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アスペクト比とは?計算方法、16:9・4:3・3:2・1:1の使い分け、撮影のポイントなどを解説


アスペクト比は、写真や動画の「横と縦の比率」を決める基本設定です。16:9、4:3、3:2、1:1。この比率の違いだけで、同じ被写体でも印象や使い勝手は大きく変わります。SNSで自動トリミングされたり、動画に黒帯が入ったり、プリントで思わぬ余白が出たりする原因の多くも、実はアスペクト比の選び方にあります。この記事では、そもそもアスペクト比とは何かという部分から、計算方法、代表的な比率一覧、16:9・4:3・3:2・1:1それぞれの使いどころ、スマホやカメラでの変更時の注意点までを分かりやすく解説します。撮影前に完成の形を意識できるようになれば、構図も編集も格段に上達します。
この記事のサマリー

アスペクト比とは「横:縦」の比率。解像度(ピクセル数)とは別物

アスペクト比の計算は「縦横を最大公約数で割る」「片方の辺を式で求める」

基本的にアスペクト比は用途で選ぶ。迷ったら4:3か3:2がおすすめ

撮影段階で余白を残すとトリミング耐性が上がる

画素数を最大限残したい場合は、標準比率で撮って必要に応じて後からトリミングする
アスペクト比とは、画像や画面の横と縦の長さの比率
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アスペクト比とは、画像や画面の横と縦の長さの比率です。アスペクト比の英語は「aspect ratio」。仕様表や編集の文脈で「AR」と略されることもあります。日本語では「縦横比」「画面比」と書かれることもありますが、意味はほぼ同じです。「フレームの形」と捉えると理解が速いでしょう。表記は基本的に「横:縦」。同じ被写体でも比率が違うだけで、主役の大きさ、背景の入り方、余白の取り方が変わります。「撮ったはずなのに端が切れる」「黒い帯が入る」などの違和感は、だいたいここで起きています。
アスペクト比は「形」、解像度は「量」
アスペクト比と混同しやすいのが「解像度」です。解像度はピクセル数(例:4032×3024)の“量”。一方のアスペクト比は、その縦横の“形”です。4032×3024は4:3、1920×1080は16:9のように表します。さらに重要なのは、同じアスペクト比なら大きさが違っても“形は同じ”ということ。1920×1080も3840×2160も、どちらも16:9です。比率が同じなら拡大・縮小しても形は崩れません。逆に比率が違う素材同士を混ぜると、トリミングか黒帯(レターボックス)が必要になります。
なお比率を変える=別の形に切り取るので、見た目が変わるだけでなく、使える画素数が減ることもあります。トリミング後に同じサイズへ拡大すると、解像感が下がったように見える原因にもなります。編集で「横だけ伸びる」「人物が太る」事故は、縦横比を保持せずに拡大縮小した結果として起きます。素材のアスペクト比を揃え、必要なら同じ比率のままリサイズするよう心がけましょう。
アスペクト比の計算:ピクセルから一発で比率を出す
「4032×3024ってどの比率?」「16:9で作るなら縦はいくつ?」という疑問は、撮影後の編集や入稿でよく出てきます。SNS用にトリミングしたいとき、動画のサムネを作るとき、プリントで余白を出したくないときなどには、数字が読めると作業がスムーズになります。計算方法は、比率を“最も小さい整数”に整えるだけです。
最大公約数で割る:1920×1080→16:9
ピクセル寸法(横×縦)が分かっているなら、横と縦を同じ数で割っていき、これ以上割れない形にします。これが最大公約数(GCD)で割る考え方です。たとえば1920×1080という画像の縦と横のピクセル数をそれぞれ120で割ると16×9になります。つまり、アスペクト比は16:9。4032×3024なら1008で割れて4:3になります。暗算でやるなら、まず2や3で割れるかを見ていくのが早道です。1920と1080はどちらも2で割れる、さらに3でも割れる、と進めると最終的に16:9へ収束します。
計算が面倒なときは、横÷縦で小数にしてもOK。16:9は約1.78、4:3は約1.33、3:2は1.5。小数は「横長度合い」を直感で掴むのに便利です。ただし最終的に設定する場面(編集ソフトや入稿規定)は“16:9”のような比率表記が多いので、最後は整数比に戻して考えるとミスが減ります。
片方の辺を求める:16:9で横1500pxなら縦は?
比率が決まっていて片方だけ作りたいときは、式で求めます。16:9なら縦=横×9÷16、横=縦×16÷9。横1500pxなら、縦は1500×9÷16=843.75。画像はピクセルなので端数が出たら四捨五入し、コーデックや編集環境に合わせて偶数に寄せると扱いやすいでしょう。同じ要領で、9:16なら縦=横×16÷9。4:5なら縦=横×5÷4。3:4なら縦=横×4÷3。SNSの縦長比率は、この逆算が特に役立ちます。
注意点として、ピクセル数を“無理に合わせる”と拡大縮小が入り、シャープさが落ちることがあります。まず比率を合わせ、サイズ調整は最後にまとめて行うのが安全です。「どれが正解?」と迷ったら、先に投稿先の推奨比率を決めて逆算する。これが失敗しにくい作り方です。
アスペクト比一覧:目的別に迷わない早見表
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アスペクト比はよく出る定番を押さえ、目的に応じて選べれば十分。細かい数字まで覚える必要はありません。静止画は3:2や4:3が基準の機種が多く、動画は16:9が一般的。まずはこの違いを把握しましょう。ここでは写真・動画・SNSで登場頻度が高いアスペクト比を、使いどころと一緒に紹介します。
定番比率の早見表
まずは一覧で全体像をつかみましょう。迷ったら「撮影デバイスの標準」と「投稿先の推奨」を見比べるのがコツです。
比率 | 代表的なサイズ例 | 相性の良い用途 | メモ |
|---|---|---|---|
16:9 | 1920×1080 / 3840×2160 | 動画・YouTube・横長サムネ | ワイドで横方向に強い |
4:3 | 4032×3024 など | スマホ写真・コンデジ・記録用途 | バランス重視で扱いやすい |
3:2 | 6000×4000 など | 一眼の標準・プリント | 自然な横長で汎用性が高い |
1:1 | 1080×1080 | SNSの正方形・商品写真 | 主役を中央に置きやすい |
4:5 / 3:4 | 1080×1350 / 1080×1440 | 縦長SNS・ポートレート | 画面占有が大きく目に留まりやすい |
9:16 | 1080×1920 | ストーリーズ・リール・縦動画 | スマホ全画面で迫力 |
表の「サイズ例」は代表例です。比率さえ合っていれば、ピクセル数は目的に合わせて増減できます。
おすすめの考え方:「どこで見せるか」から逆算する
アスペクト比の選び方は「何を撮るか」だけでなく、「どこで見せるか」で決まります。出口が決まれば、構図と余白設計が安定します。たとえばYouTubeの横長サムネイルや動画を前提にするなら16:9が基準になります。一方、Instagramは写真の幅や縦横比に許容範囲があり、アスペクト比が一定範囲内であれば元の比率を維持したまま共有できます。縦動画(ストーリーズやリールなど)は9:16が一般的です。
迷いやすいのが「一枚で全部に使う」パターン。万能を狙うなら、まず標準比率(スマホなら4:3、一眼なら3:2)で撮り、後から用途別に切り出すのが現実的です。その際撮影時点で余白を少し多めに残しておくと、縦長にも横長にも振りやすくなります。人物や商品は、上下左右が切れても破綻しにくい余白設計が重要です。逆に絶対切りたくないものは、先に比率を決めてからフレーミングすると事故が減ります。比率は“後処理”ではなく“設計”と捉えるのがコツです。
アスペクト比16:9の使いどころ:ワイドで“映える”のはどんな場面?
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アスペクト比16:9は、テレビや動画で広く使われる“横長ワイド”です。写真でも横方向の情報量を増やしやすく、シーンによっては映画のような印象を作れます。ただし横に広いぶん、主役が小さくなりやすい比率でもあります。向き不向きを理解して使うのが大事です。「広い景色を入れたい」など、横方向に意味があるときほど16:9は有効な選択肢になります。
風景・建築で横方向の情報を活かす
16:9が効果を出しやすいのは、横に広がる被写体です。海岸線、稜線、夜景、橋、横に並ぶ人物など、視線を横に流したい場面に向きます。コツは「主役を大きく」よりも「横の流れを作る」こと。手前に岩や花を入れて奥行きを作る、道路や柵でリーディングラインを引くとワイドでも散りにくくなります。建築や室内では水平・垂直が目立つので、グリッド表示で傾きを抑えると仕上がりが締まります。もっと横長にしたいときはパノラマも手ですが、パノラマは歪みや繋ぎの破綻が出やすい場面もあります。まず16:9で“程よいワイド”を作れると守備範囲が広がります。逆にポートレートを16:9で撮るなら、背景を“情報”として使うと効果的です。
YouTubeや動画編集で16:9が強い理由
動画編集では16:9が標準比率として扱われる場面が多い傾向にあります。YouTubeのサムネイルでは16:9を使うことが推奨されており、推奨解像度は1280×720(最小幅640px)となっています。動画側も横長で作るなら、1920×1080(フルHD)など16:9のフレームが基準になりやすいです。静止画をサムネに流用するなら、撮影時点で16:9を意識しておくと切り出しの手間が減ります。タイトル文字を載せる前提なら、上下の安全余白も確保しやすいでしょう。比率が合わない素材を16:9のタイムラインに置くと、黒帯を出すか、拡大して切り取るかの選択になりがちです。後者は画質低下やフレーミング崩れを招きやすくなります。縦動画(9:16)も同時に作る場合は、中心に主役を置き、左右に“捨てても困らない余白”を作ると二刀流が現実的になります。
アスペクト比4:3の使いどころ:スマホとコンデジの“基準”が便利な理由
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アスペクト比4:3は、スマホ写真やコンデジで標準になりやすい比率です。横長すぎず縦の情報も残せるため「どの比率で撮るか迷う」場面では、後からの切り出し余地が大きい4:3が有利になりやすいでしょう。スマホは撮ってすぐ共有する機会が多いので、撮影段階で“後から困りにくい比率”を選ぶと調整の手間が減ります。
スマホは4:3が基本:画素数をフルに使いやすい
「画素数重視」「後から切りたい」という場面では4:3が有利になりやすいでしょう。スマホでは、設定するアスペクト比によって「写る範囲」や「最終的な画素数」が変わる場合があります。使い回し前提なら、まず標準比率で残しておくと後工程が安定します。16:9や「フル(全画面)」は、表示上はワイドになりますが、機種によっては標準比率の画像をクロップして作る場合があります。クロップされた部分は後から復元できないので、用途が読めない素材ほど4:3で“まず残す”が安全です。また、4:3は“DSC(デジタルスチルカメラ)サイズ”として、プリントサービスで比率に合わせたサイズが用意されているケースも多々あります。料理や商品撮影でも4:3は便利です。テーブルの奥行きや背景の整理がしやすく、主役と小物のバランスが取りやすい比率です。
縦位置3:4がポートレートに効く:余白の作り方が変わる
4:3を縦位置にすると3:4。SNSの縦長表示と相性が良く、人物の頭上と足元の余白をコントロールしやすい比率です。バストアップなら頭上に余白を取りすぎず、全身なら足先が切れにくい。スマホで人物を撮るときにバランスを整えやすいのが3:4です。また、マイクロフォーサーズのカメラはセンサーが4:3なので、縦位置の情報量が確保しやすいのも特徴。縦構図を多用する人ほど恩恵があります。横長に寄せたいときは16:9へ切り出し、縦の強さが欲しいときは3:4を活かす。4:3はその起点として扱いやすい比率です。
アスペクト比3:2の使いどころ:一眼カメラ標準の“万能フレーム”を活かす
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アスペクト比3:2は、フルサイズやAPS-Cなど多くの一眼カメラで標準となっている比率です。35mmフィルム由来のフレーム形状で、横方向にやや広がりを持ちながらも極端にワイドではないため、被写体と背景のバランスを取りやすいのが特徴です。センサーの形に近い比率で撮影できるため、画素を無駄なく使え、後からのトリミング耐性も高くなります。まずは3:2を基準に撮っておけば、用途が変わっても柔軟に対応しやすいでしょう。
スナップ・ポートレートで自然な画面バランスを作る
3:2は街角スナップや人物撮影で特に扱いやすい比率です。横位置では主役をやや中央から外し、左右に適度な余白を取ると奥行きとストーリー性が生まれます。背景を入れ込みながらも主役を小さくしすぎない絶妙な横幅があり、広すぎる16:9ほど散らかりにくいのも利点です。縦位置(2:3)では全身ポートレートでも頭上と足元の余白を確保しやすく、SNS投稿やアルバム用途でも破綻しにくい安定感があります。
プリントや作品制作との相性が良い
3:2は写真プリントとの相性が良い比率でもあります。L判(約89×127mm)は完全一致ではありませんが近い比率のため、トリミング量が比較的少なく済みます。A判やB判への印刷でも、どの辺がカットされるかを予測しやすく、レイアウト設計がしやすいのが強みです。展示やフォトブック制作を前提にするなら、撮影段階から3:2で構図を組むことで、仕上げ時の無駄な再調整を減らせます。写真としての“完成形”を意識するなら、3:2は汎用性が高いといえるでしょう。
アスペクト比1:1の使いどころ:正方形で“主役を際立たせる”構図を作る
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アスペクト比1:1は、縦横が同じ正方形のフレームです。横長や縦長と違い、視線が一方向に流れにくいため、被写体を中央に置くだけで画面が安定しやすいのが特徴です。構図の自由度は一見狭く見えますが、余白の使い方次第で洗練された印象を作れます。撮影段階でフレームを正方形に固定すると、不要な情報が入りにくく、主題を強く打ち出す写真に仕上がります。SNSや商品撮影など「見せ方を揃えたい」用途で特に力を発揮する比率です。
商品・料理撮影で“整った画面”を作る
1:1は商品や料理、テーブルフォトと相性が良い比率です。中央に主役を配置し、周囲に均等な余白を作るだけで、清潔感と安定感のある画になります。真上からの俯瞰撮影(フラットレイ)では、皿や器の形がバランスよく収まり、背景の端が入り込みにくいのも利点です。ECサイト用の素材やSNS投稿では、複数枚を並べたときにレイアウトが揃いやすく、ブランドイメージを統一しやすくなります。光と影の配置を左右対称に意識すると、より完成度が高まります。
SNSで統一感を出し、視線を止める
正方形は一覧表示やサムネイルでも形が崩れにくく、プロフィールやフィード投稿で統一感を出しやすい比率です。人物写真なら顔をやや中央寄せにし、頭頂部やあごがフレームぎりぎりにならないよう余白を確保すると良いでしょう。また、横長写真を後から1:1にトリミングする場合は、撮影時に左右へ余白を残しておくと作りやすくなります。情報量をあえて絞り、主役を強く見せたいときに、1:1は非常に有効な選択肢です。
アスペクト比を変更する前に知っておきたいこと:画質・画角・トリミングの落とし穴
アスペクト比の変更はやり方を間違えると画質や構図を同時に失ってしまう可能性があります。ポイントは「撮影時に変えるか」「編集で変えるか」。それぞれのメリットとデメリットをチェックしておきましょう。
撮影時に変える=多くは“センサー内クロップ”になる
多くのカメラは、センサーの形(たとえば3:2や4:3)が固定です。アスペクト比を16:9にしても、センサーが横に伸びるわけではありません。実際には、撮影範囲外が黒くマスク表示され、記録時にその範囲を切り取って保存します。つまり「撮る時点でトリミング」になるケースが多いといえます。ここで大事なのがRAWとJPEGの挙動です。たとえばキヤノンの一部機種では、JPEGは設定した比率で記録される一方、RAWは常に3:2で記録し、撮影時に選んだ比率情報をRAWに付加する仕様が案内されています。
OM SYSTEM(OM-5/OM-1 Mark IIなど)でも、JPEGは選択したアスペクト比で記録し、RAWはセンサーと同じ4:3のまま保存して比率情報(タグ)を付与します。RAW現像では、その比率情報を使ってクロップしたJPEGを書き出すことも可能です。ファインダー撮影では比率が固定で、ライブビュー時のみ変更できる機種もあります。撮影スタイル次第で挙動が変わるので、自分の機材の仕様を一度確認しておくと安心です。
編集で変える=自由度が高いが、出力先の仕様を先に決める
編集ソフトやスマホの写真アプリでのトリミングは、やり直しが効くのが魅力です。まずは標準比率で撮っておき、必要に応じて切り出す方法が失敗しにくいでしょう。ただし動画は少しクセがあります。タイムライン(シーケンス)の比率と素材の比率がズレると、黒帯を出すか、拡大して切るかの選択になります。Premiere Proでは、シーケンス設定の「フレームサイズ(横×縦)」がタイムラインの基準になります。縦動画(9:16)と横動画(16:9)を両方作る場合は、最初から複数のシーケンスを用意するか、中心に重要な要素を集めてクロップしやすい画作りにしておくと良いでしょう。縦動画では、画面上部のユーザー名や下部のボタンに要素が被りやすいので、重要な文字やロゴは中央寄せの安全域に置くのが無難です。大切なのは「一つの比率で全部をまかなおう」としないこと。標準で確実に残し、用途に合わせて切り出す。これが画質も手間も守れる基本です。
スマホでアスペクト比を変更する:iPhone・Pixel・Galaxyの実用ポイント

スマホでは撮影画面から簡単にアスペクト比を変更できますが、設定によっては写る範囲や最終的な画素数が変わることがあります。見た目の違いだけで選ぶと、後からのトリミングやSNS投稿で思わぬ制限が出る場合もあります。ここでは、主要メーカーの仕様を踏まえながら、用途別に失敗しにくい比率の選び方と変更時の注意点を整理します。
iPhoneは1:1/4:3/16:9を切り替え:まずは4:3を基準に
iPhoneのカメラアプリでは、撮影画面からアスペクト比として「1:1」「4:3」「16:9」を選べます。撮影中に切り替えられるため、用途に合わせてフレーミングを変えやすいでしょう。使い回し前提で迷うなら、まず4:3で残しておくと後から調整しやすくなります。必要に応じて16:9や縦長へ切り出す余地が残ります。16:9は横長で見せたい場面に向きますが、被写体によっては上下の情報が減る可能性があります。旅行や料理など「後から切りたい」被写体ほど、先に4:3で残すと判断がしやすいです。
1:1は商品や料理など「主役を中央に置く」画作りと相性が良い比率です。最初から正方形に決めると、撮影時にレイアウトが組みやすくなります。撮影後の写真アプリでもトリミングは可能なので、比率を固定したい作品以外は「まず残す→後で整える」と考えると失敗が減ります。
Pixelは4:3(全体)と16:9(ワイドクロップ)
Pixelスマホでアスペクト比を変更するコツは、「基本は4:3で残す」「16:9は目的が決まったときだけ使う」ことです。Pixelカメラでは写真の比率を4:3(画像全体)と16:9(ワイドクロップ)から選べますが、16:9は名前の通り上下を切り取るクロップになるため、写る範囲が狭くなります。思い出写真や旅行、料理、人物など後でSNS・プリント・サムネに流用する可能性がある写真は4:3が安全です。4:3で撮っておけば、後から16:9や縦長(3:4、4:5)へ切り出せる余地が残ります。
16:9を使うのは、YouTubeサムネや横長バナーなど最初から横長で完成形が決まっている場合に限定すると失敗が減ります。また、比率変更やSNS側の自動トリミングに備え、主役は画面中央寄せ+上下左右に余白を取るのが鉄則です。グリッドをONにして水平を意識すると、特に16:9での傾きミスを防げます。Pixelでは「どの比率で撮るか」よりも、「どこで使うか」を先に決める意識が、仕上がりを安定させる近道です。
GalaxyはFullに注意
Galaxyスマホでアスペクト比を変更するコツは、「Fullを多用しない」「まず3:4で残す」の2点を意識することです。Galaxyのカメラは比率として3:4(=横位置で4:3)/9:16(=16:9)/1:1/Fullを選べますが、Fullは端末の画面比率に合わせて上下左右をクロップする仕様のため、機種ごとに写る範囲が変わりやすく、後からのトリミング耐性が下がります。用途が未確定な写真や、人物・料理・旅行スナップは3:4で撮影し、必要に応じて後から16:9や縦長に切り出すのが安全です。
9:16は動画や縦表示を前提にした写真向けで、主役は中央寄せ+余白を確保するとSNS側の自動トリミングでも破綻しにくくなります。グリッドをONにして水平を合わせると、特にワイド比率での失敗が減ります。最終的にどこで見せるか(SNS、動画、プリント)を先に決め、比率は“設計”として選ぶのがGalaxy運用の近道です。
カメラでアスペクト比を変更する:ソニー・キヤノン・OM SYSTEM・Panasonicの考え方
スマホだけでなく、ミラーレス一眼や一眼レフにもアスペクト比の設定があります。目的に合わせて“撮り分け”できるのが強みです。ただしカメラはRAW/JPEGやファインダー/ライブビューで挙動が変わる場合があります。まずは基本の考え方を押さえましょう。
多くの機種は3:2/4:3/16:9/1:1を選べる:表示はマスクで確認
多くの機種では、メニューからアスペクト比を選び、3:2、4:3、16:9、1:1などを切り替えられます。キヤノンの一部機種では、ライブビュー撮影時のみ比率変更ができ、ファインダー撮影時は3:2固定になる場合があります。まず自分の撮り方で変更できるか確認しましょう。変更時は、撮影範囲外が黒くマスクされた表示になることが多いです。この“枠”が見えるのは、構図を作りやすい反面、写る範囲を狭めることでもあります。最終出力が決まっている案件なら撮影時変更が有効ですが、迷いがあるなら標準比率で撮って余白を残す方法がおすすめです。
RAW派が見るべきポイント:比率の保存方式と“後から切れる余地”
RAWで撮るなら、比率変更がどう記録されるかが重要です。キヤノンの一部機種ではRAWは常に3:2で保存し、比率情報をRAWに付加できるものがあります。OM SYSTEM(OM-5/OM-1 Mark IIなど)も、RAWはセンサー比率(4:3)のまま保存して比率情報(タグ)を付与し、再生時は枠を表示します。つまりRAWは「情報として比率が付く」タイプが多い、ということ。現像ソフトによっては、そのクロップ情報を解除してフル領域で書き出せる場合もあります。Panasonic(LUMIXシリーズ)では、4:3/3:2/16:9/1:1に加え、機種によっては2:1や65:24などのパノラマ比率を選べるモデルもあります。写真と動画の“出口”を意識しながら比率を選べる自由度が特徴です。
ソニー・キヤノン・OM SYSTEM・Panasonicの考え方
それぞれのメーカーの考え方、立ち位置を紹介します。
メーカー | 立ち位置 |
|---|---|
ソニー | 撮影メニューで比率を切り替え、プレビュー重視でフレーミングを固める運用 |
キヤノン | 機種差を前提に、RAW/JPEGやライブビュー/ファインダーの挙動を把握して使い分ける運用 |
OM SYSTEM | RAWはセンサー比率を残し、比率情報を活かして現像段階で最終形を詰める運用 |
Panasonic | 写真と動画の出口を基準に、比率選択の自由度を武器に最適化する運用 |
ソニー・キヤノン・OM SYSTEM・Panasonicは、同じ「アスペクト比変更」でも発想が少しずつ違います。ソニーはプレビューで枠を見ながら最終形を固めやすく、現場の判断が速いタイプ。キヤノンは機種によってライブビューやRAW/JPEGの挙動が変わります。OM SYSTEMはRAWに比率情報を残し、現像で最終比率を詰める運用が得意。Panasonicは写真と動画の出口に合わせて最適な比率を選びやすいのが強みです。
アスペクト比まとめ
アスペクト比とは、写真や画面の「横:縦」を決めるフレームの形です。解像度とは別物で、比率が合わないとトリミングや黒帯が発生し、せっかくの写真がもったいない仕上がりになりがちです。計算は最大公約数で割るか、式で逆算するだけ。迷ったら写真は標準比率(スマホなら4:3、一眼なら3:2)で残し、用途に合わせて切り出すのが安全です。RAW/JPEGの挙動も一度だけ確認しておくと失敗が減ります。YouTubeは16:9、縦動画は9:16、SNSの縦長は4:5や3:4が主戦場。まず投稿先を決めておくと、理想に近い写真が撮影できるでしょう。
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