【2026年版】FUJIFILM X-S20レビュー比較まとめ 1台二役の実力派カメラ

【2026年版】FUJIFILM X-S20レビュー比較まとめ 1台二役の実力派カメラ

X-S20 XC15-45mmレンズキット
X-S20 XC15-45mmレンズキット
¥155,000
出品中の商品(2)
軽快なボディに小回りのきくズームを組み合わせた、日常に寄り添うキット。発色は柔らかく、人物の肌や街の色を自然にまとめます。堅実なAFと安定した撮影フィールで旅行や動画にも使いやすい。軽やかな取り回しで、思い立った瞬間のスナップから丁寧な作品づくりまで応えてくれます。構図の追い込みもダイヤル中心で直感的に行え、設定変更が素早いのが魅力。落ち着いた階調は夕景や室内の光にも馴染み、色の移ろいを穏やかに繋ぎます。日々の相棒として、記録と表現の両方を気持ちよく任せられる存在です。
X-S20 ボディ
X-S20 ボディ
¥171,880
出品中の商品(3)
軽やかな取り回しと直感的な操作性で、思い立った瞬間を気持ちよく形にする一台。肌の質感をやさしく描き、空や緑の色も素直に伸びるので、旅行や日常のスナップはもちろん、ポートレートでも心地よいボケ感を得やすい。堅実なAFと手持ちでも安心感のある撮影体験が、創作意欲を常に後押ししてくれます。長時間の散歩撮影でも負担が少なく、動画も静止画も気持ちよく切り替えられます。逆光でもハイライトが粘り、室内の暖色も破綻なくまとまるので、作品の仕上がりが安定。カメラ任せでも気持ちいいが、じっくり調整すれば表現の幅が広がります。

FUJIFILM X-S20は軽快さの中に本気を詰め込んだハイブリッド機です。分かりやすいPASMダイヤル、富士フイルムらしい色作り、6.2Kオープンゲートや10bit記録など、写真と動画の両立に効く要素が凝縮されています。この記事では、複数の実機レビューから見えてきた強みと割り切りポイント、競合との立ち位置を整理し、X-S20がどんな人に向く1台かをまとめています。

Author
筆者
みんカメ編集部
みんなのカメラ編集部によるカメラに関する最新情報・レビューなどを毎日配信しています!ためになるプロのテクニックもご紹介。

この記事のサマリー

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FUJIFILM X-S20は、写真と動画を1台でこなしたいユーザー向けのAPS-Cハイブリッド機で、PASMダイヤルと分かりやすい操作系により初心者から経験者まで扱いやすい設計です。

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26.1MPセンサーとX-Processor 5により、安定した画質と高性能AFを実現し、家族・旅行・ペットなど動きのある被写体にも強みがあります。

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6.2Kオープンゲートや10bit 4:2:2内部記録、F-Log2対応など動画性能が充実し、Vlogや編集前提の撮影にも対応できる点が大きな特徴です。

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一方で、防塵防滴非対応、カードスロット1基、EVFが小さめ、高負荷動画では発熱対策が必要といった割り切りもあります。

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携帯性と分かりやすさを重視し、日常・旅・Vlog用途をバランス良くこなしたい人には向く一方、耐久性や長時間収録重視の用途では注意が必要です。

目次

レビュー要点:おすすめできる人/不向きな人

レビュー要点:おすすめできる人/不向きな人

Via: Digital Camera World

FUJIFILM X-S20は、写真と動画を1台でこなしたいユーザーに向けたハイブリッド機です。PASMダイヤルによる分かりやすい操作系と、フィルムシミュレーションによる色作りの手軽さに加え、6.2Kオープンゲートを含む動画性能を備え、日常撮影からVlog、旅用途まで幅広くカバーします。

一方で、EVFのサイズ感や防塵防滴非対応、動画の長時間連続記録といった点には割り切りがあります。操作の分かりやすさと機動力を重視するか、耐久性や長回し耐性を優先するかで評価が分かれるカメラです。

こんな人におすすめ:旅・家族・Vlogを1台で回したい

X-S20はPASMダイヤルを採用しており、写真と動画を行き来するユーザーでもモード切替で迷いにくい設計です。フィルムシミュレーションを活用すれば、撮って出しJPEGの色作りを短時間で整えやすく、家族写真や旅のスナップで効率が上がります。

実際にDigital Camera Worldは実機レビューにて、扱いやすい操作系、フルオート運用のしやすさ、小型ボディ、そして6.2Kオープンゲートを含む動画性能を理由に、幅広い層に向くハイブリッド機としてX-S20を評価しています。写真・動画のどちらかに偏りすぎないバランスが特徴です。

バッテリーはNP-W235を採用し、CIPA基準の撮影枚数はノーマル約750枚、エコノミー約800枚とされています。撮影枚数の余裕は、移動の多い撮影で扱いやすさに直結します。

不向きな人・注意点:耐久性やファインダー重視、長時間収録を前提にする場合

EVFは好みが分かれるポイントです。The VergeはX-S20のEVFについて「小さめで、眼鏡ユーザーには理想的ではない可能性がある」と指摘しています。ファインダー中心で撮影する人は、購入前に実機確認をしておくと安心です。

ボディは防塵防滴非対応で、カードスロットも1基です。Fstoppersはweather-sealingが欲しいという趣旨に触れ、単スロットである点をデータ保全面で気になるポイントとして挙げています。仕事用途や悪天候下での使用が前提なら注意が必要です。

動画の長回しについては、PetaPixelの検証では室温条件において、6.2Kオープンゲートで約34分、4K60pで約36分で熱停止が起きる可能性が報告されています。配信やイベント収録を主用途にする場合は、撮影環境や運用設計を含めて検討する必要があります。

FUJIFILM X-S20のレビュー早見表

観点

レビュー要点

画質

26.1MPのX-Trans CMOS 4+X-Processor 5で、解像と階調は実用域で安定。高画素志向ではない一方、フィルムシミュレーションにより撮って出しJPEGの完成度が高いのが特徴です。

AF

顔・瞳AFに加え、動物/鳥/乗り物の被写体認識に対応。検出対象を絞り、AFエリアを広げすぎない方が安定しやすい傾向があります。

連写・シャッター

メカ/電子シャッターを使い分け可能。電子シャッターは高速連写向きですが、動体やパンではローリング歪みが出る場合があります。

動画

6.2Kオープンゲートや内部10bit 4:2:2、F-Log2に対応。高負荷設定の長回しでは発熱を考慮した運用が前提になります。

操作性・携帯性

PASMダイヤルで写真・動画の切り替えが分かりやすく、他社からの移行もしやすい設計。軽量で持ちやすい一方、EVFは小さめです。

レンズ環境

Xマウントは純正レンズの選択肢が広い。動画やVlog用途では、広角域・OISの有無で使い勝手が変わります。

基本情報のおさらい:発売状況と主要スペック

X-S20は、撮影体験に直結するポイントを押さえることで、評価や比較がしやすくなります。発売状況と価格の目安、そしてX-S20ならではの主要な特徴をまとめます。

発売状況と価格の目安:国内は在庫表示が割れやすい

X-S20は公式発表で2023年6月29日発売です。一方で国内の供給は安定せず、富士フイルムは供給に関する案内を出したうえで、2024年2月20日に受注再開を告知しています。その後、販路によって扱いが分かれますが大手量販店では、2025年12月時点でボディ/XC15-45mmレンズキットともに販売終了しています

販売終了時点の表示価格では、ボディ単体が税込22万円前後、XC15-45mm付属のレンズキットが税込23万6千円前後となっていました。

スペックの要点:26MP+X-Processor 5

X-S20の核は、有効約26.1MPのX-Trans CMOS 4と、上位機にも採用されるX-Processor 5の組み合わせです。高画素で押し切る方向ではなく、現実的なデータ量のまま、AF処理や動画処理の中身を強化して、撮影の歩留まりと編集耐性を底上げする設計になっています。

項目

仕様・要点(FUJIFILM X-S20)

撮影でどう効くか

センサー / 有効画素数

APS-C(23.5×15.6mm)X-Trans CMOS 4 / 有効約26.1MP

日常〜旅行〜家族撮影で扱いやすい解像度。トリミング耐性とデータ量のバランスが取りやすい

画像処理エンジン

X-Processor 5

AF処理・連写・動画の土台。レスポンスや被写体認識、動画記録の対応幅に直結

手ブレ補正(IBIS)

ボディ内5軸 / 最大7.0段(条件付き)

夕景・室内などで手持ちの成功率を上げやすい。動画でも微ブレ低減に寄与

AF(低輝度+被写体認識)

低輝度AF:-7.0EV / 被写体認識:動物・鳥・乗り物など

暗所での合焦の粘りや、家族・ペット・乗り物での追従補助に効く

連写(メカ/電子)

メカ:約8コマ/秒 / 電子:最高約20コマ/秒(全幅)、最高約30コマ/秒(1.25×クロップ)

動体の“当たりカット”を拾いやすい。30fpsは画角が狭くなるため構図に注意

動画(核になる仕様)

6.2K/30p オープンゲート対応 / DCI 4K/60p / FHD 240p など

横・縦の作り分け、スロー表現など、撮影後の選択肢を増やしやすい

動画(内部記録/Log)

内部10bit 4:2:2対応(6.2K含む)/ F-Log2対応

階調を残して色を整えやすい。「撮って出し」より「後で整える」運用で差が出やすい

記録メディア

SDカード×1(UHS-II対応)

高ビットレート動画は高速カード前提。同時バックアップ不可なので運用でカバーが必要

静止画では、JPEGの色作りを活かしつつ、RAWでも扱いやすいバランスです。動画では、6.2Kオープンゲートや10bit 4:2:2の内部記録、F-Log2など後で整える工程を前提にした仕様が揃い、横動画と縦動画を同素材で作る運用とも噛み合います。

手持ち撮影の快適さを支えるのが、ボディ内5軸IBIS(最大7.0段・条件付き)と、低輝度AFです。夕景や室内のように光量が落ちる場面で、ブレや合焦の失敗を抑えやすいのがメリットです。

一方で、スペックの見落としがトラブルに直結しやすいのは、記録メディアがSDカード×1である点と、高負荷動画での熱です。バックアップ運用や長回しの設計まで含めて、用途に合うかを判断するのが安全です。

画質・色再現のレビュー:フィルムシミュレーションと撮って出し

画質・色再現のレビュー:フィルムシミュレーションと撮って出し

Via: Digital Camera World

X-S20は、高画素を前面に出したモデルではありません。その分、色の出方や階調のつながりを重視した画作りが特徴です。撮って出しJPEGでも仕上がりをまとめやすく、撮影後の作業を減らしたい人に向いています。

フィルムシミュレーション:撮る段階で色を決められる

X-S20は発売時点で19種類のフィルムシミュレーションを搭載し、Provia、Velvia、Classic Chrome、Eternaなどを静止画・動画で使えます。さらにファームウェアVer.3.00以降では「REALA ACE」が加わり、色の選択肢が広がりました。

Fstoppersは、Eternaで撮影した作例について、旅行や家族写真で使いやすい描写だと触れています。シャッターを切る時点で色の方向性を決められる点は、撮って出し派にとって分かりやすい強みです。

粒状感やカラークローム、ハイライト/シャドウを少しだけ調整し、よく使う設定をカスタムに登録しておくと、毎回の仕上がりが揃いやすくなります。撮影中に整えておくほど、後から手を入れる必要は減ります。

REALA ACEとRAW:使う前に確認したいポイント

富士フイルムはファームウェアVer.3.00でREALA ACEを追加し、あわせて不具合修正も行っています。購入後は、まずファームウェアの状態を確認しておくと安心です。

フィルムシミュレーションは動画にも適用でき、ウェブカム用途で色作りに役立つとするレビューもあります。写真だけでなく、動画や配信でも使いどころがあります。

解像度重視なら他の選択肢もありますが、26MPは鑑賞やプリントで不足を感じにくい水準です。まずは、どのレンズを使うか、撮って出し中心かRAW中心かを決めると全体像がつかみやすくなります。

AF・被写体認識のレビュー:家族やペット、動く被写体に強い

X-S20の強みのひとつがAF性能です。X-Processor 5世代になり、被写体認識と追従の安定感が底上げされています。子どもやペットなど、動きが読みにくい被写体を撮る人にとって、結果に直結しやすい部分です。設定次第で良くなる点と、注意しておきたい場面を分けて整理します。

被写体認識AF:AUTO設定で被写体を拾いやすい

被写体認識は、人物(顔・瞳)に加えて、動物・鳥・車・バイク・自転車・列車・飛行機 に対応しています。対応ジャンルは幅広く、狙った被写体に寄せやすい設計です。

AUTOでは被写体を自動で判断するため、初期設定のままでも使い始めやすいです。まずはAUTOで撮影感覚をつかみ、慣れてきたらゾーンAFを併用すると整理しやすくなります。動きがあるものは AF-C+連写 から試すと挙動が分かりやすいです。

ペットなら「動物」、電車なら「列車」と対象を固定し、背景に引っ張られる場合はAFエリアを少し絞ると安定しやすくなります。

被写体

おすすめ設定

ねらい

子ども・家族

人物認識+AUTO or ゾーンAF

迷いを減らしてテンポよく撮る

ペット

動物認識+ゾーンAF

背景抜けを防ぎやすい

電車・車

対象固定(列車・車)+ゾーンAF

狙った被写体を外しにくい

動きが読めない被写体

AF-C+連写

一瞬のズレをカバー

AFはレンズ込みで考える

AFの印象は、レンズによって大きく変わります。同じボディでも、明るい単焦点と暗めのズームでは追従の粘りや合焦の速さが違います。被写体認識の当たり方も、レンズ次第で差が出ます。

Digital Camera Worldでは、EOS R7、Z50、A6600などが比較対象として挙げられています。X-S20は同価格帯のAPS-C機と競合する立ち位置です。性能差だけで決めるより、家族・旅行・動きもの・動画の比率で選ぶ方が納得しやすいでしょう。

手ブレ補正・ボディのレビュー:軽さとサイズ感

手ブレ補正・ボディ:軽さとサイズ感

Via: PetaPixel

カメラは、サイズや重さが使用頻度に直結します。X-S20は小型・軽量クラスのボディで、バッグに入れて持ち歩きやすいサイズ感が特徴です。日常の持ち出しや旅行用途でも負担になりにくい点は、この機種の強みといえます。

一方で、防塵防滴非対応やカードスロットが1基といった仕様面の制限があります。雨天での使用や仕事用途、動画撮影のスタイルによっては注意が必要なポイントもあるため、想定する使い方に合うかを事前に確認しておくと安心です。

491gとIBIS最大7.0段

重量は約491g。5軸ボディ内手ブレ補正は、対応レンズ使用時で最大7.0段とされています。シャッター速度を落とせる余裕が増え、夜の街や室内撮影では心強いポイントです。

グリップは深めで、レンズ交換をしても握りやすさを保ちやすい形状です。望遠域では、ボディ内補正に加えてOIS付きレンズを組み合わせると安定感が増します。

APS-Cらしく、小型ズームと単焦点を組み合わせやすいのも利点です。なお、手ブレ補正が効いても被写体ブレは防げないため、動く被写体ではシャッター速度での対策が必要です。

注意点:防塵防滴なし/カード1枚/動画補正は使いどころを選ぶ

防塵防滴非対応で、カードスロットは1枚のみです。Fstoppersもこの点に触れており、雨天や仕事用途では、ボディ保護やバックアップの考え方が重要になります。

動画の手ブレ補正について、PetaPixelは、IBISに加えてデジタル補正も使える一方で、動画では動かし撮りやVlogでは揺れや“wobble”が残りやすいと指摘しています。手持ちで止め気味のショットは安定しやすい反面、歩きながらの移動撮影は過信しない方が安全です。歩き撮りが中心なら、軽いジンバル併用や、止めのカットを多めに組むなど撮り方で安定させるのが現実的でしょう。

動画性能:6.2Kオープンゲートと10bit記録

X-S20は、APS-Cの小型ボディながら6.2Kオープンゲートと10bit内部記録に対応しています。撮影後の編集を前提にすると、この点が他機種との差になりやすい構成です。横動画だけでなく、縦動画や画角調整まで想定すると特徴が分かりやすくなります。

6.2K 4:2:2 10bit/F-Log2対応

6.2K/30pの4:2:2 10bit内部記録に対応し、階調や色の情報量を確保しやすい仕様です。空や肌などの微妙なトーンを、編集段階で調整しやすくなります。HDMI経由では、Atomos製レコーダーでProRes RAW、Blackmagic Video AssistでBlackmagic RAWに対応します。マイク入力とヘッドホン出力を備え、HDMIで外部レコーダーへ接続でき、冷却ファンも装着可能です。

比較視点:オープンゲートが活きる編集

CineDは、6.2K 3:2オープンゲートをこの価格帯のAPS-C機で使える点に注目しています。縦動画への切り出しや、後からの画角調整がしやすいのが利点です。同じ素材から横動画と縦動画を作る場合、センサー全域を使えることで編集の自由度が上がります。撮影後に構図を詰められる点は、実作業で差が出やすい部分です。

一方、編集をほとんど行わない使い方であれば、6.2Kは必須ではありません。高フレームレート、防塵防滴、カードスロット数など、競合機の特徴と合わせて必要条件から選ぶのが整理しやすいでしょう。

Vlogモードと音声:操作を簡単にするための設計

Vlogモードと音声:操作を簡単にするための設計

Via: Digital Camera World

X-S20は、自分を撮る用途に向けてVlogモードをダイヤルに独立させています。写真・動画の通常モードとは切り分け、必要な機能にすぐ触れるようにした設計です。自撮り、商品レビュー、配信では、設定を探す時間が撮影テンポに影響します。

Vlogモード:商品優先・背景ぼかしを即操作

Digital Camera Worldは、Vlogモードについて、撮影者向けに整理された大きめの操作画面でProduct Priority ModeやBackground Defocus Modeに素早く切り替えられる点を評価しています。設定階層をたどる必要がなく、撮影を止めずに操作しやすいのが特徴です。

富士フイルム公式も、商品優先と背景ぼかしをVlogモードの主要機能として明記しています。顔から商品へピントを移す動きが機能として用意され、レビューや開封動画で使いやすい構成です。

自撮りでは、撮影距離や動き方によってAFや手ブレ補正の見え方が変わります。事前に短いテスト撮影を行い、画角や挙動を確認しておくと安定します。

音声・配信:マイク/ヘッドホン端子とUSB接続

小型ボディながら、3.5mmのマイク入力とヘッドホン出力をどちらも備えています。収録しながら音を確認できるため、音声トラブルに気づきやすい構成です。

USB-C接続でウェブカムとしても使用でき、ビデオ通話やライブ配信の準備を簡略化できます。小型Vlog機では端子や操作を割り切る例もありますが、X-S20は映像と音声の両方を自分で管理したい人に向いた構成といえます。

X-S20の作例まとめ

各実機レビュー内でX-S20の実際の作例も紹介されています。

X-S20の作例まとめ
X-S20の作例まとめ

Via: Digital Camera World

X-S20の作例まとめ

Via:PetaPixel

冷却ファンの必要性を見極める

小型ボディで高ビットレートの動画を記録する以上、熱の影響は避けられません。X-S20も、解像度やフレームレートの設定によって連続記録時間が変わります。途中で止まると困る撮影では、事前に条件を把握しておくことが重要です。

実測データ:高負荷設定での目安時間

PetaPixelの検証では、室温環境で6.2Kオープンゲートが約34分、4K60pが約36分と報告されています。本番撮影で中断が許されない用途では、この数値を基準に考えるのが安全です。

一方、4K24pでは2時間を超える連続記録が可能だったとも述べられています。高解像度や高フレームレートほど発熱しやすく、室温や直射日光の影響も受けやすくなります。

長時間撮影の対策

PetaPixelは、純正ファン装着時に6Kオープンゲートで1時間以上記録できたと述べています。長回しを前提にするなら、ボディ単体の評価ではなく“ファン込みの運用”として考える方が現実的です。一方でファンは装着サイズや音の拾い方も変わるため、三脚運用・マイク位置・収納まで含めて事前にテストしておくと安心です。

分かりやすさ重視の設計と注意点

X-S20は、操作の分かりやすさを重視した設計です。PASMダイヤルを採用し、操作感を合わせやすく、初めてのレンズ交換機でもモード切替や基本操作を迷わず進めやすい構成です。

一方で、EVFの仕様やVlog関連メニューには割り切りがあります。ファインダー中心で使うか、背面液晶中心で使うかによって印象が変わりやすいため、事前に確認しておきたいポイントです。

PASMとAUTO:設定に迷いにくい構成

Digital Camera Worldは、X-S20の分かりやすい操作系とフルオートを評価し、幅広い層に向く機種として紹介しています。細かな設定を把握していなくても、失敗を減らしやすい構成です。

AUTOモードでは被写体の自動検出も利用でき、撮影時の操作を最小限に抑えられます。Fstoppersも操作系について、シンプルで実用的だと述べています。よく使う項目をダイヤルやボタンに割り当てることで、撮影中の操作が安定しやすくなります。

EVFと液晶:仕様を理解して選ぶ

The Vergeは、EVFがやや小さめで、眼鏡ユーザーには理想的でない可能性があると指摘しています。ファインダー中心で撮る場合は、見え方や視野を実機で確認するのがおすすめです。

Digital Camera Worldも、弱点としてEVFを挙げつつ、Vlog関連メニューが直感的とは言い切れない点に触れています。使い始めは、設定の場所を把握するまで少し時間がかかるかもしれません。

一方でFstoppersは、解像度は控えめでも実用上の視認性は確保されているとしています。背面液晶を併用する撮り方で問題ないかどうかが、判断の分かれ目になります。

競合比較で整理する立ち位置

X-S20は、富士フイルムのAPS-Cミラーレスの中で、写真と動画の両方で使うことを想定した機能(IBIS、6.2Kオープンゲート、10bit記録など)を備えるモデルです。ここではスペックの優劣よりも何がある/ないかで、X-T30 IIIやX-T50、他社APS-Cとの違いを整理し、購入判断の軸をつくります。

機種

強み

注意点

X-S20

IBIS搭載/6.2Kオープンゲート/10bit内部記録/F-Log2/冷却ファン対応

WR(防塵防滴)の記載がない/カード1枚/高負荷動画は熱対策が必要

X-T30 III

軽量ボディ/最新世代プロセッサー/フィルムシミュレーションダイヤル/6.2K対応

IBISなし/暗所・歩き撮りは工夫が前提

X-T50

40MP+IBIS/静止画の解像感/フィルムシミュレーションダイヤル/6.2K対応

6.2Kは16:9中心でオープンゲート運用とは方向性が違う/自撮りは液晶機構の好みが分かれる

Sony α6700

被写体認識AFが強い/4K高fpsや10bit運用に強い/IBIS搭載/Eマウントの選択肢

設定項目が多く迷いやすい/モードによるクロップや発熱は事前確認が安全

Canon EOS R7

動体撮影に強い/IBIS搭載/デュアルSDでバックアップ運用が組みやすい

ボディが大きめになりやすい/レンズ選択は用途で要確認

Nikon Z50II

4K60やログ運用に対応/バリアングル液晶で動画導線が作りやすい

ボディ内手ブレ補正は仕様表で要確認(レンズ側補正前提になりやすい)

Sony ZV-E10 II

動画向けUI/4K60・10bit系の記録に対応/小型で自撮り運用と相性

EVFなし/メカシャッターなし/IBISなし(レンズ+電子補正寄り)

X-S20は、IBISと6.2Kオープンゲート、10bit記録のように撮ってから整える動画運用まで想定した点が特徴です。縦動画への切り出しや色調整を前提にするなら、スペックがそのまま手戻りの少なさに直結します。

X-T50は静止画の解像感と操作系の好みが分岐点になりやすく、写真比率が高い人ほど選びやすいです。X-T30 IIIは軽さと価格を優先できる一方、IBISなしを撮り方やレンズ側で補う前提になります。

他社APS-Cに広げる場合は、AF追従や防塵防滴、デュアルスロットなど「守り」の要素で差が出ます。何を優先するかを先に決めると、比較が一気に整理できます。

まとめ

X-S20は、約491gのAPS-Cボディに26.1MPセンサーとX-Processor 5を搭載し、被写体認識AFや操作レスポンスを実用的に強化したミラーレスです。6.2Kオープンゲートの10bit記録とF-Log2、Vlogモード、マイク/ヘッドホン端子、冷却ファン対応まで揃い、写真と動画を行き来しながら1台で回したい人に向きます。

一方で、防塵防滴なし・SDカード1枚・EVFの見え方、そして高負荷撮影時の熱は事前に確認したいポイントです。購入前は「動画の長回しをするか」「屋外(雨・暑さ)が多いか」を基準に、必要ならファン併用や運用設計まで含めて判断すると安心です。


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X-S20 XC15-45mmレンズキット
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