側と105mm側で引っ掛かりがないか、リングのトルクが均一かを丁寧に確認したいところです。
簡易シーリングとフィルター運用
マウント部のゴムなど簡易的な防塵防滴の思想はありますが、ズームで鏡筒が伸縮する構造なので、過信は禁物です。悪天候の屋外取材や砂埃の場所では、レンズ前面の保護も含めて運用を整えると安心感が増します。
フィルター径が77mmなので、PLやNDなどの資産を流用しやすいのは利点です。いっぽう24mmでは周辺減光が出やすい条件があるため、厚みのあるフィルターを重ねる使い方は控え、必要最小限で組むほうが安定します。
EF 24-105mm F4L IS USMの画質評価(解像・コントラスト)
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画質は「開放からキレる単焦点」タイプではなく、ズームとして破綻しないことを優先した設計です。コツは、甘さが出やすい条件を知り、よく写る条件を撮影テンポに組み込むこと。風景・スナップ・記録撮影での使い勝手が大きく変わります。
ベストはF5.6〜F8、開放は“使えるが万能ではない”
中央解像は開放F4から実用で、少し絞ると全体が締まります。たとえば旅行の昼間スナップならF5.6、建物や風景を丁寧に残すならF8を基本にしておくと、失敗が減りやすいでしょう。被写界深度も稼げるため、記録性が上がります。
逆に、夜の屋台や室内の雰囲気をF4で撮ると、周辺の甘さや周辺減光が目につく場合があります。ただ、中心で主役を見せる構図なら破綻しにくく、雰囲気写真として成立させやすいのも事実です。
焦点距離ごとの“得意レンジ”を理解する
24mmは広がりを作れて便利な反面、四隅の解像や歪曲の影響が出やすいレンジです。海辺の地平線、室内の壁面、街の直線が多い景色では、補正込みの前提で余白を少し残して撮ると、後処理で整えやすくなります。
35〜70mmはこのレンズの甘い蜜で、解像・色収差・歪曲のバランスが取りやすい印象です。実際、CameraLabsの実機レビューでも、標準域での安定感が評価されています。人物スナップ、テーブルフォト、日中のイベント記録はこのレンジ中心に組むと歩留まりが上がります。
等倍鑑賞の“気にしどころ”と現実的な着地点
高画素機で等倍鑑賞を続けると、どうしても「四隅がもう少し…」となりがちです。とはいえ、A4〜A3程度のプリントやWeb用途では、中心に見せ場を置く撮り方で十分に説得力が出ます。
たとえば家族写真なら、背景の周辺は情報量が多すぎないほうが見やすいこともあります。風景でも、四隅の細部より光の向きや空気感が勝つ写真は多いので、用途とゴールを先に決めて評価すると納得しやすいレンズです。
EF 24-105mm F4L IS USMの収差(歪曲・周辺減光・色にじみ)レビュー
このレンズの評価が割れるのは、収差が“ゼロではない”からです。ただし2026年の運用では、ボディ内補正や現像ソフトのプロファイル補正が前提になり、弱点が致命傷になりにくい環境も整っています。困る場面と回避策を具体化します。
24mmの歪曲は建築で目立つ、スナップでは武器にもなる
24mm側の樽型歪曲は、柱や窓枠、水平垂直が目印になる被写体で分かりやすく出ます。たとえばホテルの室内撮影や店舗の内観では、端の直線が膨らんで見え、違和感につながりやすいでしょう。
いっぽう、街角スナップや旅の記録では「広がり感」として働くこともあります。どうしても整えたいときは、撮影時に少し引いて余白を残し、後で補正してトリミングするのが安全策です。
周辺減光はF4で出やすいが、意図的に使う選択もある
24mm・開放付近で周辺が落ちる傾向があり、空や壁のような均一面では見えやすくなります。集合写真の背景が白壁、商品撮影で背景紙、という状況だと「周辺だけ暗い」が気になるかもしれません。
ただ、人物を中心に置くスナップでは自然なビネットとしてまとまり、視線誘導にもなります。補正で消すなら、ISOが高い場面ほど隅のノイズが目立ちやすいので、完全にゼロにせず“少し残す”くらいが見栄えと画質のバランスを取りやすいです。
色収差は極端条件で端に出る程度、現像での回収は容易
木漏れ日、逆光の枝、金属の縁など、強いコントラストの境界で色にじみが出ることがあります。特に24mm端や105mm端、開放側で見つけやすいタイプで、撮って出し重視の人ほど気になりがちです。
とはいえ一般的な現像ソフトの色収差補正で収まりやすく、日常撮影で常に悩むレベルではありません。実機レビューを丁寧に行っているThe-Digital-Pictureでも、収差の傾向を踏まえた運用が現実的とされています。撮影時は「端に重要なディテールを置きすぎない」だけでも、後処理の手間が減ります。
EF 24-105mm F4L IS USMの手ブレ補正(IS)レビュー
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F4通しズームで“暗所もいける”と言われる理由の中心が、ISの存在です。もちろん限界はありますが、静止物やゆっくりした動きなら、撮影の自由度がはっきり上がります。ここでは効き方の体感、切り替えのコツ、注意点をまとめます。
体感3段前後が現実的。夜スナップと室内で差が出る
手ブレ補正は「シャッター速度をどれだけ落とせるか」で価値が決まります。たとえば24mmで1/4秒付近、105mmで1/30秒付近まで粘れるケースがあり、イルミネーションや夜景の看板、薄暗い店内の記録で成功率が上がります。
検証記事としては、手ブレ補正のテストに踏み込んだStreetSilhouettesのように「何段稼げたか」を具体的に扱う例もあります。数段の差は、旅先の夕景で三脚なしに撮れるかどうかに直結します。
被写体ブレは止まらない。子ども・ステージは別の工夫が必要
重要なのは、ISが止めるのはカメラの揺れであり、被写体の動きではない点です。たとえば子どもが室内で走る、ライブで演者が動く、といった状況では、シャッター速度を上げる必要があり、結局ISOを上げるか、より明るいレンズが欲しくなります。
対策としては、105mm側に寄せて背景を整理し、多少の高感度ノイズは後処理で整える、という割り切りが現実的です。あるいは暗所用に単焦点(50mm F1.8など)を一本追加し、役割分担するのが納得感を作りやすいでしょう。
三脚・流し撮り・動画でのスイッチ運用
三脚使用時は、状況によってISを切ったほうが安定することがあります。完全に固定されているのに補正系が動くと、わずかな揺れとして写るケースがあるためです。メーカー側もISの一般的な考え方を紹介しており、Canon Europeの解説は挙動理解に役立ちます。
流し撮りは、この世代だと万能に最適化された専用モードではないため、成功率は腕と相性が出ます。動画では微細な手の震えが減りやすい一方、急なパンで“引っ張られる感じ”が出る場合があるので、動きの大きいカットはISを切る判断も有効です。
EF 24-105mm F4L IS USMのAF性能レビュー(静止画・実用)
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リングUSMは、このレンズが長く支持された理由のひとつです。最新のミラーレス的な粘りや人物認識はボディ側の役割ですが、レンズとしての「合焦までの気持ちよさ」「迷いにくさ」は、日常撮影のストレスを確実に減らします。
リングUSMの速さと静かさ。スナップで“待たない”
AFは基本的に速く、迷って行ったり来たりする場面が少ない印象です。たとえば旅行中の路地で一瞬の表情を撮りたいとき、AFが迷うとテンポが崩れますが、このレンズはその“間”が短く、撮影のリズムが整いやすいです。
また、フルタイムMFが効くので、AFで概ね合わせてから、フォーカスリングで微調整して狙いを決められます。テーブルの料理を105mmで寄って撮るときや、ガラス越しの展示物でAFが迷うときに、使い勝手の差が出ます。
最短撮影距離0.45mと0.23倍の“寄れる便利さ”
0.45mで寄れて0.23倍まで伸びるため、「マクロほどではないが、足で寄れない場面」を助けます。たとえば博物館の展示物、結婚式の小物、旅先の雑貨など、あと一歩近づけない状況でフレーミングを作りやすいでしょう。
ただし等倍マクロではないので、昆虫の目のディテールや、商品写真を極端に大きく写す用途には限界があります。その場合は、マクロレンズを追加するか、クローズアップレンズやエクステンションチューブで目的に寄せるのが現実的です。
動画でのAF駆動音は注意。オンマイク運用は工夫したい
静止画では気にならないAF駆動音も、カメラ内蔵マイクの動画だと拾う場合があります。インタビューのような静かな環境ほど目立ちやすく、AFを切ってマニュアルで運用したほうが結果が良いケースもあります。
動画用途の実体験として、Paul JoyはDSLR動画時代の使い方に触れています。外部マイクを使う、ピント移動を手動に寄せるなど、運用で回避できる弱点として捉えるのがコツです。
EF 24-105mm F4L IS USMの動画・撮影ジャンル別レビュー
このレンズは“万能ズーム”として語られがちですが、真価が出るのはジャンル別に役割を割り切ったときです。旅・イベント・日常記録での強さ、逆に苦手が出る条件を、具体的な撮り方の例とセットで整理します。
旅行・取材:24mmの情報量と105mmの寄りでストーリーが作れる
旅先で「広い絵→人物→ディテール」を一本で繋げられるのはやはり強みです。たとえば朝の市場で24mmで環境を入れ、50〜70mmで店員の表情を撮り、105mmで商品や手元へ寄る、という流れが自然に作れます。
また、交換回数が減ることでセンサーへのゴミ付着リスクも下がり、撮影テンポが安定します。特に海辺や砂埃の多い場所では、レンズ交換を控えられる価値が写真の歩留まりに直結します。
イベント・式典:被写体距離が変わる場面に強いが、暗所の動体は割り切り
式典や発表会は、立ち位置が固定されがちで、被写体までの距離だけが変わります。24-105mmはこの条件が得意で、広角で会場を押さえ、105mmで主役を抜く動きがスムーズです。手ブレ補正があるため、静かなシーンの記録も安定します。
一方で、照明が暗く被写体が動く場面は苦手が出ます。たとえばダンスの一瞬を止めたいなら、F2.8ズームや明るい単焦点が欲しくなるでしょう。ここを理解して使うと、期待値のズレが減ります。
動画:手ブレ補正が効くカットと、効かないカットを分ける
歩き撮りの微振動や、腕を伸ばした手持ちのブレは、ISで見え方が改善しやすいです。Vlog的な記録、旅の移動中の短いカットでは「撮れる映像」になりやすく、編集時の採用率が上がります。
ただし大きなパンや急な動きでは補正が追従して違和感になることもあります。たとえばスポーツの追い撮りや大きなカメラワークは、ISを切ってジンバルや三脚側で安定させたほうが統一感が出ます。
EF 24-105mm F4L IS USMと競合機の比較
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ここからは「この一本を選ぶ必然」があるかを、競合と並べて判断します。比較の軸は、(1)暗所の強さ(F値と手ブレ補正の役割分担)、(2)画質の均質性、(3)重量と携行性、(4)2026年の入手性(中古相場の納得感)です。
機種 | 立ち位置 |
|---|---|
EF 24-105mm F4L IS USM | 中古で旨みが大きい万能標準ズーム。補正前提で割り切れる人向け |
EF 24-105mm F4L IS II USM | 弱点を潰して均質性を上げた後継。逆光や周辺にこだわる人向け |
EF 24-70mm f/2.8L II USM | ボケとSS確保で勝つ定番プロ仕様。暗所の動体・表現重視向け |
Sigma 24-105mm f/4 DG OS HSM Art | 解像や歪曲の数値で攻める同クラス。重さ許容で画質優先向け |
後継II型:何が良くなり、何が重くなるか
基本情報で触れた通り、II型は周辺の均質性やコーティング、手ブレ補正段数などで改善が入り、弱点を“撮って出しでも目立ちにくく”する方向です。逆光のシーンが多い旅、室内の直線が多い建物撮影などでは、差が出たときの納得感が高まります。
ただし重量増は無視できず、長時間携行では疲労として返ってきます。中古の初代を安く入れて、必要なら差額を単焦点に回すという選択もあります。
EF 24-70mm f/2.8L II USM:暗所とボケの“表現コスト”を払う価値
暗所で被写体を止めたいなら、結局はシャッター速度が必要で、F2.8は直接効きます。たとえば披露宴の入場、室内スポーツ、夜のストリートで人物を止めるなど、動きがあるほどISよりF値が強くなる場面が増えます。
その代表がEF 24-70mm f/2.8L II USMです。代わりに焦点距離は70mm止まりで、望遠側の余裕は減ります。運用としては「24-70を主力にして、望遠は別で足す」設計が前提になりやすく、一本勝負の思想とは少しズレます。
Sigma 24-105mm f/4 DG OS HSM Art:画質優先だが、重さと個体の向き合いが必要
同レンジで“よりシャープに、より歪曲少なく”を狙うなら、Sigma 24-105mm f/4 DG OS HSM Artが比較対象になります。数値上の解像や周辺の整いを取りたい人には魅力で、風景をよく撮る人ほど違いを感じやすいでしょう。
一方で約885g級の重さは、旅や日常携行だと確実に効きます。たとえばカメラを持ち出す回数が目的なら、軽いほうが勝つのはよくある話です。またサードパーティはボディ更新時の相性やサポート方針も含めて判断が必要で、長期運用の安心感は純正Lに分があります。
ミラーレス移行を見据えるなら:RF 24-105mm F4 L IS USMという選択
EFマウントを使い続けるか、将来RFへ寄せるかで選択は変わります。RF側で定番になっているCanon RF 24-105mm F4 L IS USMは、ボディ内補正や最新AFと組み合わせたときの総合力が高く、「動画も静止画も一本で」になりやすい設計です。
ただ、EF 24-105mm F4L IS USMの良さは中古の手頃さと流通量にあります。いまEF一眼レフを主力にしているなら、レンズに過度な投資をせず、必要な撮影を確実にこなすという意味で、初代を選ぶ合理性は2026年でも残ります。
EF 24-105mm F4L IS USMのレビューまとめ
CanonのEF 24-105mm F4L IS USMは、24-105mmという現実的に“困りにくい”レンジ、F4通し、手ブレ補正、Lレンズの耐久性をまとめた、2026年でも通用する万能ズームです。弱点は24mm側の歪曲と周辺減光、そして暗所で動く被写体に対するF4の限界で、補正と割り切りが前提になります。旅・取材・家族イベントの一本勝負なら中古で満足度を作りやすく、逆光耐性や周辺の均質性を突き詰めるならII型、暗所の動体とボケ表現なら24-70mm F2.8系へ、という整理で選ぶと迷いが減ります。
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