
【Nikon Z f】最新ファームウェア3.00まとめ:大型新機能と“iメニューが戻らない”不具合報告への対処


Z fのファームウェア大型アップデート「C:Ver.3.00」は、待望のフィルムグレインをはじめ、縦動画の扱いや配信機能、MF支援まで“刺さる改善”が山盛りです。 ところが年明け「特定の設定だと背面モニターがiメニューから戻れない」という厄介な報告が浮上しました。 この記事では、アップデートで何が変わったのか、そしてどの設定を避ければ安全に運用できるのかを、初心者にも迷子が出ないよう整理します。
この記事のサマリー

Z f 3.00は神アプデ級。だが特定設定でiメニュー固着の報告、回避策あり

フィルムグレイン+縦動画+USB配信。Z fが“育つカメラ”へ加速した

不具合の条件は3つ。アップデート前に設定確認、撮影現場の事故を防ごう
“神アプデ”の中身を、まずは正しく押さえる

Z fは2023年に登場した、ヘリテージデザインと最新性能を同居させたフルサイズ機です。そのコンセプトに対して、FW3.00で入ったフィルムグレインは「やっと来たか」と言いたくなる、ど真ん中の強化。粒子のサイズ(3段階)と強度(6段階)を詰められ、さらに撮影ごとに粒子の出方が変わる。“擬似フィルム”ではなく、“撮るたび違う”体験をカメラ内に持ち込もうとしているのが面白いところです。
しかもこれは単発の機能追加ではありません。ニコンは2025年9月、Z fのシルバー投入を発表した時点で、フィルムグレインを「年内予定のファームで提供」と予告していました。 “約束した表現機能を無料アップデートで届ける”。この姿勢自体が、いまのカメラ市場でかなり重要な意味を持ちます。
3.00で増えた「撮影が速くなる」「迷いが減る」改善点
3.00の良さは、派手なフィルムグレインだけじゃありません。
改善ポイント | 内容 |
|---|---|
MFが気持ちよくなる | フォーカスピーキングに「拡大時のみ表示」を追加。構図決めの段階で輪郭線が出ず、ピント確認に集中できます。さらに静止画4:3/動画9:16のガイドライン追加で、撮影前の構図判断がスムーズになりました。 |
縦動画の後処理がラクに | 縦横位置情報の記録を写真/動画で個別に設定可能に。動画やタイムラプス動画でも縦横情報を保持でき、スマホ編集やSNS向け書き出しの手間を減らします。 |
“表示の誤爆”対策 | バリアングル使用時に、ストラップなどでアイセンサーが反応してEVFに切り替わる問題を抑制。「モニター表示の自動切り換え」追加で、撮影中の小さなストレスを解消。 |
配信も一歩前へ | USBストリーミング(UVC/UAC)対応で、PC接続だけでWebカメラ化が可能に。Wi-Fiステーションモード追加により、現場のネット環境に合わせた接続もしやすくなりました。 |
そして更新前に必ず押さえたいのが、C:1.21以前から上げるとIPTCプリセットが削除される点。仕事でメタデータを運用している人ほど、ここは事故りやすいので要注意です
いま問題になっている「iメニュー固着(UIデッドロック)」は何がリスクか
年明け1月5日にNikon Rumorsが報じたのは、設定と操作が噛み合ったときに発生するUIの“行き止まり”です。ポイントは「壊れる」ではなく、状態遷移が詰んで戻れなくなること。背面LCDはiメニューを出しっぱなし、ライブビューが帰ってこない。半押しやボタン操作でも抜け道がない、という報告です。
報告されている発生条件は、次の3つが同時に成立していること。
- f2でDISPボタンを「DISP以外」に変更
- モニターモードを「モニター自動切り替え(モニター収納時のみ)」
- モニター使用が「ファインダー優先2のみ」
さらに、背面モニターを畳んだ状態でiボタン→そのままモニターを開く、という流れで再現するとされています。Nikon Rumorsは「日本のニコンサポートで確認済み」とも書いていますが、少なくとも公式の変更点一覧では、この事象に直結する説明は確認できませんでした。
ではZ fユーザーは今どう動くべきか
ここからは、事実と実務を分けて整理します。
事実として言えること
- 3.00は表現・操作・配信まで幅広く強化された大型更新です。
- 一方で、上記3条件+特定操作で「iメニューから戻れない」報告がある。
実務としてのおすすめ
心当たりがある人は、まず“3条件を踏まない”
とくに「DISPボタンの割り当て変更」と「モニター収納時のみ自動切替」を同時に使っている人は、一度設定を見直してから運用するのが安全です。
もし固着してしまったら
報告ベースでは「DISP機能の復旧」または「初期化」が復旧策とされています。まずは背面モニターを閉じてEVF側に戻せるかを試し、メニュー操作が可能なら設定復帰を優先、最終手段として初期化、この順が現場的です。ここは公式手順ではなく、あくまで報告内容の整理です。
“フィルムっぽさ”競争の現在地:富士フイルム、LUMIX、キヤノンと比べると
なぜ各社がここまで「撮って出しの絵作り」を磨くのか。答えはシンプルで編集する時間がみんな惜しいからです。
- 富士フイルムはフィルムシミュレーションをブランドの核に据え、レシピ文化も含めて“撮って出しで完成”の体験を作ってきました。さらに粒子感をコントロールする発想(Grain Effect)も、学習コンテンツとして明確に言語化しています。
- LUMIX(パナソニック)はReal Time LUTで、ルックを“焼き込んで撮る”方向へ。撮影=カラーグレーディング、という思想が強い。
- キヤノンにも「粒状感」を狙ったクリエイティブフィルター(例:Grainy B/W)があり、カジュアルに遊べる導線がある。
その中でニコンZ fの3.00は、Imaging Recipes(クラウドのプリセット)× フィルムグレイン × ピクチャーコントロールを束ね、しかも更新自体もクラウドで簡単にする、と“運用”まで含めて設計してきました。つまりこれは単なるエフェクト追加ではなく、撮影→共有までの時間を短縮する仕組みづくりです。
まとめ:Z fは「完成品」ではなく「育つカメラ」になった
Z fの魅力は、持った瞬間の高揚感だけじゃない。買ったあとに、カメラがちゃんと良くなること。その期待を、3.00はかなりの部分で満たしてくれました。ただし、自由度が高いカメラほど、設定の組み合わせは複雑になります。今回の“UIデッドロック”報告は、その裏面を突いた格好です。
だからこそ、今は焦らずに「避けるべき設定の組み合わせ」を押さえたうえで、3.00の恩恵を味わい尽くす。それが、Z fを一段“自分の道具”にする最短ルートになります。
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