VILTROXレンズが“α7 V(A7M5)対応”へ 互換性追加ファームウェアが公開

VILTROXレンズが“α7 V(A7M5)対応”へ 互換性追加ファームウェアが公開

VILTROXの公式サイトにて、複数のソニーEマウント用レンズに向けた新ファームウェアが公開されました。更新履歴には「Sony α7 Vとの互換性追加」が明記されており、実質的に“α7 V世代”への対応を意識した内容と受け止められます。この記事では、どのレンズが対象で、何が変わるのかを短時間で把握できるように整理。更新で「互換性追加」だけでなく「AF安定性の最適化」「既知不具合修正」まで触れられているモデルもあるため、該当ユーザーは要チェックです。

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みんカメ編集部
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この記事のサマリー

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VILTROXのダウンロードセンターで、A7M5(α7V)との互換性追加を明記したレンズファームが複数公開

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AF 24/1.8 FEなど一部は、互換性追加だけでなくAF安定性の最適化や既知不具合修正も含む

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該当ユーザーは、自分のレンズページで最新ファームを確認してから運用するのが安全

【12/23追記】α7 V(海外表記A7M5)対応ファームをAPS-C向けEマウントにも拡大。追加レンズ対応も予告

VILTROXが配信を開始した「Sony α7 V(ILCE-7M5/海外表記A7M5)」互換性追加ファームについて、フルサイズ用FEレンズだけでなく、APS-C向けのEマウントAFレンズ側にも対応アップデートが確認できました。

■ APS-C向けEマウント(追加で確認できた更新)

レンズ名(APS-C / Eマウント)

ファームウェア更新内容

AF 15/1.7 Air E(V1.04 / 2025-12-17)

A7M5互換性を追加。既知の不具合を修正

AF 25/1.7 Air E(V1.05 / 2025-12-18)

A7M5互換性を追加。AF動作の安定性を最適化

AF 35/1.7 Air E(V1.05 / 2025-12-18)

A7M5互換性を追加

AF 27/1.2 Pro E(V1.20 / 2025-12-18)

A7M5互換性を追加

AF 75/1.2 Pro E(V1.08 / 2025-12-18)

A7M5互換性を追加

またVILTROXは「今後さらに対応レンズを追加する」旨も案内しており、対象レンズは今後も拡大する可能性があります。α7 VでVILTROXレンズを使用している場合、レンズ側ファームウェアを最新にしてから挙動確認するのが安全です。

今回のポイントは「α7V(A7M5)との互換性追加」

今回の一連の更新で最も目立つのは、各レンズの更新履歴に “Added compatibility with the Sony A7M5 camera.” と同趣旨の記載が並んでいる点です。つまり、カメラ側(ソニー純正)ではなく、VILTROXレンズ側のファームで“新しいボディ世代との相性”を合わせにいく動きが確認できます。

注意したいのは、表記が「A7M5」となっていること。日本では「α7V」という呼び方が一般的ですが、VILTROXの公式更新履歴はA7M5表記で統一されているため、検索や確認は「A7M5」をキーワードにすると素早く辿り着けます。

対象レンズ一覧(FEフルサイズEマウント)

現時点で、更新履歴に「α7 V互換性追加」が明記されているFE(フルサイズE)レンズは以下の通りです(※括弧内は公開日)

レンズ

ファームウェア(公開日)

AF 16/1.8 Air FE

V1.18(2025-12-22)

AF 20/2.8 Air FE

V1.13(2025-12-17)

AF 24/1.8 FE

V1.07(2025-12-17)

AF 28/1.8 FE

V1.08(2025-12-17)

AF 28/4.5 FE

V1.11(2025-12-22)

AF 35/1.2 LAB FE

V1.09(2025-12-17)

AF 50/1.8 FE

V1.08(2025-12-18)

AF 85/1.4 Pro FE

V1.0.9(2025-12-17)

AF 135/1.8 LAB FE

V1.28(2025-12-17)

「自分のレンズが入っているか?」を先に確認し、該当するなら更新を優先。これが最短ルートです。

「互換性追加」だけじゃないレンズもある—AF安定性や既知不具合修正

互換性追加が主役とはいえ、モデルによって“同時に直しているところ”が違います。たとえば AF 24/1.8 FE はA7M5互換性追加に加えて、AF安定性の最適化と既知不具合修正まで明記されています。同様に AF 28/1.8 FE も互換性追加+既知不具合修正が書かれており、単なる認識対応だけでなく、挙動面のチューニングも含む更新として捉えられます。

「新ボディで動くようにする」だけでなく、「動作の安定まで整える」方向性が見えるのは、実用上ありがたいポイント。とくにAFの挙動にシビアなポートレート/動画用途では、更新の恩恵が体感できる可能性があります。

A7M5(α7V)記載がないレンズは“未対応”なのか?

ここは少し冷静に見ましょう。VILTROXのページ上、たとえば AF 35/1.8 FE はファイル(V1.0.5/V1.0.4)が掲載されているものの、少なくとも表示されている範囲ではα7 V互換性に触れていません。また MF 20/2.8 FE はマニュアルのみで、ファーム更新項目がそもそも存在しません。

この場合に考えられるのは、

  • もともと新ボディでも問題が出にくい(追加対応が不要)
  • まだ更新が準備中で、対象が順次追加される
  • 更新はあるが、ページ上の履歴としては明記されていない

など。結論としては、「不安なら“自分のレンズのページ”で最新ファームを確認し、案内があるなら上げておく」が安全策です。

更新方法のざっくり手順(迷ったらここだけ)

更新手順そのものはレンズごとの「Firmware Update Guide」に従うのが前提ですが、流れは概ね共通です。

  • Viltroxのダウンロードセンターで自分のレンズを選ぶ
  • 最新ファーム(ZIP等)と案内(Firmware Update Guide)を確認
  • 指示に従い、PCソフト経由(または対応レンズならアプリ経由)で更新
  • 更新後、ボディに装着して動作確認(AF、絞り、MF切替、動画AFなど)

VILTROX公式ダウンロードセンター

途中で電源が落ちたりケーブルが抜けるとトラブルの元。時間に余裕のあるときに、バッテリー残量も十分な状態で進めるのがおすすめです。

まとめ:α7 Vユーザーは「レンズのファーム確認」を最優先に

VILTROXは2025年12月に、複数のEマウントレンズで「A7M5(α7V)互換性追加」を明記したファームを公開しました。まずは自分のレンズが対象に入っているかを確認し、該当するなら更新してから撮影に臨むのが安心です。

Sony α7 Vの最新情報をチェック

Sony α7 Vのスペック・価格・競合比較については、こちらの記事で詳しくまとめています。

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