
2026年上半期ニコンレンズランキング Zマウントが68.0%【みんなのカメラ調べ】








2026年上半期、みんなのカメラで成立したニコンのレンズ取引で、件数の首位はNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sでした。2位は180-600mm、3位は70-200mm f/2.8のズームです。上位20製品の平均取引価格に加え、マウント別の取引傾向や、同じ焦点距離のZ・Fレンズの価格差を紹介します。
この記事のサマリー

ニコンのレンズの取引量は、Zマウント68.0%、Fマウント32.0%。TOP10はZマウント7本・Fマウント3本

同じ期間のニコンのボディはミラーレス一眼61.7%、キヤノンのレンズはRF系52.9%。3つのなかでレンズのZマウント比率が最も高い

24-120mm f/4と24-70mm f/2.8が、ZマウントとFマウントの両方でTOP10入り。平均取引価格はFマウント側が低く、Zマウント側の4割前後

取引が確認できた製品の種類数はFマウント54製品・Zマウント35製品。種類ではFマウントが多く、構成比は逆転している

月間の首位は6ヶ月すべてZマウント。月ごとのZマウント比率は55.6%〜88.6%
本データについて

項目 | 内容 |
|---|---|
データソース | みんなのカメラのフリマ取引実績 |
データ期間 | 2026年1月1日〜6月30日 |
対象 | ニコンの交換レンズ(新品・中古を問わない) |
マウント区分 | 製品名が「NIKKOR Z」で始まるものをZマウント、それ以外をFマウントとする |
平均取引価格 | 対象期間に成立した取引価格の平均(税込) |
発売年 | 各モデルの国内初発売年 |
なお、本データはみんなのカメラ上のフリマ取引に基づくものであり、日本のカメラ市場全体を代表するものではありません。みんなのカメラにおける取引傾向としてご覧ください。
【注目ポイント】ニコンのレンズで見えた3つの発見

注目1|Zマウントの取引件数割合は、ボディのミラーレス割合より高い
同じ期間のニコンのボディ、キヤノンのレンズの構成比を並べると、次のようになります。
対象 | 比較する指標 | 割合 |
|---|---|---|
ニコンのレンズ | レンズ取引全体に占めるZマウントの割合 | 68.0% |
ニコンのボディ | ミラーレス一眼とデジタル一眼レフの取引件数に占めるミラーレス一眼の割合 | 61.7% |
キヤノンのレンズ | レンズ取引全体に占めるRF系の割合 | 52.9% |
ニコンのレンズのZマウント比率は、ボディのミラーレス比率を6.3ポイント、キヤノンのレンズのRF系比率を15.1ポイント上回りました。

ただし、ボディとレンズでは取引の対象が異なり、購入者の買い替え履歴を追跡した集計でもありません。この差は今回の取引構成の違いを示すもので、「ボディよりレンズの買い替えが進んでいる」と言い切ることまではできません。
取引が確認できた製品の種類数は、Fマウント54製品、Zマウント35製品でした。Fマウントは取引された製品の種類が多く、Zマウントは取引件数が多いという違いが見られます。
注目2|標準ズーム2組の平均取引価格は、FマウントがZマウントの4割前後
TOP10には、24-120mm f/4と24-70mm f/2.8が、それぞれZマウントとFマウントの両方で入っています。取引順位はどちらもZマウント側が上位ですが、平均取引価格はFマウント側が低くなっています。
比較する焦点距離・開放F値 | Zマウントの順位・平均取引価格 | Fマウントの順位・平均取引価格 | 平均取引価格の差 |
|---|---|---|---|
24-120mm f/4 | 1位・113,868円 | 6位・45,040円 | 68,828円 |
24-70mm f/2.8 | 4位・183,226円 | 8位・69,963円 | 113,263円 |
※24-70mm f/2.8のZマウント側は、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sです。S IIではありません。価格差は、掲載した平均取引価格同士の差です

Fマウント側の平均取引価格は、どちらの組み合わせでもZマウント側の4割前後でした。ただし、焦点距離と開放F値が共通していても、製品の仕様や個体の状態まで同じ条件で比べた数字ではありません。価格差をそのまま性能差として読むことはできず、価格が購入理由だったかも本集計では分かりません。
注目3|ズームが80.9%。TOP10はすべてFXフォーマット
ニコンのレンズ取引をタイプ別に見ると、ズームレンズが80.9%、単焦点レンズが19.1%でした。TOP10はズーム9本・単焦点1本で、単焦点はNIKKOR Z 50mm f/1.8 S(9位)のみです。
Zマウントの内訳は、FXフォーマットが91.0%、DXフォーマットが9.0%でした。TOP10の10本はすべてFXフォーマットで、DXレンズが最初に現れるのは11位です。
ニコン レンズ TOP10

【1位】NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
24mmから120mmまでをカバーする標準ズームが首位になりました。TOP10には24-70mmや24-200mmのズームも入っており、標準域を含む複数のズームレンズが上位に並んでいます。
【2位】NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR
望遠端の600mmは、TOP10に入ったレンズのなかで最も長い焦点距離です。7位のFマウント200-500mmとともに、超望遠域をカバーするズームが上位に入りました。
【3位】NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S
平均取引価格はTOP10で最も高い一方、取引件数でも3位に入りました。今回の上位には、比較的価格の低いレンズだけでなく、大口径の望遠ズームも含まれています。
【4位】NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
15位には2025年発売のNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIも入っています。同じZマウントの24-70mm f/2.8でも、異なる世代の製品がどちらもTOP20に入りました。
【5位】NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
24mmから200mmまでをカバーするズームです。10位の28-400mmと比べると広角側の焦点距離が短く、望遠端も異なります。幅広い焦点距離をカバーするズームを比べる際は、順位だけでなく必要な撮影範囲も確認したいところです。
【6位】AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
TOP10に入ったFマウント3本のなかでは最上位で、平均取引価格はTOP10全体で最も低いレンズです。Fマウントの標準ズームも、今回の取引上位に入りました。
【7位】AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
TOP10に入ったFマウント3本のうち、唯一の超望遠ズームです。ほかの2本が標準ズームであるのに対し、このレンズは200-500mmの望遠域をカバーします。
【8位】AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
2007年発売で、TOP10では最も発売年が古いモデルです。焦点距離と開放F値が共通するZマウントの24-70mm f/2.8 Sも4位に入っており、両マウントの標準ズームが上位に並びました。
【9位】NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
TOP10で唯一の単焦点レンズです。ズームが上位の大半を占めるなか、焦点距離が50mmに固定されたこのレンズが9位に入りました。
【10位】NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VR
28mmから400mmまでをカバーするズームです。2024年発売で、今回のTOP10では最も発売年が新しいモデルでした。
ニコン レンズ TOP10一覧
順位 | 製品名 | マウント | タイプ | 平均取引価格 | 発売年 |
|---|---|---|---|---|---|
1 | NIKKOR Z 24-120mm f/4 S | Zマウント | ズーム | 113,868円 | 2022年 |
2 | NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR | Zマウント | ズーム | 201,825円 | 2023年 |
3 | NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S | Zマウント | ズーム | 222,441円 | 2020年 |
4 | NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S | Zマウント | ズーム | 183,226円 | 2019年 |
5 | NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR | Zマウント | ズーム | 75,078円 | 2020年 |
6 | AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR | Fマウント | ズーム | 45,040円 | 2010年 |
7 | AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR | Fマウント | ズーム | 120,192円 | 2015年 |
8 | AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED | Fマウント | ズーム | 69,963円 | 2007年 |
9 | NIKKOR Z 50mm f/1.8 S | Zマウント | 単焦点 | 62,539円 | 2018年 |
10 | NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VR | Zマウント | ズーム | 157,771円 | 2024年 |
※出典:みんなのカメラ調べ。
ニコン レンズ TOP11〜20一覧
順位 | 製品名 | マウント | タイプ | 平均取引価格 | 発売年 |
|---|---|---|---|---|---|
11 | NIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VR | Zマウント | ズーム | 88,497円 | 2025年 |
12 | NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S | Zマウント | ズーム | 262,680円 | 2022年 |
13 | NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S | Zマウント | 単焦点 | 88,404円 | 2021年 |
14 | NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR | Zマウント | ズーム | 51,978円 | 2021年 |
15 | NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II | Zマウント | ズーム | 300,427円 | 2025年 |
16 | NIKKOR Z 40mm f/2 (SE) | Zマウント | 単焦点 | 25,919円 | 2023年 |
17 | NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR シルバー | Zマウント | ズーム | 12,680円 | 2021年 |
18 | NIKKOR Z 20mm f/1.8 S | Zマウント | 単焦点 | 104,595円 | 2020年 |
19 | AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR | Fマウント | ズーム | 19,892円 | 2016年 |
20 | AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G | Fマウント | 単焦点 | 11,587円 | 2009年 |
11〜20位には単焦点レンズが4本入り、TOP20全体ではズーム15本・単焦点5本となりました。マウント別ではZマウント15本・Fマウント5本です。
月間首位は6ヶ月すべてZマウント
月ごとに集計すると、首位は6ヶ月すべてZマウントのレンズでした。
月 | 月間首位 | マウント |
|---|---|---|
1月 | NIKKOR Z 50mm f/1.8 S | Zマウント |
2月 | NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR シルバー | Zマウント |
3月 | NIKKOR Z 24-120mm f/4 S | Zマウント |
4月 | NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR | Zマウント |
5月 | NIKKOR Z 24-120mm f/4 S | Zマウント |
6月 | NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S | Zマウント |
月ごとのZマウント比率は、2月の55.6%から4月の88.6%まで動きました。1月から3月は55〜61%台、4月以降は73%を下回った月がありません。半年を通した68.0%は、後半3ヶ月の高い比率に引き上げられた数字です。
本記事の主なデータポイント
項目 | 数値 |
|---|---|
集計期間 | 2026年1月1日〜6月30日(状態を問わない) |
ニコンのレンズのマウント構成 | Zマウント68.0%/Fマウント32.0% |
構成比の比較 | ニコンレンズ(Z)68.0%/ニコンボディ(ミラーレス)61.7%/キヤノンレンズ(RF系)52.9% |
TOP10のマウント | Zマウント7本・Fマウント3本 |
同じ焦点距離の標準ズーム | 24-120mm f/4の差68,828円/24-70mm f/2.8の差113,263円(Z側が高い) |
取引が確認できた製品の種類数 | Fマウント54製品・Zマウント35製品 |
タイプ構成 | ズームレンズ80.9%/単焦点レンズ19.1%(TOP10はズーム9本) |
月間首位 | 6ヶ月すべてZマウント。月次のZマウント比率は55.6%〜88.6% |
編集部コメント|順位と平均取引価格は、別の見方をする
今回のニコンのレンズは、上位の顔ぶれの中心がZマウントでも、TOP10からFマウントが消えていません。標準ズームと超望遠が残っています。同じ24-120mm f/4や24-70mm f/2.8が両マウントで並んでいるので、手元のボディがFマウントでも、Z側の順位だけを見て候補を絞る必要はありません。
ズームが上位の大半を占めるため、単焦点を探すときは11位以降の商品まで見ることになります。ZマウントのボディでFマウントのレンズを使う場合はマウントアダプターが必要で、一部の機能に制限があります。手元のボディとの対応を確かめると、購入後に必要になる費用や使い方を考えやすくなります。
ランキングは取引実績を知るための情報です。順位だけで決めず、使いたい焦点距離と、購入する個体の状態をあわせて確認してください。
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