
FUJIFILM X-T50におすすめのレンズ8選 キットの16-50から単焦点まで失敗しない選び方








FUJIFILM X-T50は約4,020万画素の高解像とボディ内手ブレ補正を両立した、持ち歩ける本格派です。だからこそレンズ選びで写りも使い勝手も大きく変わります。ここではキットレンズの候補(XC15-45mm、XF16-50mm)を軸に、スナップ向けのパンケーキ広角、表現力の高い標準単焦点、人物や運動会に強い中望遠、コスパのAF単焦点、こだわり派の大口径MFまで、X-T50で満足度が上がるレンズを厳選して紹介します。
この記事のサマリー

X-T50は高画素+強力な手ブレ補正が魅力で、レンズの性格が写真に出やすいです。

最初の1本はキットで広く試すか単焦点で表現に寄せるかを決めると迷いにくいです。

キットのXC15-45mmは軽さとOIS、XF16-50mmは解像と操作感が強みとなっています。

標準単焦点はXF33mm F1.4とXF35mm F1.4で方向性が分かれ、好みがはっきり出ます。

用途別に選ぶと、旅行は小型広角、人物は中望遠、低予算はサードパーティAFが効いています。
X-T50でレンズ選びが重要になる理由

X-T50は小型ボディに高画素センサーと強力なボディ内手ブレ補正を詰め込んだタイプなので、同じ場所で撮ってもレンズを替えるだけで解像の出方、ボケの質、AFの気持ちよさがはっきり変わります。スマホ的な自動補正に頼らず、光学の差が素直に写真へ反映されやすいのが面白いところです。
メーカー公式の仕様でも、X-T50は約4,020万画素クラスのセンサーやボディ内手ブレ補正などが確認できます(公式:FUJIFILM)。高画素はトリミング耐性が高い一方、ピント面の甘さや微ブレも目立ちやすく、レンズの解像力やAF精度が効いてきます。
具体例を挙げると、旅行で建物のディテールを拡大して見返したとき、キットズームでも十分に見えるカットと、単焦点で文字のエッジまで出るカットが混在しがちです。また子どもの屋内行事では、F値が明るい単焦点だとISOを上げすぎずに済み、肌の質感が粘る場面が増えます。
高画素=高倍率の粗探しにならないための考え方
4,020万画素クラスは、A4プリントはもちろん、後から切り出しても破綻しにくいのが長所です。一方で、ピントがわずかに外れただけでも合っていない感が出やすく、レンズのAF駆動やフォーカスの安定性が結果に直結します。
たとえば同じ標準域でも、AFが速いレンズは家族の何気ない表情を逃しにくいです。逆に描写が柔らかいレンズは、解像競争では不利でも、肌や空気感の見せ方で満足度が高まることがあり、用途と好みの整理が欠かせません。
ボディ内手ブレ補正があるからこそ、選べるレンズが増える
X-T50の強みは、手ブレ補正をレンズ側に求めなくても成立しやすいことです。結果として小型の単焦点や描写重視でOIS非搭載のズームを選びやすくなり、システムの総重量も抑えられます。
夜のスナップでは、F2のパンケーキ広角でも手持ちで粘れる場面が増えますし、F1.4の標準単焦点ならシャッタースピードを稼ぎつつ背景を整理しやすくなります。暗所=大口径一択ではなく、携帯性や画角の好みで組み立てられるのがX-T50の気持ちよさでしょう。
選び方のポイント|X-T50の強みを写りと携帯性に変える3つの軸
X-T50のおすすめレンズを選ぶ際は、キットからの伸ばし方、高画素に見合う解像とキャラクター、ボディとの重量バランスの3点を押さえることが重要です。旅行や日常スナップ中心なのか、人物や行事撮影が多いのかで、同じ標準域でも最適解は変わってきます。
またX-T50はボディが小さいぶん、大きめのレンズを付けると前玉の存在感が増し、持ち方やストラップ運用にも影響します。逆に軽量レンズだと毎日持ち出せる率が上がり、結果として写真が上達しやすい流れが作れます。
選び方1.キットの方向性を決める(15-45か、16-50か、単焦点スタートか)
最初の1本で迷うなら、キットズームの性格差を知るのが近道です。XC15-45mmは軽さと収納性が魅力で、電動ズームに慣れると旅行で便利です。一方XF16-50mmは操作感が素直で、広角24mm相当スタートの使いやすさと高画素対応の安心感が売りになります。
単焦点スタートも有力で、33mm前後(50mm相当)は日常の距離感に合いやすく、ボケと暗所耐性で写真らしさを最短で体感できます。具体例として、カフェのテーブルフォトは単焦点が強く、観光地の風景と人物を1本で済ませたいなら標準ズームが堅実です。
選び方2.解像の良さだけでなく、ボケ・色・逆光の癖も見る
X-T50は細部が写るぶん、レンズの個性も拡大して見えます。高解像系のレンズは建築や風景で気持ちよく、後でトリミングしても破綻しにくいのがメリットです。対してクラシック寄りのレンズは、開放での滲みやボケの柔らかさが魅力になり、人物やスナップで雰囲気が出やすくなります。
同じF1.4でも、ピント面の立ち上がりや周辺の落ち方で写真の印象は変わります。たとえば子どものポートレートでは、キレの強いレンズはまつ毛までシャープに出ますし、柔らかいレンズは肌の見え方が穏やかになりやすいので、好みが分かれやすいポイントです。
選び方3.438gボディに対して首と手が疲れない構成を作る
X-T50はボディが軽いので、レンズの重さが体感に直結します。パンケーキや軽量ズームなら、カバンから出すハードルが下がり、散歩や買い物のついでに撮る回数が増えます。結果として設定や画角の判断が速くなるメリットも得やすいでしょう。
反対に中望遠の大口径は、人物や運動会で成果が出る一方、長時間の手持ちでは前腕が疲れがちです。たとえば子どもの競技を追い続ける日と、街歩きで気軽に撮る日では最適な重さが違うので、用途に合わせて2本体制にするのも現実的です。
X-T50おすすめレンズの比較 早見表

全体像を、把握しておくために下の表は何が得意かを一言で整理しました。キット候補の2本は性格が違うので、ここで方向性を決めると後の追加レンズも選びやすくなります。
製品名 | 一言での特徴・おすすめポイント |
|---|---|
高画素対応の新世代標準ズーム、24-75mm相当の守備範囲が広い | |
とにかく軽く小さい、電動ズーム+OISで旅行の省荷物に強い | |
高解像とAFの両立、標準単焦点を一本だけ選ぶなら有力 | |
柔らかいボケと空気感、スナップや人物で味が出る定番 | |
27mm相当のパンケーキ広角、街歩きを軽快にする | |
135mm相当の中望遠で人物・行事に強い、背景整理が一気に楽になる | |
低予算でAF単焦点を増やしたい人向け、まず単焦点体験ができる | |
35mm相当の超大口径MF、操作も写りも撮る行為を楽しめる |
早見表の段階では、焦点距離の穴埋めより「持ち出す頻度を上げたいのか」「人物のボケを優先したいのか」を先に決めるのがコツです。毎日持つならXC15-45mmやXF18mm、写真作品の満足度を上げたいなら標準単焦点、行事やポートレートの成果重視ならXF90mmが分かりやすい選択になります。
XF16-50mm F2.8-4.8 R LM WR|24-75mm相当を高画素で楽しむ

XF16-50mm F2.8-4.8 R LM WRは、X-T50のレンズキットで選ばれやすい新しい標準ズームです。16mm始まり(35mm判換算で約24mm相当)の広角が地味に効き、旅先の室内や狭い路地でもあと一歩引けないを助けてくれます。高画素ボディと組み合わせても細部が崩れにくい設計が狙いで、一本で広く撮り切りたい人に向きます。
開放F値は広角F2.8から望遠側でF4.8と、明るさだけ見れば大口径ズームではありません。それでもX-T50のボディ内手ブレ補正があるため、夜の街角や薄暗い室内でも撮れる場面が増え、携帯性と画質のバランスで強さが出ます。
旅行・日常の迷う時間を減らす、素直な画角とAF
24-75mm相当は、風景・建物・料理・人物の集合写真まで無理なくこなせる守備範囲です。たとえば観光地で「広く風景→寄って看板→少し引いて人物」という流れを、レンズ交換なしでテンポよく撮れます。荷物を減らしたい家族旅行では、このテンポの良さが後から効いてきます。
AFが静かで動作が素直なズームは、日常のスナップでもストレスが溜まりにくいのがメリットです。子どもがふと振り向いた瞬間や、猫がこちらを見た一瞬など、反応の遅れが失敗につながる被写体ほど、レンズの扱いやすさが成功率を左右します。
注意点は明るさより「寄り」と「表現の尖り」をどう補うか
望遠端がF4.8なので、夜の室内で動く被写体はシャッタースピードが稼ぎにくいことがあります。手ブレ補正は効いても被写体ブレは止められないため、そうした用途が多いなら、標準単焦点を2本目に足すと一気に楽になります。
もう一つは表現の尖りです。標準ズームは万能な反面、強いボケや極端な圧縮効果は得意ではありません。背景を大きく整理したいポートレートや、運動会で表情を抜きたい場面はXF90mm、室内の雰囲気を残したい場面はXF33mmやXF35mmと、目的別に補うとシステムが完成します。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | XF16-50mm F2.8-4.8 R LM WR |
発売日 | 2024年6月 |
対応センサーサイズ | APS-C(FUJIFILM Xマウント) |
焦点距離・開放F値 | 16-50mm F2.8-4.8 |
35mm判換算 | 約24-75mm相当 |
手ブレ補正 | なし |
最短撮影距離・最大倍率 | 約0.24m/約0.3倍(メーカー発表の数値) |
フィルター径 | 58mm |
重量 | 約240g |
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XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ|軽量キットで最短距離、毎日持ち歩けるズーム

XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZは、軽さと収納性を優先した標準ズームです。電源オンでレンズが繰り出す電動ズーム(PZ)なので好みは分かれますが、オフ時は驚くほどコンパクトになり、X-T50を「小さく持つ」方向に振り切れます。レンズキット価格が魅力になりやすく、初期投資を抑えたい人の入り口として強い一本です。
光学式手ブレ補正(OIS)を搭載しているため、ボディ内手ブレ補正と合わせて安定しやすいのもポイントです。
旅行のスナップで効く、軽さ・広さ・収納性
35mm判換算で約24-68mm相当は、観光地の風景と人物をまとめやすい焦点域です。たとえば商店街のスナップでは広角側で空気感を入れ、少し寄りたいときは望遠側へ、と直感的に動けます。軽いので首から下げても疲れにくく、結果として撮る回数が増えるのも大きなメリットでしょう。
中古でレンズキットを探す人にも、このレンズは候補になりやすいタイプです。市場に流通量が多く、状態の選択肢が出やすい一方、電動ズームの動作感は個体差より好みの問題が大きいので、使い方のイメージを持って選ぶと納得感が高まります。
電動ズームの癖と、暗所の動体だけは割り切りが必要
PZは動画では滑らかにズームできて便利ですが、静止画で「あと少しだけ寄る」を微調整しにくいと感じる人もいます。特にスナップでテンポよく画角を変えたい場合は、リング操作のズームに慣れた人ほど違和感が出るでしょう。
もう一つは開放F値の暗さです。夜の室内で動く被写体は、ISOを上げるか、シャッター速度を落とすかの判断が必要になります。たとえば誕生日会のろうそくを雰囲気よく撮るなら単焦点の追加が効きますし、日中中心ならこの一本で十分戦えます。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ |
発売日 | 2018年3月 |
対応センサーサイズ | APS-C(FUJIFILM Xマウント) |
焦点距離・開放F値 | 15-45mm F3.5-5.6 |
35mm判換算 | 約23-69mm相当 |
手ブレ補正 | あり(OIS) |
最短撮影距離・最大倍率 | 約0.13m/約0.24倍(メーカー発表の数値) |
フィルター径 | 52mm |
重量 | 約135g |
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XF33mm F1.4 R LM WR|高解像X-T50の標準単焦点

XF33mm F1.4 R LM WRは、35mm判換算で約50mm相当の標準単焦点です。日常の距離感で自然に切り取れる画角に加えて、F1.4の明るさと高い解像力が魅力で、X-T50のセンサー性能を素直に引き出しやすい一本です。ズームから単焦点へ移行する2本目としても、最初から写真の芯を作る1本としても選びやすいでしょう。
AFが速く静かで、被写体検出AFとの相性も良好です。スナップだけでなく、子どもの表情やペットの目にピントを置きたい撮影で、成功率に貢献します。
標準画角の強みは被写体が決まっていない日に出る
50mm相当は、寄ればポートレート、引けば環境込みの人物、少し上を向けば街のディテール、と1日の中で被写体が変わっても対応しやすい画角です。たとえば旅行で「食事→ホテル→夜景→家族写真」を同じレンズで撮っても、画角が破綻しにくいのが標準の強みです。
F1.4は暗所で助かるだけでなく、背景を整理して主役を立てられます。室内で子どもを撮るとき、生活感のある背景を大きくぼかし、目線や表情に意識を集中させられるのは単焦点ならではの快感でしょう。
良く写るがゆえの注意点と、競合のXF35mm F1.4との違い
解像力が高いレンズは、ピントが合ったときの気持ちよさがある反面、ピント位置がシビアに感じやすい面もあります。近接でF1.4を使うと被写界深度が薄く、まつ毛に合っても瞳が外れることがあるので、連写やAF設定の工夫が効いてきます。
よく比較されるのがXF35mm F1.4です。XF33mmは現代的に整った写りで、線が立ちやすく逆光耐性も安定しやすい方向性です。XF35mmは空気感やボケの味に寄るので、作品の雰囲気を優先する人は後者が刺さることがあります。人物中心で失敗したくないならXF33mm、味や柔らかさを優先するならXF35mm、という切り分けが分かりやすいでしょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | XF33mm F1.4 R LM WR |
発売日 | 2021年9月 |
対応センサーサイズ | APS-C(FUJIFILM Xマウント) |
焦点距離・開放F値 | 33mm F1.4 |
35mm判換算 | 約50mm相当 |
手ブレ補正 | なし |
最短撮影距離・最大倍率 | 約0.30m/約0.15倍(メーカー発表の数値) |
フィルター径 | 58mm |
重量 | 約360g |
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XF35mm F1.4 R|写りの雰囲気で選ぶ標準、スナップが楽しくなる定番

XF35mm F1.4 Rは、Xマウントを象徴する標準単焦点の一つです。35mm判換算で約50mm相当という扱いやすい画角はそのままに、現代的なカリカリ解像とは違う、ボケや階調の味で支持され続けています。X-T50の高画素でも、数字の性能だけでは測れない魅力が残るタイプです。
「標準単焦点が欲しいけれど、整いすぎた写りより少し情緒が欲しい」という人には、今でも十分に検討価値があります。中古流通も比較的多く、レンズキットからのステップアップで選ばれやすいのも特徴です。
人物・夜スナップで効く、柔らかいボケと立体感
開放F1.4は暗所に強く、夜の商店街や室内でもシャッタースピードを稼げます。たとえば飲食店のカウンターで、手前のグラスにピントを置き、背景の灯りを柔らかくぼかすと、空気感ごと写せる方向性が出ます。フィルムシミュレーションの世界観とも相性が良く、JPEG撮って出し派にも向きます。
人物撮影では、背景が騒がしい場所でも主役を浮かせやすいのが利点です。被写体との距離を少し詰めれば、顔の立体感と背景の分離が作りやすく、家族の記録が作品寄りに寄っていきます。
AFや周辺画質の癖を理解すると、むしろ武器になる
最新世代のXF33mmと比べると、AFの動きや逆光の粘りは控えめで、状況によっては迷いが出ることがあります。動体の成功率を最優先するならXF33mmの方が安心しやすいでしょう。一方で、じっくり撮るスナップやポートレートでは、このレンズの描写が刺さることがあります。
高画素ボディでは周辺まで均一に解像を求めたくなりますが、XF35mm F1.4は中心で主役を見せる撮り方が似合います。たとえば被写体を中央寄りに置き、周辺は雰囲気として流す構図にすると、レンズの個性が写真の意図として成立しやすくなります。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | XF35mm F1.4 R |
発売日 | 2012年2月 |
対応センサーサイズ | APS-C(FUJIFILM Xマウント) |
焦点距離・開放F値 | 35mm F1.4 |
35mm判換算 | 約53mm相当 |
手ブレ補正 | なし |
最短撮影距離・最大倍率 | 約0.28m/約0.17倍(メーカー発表の数値) |
フィルター径 | 52mm |
重量 | 約187g |
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XF18mm F2 R|パンケーキ広角で、X-T50を毎日カメラにする

XF18mm F2 Rは、薄型のパンケーキ広角として人気の単焦点です。35mm判換算で約27mm相当なので、街並みや室内の空気感を取り込みやすく、スナップで状況ごと写す写真が作りやすくなります。X-T50の小型ボディと合わせると、カメラ全体のまとまりが良く、持ち出す頻度を上げたい人に向きます。
広角F2は、暗所の切り札というより使いやすい明るさです。夜の街角や室内でも、ボディ内手ブレ補正と合わせて、ISOを無理に上げずに済む場面が出てきます。
旅行・街歩きの記録が上手くなる、27mm相当の距離感
27mm相当は、人物と背景の関係を自然に残しやすい画角です。たとえば旅先で友人を撮るとき、顔だけのアップではなく、看板や建物の雰囲気も一緒に残せます。後から見返したとき「どこで、どんな空気だったか」が伝わる写真になりやすいのが広角の強みです。
もう一つの具体例として、テーブルフォトに広角を使うと、料理+店内の雰囲気まで写せます。主役を手前に置き、背景を少しぼかして情報量を整理する撮り方ができると、広角単焦点は一気に楽しくなります。
広角はボケ量より配置で勝負、歪みの使い方もポイント
広角は標準や中望遠ほど背景を大きくぼかしにくいので、被写体と背景の整理は立ち位置と構図で決まります。たとえば主役を画面の端に置くとパースが強調されやすく、人物が伸びて見えることがあるため、人物中心なら中央寄りの配置が無難です。
また広角は、近づくほどダイナミックになります。建物の線を活かしたいなら水平垂直を意識し、あえて煽って迫力を出すなら歪みを演出として使う、と意図を持つと失敗が減ります。ズームで広角端を使うより、単焦点の潔さが撮り方を鍛えてくれるのも魅力でしょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | XF18mm F2 R |
発売日 | 2012年2月 |
対応センサーサイズ | APS-C(FUJIFILM Xマウント) |
焦点距離・開放F値 | 18mm F2 |
35mm判換算 | 約27mm相当 |
手ブレ補正 | なし |
最短撮影距離・最大倍率 | 約0.18m/約0.14倍(メーカー発表の数値) |
フィルター径 | 52mm |
重量 | 約116g |
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XF90mm F2 R LM WR|人物も運動会も背景整理で勝てる、135mm相当の切り札

XF90mm F2 R LM WRは、35mm判換算で約135mm相当の中望遠単焦点です。ポートレートで背景を大きくぼかし、被写体を強く浮かせられるのが魅力で、X-T50の被写体検出AFと組み合わせると人物撮影の成功率が上がります。運動会や屋外スポーツなど、距離が取りにくい場面でも表情が撮れる焦点距離です。
F2は中望遠としては十分に明るく、屋外ならシャッタースピードも確保しやすいレンジです。高画素と組み合わせることで、髪の毛や衣服の質感まで描写しやすく、成果が見えやすいレンズでもあります。
ポートレートで場所の悪さを消せる、圧縮とボケの強さ
中望遠の強みは、背景を整理しやすいことです。たとえば公園で撮っても、遊具や看板など雑多な要素を大きくぼかして消し込みやすく、被写体の存在感だけを残せます。背景がスッキリすると、写真全体の上手さが一段上がったように見えるのが中望遠の怖さでもあります。
もう一つの例として、発表会の屋外スナップでは、少し離れた位置から自然な表情を狙えます。近づきすぎて警戒されることが減り、結果として柔らかい表情が残りやすいのは、家族撮影では大きな価値でしょう。
重さと最短撮影距離は要注意、日常常用より目的レンズとして強い
中望遠大口径はどうしてもレンズが大きくなり、X-T50の軽いボディに付けると前寄りのバランスになります。長時間手持ちで追い続ける撮影では疲れやすいので、ストラップの使い方や持ち方を工夫したくなります。毎日持ち歩く一本というより、「今日は人物・行事の日」と決めて持ち出すと満足度が上がります。
また最短撮影距離が長めなので、テーブルフォトや小物のクローズアップでは寄り切れないことがあります。室内での物撮りもしたいなら標準単焦点、旅先の街並みも撮りたいなら標準ズームと、役割分担で組むと使いどころが明確になります。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | XF90mm F2 R LM WR |
発売日 | 2015年7月 |
対応センサーサイズ | APS-C(FUJIFILM Xマウント) |
焦点距離・開放F値 | 90mm F2 |
35mm判換算 | 約137mm相当 |
手ブレ補正 | なし |
最短撮影距離・最大倍率 | 約0.60m/約0.20倍(メーカー発表の数値) |
フィルター径 | 62mm |
重量 | 約540g |
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TTArtisan AF 35mm F1.8 Mark I|低予算でもAF単焦点、ボケる楽しさに手が届く

TTArtisan AF 35mm F1.8 Mark Iは、手頃な価格帯でオートフォーカスの単焦点を試せるサードパーティレンズです。純正の大口径単焦点は魅力的でも、いきなり複数本そろえるのは負担が大きいものですが、このクラスなら「単焦点の写りと撮り方」を現実的な予算で体験できます。X-T50のボディ内手ブレ補正もあるため、F1.8の明るさが素直に効きます。
標準域の単焦点は、被写体を決めずに歩く日でも扱いやすく、ズームキットとの併用でも役割がかぶりにくいのが良いところです。
キットズームの次に足すと、写真の変化が分かりやすい
キットズームから単焦点へ替えると、背景のボケ方と暗所耐性の違いがすぐに体感できます。たとえば室内で子どもを撮るとき、ズームでは背景が残りがちでも、F1.8なら背景の情報量を減らせます。写真が整理されるだけで、撮れたカットの“当たり率”が上がる感覚が得られやすいでしょう。
もう一つの例として、夜のスナップで看板の光や車のヘッドライトを取り入れると、ボケが写真的なアクセントになります。純正ほどの整ったボケを期待しすぎないのがコツですが、表現の幅は確実に広がります。
注意点は品質の個体差と、AFの癖を許容できるか
サードパーティは価格が魅力な一方、純正と比べるとAFの迷い方や、逆光でのコントラスト低下などで差が出ることがあります。特に顔・瞳AFを多用する人は、動体での追従や迷い方をイメージしておくと安心です。用途が家族の動体中心なら、予算を寄せて純正のXF33mmを選ぶ判断もあります。
とはいえ、静物・スナップ中心なら“十分使えるAF単焦点”として価値が出ます。まずこの一本で標準単焦点の楽しさを掴み、次に純正へ行くのか、焦点距離を広げるのかを決める流れは、失敗しにくい組み立てでしょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | TTArtisan AF 35mm F1.8 Mark I |
発売日 | 2022年7月13日 発売 |
対応センサーサイズ | APS-C(FUJIFILM Xマウント) |
焦点距離・開放F値 | 35mm F1.8 |
35mm判換算 | 約53mm相当 |
手ブレ補正 | なし |
最短撮影距離・最大倍率 | 約0.6m/最大倍率非公表(流通情報ベース) |
フィルター径 | 52mm |
重量 | 約200g |
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Voigtlander Nokton 23mm F1.2 SC|35mm相当の超大口径MF、操作も写りも濃い一本
Voigtlander Nokton 23mm F1.2 SCは、35mm判換算で約35mm相当の画角をF1.2で使えるマニュアルフォーカスレンズです。AF前提の快適さとは別ベクトルで、ピントを合わせる工程そのものを楽しみたい人に向きます。X-T50のEVF拡大表示やピーキングを使えば、MFでも精度は出しやすく、撮影のリズムが変わるのを感じられるでしょう。
スナップでの35mm相当は、標準より少し広く、広角より主役に寄れる絶妙な画角です。F1.2の浅い被写界深度と組み合わせると、日常が一気に“作品寄り”に傾きます。
被写体との距離が決まると、写真の密度が上がる
35mm相当は、被写体に少し近づいて撮ることで臨場感が出ます。たとえば街角で人を入れずに看板や小物を切り取るとき、寄って背景を整理しつつ、空気感は残す、といった撮り方がしやすい画角です。F1.2を開ければ背景は大胆に溶け、主役の存在感が強く出ます。
夜のスナップでも、F1.2は光量の余裕を作ります。暗い路地で看板の光だけを頼りに撮る場面や、室内で窓光を活かす場面で、ISOを抑えやすく階調が残りやすいのは大口径の分かりやすい恩恵です。
レンズなしレリーズ設定と、テンポの遅さは事前に理解したい
MFレンズは撮影テンポが落ちやすく、動く子どもやペットを主目的にする人には不利です。逆に、建物・静物・落ち着いたポートレートなど、被写体が大きく動かない撮影では、集中して一枚を作れるメリットになります。
また電子接点のないレンズを使うとき、ボディ側で「レンズなしレリーズ」を許可する設定が必要になる場合があります。撮影当日に慌てないよう、事前にメニュー内の設定を確認しておくと安心です。キットやAFレンズとは別の“作法”が要る点も含めて、楽しめる人にとっては強い一本です。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | Voigtlander Nokton 23mm F1.2 SC |
発売日 | 2021年9月 |
対応センサーサイズ | APS-C(FUJIFILM Xマウント) |
焦点距離・開放F値 | 23mm F1.2 |
35mm判換算 | 約35mm相当 |
手ブレ補正 | なし |
最短撮影距離・最大倍率 | 約0.18m/最大倍率非公表(メーカー発表の範囲で要確認) |
フィルター径 | 46mm |
重量 | 約215g |
比較・選び方ガイド|用途別に決めるX-T50おすすめレンズの最適解
ここまで紹介したレンズは、どれが上というより、向いている被写体と撮影テンポが違います。迷ったときはどんな場面で困っているか、その困りごとを一番少ない本数で解決できる組み合わせを選ぶとブレません。
特にX-T50のレンズキットをどうするか(XC15-45mmかXF16-50mmか)は、後の追加レンズの方向性を決めます。軽さ最優先ならXC、写りと操作の安心感ならXF、という整理がしやすいでしょう。
下の表は用途別のおすすめレンズとポイントを整理したものです。レンズ名だけでなく、なぜそれが効くのかも合わせて考えると、購入後の後悔が減ります。
主な用途 | おすすめ | 選ぶ理由と注意点 |
|---|---|---|
旅行・日常を1本で | XF16-50mm/XC15-45mm | 交換なしで幅広く対応。夜の動体は単焦点追加が効く |
街歩きスナップを軽快に | XF18mm F2 | 小型で持ち出し頻度が上がる。人物は端に置きすぎない |
人物・家族の自然な距離 | XF33mm F1.4 /XF35mm F1.4 | 標準単焦点は失敗が少ない。XF33は現代的、XF35は味重視 |
運動会・発表会・屋外スポーツ | XF90mm F2 | 距離があるほど強い。重さと寄れなさは割り切る |
低予算で単焦点を増やしたい | TTArtisan AF 35mm F1.8 | まず単焦点体験。AFの癖や逆光の粘りは過度に期待しない |
操作も写りもこだわりたい | Nokton 23mm F1.2 SC | MF前提で撮影テンポは落ちる。レンズなしレリーズ設定を確認 |
予算の組み方も現実的に考えておきたいところです。たとえば「まずキットで1本→次に標準単焦点」という流れは失敗しにくく、2本で日常の大半が撮れます。具体的には、軽さ優先ならXC15-45mm+XF35mm F1.4、写りと安心感優先ならXF16-50mm+XF33mm F1.4が分かりやすい組み合わせです。
もう一段階上げるなら、人物をしっかり撮りたい日にXF90mmを足すと“写真が変わった感”が出ます。逆に荷物を減らしたい人は、XF18mm F2を追加して「広角単焦点+標準ズーム」の2本にすると、旅の満足度が上がりやすいでしょう。ボディカラーがシルバーの場合、見た目の統一感を重視してキット構成を選ぶ人もいます(キットや販売形態はFUJIFILM公式オンラインも参考になります)。
X-T50のおすすめレンズまとめ
X-T50のおすすめレンズ選びは、キットで広く試すのか、単焦点で表現に寄せるのかを最初に決めるとスムーズです。軽さと収納性ならXC15-45mm、写りと操作の安心感ならXF16-50mmが軸になり、次の一本は標準単焦点(XF33mmかXF35mm)を足すと暗所とボケで写真が変わります。人物や運動会で成果を出したいならXF90mm、毎日持ち歩く楽しさならXF18mm、低予算の単焦点体験ならTTArtisan、撮る工程まで楽しむならNokton 23mmが効きます。まずは「一番よく撮る被写体」を思い出し、そこに直結する一本から組み立ててみてください。
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