.webp?fm=webp&q=75&w=1152)
Nikon Z8におすすめのレンズ8選:レンズキットから単焦点・超望遠・オールドレンズ運用まで








約4571万画素の高解像とEXPEED 7のAF性能を持つNikon Z8は、レンズの良し悪しが写りにそのまま出るカメラです。だからこそレンズをの選び方が重要。無駄な重複を避けつつ優先順位を考慮して選べば、満足のいく写真が撮れるでしょう。ここではレンズキット候補の万能ズームから、ポートレート向け大口径、野鳥や航空機に効く望遠、さらにオールドレンズをZ8で快適に使うための設定まで、おすすめのレンズを紹介します。
この記事のサマリー

Z8は高画素ゆえ、まずは標準ズームで「焦点距離の役割分担」を固めると失敗しにくい

レンズキットの本命は24-120mm F4クラス、明るさ優先なら24-70mm F2.8が軸になる

人物・ステージ・屋内は大口径単焦点、動体は70-200mm+100-400mmが現実的

超望遠は800mm単焦点で世界が変わる一方、重量と撮影距離の癖も理解が必要

オールドレンズは「レンズ情報手動設定」を入れると手ブレ補正と記録が安定し、Z8らしい運用になる
Z8 レンズ選び方のポイント:高画素を活かしつつ買い足しで迷わない3つの軸
.webp?w=320)
Z8のレンズを選ぶときは、カタログスペックの優劣よりも「どの焦点距離を主戦場にするか」「どこまでボケや暗所耐性が要るか」「将来の買い足しで重複しないか」を考慮するのが大切です。特にZ8はトリミング耐性が高い反面、レンズ側の解像や周辺の粘りが不足すると拡大時に差が出やすい傾向があります。そのため、用途と予算の折り合いを軸に据えると納得感が高まります。
選び方1. まず焦点距離の「担当」を決める(標準ズームを中心に考える)
焦点距離が決まらないままレンズを買うと、24-70mmと24-120mmのように役割が大きく重なり、結果的に出番が偏りがちです。旅行・家族行事・日常スナップが中心なら、広角24mmから中望遠100mm超まで届く標準ズームが1本あると、交換回数が減って歩留まりも上がります。逆に屋内イベントや夜景が多いなら、標準域は明るいF2.8ズームに寄せて、望遠は後から足すほうが使いやすいでしょう。たとえば「動物園+子どもの発表会」なら24-120mm中心、「ライブハウス+屋内スポーツ」なら24-70mm F2.8中心、と具体的な撮影日を思い浮かべると良いでしょう。
選び方2. F値は“ボケ”だけでなく“シャッタースピード”の保険になる
Z8は高感度も強く、ボディ内手ブレ補正もありますが、被写体が動く場面では「手ブレ」より「被写体ブレ」が先に問題になります。F1.2〜F2.8の明るさは、ISOを下げるためというより、1/250秒や1/500秒を確保して表情や一瞬の動きを止めるための武器です。具体例として、水族館の薄暗い水槽前で子どもの顔を止めたい場面、室内のバスケットボールで選手の目線を止めたい場面では、F4ズームよりF2.8ズームや大口径単焦点が結果に直結します。一方で風景や建築のように絞って撮る比率が高いなら、F4ズームでもZ8の解像は十分引き出せます。
選び方3. “S-Lineで揃えるか”より“後から増やす順番”を設計する
S-Lineは描写の統一感や逆光耐性などで安心感があり、Z8の高画素との相性も良好です。ただ、最初からS-Line縛りにすると、標準域と望遠域で予算が一気に跳ね上がり、結果として必要な焦点距離が足りないという状態が起きやすくなります。そのため、まず標準ズームで撮影比率の多い焦点距離を掴み、次に不足が出た領域だけを追加する流れがおすすめです。たとえば「標準ズーム→70-200mm→単焦点(50mmや35mm)」の順だと、行事撮影からポートレートまで段階的に表現が広がります。逆に「単焦点を先に数本」は狙いが明確な人にはベストですが、旅行や家族撮影では交換が増えて取り逃しが増えるので注意が必要です。
Z8でレンズ交換を楽しむ基礎:レンズキット運用とオールドレンズ設定の要点

Z8はボディだけでも高性能ですが、レンズ交換で撮れる世界が大きく変わります。最初はレンズキット的な万能ズームで「撮りたいものはだいたい撮れる」状態を作り、次に単焦点や望遠で表現を尖らせると、機材が増えても迷いません。さらにZ8はオールドレンズも活かしやすく、設定を押さえると撮影データの管理まで含めて快適になります。
レンズキット的に組むなら「万能ズーム+足りない領域1本」が効率的
Z8ボディは、ニコンのオンラインストア「ニコンダイレクト」で599,500円(税込)。決して安価ではないため、レンズをどう足すかで総額が大きく変わります。そこで現実的なのが、24-120mmクラスの標準ズームを軸にして、足りない領域を1本だけ追加する方法です。たとえば旅行中心なら「標準ズーム+小型広角単焦点」、子どもの運動会や動物園なら「標準ズーム+100-400mm」で、だいたいの被写体をカバーできます。逆に、標準ズームを持たずに24mm・50mm・85mmの単焦点だけで始めると、構図の自由度は上がる一方で交換タイミングが増え、イベント撮影ではチャンスを逃しやすいので、最初の1本としては慎重に考えたいところです。
オールドレンズは「レンズ情報手動設定」でZ8の手ブレ補正と記録が安定する
Fマウントのマニュアルレンズをアダプター経由で使う場合、Z8側で焦点距離と開放F値を登録すると、手ブレ補正の効き方が安定します。設定はZ8のメニュー内「レンズ情報手動設定」から行えます。詳しい手順はNikonのオンラインマニュアルが分かりやすいでしょう。実写のコツとしては、開放は“味”が出る一方でピントの山が浅いので、まずは少し絞って解像を安定させる、逆光はフレアを活かすか構図で避けるかを決める、といった割り切りが歩留まりを上げます。
Z8 おすすめレンズの比較 早見表
下の表は「Z8におすすめのレンズの比較表」です。標準ズームをのほか、表現を足せる単焦点、被写体を引き寄せられる望遠も紹介しています。
製品名 | 特徴 |
|---|---|
旅行から行事まで1本で成立しやすい万能標準ズーム | |
暗所とボケ表現を優先するなら標準域の“本命” | |
人物・スポーツ・動物で頼れる望遠ズームの基準 | |
Z8の高解像と相性が良い、立体感重視の大口径標準単焦点 | |
動物園から野鳥まで“届く範囲”を一気に伸ばす望遠ズーム | |
野鳥・航空機に本気で向き合うための超望遠単焦点 | |
小さく軽いのに写りが良く、旅のサブレンズに強い | |
スナップと環境ポートレートを明るさで押し切れる広角単焦点 |
「自分の撮影比率が高いのはどこか」を決めておくと、レンズセットが組みやすくなります。具体的には、旅行・家族中心なら24-120mmを起点に、室内や夜が多いなら24-70mm F2.8を起点に、動体中心なら70-200mmと100-400mmを優先すると、Z8のAF性能も活きやすいでしょう。
NIKKOR Z 24-120mm f/4 S:Z8のレンズキット最有力、まず迷ったらこの1本

24-120mmは「最初の1本」としての完成度が高く、Z8のレンズキット的な運用でも中心になりやすい標準ズームです。広角24mmで風景や室内、120mmで人物のバストアップやちょっとした望遠スナップまで届き、交換の手間を最小限にできます。Z8は高画素なのでトリミングでも稼げますが、撮影時点で120mmまで寄れる安心感は別物です。
1本で撮れる幅が広く、Z8の高解像を日常で使い切れる
旅行で「建物の全景→料理→家族写真→少し離れた被写体」とシーンが切り替わるとき、24-120mmはレンズ交換なしでテンポ良く追従できます。もう一つの強みは、最大撮影倍率が高めで、花や小物の撮影でも寄り切れる点で、たとえばカフェのテーブルフォトや旅先の土産物の質感描写で役立ちます。Z8の高解像は、広角端だけでなく中望遠側でディテールを積むほど気持ちよさが増すので、「一本で完結」しやすい焦点域を持つこのレンズは相性が良いでしょう。競合として24-70mm F2.8がありますが、守備範囲重視なら24-120mmが優勢です。
注意点は“F4の限界”とサイズ感、暗所の動体は割り切りが必要
F4は汎用性が高い一方で、暗い室内で動く被写体を止めるにはシャッタースピードが足りないケースもあります。たとえば子どもの室内運動やステージのダンスは、Z8の高感度で補えても表情を止めるにはF2.8や単焦点に軍配が上がりやすいでしょう。またレンズ単体も決して軽量ではないため、Z8ボディと合わせると持ち歩きが負担になる日があります。とはいえ“持ち出す回数が増えるレンズ”は正義で、結果として撮影枚数が増えるなら、最初のレンズとしてはおすすめです。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | NIKKOR Z 24-120mm f/4 S |
発売日 | 2021年12月 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 24-120mm F4 |
35mm判換算 | 24-120mm相当 |
手ブレ補正 | なし(Z8のボディ内手ブレ補正に対応) |
最短撮影距離・最大倍率 | 約0.35m / 約0.39倍 |
フィルター径 | 77mm |
重量 | 約630g |
みんなのカメラ 商品ページ |
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II:標準域の画質と暗所耐性を優先する人へ

24-70mm F2.8は、標準域で妥協したくない人にとってZ8の性能を最短距離で引き出せる1本です。F2.8通しの明るさは、暗所でのシャッタースピード確保や、背景を整理するボケ量に直結します。24-120mmと比べると望遠側は短いものの、そのぶん「標準域の撮りやすさ」と「寄りの表現」を磨く方向に振り切れます。
F2.8通しは“被写体ブレ対策”として効き、イベント撮影で差が出る
室内の入学式、展示会、夜の街スナップなど、光量が落ちるとZ8でもシャッタースピードが苦しくなります。そこでF2.8があると、ISOを上げる前に1段稼げるため、ブレとノイズの両方を抑えやすくなります。もう一つの利点は、24mm側でも背景をほどよくボカせることです。たとえばテーブル越しの人物撮影や、料理と手元を入れたカットで生活感を整理したいとき、F4より明確に“主役が立つ”絵になります。標準ズームを主力にするなら、Z8のAF性能とも噛み合って歩留まりが上がりやすいでしょう。
焦点距離の不足が出やすいので、次に足す望遠をセットで考える
24-70mmは万能に見えて、運動会や動物園、飛行機の撮影では「もう少し寄りたい」と思うケースも生じやすくなるレンズです。Z8はトリミング耐性がありますが、被写体が小さく写る状況では画素を削るより焦点距離で稼いだほうが表情や羽毛のディテールが残りやすいです。そのため、このレンズを選ぶなら、次の1本として70-200mmか100-400mmを視野に入れるとシステムが完成しやすくなります。ニコンのオンラインストアでは371,800円(税込)という価格なので、旅行中心で交換を減らしたい人は24-120mmのほうが結果的に満足するケースもあります。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II |
発売日 | 2023年4月 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 24-70mm F2.8 |
35mm判換算 | 24-70mm相当 |
手ブレ補正 | なし(Z8のボディ内手ブレ補正に対応) |
最短撮影距離・最大倍率 | 約0.38m / 約0.28倍 |
フィルター径 | 82mm |
重量 | 約705g |
みんなのカメラ 商品ページ |
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S:人物も動体も任せられる“望遠の基準”
.webp?w=320)
70-200mm F2.8は、Z8で「撮れる被写体」を一気に増やすレンズです。人物撮影では圧縮効果とボケで背景を整えやすく、スポーツや動物では被写体との距離を一気に詰められます。Z8は被写体検出と追従が強いので、この焦点域の使いやすさがそのまま歩留まりに直結します。
ポートレートが安定するのは、距離感と背景処理の自由度が大きいから
50mm前後の単焦点は気持ちよくボケますが、撮影場所によっては背景が整理しきれないことがあります。70-200mmなら、被写体から距離を取って背景を圧縮し、看板や人混みをフレーム外に逃がしやすくなります。具体例として、公園での家族写真では135mm付近で背景の情報量を減らし、発表会や卒業式では200mm側で舞台上の表情を大きく写せます。F2.8の明るさは、屋内でもシャッタースピードを確保しやすいので、Z8の高画素で“まつ毛の解像”まで狙いたい人ほど効いてきます。
重さは覚悟が必要、代わりに“70-200mmがある安心”が撮影を楽にする
このクラスはどうしても大きく重く、Z8との組み合わせは長時間だと負担が出ます。とはいえ、運動会でトラックの向こう側を撮る、動物園で檻越しに表情を狙う、飛行機の離陸を追うといった場面では、焦点距離とAF性能が揃っていることは見逃せません。競合として100-400mmがありますが、70-200mmはF2.8で被写体を浮かせられるため、人物や屋内の撮影時に違いが生じます。さらにレンズ側VRを搭載しているため、静止被写体や流し撮りではZ8の手ブレ補正と合わせて安定感が増します。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S |
発売日 | 2020年10月 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 70-200mm F2.8 |
35mm判換算 | 70-200mm相当 |
手ブレ補正 | あり(VR) |
最短撮影距離・最大倍率 | 約0.50m / 約0.20倍 |
フィルター径 | 77mm |
重量 | 約1360g |
みんなのカメラ 商品ページ |
NIKKOR Z 50mm f/1.2 S:Z8で“立体感”を作るなら指名したい大口径単焦点
.webp?w=320)
50mm F1.2は、Z8の高解像を「被写体の存在感」に変換しやすい単焦点です。開放F1.2はボケが大きいだけでなく、暗所でシャッタースピードを稼げるため、室内や夜の撮影で結果が変わります。価格帯は高めですが、撮影ジャンルが刺さる人には代替が難しいレンズでもあります。
暗所での表情や質感が残りやすく、撮影の成功率が上がる
たとえば水族館や博物館のような暗い空間では、F4ズームだとISOを上げるかシャッタースピードを落とすかの二択になりがちです。F1.2があれば、ISOを抑えつつ1/250秒以上を確保しやすく、子どもの表情や一瞬の仕草を止められます。もう一つの例は、夜のポートレートやイルミネーションで、背景の点光源を大きくボカして主役を立てる撮り方です。Z8のAFは被写体検出が強いので、浅い被写界深度でも目にピントを置きやすく、大口径の難しさが軽減されます。
重量と価格、そして“寄りすぎない”距離感を理解して選ぶ
このレンズは小型軽量とは言えないため、持ち運ぶのが億劫になりがちです。さらに50mmは万能に見えて、屋内で引きが取れないと窮屈になり、逆に屋外では背景が整理できないと中途半端になることもあります。そこで、使いどころを「室内の人物」「作品撮り」「夜のスナップ」などに絞ると満足度が安定します。競合としては50mm F1.8クラスもありますが、F1.2はボケの質と立体感で差が出やすく、Z8の高画素で“違いが見える”タイプの投資です。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | NIKKOR Z 50mm f/1.2 S |
発売日 | 2020年12月 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 50mm F1.2 |
35mm判換算 | 50mm相当 |
手ブレ補正 | なし(Z8のボディ内手ブレ補正に対応) |
最短撮影距離・最大倍率 | 約0.45m / 約0.15倍 |
フィルター径 | 82mm |
重量 | 約1090g |
みんなのカメラ 商品ページ |
NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S:Z8の動体AFを“届く距離”に変える望遠ズーム

100-400mmは、Z8で野鳥・飛行機・モータースポーツ・動物園を撮りたい人にとって、特におすすめの望遠ズームです。ズームで画角を調整できるため、被写体までの距離が変わる状況でも対応しやすく、70-200mmより“もう一歩先”の領域に手が届きます。VR搭載で手持ち撮影の成功率も上がります。
ズームで追い込みやすく、被写体検出の強さを活かしやすい
野鳥撮影では、被写体までの距離が読みにくく、枝や柵の位置関係も刻々と変わります。100-400mmなら100mm側で状況を掴み、400mm側で一気に寄る動きができるため、構図作りのロスが減ります。もう一つの例は航空機で、タキシング中は短め、離陸後は長めと、同じ被写体でも必要焦点距離が変わるため、ズームの価値が大きくなります。Z8の高画素はトリミングでも強いですが、400mmまで届くとファインダー内で被写体が大きくなり、AFの追従も安定しやすい点が実戦的です。
F値と重量のバランスを理解し、暗所は撮り方でカバーする
望遠側はF5.6になるため、夕方や森の中ではシャッタースピード確保が課題になります。そこで、被写体が止まる瞬間を待つ、ISOを上げる前提で露出を安定させる、背景を整理してノイズが目立ちにくい画づくりにする、といった“撮り方”が重要になります。重量も軽量ではないので、長時間の手持ちは負担が出ますが、単焦点超望遠に比べると運用の自由度が高く、初めて本格的に望遠へ踏み込む人に向いた立ち位置です。競合として70-200mmがありますが、距離を稼ぐならこちらが優位です。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S |
発売日 | 2022年2月 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 100-400mm F4.5-5.6 |
35mm判換算 | 100-400mm相当 |
手ブレ補正 | あり(VR) |
最短撮影距離・最大倍率 | 約0.75m / 約0.38倍 |
フィルター径 | 77mm |
重量 | 約1435g |
みんなのカメラ 商品ページ |
NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S:野鳥・航空機に“本気で届かせる”超望遠単焦点
.webp?w=320)
800mmは、Z8の高画素と組み合わせたときに「撮れる/撮れない」の境界線を越えやすい焦点距離です。野鳥や航空機といった、近づけない・近づくと逃げる・立ち位置が限られる被写体に適しており、焦点距離そのものが重要です。800mm F6.3は決して気軽なレンズではありませんが、導入すると世界が変わるタイプの一本です。
小さく写りがちな被写体を“撮れるサイズ”にし、Z8の解像が活きる
干潟のシギ・サギ、湖面のカモ、滑走路遠方の機体などは、400mmではどうしても小さく写りやすい被写体です。800mmがあるとファインダー像が大きくなり、被写体検出AFが掴みやすくなるため、結果としてピントの歩留まりが上がります。さらにZ8はトリミングでも粘りますが、最初から大きく写しておくと羽毛や機体のディテールが残りやすく、編集時の自由度も高まります。撮影例として、遠方の止まり木の鳥を背景込みで整理する、上昇中の航空機を機体中心で切り取る、といった“距離が前提の撮り方”で価値が出ます。
重量・最短撮影距離・F6.3の露出はクセ、運用前提で考えるべき
超望遠はレンズ自体が大きく、手持ちで振り回せる場面は限られます。加えて最短撮影距離が長めなので、近距離の被写体には向きません。F6.3は明るい部類の超望遠とはいえ、曇天や夕方の森ではシャッタースピード確保が難しく、ISOを上げる前提で露出を安定させる必要が出ます。競合として100-400mmがありますが、被写体が小さい状況では「ズームの便利さ」より「焦点距離の絶対値」が勝つ場面が確実にあります。逆に、近距離中心なら100-400mmのほうが使える範囲が広いでしょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S |
発売日 | 2022年4月 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 800mm F6.3 |
35mm判換算 | 800mm相当 |
手ブレ補正 | あり(VR) |
最短撮影距離・最大倍率 | 約5.0m / 約0.16倍 |
フィルター径 | 95mm |
重量 | 約2385g |
みんなのカメラ 商品ページ |
NIKKOR Z 26mm f/2.8:Z8でも“持ち出せる広角”を作る薄型単焦点

26mm F2.8は、Z8のセットを軽くしたいときに効くコンパクトレンズです。標準ズームは便利でもどうしても厚みと重量が出るため、持ち運びを諦めやすくなります。そこで薄型の26mmをサブに持つと、Z8を“普段使い”に寄せやすくなります。旅行や街歩きで、カメラの存在感を減らしたい人に向きます。
広角スナップと旅行に強く、撮影テンポが上がる
26mmは、街並み・建物・テーブルフォト・集合写真まで守備範囲が広く、スナップでも構図が作りやすい焦点距離です。具体例として、路地の奥行きを入れた街スナップ、旅先のホテルの部屋で家族を入れた記録写真などで、24mmほど広すぎず扱いやすいでしょう。もう一つの利点は最短撮影距離が短く、被写体に寄った広角表現ができる点で、料理の皿と背景の雰囲気を同時に入れる撮り方とも相性が良いです。標準ズームと組み合わせると「広角側だけ軽く持つ」運用がしやすくなります。
ボケ量は大きくないので、主役の立て方は構図と距離で作る
F2.8は暗所で万能ではあるものの、大口径単焦点のような大きいボケは期待しにくいレンズです。そのため、被写体に寄って背景を遠ざける、壁や床のラインで視線誘導する、光の当たる場所に主役を置く、といった“画面設計”が重要になります。競合として35mm F1.4のような明るい広角単焦点がありますが、26mmは軽さと薄さが最大の価値です。Z8のようなハイエンドボディほど、軽量レンズを一本持っておくメリットが効いてきます。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | NIKKOR Z 26mm f/2.8 |
発売日 | 2023年6月 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 26mm F2.8 |
35mm判換算 | 26mm相当 |
手ブレ補正 | なし(Z8のボディ内手ブレ補正に対応) |
最短撮影距離・最大倍率 | 約0.20m / 約0.19倍 |
フィルター径 | 52mm |
重量 | 約125g |
みんなのカメラ 商品ページ |
NIKKOR Z 35mm f/1.4:スナップと環境ポートレートを“明るさ”で成立させる

35mm F1.4は、広角寄りの画角で背景も取り込みつつ、明るさで被写体を立てたい人に向くレンズです。Z8は高画素なので、35mmで撮って後からトリミングしても破綻しにくく、スナップで「寄れない」状況にも強くなります。夜の街や室内での撮影が多い人ほど、F1.4の価値が分かりやすいでしょう。
夜の街・室内・子ども撮影で“シャッタースピードが落ちない”安心がある
35mmは、人物と背景のバランスが取りやすく、環境ポートレートや日常の記録で使いやすい画角です。F1.4があると、夕方の公園で走る子どもを止める、室内でブレを抑えつつ家族の様子を残す、といった場面で成功率が上がります。また、薄暗い飲食店の照明下などでもISOを上げすぎずに撮れるため、肌の階調やテーブルの質感が残りやすくなります。標準ズームがF4やF2.8でも、広角単焦点を1本足すだけで“撮れる時間帯”が伸びるのは大きなメリットです。
広角のF1.4はピント位置の印象が強い、目立たせたい場所を決める
35mmでF1.4を使うと、思った以上にピントの合う位置がシビアに見えることがあります。背景を入れたいのにボケすぎる、逆に背景をボカしたいのに情報が残る、といったズレが起きやすいので、撮影意図を先に決めると扱いやすくなるでしょう。競合として26mm F2.8は携帯性、50mm F1.2は立体感が強みで、35mm F1.4は「日常の距離感で、暗所もいける」バランス型です。Z8の高解像と組み合わせると、開放でも被写体の芯が出るカットが狙いやすくなります。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | NIKKOR Z 35mm f/1.4 |
発売日 | 2024年6月 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 35mm F1.4 |
35mm判換算 | 35mm相当 |
手ブレ補正 | なし(Z8のボディ内手ブレ補正に対応) |
最短撮影距離・最大倍率 | 約0.27m / 約0.18倍 |
フィルター径 | 62mm |
重量 | 約415g |
みんなのカメラ 商品ページ |
【用途別】比較・選び方ガイド:Z8のおすすめレンズ
ここまでの8本は、どれもZ8の性能を引き出せる有力候補ですが、最終的におすすめになるものは撮るもの次第です。Z8本体の強み(高画素・強いAF・ボディ内手ブレ補正)は共通なので、レンズは“足りない要素を埋める”発想にすると選びやすくなります。同じ旅行でも「荷物を減らしたい」なら標準ズーム中心、「夜も撮りたい」なら広角単焦点が効く、といった具合に優先順位が変わります。
用途 | まずの1本 | 次に足すなら | Z8で効く点 |
|---|---|---|---|
旅行・スナップ | 24-120mm f/4 S | 26mm f/2.8 | 交換回数を減らして歩留まりを上げ、薄型広角で持ち出し頻度を確保 |
室内イベント・夜景 | 24-70mm f/2.8 S II | 35mm f/1.4 | シャッタースピード確保が最優先、広角単焦点で暗所の余裕を追加 |
ポートレート | 70-200mm f/2.8 VR S | 50mm f/1.2 S | 距離感で背景を整理しつつ、単焦点で立体感と空気感を作り込む |
動物園・航空機・野鳥 | 100-400mm f/4.5-5.6 VR S | 800mm f/6.3 VR S | ズームで状況対応し、限界を感じたら焦点距離の絶対値で世界を変える |
旅行・スナップ用であれば、まず買うべきは24-120mm f/4 S。室内イベント・夜景は24-70mm f/2.8 S II、ポートレートは70-200mm f/2.8 VR S、動物園・航空機・野鳥であれば100-400mm f/4.5-5.6 VR Sが良いでしょう。
【組み方別】比較・選び方ガイド:Z8のおすすめレンズ
次に、価格帯の目安での考え方です。Z8は本体が高性能かつ高額なぶん、レンズを盛りすぎると一気に総額が膨らみます。そこで「重複を避ける」「主戦場を決めて一点豪華にする」という組み方が現実的です。
組み方の方向性 | レンズ構成例 | 向く人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
まず1本で完結を狙う | 24-120mm f/4 S | 旅行・家族・日常が中心で、まず撮影回数を増やしたい | 暗所の動体は苦しく、後から大口径や望遠が欲しくなりやすい |
標準域を明るさ優先で固める | 24-70mm f/2.8 S II(必要に応じて35mm f/1.4を追加) | 屋内イベントや夜の撮影が多く、失敗を減らしたい | 望遠が足りない場面が早く来るので、追加レンズも前提に |
動体に強い2本体制 | 70-200mm f/2.8 VR S+100-400mm f/4.5-5.6 VR S | スポーツ・動物・航空機で、距離の変化に対応したい | 重量と携帯性は覚悟が必要、標準域は別途欲しくなることが多い |
一点豪華で作品寄りに | 50mm f/1.2 S+ | 人物や作品撮りが中心で、表現の質を最優先したい | イベントや旅行では不便が出るので、割り切りが重要 |
1本で撮影シーンを賄いたいなら、24-120mm f/4 Sが良いでしょう。また、一点豪華で作品寄りにしたいなら50mm f/1.2 S+を選び、標準ズームは後回しにする手もあります。
Z8 おすすめレンズのまとめ
Z8のレンズ選びは、万能ズームで基盤を作り、足りない部分を1本ずつ足す方法がおすすめです。レンズキット的な運用なら24-120mmが扱いやすく、暗所やイベント比率が高いなら24-70mm F2.8を軸にすると良いでしょう。人物は70-200mmと50mm F1.2で表現の幅が広がり、動物や航空機は100-400mmから始めて、必要なら800mmで到達点を作るのが現実的です。次の撮影予定を2つ思い浮かべ、そこで一番困りそうな焦点距離から選ぶと、Z8の性能がより活かせます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
撮影テクから最新ギア情報まで、“次のステップ”を後押しするネタをみんなのカメラSNS公式アカウント(X /Threads/Instagram/TikTok/YouTube)で毎日発信中。
あなたの作品がタイムラインに流れる日を、編集部一同楽しみにしています📷✨
みんなのカメラのアプリでは、最新のリーク情報や人気商品の予約・在庫情報をプッシュ通知でお届け!無料ダウンロードはこちら!












.jpg?fm=webp&q=75&w=640)
